October 04, 2012

音楽大学選びのつぶやき

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お玄関に秋明菊が咲いた。

  過ごし良い季節は留まってくれず
  花びらを揺らす風が日に日に冷たくなる。

**

昨日の生徒ちゃんは受験がまだまだ先の可愛い少女。
幾年ものちの進路をお母様に相談された。

はっきりと大学を決めるのは未だでも、関西か関東かの目処を早めにつけておくのは必要な場合もあるものネ。お台所事情のご計画も大きなことですもの・・・。少女生徒ちゃんのお家の場合はお厭いがないようだから金銭面度外視のお話をした。

  私自身を振返れば・・・

親族に音楽家はごく少ないのだけど数人が桐朋出身で数人が芸大出身だった。ずぅっと昔の卒業生ネ! 何故ってピアノが楽しくなってた6、7歳頃、彼らはヨーロッパで演奏してる中堅だった。

情報がない時代は、身近な音楽家の意見が唯一の参考だった。
帰国中の親族のアドバイスは自分達の出身校2校だけだった。
幼い私は教えられた2つの内どちらかを選ぶのだと思った。

性質的にこの娘は自由過ぎて芸大向きじゃないわネ・・・って言われてる頃に感動のコンサートに出会って、瞬間的に大学は前者と決めちゃった。

  *桐朋と決めた日

元々選択肢が2つしかないのだから何にも悩まず決めたんだワ。

  母校は、校風気風がピッタリ合った。

遠慮なく攻防戦を繰り広げられる自由さ荒っぽさを特に愛した。
実力主義は風通し良く、強いハートの持ち主のお仲間の中で
少々の荒くれを躊躇せずに済む抑圧のなさにノビノビしてた。

  *変態さんオタク・アマチュア
  *分かち合いと本

先生方にも相方さんにも恵まれて眩しく過ぎた4年間だった。

  *ラヴェル "ラ・ヴァルス"

年に寄っても周囲のお仲間に寄っても随分違ったろうし
向き不向きがあるから万人に母校を勧めはしないけれど
私は大好きだったワ・・・

  大学なんて何処でも本人が学ぼうと思えば幾らでも学べ
  怠けようと思えば幾らでも怠けられる。

  でも環境に左右されず1人で励むほど強くないなら、
  4年も身を置く環境がとても大事になってくる。

1人立派に学べる学生さんにとってだけ大学は関係ないのだ。
ごく普通な、うちの生徒ちゃんはそうじゃない。

**

  生徒ちゃんのご家族に問われたときは
  どういった基準でお話しするか。

入学合否のレベルで考えても仕方ない。
少子化の今時は、よほどのことでなければ大丈夫よ!
熱心にレッスンを受けてくれさえすれば、どこでも行きたい学校に入ることができるのを前提で話す。

4年の学びが薄い結果になれば入学の意味は半減だから、後の実りに繋がる教育を施してくれる大学を第一に考えてお話する。

**

  以前より小さな疑問があったの。
  関西で初めてもった疑問だった。

音楽周りの本読みから、ただ曲の感じを掴むだけの事までを一様に "勉強する" って表す人たちが居ることに。最初とても不思議な気がした。

  地方音大特有の言い方なのかしら?
    それとも特定大学内だけの言い回しなの?

私たちの母校では其ういった表現はしなかったナ。
何故ってお勉強の種類は細分化され、目的は細密だったから。

-- の曲を分析する、-- の和声を拾う、-- の構造をまとめる・・・など内訳を申す習慣で、楽理的内容も先生方の専門性の細分化からの影響のせいか、細かにカテゴリーで表してた。

一概にアナリーゼといってもブラームスのアナリーゼとドビュッシーのアナリーズは当然方法も目的も異なる。当たり前よネ!

楽曲が示す原意に沿ってアナリーゼが存在するのだから同じ分析法が成立する筈がない。其の考え方と意味を立証するのが細密化の強みであり有利性だろう。

だから特定の大学出身者が此れ等をひとまとめで表現するのは何故だろうって気になったの。

  多くの場合に表現は把握内容を示すもの。

    例えば5人の作曲家に1つの分析法しか持たないから、
      一括りに分析と言ってしまうのでは? と想像した。

        また音楽学それぞれの題意を体得しないから、
          偏に勉強と表現をするのでは? って。

  大学で4年も過ごして其んな馬鹿な結果があるだろうかと
  疑問になった。聞いているほうは違和感が拭えない。

理由は後に判明した。

何処の大学でも例えばラヴェル授業とドビュッシー授業が完全に分かれて詳細を学べるのじゃないと、初めて自分の世間知らずに気づいた。そんな大切な事さえ一緒くたに扱われる場がある・・・

音楽学にあまり力を入れない処では教授陣の数が少なく、よって教師側の作曲家区分への専門性が低く、学生が概要を修める格好に終わるのだと卒業生幾人かに聞いて仰天した。正直、わざわざ大学へ通って学ぶような内容と思えなかった。

  皆が其れだけに終わるとは思わない。
  学外で修習なさる方も居らっしゃるだろう。
  ただ確実に環境の一つにはなる。

  学外の学びは学費以外に大きな額もかかってくる。
  出費を押して、環境を黙殺して、弛まず励むのは、
  強靭な性格でもない生徒ちゃんには難しそうだ。

**

大学って場の良いところは、街を歩いても出会えない種類のスペシャリストに緻密な指導をされることによって、1つの音楽を追うときの高い精度と専門性に開眼する部分が大きいのじゃあないかしら。

其うして4年を過ごすうちに音楽の精細な美しさを知り、
学生を終える頃、大学で得た内の何を携えて音楽界を歩むか
選択肢をたくさん持って卒業できる事が宝ではないかしら。

入学時にはまだ学内で学びたいことが定まらなくても
卒業時に個々の可能性が増えているかどうかを基準に
生徒ちゃんの学校選びができれば・・・って考える。

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**

もう1つはピアノ以外の楽器専攻の充実カナ。

ピアノ科学生にとって室内楽から学ぶことはとても大きい。
でも他楽器や学内オケが楽器数とレベルの両面でと充実しないと
ピアノ科在学中に室内楽を学ばない例も多くなるようだった。
自分の生徒ちゃんに其んな環境を勧めることはできない。

管弦問わず他楽器をアンサンブル相手として好みのままに選べ
好きな曲を幾らでも合わせられる大学生活であってほしい。

他楽器の充実イコール他楽器教授陣の充実でもあるから
ピアノ以外の先生方の観点で演奏を直して頂けるのは
学内だからこそ簡単に叶うこと。

卒業してから、今日はヴァイオリンの教授にピアノを直して頂いて、明日はクラリネットの教授に室内楽ピアノを聞いて頂くナンテ大変過ぎるのだから・・・

大学内でこそ叶う贅沢な時間を生徒ちゃんに過ごしてほしい。

**

生徒ちゃんのお母様へお話した基準は此の2つだった。

でも本当は受験なんかよりずっと前から選択が始まってる。
つまり此れは、私を教師に選んで意見を求めた生徒ちゃん一家と私の個人的師弟のやり取り。

他の先生を選択すれば大学への考え方も当然異なる。

  選択は常に付き纏う。
    学校へ行くか行かないか、
      誰に習い、誰と学ぶか、
        誰の意見を求めるか。

ピアノのお稽古は音楽学校へゆかなくても何処だってできる。
でももし大学時代が与えられるなら大学でこそ可能な最大限の学びを得てほしいと考える。一生の宝物を掴んでほしいと。

    私は過去のデュオ相手のお写真を一目見ただけで
    懐かしさに涙が流れるほどの宝を与えてもらったから

      *涙の朝

    生徒ちゃんたちもどうか素晴らしい時を手に入れて!
    花の季節はあっという間に過ぎてしまうから。


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**3月5日(日)**
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《クラブ・プーランク》

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**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
公開ライブリハーサル

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


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**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

神戸芸術センター
シューマンホール
Caractere
***ブログに登場したお友達***

女の子ちゃんのお友達

=タピオカちゃん=
水色の瞳の親友
離れてる今はメル友

=フラミンゴちゃん=
東洋が大好きな
フォトグラファーちゃん

=ママン手袋=
フランスでのママン

=マルシェ籠ちゃん=
昔ホームステイをした
大家族のお家の主婦様。
今はメル友

=マダム・ビスコッティ=
教会のお友達
明るくしっかりした
お年上の主婦様

=ナイチンゲールちゃん=
うんと近くに住む
綺麗な声の親友

=レモンカナリアちゃん=
お花が大好きな
ご近所のお友達。
ほっそりした姿もお声も
カナリアのよう

=タマゴカナリアちゃん=
レモンカナリアちゃんの卵。
つるつるピンクのホッペの
カナリアお嬢様

=ポニーテールちゃん=
中学校の同級生
登校の友

=マダム・ノベルティー=
美人でおもてなし上手な
ノベルティー夫人

=雀ちゃん=
ウズラちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=青い空ちゃん=
フルートが大好きな
おとなしやかな美人さん

=ぱんだの里ちゃん=
ほわんと優しい空気の
色白パンダちゃん

=赤嘴クイナちゃん=
フルート大好きな
クリスチャン友ちゃん

=シジュウカラちゃん=
お菓子が大好きな
フルートのお仲間

=ホンドフクロウちゃん=
夫の同級生。
ふんわり笑顔の声楽家ちゃん

=オカメインコちゃん=
アカンパニストちゃん

=カケスちゃん=
クリエーターさん

=十姉妹ちゃん=
クールに見えて実は優しい
大好きなお姉様

=アマリリスちゃん=
グラマラス美人の
キーボーディストちゃん

=黒アゲハちゃん=
クラブママ風美人の
歌のお姉様

=キタイタダキちゃん=
音楽マネジメントの卵ちゃん
ピアノも弾いて歌も歌います

=プレーリードッグちゃん=
優しくて可愛い
ご近所のお友達

=シロツメ草ちゃん=
ファゴット奏者の
タマゴちゃん

=河原鳩ちゃん=
生活密着型で
現実的な中型の鳩ちゃん
実は照れ屋さん

=テッセルモルモットちゃん=
昔はお下げ、今はママになった
声楽家ちゃん

=コゲラちゃん=
母と共通の古くからのお友達

=千鳥ちゃん=
コンサート予行の鑑賞者

=グレーうさぎちゃん=
美人の布作家さん

=大春車菊ちゃん=
大きな声で笑う
大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
中学のクラスメイト

=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

=水くらげちゃん=
ひっそり薄茶色のオーラ
シンプル仕様の
元クラスメイト

=パルファンちゃん=
化学系キャリアウーマンちゃん

=ぽっぽちゃん=
小中学校の同級生
下校の友

*****

男の子くんのお友達

=おじいちゃま=
仲良しのドクター
86歳の長老様

=アサリ君=
おっとりふわふわした
秀才君

=カピバラ君=
たくさん一緒に遊んだ
幼馴染君

=カピバラ・パパ=
カピバラ君のパパ

=ダチョウ君=
サロン主の翻訳家君

=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
植物にも優しい内側
26年間のお友達

=ジンライム君=
自然派の学芸員君

=ヤマシギ君=
切れ者の研究員君

=ノベルティー君=
教養深い趣味人の
企業代表君

=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

=サメビタキ先輩=
ぱんだの里ちゃんの先輩

=ハクセキレイ君=
ぱんだの里ちゃんの同級生

=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
ツバメ風のお友達

=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
京都の愛らしい学者君

=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

=チャイコフスキー先生=
音楽評論のお友達

=矢車草君=
コンサートマネージ君

=チャボ君=
ピアノ技師君

=Mr.B=
お世話になってる
Steinwayの調律師さん

=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
スタジオ経営者君

=藍綬君=
藍綬褒章を持つ
最長老84歳のお友達

=ぶち犬君=
昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

=フランス鴨君=
ダチョウ君のお兄様
哲学者ミシェル・ジャメ氏

=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
増井一友さん

=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
片寄伸也さん
  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
  *フルート

=シジミちゃん=
神戸フィル
麻生多恵子ちゃん
  *クラリネット

=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
アンサンブルカプリス主催
国塚貴美さん
  *マリンバ

=カワウソちゃん=
崎元蘭奈ちゃん
  *チェロ

=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

=パーシモンちゃん=
ナイチンゲールちゃんのワンコ

=ムーちゃん=
お散歩で会う白いワンコ
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