September 10, 2009

お天気のメロディー

aレッスンで "お天気のメロディー" をはじめたのは小さい生徒ちゃんのためでした。





音楽性豊かで年齢と比較して表現幅が広い子。だのに楽譜を正確に読むのを怠ける癖があったの。持ってるものがあるからそうなるのね。音符を見返すより自分の中の音楽を形にしたいとせっかちになる。

耳のおぼえのまま、早く音にしたいと焦るように鍵盤を押す・・・。それって一面では大事な才能でもあるんです。紙の上より音を出すのが楽しいって気持ちは、演奏に厭くことない大切な気持ち。

彼女の感覚を壊さないまま読譜も好きになってほしいと願った。楽譜に書いていないことを音にしちゃだめなんて言いたくないワ。
何故って "書いてあることを弾く" は正しいけれど、"書いてあることだけを弾く" は間違いだから。

インクで書かれていないことを読み取ってゆかなければならない後の事を考えれば、彼女の感覚を抑えこむべきじゃあないと思ったの。
今段階は書かれてることだけを弾いて、次の段階では書かれてないことも加える・・・って要素連合方式は生徒ちゃんに音楽を失わせる危険がある気がしたのよ。

そこでね、読譜より記譜を教えたの。
もともと楽譜にないことを好き勝手に弾いちゃうのだから、ハーモニーもどんどん浮かぶ子でした。浮かんだ音を書いてもらった。

そしてね、私、彼女が書いた楽譜をわざと間違えて弾いたり、汚く弾いたりしたの。生徒ちゃんね、お口を歪めて我慢しながら私の音を注意した。それでも私は間違えづくしに弾いて、最後には書いてないメロディーを弾いた。

あとに綺麗な演奏をしてみせると ほっとしたお顔・・・。

折角書いた大好きな曲、書いてない風に弾かれちゃったらとても悔しくて嫌でしょう? 作曲家さんたちも "そんなこと書かなかったのに! " って思っちゃうのよってこと、一度でわかってくれました。

**

他人様の記譜に興味を持たなかった子が、自分で書きはじめると意識が変わるよう。

記譜をしながら楽語や表示記号を同時に教えてゆきました。この曲、どんな風に弾いてほしい? 此処は速いのね? 速いときに書くイタリア語は何だった? って、必要なことをおぼえながら楽譜を作ってゆくようになりました。

ページが進むのとっても嬉しそう。自分だけのオリジナル楽譜だものネ!

**

ある日に早めに到着した大人の生徒ちゃん、レッスンを見てあれをやってみたいって言ったの。

そのときしてた即興テーマはね "きょうのお天気" 。
初夏は雨が多かったから雨の音をたくさん作った。お天気は毎日変わるから同じ曲は二つとない・・・お初の題材には良いテーマな気がしたの。

道路で見た雨、おうちで聞いた風など再現するの。雨の感じは憶えてるのに どうやってピアノの音に乗せれば良いかはじめはわかんないのよ。色んな鍵盤に触りながら、こうじゃないああじゃないって真剣に独り言を言ってました。

大人の人が久し振りの創作に没頭する・・・側の私にも楽しさが伝わってきて笑みがこぼれました。人はみんな何かを作るのが好きなのね。子供のときの積み木遊びみたいに音を積んでゆく。

強い風を吹かせたいならこの音を足して、雨が跳ねる感じならこんなリズムは? ってちょっとずつ手助けしながら作ってく。

そうしながら積み木の形がわかってく。
三角のとんがり積み木は一番上ねだとか、大きな積み木が下ねだとか、生徒ちゃんが自分で見つける。

レッスンは先生も楽しいの。

明日はお友達のリクエストでキッチンのおしゃべりね。

lasalledeconcert at 07:38││  曲のお話3 

この記事へのコメント

1. Posted by kei   September 11, 2009 01:44
ブラーヴァ!
なんと素晴らしい先生でしょう!
生徒ちゃんがお幸せですね〜〜〜。
2. Posted by S   September 11, 2009 19:53
kei様
今晩は。何年たっても試行錯誤です。生徒ちゃんは一人一人ちがっていますから教え方に決まりがなくて、個人と対面しながら考えゆくものですね。決まりがないから怖いものだと思います。見逃していることがたくさんあるのでしょうけれど、慎重に試して参りたいです。
3. Posted by カモノハシ   September 13, 2009 07:54
「漫画」のお話で恐縮。
「のだめカンタービレ」の中で、のだめちゃんがシューベルトやベートーベンをむちゃくちゃに弾くので、千秋先輩が「作曲家が一音一音、血のにじむ思いで磨きあげたメロディーを、おまえの気分で適当に変えるんじゃないっ!」って、叱っているシーンがありました。

テレビの話で恐縮です。
シンクロナイズド・スイミングの日本チームを高いレベルにまで育てあげた先生が、この人は「不良ちゃん」を更正させる手腕もお持ちの方のようですが、「こども一人一人に相対峙するときに、マニュアルなんてない。生徒を指導するときに、過去の経験なんて全く役にたたない。すべてがそのとき初めての真剣勝負で、命がけです。」って言ってはりました。大阪弁ばりばりのおばちゃんですけどね。
4. Posted by S   September 13, 2009 22:11
カモノハシちゃん
そうね、マニュアルを見て生徒ちゃんを見ないのは愚かなことだものね。先生が判断を下してしまわなくちゃいけないときって必ずあるから、その時に生徒ちゃんの思考力が備わっていることも大事ね。

のだめちゃんね、ドラマで何度か見たのよ^^ その通りだと思うわ。作曲家さんたちがご存命なら 'おふくろさん事件' のようなことが毎秒起こっちゃうのでしょう。音楽に真剣でありたいと思うわ。
Cours
ピアノレッスンのご希望
聴音、音楽史など
ご相談に応じます

ご紹介者様が
いらっしゃらない場合は
お教室専用アドレス

le_cours88@yahoo.co.jp

までお問い合わせくださいネ ♪
Album
メインサイトパリの風
ページです

ブログ写真のアルバムや
バックナンバーなども
どうぞご覧になって下さいね
Nouvelle
=====================


**3月5日(日)**
11h〜13h 

《クラブ・プーランク》

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
公開ライブリハーサル

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

神戸芸術センター
シューマンホール
Caractere
***ブログに登場したお友達***

女の子ちゃんのお友達

=タピオカちゃん=
水色の瞳の親友
離れてる今はメル友

=フラミンゴちゃん=
東洋が大好きな
フォトグラファーちゃん

=ママン手袋=
フランスでのママン

=マルシェ籠ちゃん=
昔ホームステイをした
大家族のお家の主婦様。
今はメル友

=マダム・ビスコッティ=
教会のお友達
明るくしっかりした
お年上の主婦様

=ナイチンゲールちゃん=
うんと近くに住む
綺麗な声の親友

=レモンカナリアちゃん=
お花が大好きな
ご近所のお友達。
ほっそりした姿もお声も
カナリアのよう

=タマゴカナリアちゃん=
レモンカナリアちゃんの卵。
つるつるピンクのホッペの
カナリアお嬢様

=ポニーテールちゃん=
中学校の同級生
登校の友

=マダム・ノベルティー=
美人でおもてなし上手な
ノベルティー夫人

=雀ちゃん=
ウズラちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=青い空ちゃん=
フルートが大好きな
おとなしやかな美人さん

=ぱんだの里ちゃん=
ほわんと優しい空気の
色白パンダちゃん

=赤嘴クイナちゃん=
フルート大好きな
クリスチャン友ちゃん

=シジュウカラちゃん=
お菓子が大好きな
フルートのお仲間

=ホンドフクロウちゃん=
夫の同級生。
ふんわり笑顔の声楽家ちゃん

=オカメインコちゃん=
アカンパニストちゃん

=カケスちゃん=
クリエーターさん

=十姉妹ちゃん=
クールに見えて実は優しい
大好きなお姉様

=アマリリスちゃん=
グラマラス美人の
キーボーディストちゃん

=黒アゲハちゃん=
クラブママ風美人の
歌のお姉様

=キタイタダキちゃん=
音楽マネジメントの卵ちゃん
ピアノも弾いて歌も歌います

=プレーリードッグちゃん=
優しくて可愛い
ご近所のお友達

=シロツメ草ちゃん=
ファゴット奏者の
タマゴちゃん

=河原鳩ちゃん=
生活密着型で
現実的な中型の鳩ちゃん
実は照れ屋さん

=テッセルモルモットちゃん=
昔はお下げ、今はママになった
声楽家ちゃん

=コゲラちゃん=
母と共通の古くからのお友達

=千鳥ちゃん=
コンサート予行の鑑賞者

=グレーうさぎちゃん=
美人の布作家さん

=大春車菊ちゃん=
大きな声で笑う
大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
中学のクラスメイト

=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

=水くらげちゃん=
ひっそり薄茶色のオーラ
シンプル仕様の
元クラスメイト

=パルファンちゃん=
化学系キャリアウーマンちゃん

=ぽっぽちゃん=
小中学校の同級生
下校の友

*****

男の子くんのお友達

=おじいちゃま=
仲良しのドクター
86歳の長老様

=アサリ君=
おっとりふわふわした
秀才君

=カピバラ君=
たくさん一緒に遊んだ
幼馴染君

=カピバラ・パパ=
カピバラ君のパパ

=ダチョウ君=
サロン主の翻訳家君

=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
植物にも優しい内側
26年間のお友達

=ジンライム君=
自然派の学芸員君

=ヤマシギ君=
切れ者の研究員君

=ノベルティー君=
教養深い趣味人の
企業代表君

=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

=サメビタキ先輩=
ぱんだの里ちゃんの先輩

=ハクセキレイ君=
ぱんだの里ちゃんの同級生

=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
ツバメ風のお友達

=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
京都の愛らしい学者君

=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

=チャイコフスキー先生=
音楽評論のお友達

=矢車草君=
コンサートマネージ君

=チャボ君=
ピアノ技師君

=Mr.B=
お世話になってる
Steinwayの調律師さん

=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
スタジオ経営者君

=藍綬君=
藍綬褒章を持つ
最長老84歳のお友達

=ぶち犬君=
昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

=フランス鴨君=
ダチョウ君のお兄様
哲学者ミシェル・ジャメ氏

=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
増井一友さん

=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
片寄伸也さん
  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
  *フルート

=シジミちゃん=
神戸フィル
麻生多恵子ちゃん
  *クラリネット

=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
アンサンブルカプリス主催
国塚貴美さん
  *マリンバ

=カワウソちゃん=
崎元蘭奈ちゃん
  *チェロ

=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

=パーシモンちゃん=
ナイチンゲールちゃんのワンコ

=ムーちゃん=
お散歩で会う白いワンコ
Categorie