February 21, 2011

フランス音楽とイマージュ考

aズワイガニ姫とのおしゃべりに

お答えする項に致しましょう。





  伝えることが好き? って漠としたご質問に、
  証明することが好き。って漠と答えた。

**

優しくて、親切で、とても頭の良い人と
とても頭が良くて、親切で、優しい人。

あなたはどちらの人が好きですか? って問いに過半数が前者を指すコト・・・心理学実験でよく使われる方法ですね。同じ要素を持ってる筈の2人。違いは並べる順番・・・?

ううん、多分それじゃない。違いは、人間の要素構成力の欠如によって個々の中で作られる無根拠なイマージュの一人歩きの仕方。

フランス音楽とフランス作品が与えるイマージュを、上記問いを前提考慮しながら少しずつ考えてみたい、って気持ちがブログはじめでした。

前提考慮とは、前提を据え、前提を覆す事を目的にしたのでした。

**

幾つかの項目を年を渡ってしつこく繰り返しながら、フランス思想史の成り立ちを考えていました。思想史研究の鳥井博郎様が実に簡潔にまとめてらっしゃる文を引用します。

《欧羅巴には、効果の少ない猪突的攻撃でもなく、卑屈な追随、暗い諦観でもない、もつと特別な批評態度があつたのである。そこでは批評はアンチテーゼを明確な定式を以て提出しはしない。寧ろ敵のテーゼを強く肯定することから討論は開始される。然し此のテーゼを徹底的に押し進める時、そこから生まれる結論は今度は不可抗力な強さを以て敵の喉元に返つてくる。(中略) モンテーニュの用ひた戦術は正にこれであつた。》

日本的討議の取り方と大きく異なるところで、後者に関して同著者は此うお書きです。

《日本の思想史を概観する時、そこにはこの書物 (落合註:エセーを指します) が置かれてゐるやうな状況と似た状況、似た態度で書かれた労作は見當らないだろう。日本人の場合、支配的な舊思想を批判するに當つて、或は眞正面からの攻撃を開始し、敵と味方の間に劃然たる一線を引く。華々しい玉碎がこの終結である。然し (中略) 大抵の場合は、卑屈な追随に終止するか、さもなければ批判を放棄し、沈黙し、逃避し、諦観するのが落ちである。》

16世紀ルネサンス哲学モンテーニュの執拗さに篤い親愛の情を感じてきました。

**

モンテーニュが行う戦術の1つとして汚名を着てもらったのは愛するブルゴーニュ君。今膝に頬っぺを擦りつけてる子に、ブログ上でだけ幾つも可愛い悪を背負ってもらったの。

本題じゃない部分の例では、ブルゴーニュ君は要素から背景像を見ることなく聞いたままを鵜呑みにする設定です。聞き違えれば違えたままに。

  ?ラシ犬

それ自体に罪はないけれど、思い込みから発展させるブルゴーニュ君なりの論理展開には美意識がありません。ラシーヌをワンコと思い込みイマージュ作成する感情も、時々の自己の都合に沿うか否かって動きです。

此れもテーゼの1つで、モンテーニュに倣って正面からの命題対照は効果的じゃないと考えるので ブルゴーニュ君のおしゃべりに一旦は丸投げです。丸投げしてますヨってコトだけ顕して・・・

  ?僕が思うヘクシー

丸投げ時点で読み手が抱く感想は、読み手その人を顕すものでありましょう。私は間違いを訂正する必要はない。何故ってブルゴーニュ君の間違いと、ブルゴーニュ君を通したゆえに誤認するパターンが、フランス作品誤認のパターンと類似する風に感じるので大切な素材です。

ブルゴーニュ君のブログ上キャラクターに戻れば、ラシ犬記事内 "モンテ犬" って呼んでいるのが上述ミシェル・ド・モンテーニュです。お利巧さんにもモンテーニュに気持ちを向ける姿はあれども 動機は現在の自分のための慰め探しに過ぎない。

ブルゴーニュ君にとってモンテーニュはモンテーニュでなければならない必要性からじゃなくて、ただお部屋で側にあった本。まったく種類が違った書物があるお部屋ならば 他の著書で慰め探しをして満足したのでした。

選ぶとは何かって熟考することがない。ブルゴーニュ君は選択基準に美学の必要性を感じていません。"僕は此うのほうが良いナァ" って言うときは習慣性の観念しか用いず、其の習慣が如何に狭隘な範囲でしかないかにも思い至りません。

ワンコなのだから十二分にかわゆい事。もしもワンコじゃなければ・・・? って設定ならばバルザックがしばしば用いていると思います。

例えばパーシモンちゃんの

  *曲決めは楽しい (2009年のお答えを兼ねて)

ような格好の愚かさに強すぎる風刺を向ける著書が幾つも・・・

ただしその中でブルゴーニュ君は大切なキーワードも出してくれます。イマージュの問いに一等近い言葉を "嘘っこじゃないけど嘘っこなんだ" と据えました。

フランス音楽が "嘘っこじゃないけど嘘っこ" な技巧で綾織につくられる様子を文字で具体的に表せる曲に当たるまで、ブルゴーニュ君に伏線を張ってもらう格好です。

**

今日はまた音出しの日。"40曲はあります。" って蝶番君。
うふふ、たくさんね!

蝶番君に敢えて此様な登場の仕方をして頂いたのも、同様にモンテーニュ信奉の一環です。自分を指す言葉に述べた変態さんオタク・アマチュアのお話に絡めて読めば、

  *変態さんオタク・アマチュア

40曲ですって・・・?! もしかして酷いオタク君なのね? って思っちゃうものですね。わかった、きっと太ってらして瓶底のお眼鏡で、運動不得手そうなご様子で、もぞもぞお話しなさる風な?・・・って。

6時間半も弾いてったり、作品を1から並べたり・・・

  *フォーレ祭り

やだ〜・・・オタク君で変態さんなの?!

けれども実際の蝶番君のうんとスリムなお兄様風の物腰と、きびきび手際良いご様子を目の当たりにすれば変態さんだなんて考えず、簡単に感想を塗り替えなさるものでしょう。

**

《個別要素に抱くイマージュは常に正当性を欠く》

私にとって此れがフランス作品解説の最初のテーマです。

前提を据え前提を覆すために 例えばブルゴーニュ君ですと、僕は道理に適ってる正当だよ、だって僕見たんだあものって主張しながら 誤認の事実を露呈する必要があるのです。

何故 "僕は見た" はずのものが誤認になるかは、

  *象徴(1)月とピエロ

上記事、表象の階層の問いである風な気がしています。


*美しい白のイマージュ
*イマージュに血が通う
*本質なきイマージュ
*本質とイマージュ
*イマージュと技巧
*切られたイマージュ
*女の子はファンシー好き(6)ルイ・アラゴン
*イマージュのシルエット
*イマージュ

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《クラブ・プーランク》

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**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
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にしむら珈琲 御影店
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**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

神戸芸術センター
シューマンホール
Caractere
***ブログに登場したお友達***

女の子ちゃんのお友達

=タピオカちゃん=
水色の瞳の親友
離れてる今はメル友

=フラミンゴちゃん=
東洋が大好きな
フォトグラファーちゃん

=ママン手袋=
フランスでのママン

=マルシェ籠ちゃん=
昔ホームステイをした
大家族のお家の主婦様。
今はメル友

=マダム・ビスコッティ=
教会のお友達
明るくしっかりした
お年上の主婦様

=ナイチンゲールちゃん=
うんと近くに住む
綺麗な声の親友

=レモンカナリアちゃん=
お花が大好きな
ご近所のお友達。
ほっそりした姿もお声も
カナリアのよう

=タマゴカナリアちゃん=
レモンカナリアちゃんの卵。
つるつるピンクのホッペの
カナリアお嬢様

=ポニーテールちゃん=
中学校の同級生
登校の友

=マダム・ノベルティー=
美人でおもてなし上手な
ノベルティー夫人

=雀ちゃん=
ウズラちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=青い空ちゃん=
フルートが大好きな
おとなしやかな美人さん

=ぱんだの里ちゃん=
ほわんと優しい空気の
色白パンダちゃん

=赤嘴クイナちゃん=
フルート大好きな
クリスチャン友ちゃん

=シジュウカラちゃん=
お菓子が大好きな
フルートのお仲間

=ホンドフクロウちゃん=
夫の同級生。
ふんわり笑顔の声楽家ちゃん

=オカメインコちゃん=
アカンパニストちゃん

=カケスちゃん=
クリエーターさん

=十姉妹ちゃん=
クールに見えて実は優しい
大好きなお姉様

=アマリリスちゃん=
グラマラス美人の
キーボーディストちゃん

=黒アゲハちゃん=
クラブママ風美人の
歌のお姉様

=キタイタダキちゃん=
音楽マネジメントの卵ちゃん
ピアノも弾いて歌も歌います

=プレーリードッグちゃん=
優しくて可愛い
ご近所のお友達

=シロツメ草ちゃん=
ファゴット奏者の
タマゴちゃん

=河原鳩ちゃん=
生活密着型で
現実的な中型の鳩ちゃん
実は照れ屋さん

=テッセルモルモットちゃん=
昔はお下げ、今はママになった
声楽家ちゃん

=コゲラちゃん=
母と共通の古くからのお友達

=千鳥ちゃん=
コンサート予行の鑑賞者

=グレーうさぎちゃん=
美人の布作家さん

=大春車菊ちゃん=
大きな声で笑う
大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
中学のクラスメイト

=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

=水くらげちゃん=
ひっそり薄茶色のオーラ
シンプル仕様の
元クラスメイト

=パルファンちゃん=
化学系キャリアウーマンちゃん

=ぽっぽちゃん=
小中学校の同級生
下校の友

*****

男の子くんのお友達

=おじいちゃま=
仲良しのドクター
86歳の長老様

=アサリ君=
おっとりふわふわした
秀才君

=カピバラ君=
たくさん一緒に遊んだ
幼馴染君

=カピバラ・パパ=
カピバラ君のパパ

=ダチョウ君=
サロン主の翻訳家君

=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
植物にも優しい内側
26年間のお友達

=ジンライム君=
自然派の学芸員君

=ヤマシギ君=
切れ者の研究員君

=ノベルティー君=
教養深い趣味人の
企業代表君

=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

=サメビタキ先輩=
ぱんだの里ちゃんの先輩

=ハクセキレイ君=
ぱんだの里ちゃんの同級生

=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
ツバメ風のお友達

=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
京都の愛らしい学者君

=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

=チャイコフスキー先生=
音楽評論のお友達

=矢車草君=
コンサートマネージ君

=チャボ君=
ピアノ技師君

=Mr.B=
お世話になってる
Steinwayの調律師さん

=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
スタジオ経営者君

=藍綬君=
藍綬褒章を持つ
最長老84歳のお友達

=ぶち犬君=
昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

=フランス鴨君=
ダチョウ君のお兄様
哲学者ミシェル・ジャメ氏

=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
増井一友さん

=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
片寄伸也さん
  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
  *フルート

=シジミちゃん=
神戸フィル
麻生多恵子ちゃん
  *クラリネット

=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
アンサンブルカプリス主催
国塚貴美さん
  *マリンバ

=カワウソちゃん=
崎元蘭奈ちゃん
  *チェロ

=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

=パーシモンちゃん=
ナイチンゲールちゃんのワンコ

=ムーちゃん=
お散歩で会う白いワンコ
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