August 27, 2013

パリのプーランク

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春秋社発行 "パリのプーランク その複数の肖像" はとっても楽しい本だった。

たくさんの友人知人を得ていたプーランクの立ち位置がよく顕れて、著者小沼純一様の感覚部分と研究部分とのバランスも面白い。音楽関係外のかたにもうんと読み易いと思う。

興味深かった箇所を少し引用しますね。

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 《プーランクはこんなふうに書いている ------

'1936年11月の日曜日、私は完璧な幸福を感じていた。
ドメニル通りをぶらぶらしていたのだが、一本の樹のなかに機関車が通っているのが見えたのだ。
それはあまりにきれいで、しかもバスティーユからノジャンへと何度も出掛けていった子供の頃とおなじだった。
鉄道は三階の高さから出発するのだが、私にとって、プラタナスのなかに一台の機関車が巣づくりをするのにシュルレアリスムは必要なかった。
幼少期を想起したことに感動して、私は "豊かな眼" のなかに収められた "うるわしき日" を暗唱しはじめた。
夜、音楽はまったくひとりでにやってきた。'

 ここでイメージされるのは、ルネ・マグリットのタブローのように、現実にはありえない出会いが出現する、そんな光景ではないだろうか。
プラタナスと樹木と機関車。"手術台のうえのミシンとこうもり傘の出会いのように美しい" (ロートレアモン) 光景。
作曲家が語っているように、シュルレアリスムは、かならずしも故意に "夢" みられたものではない。しばしば、ごくあたりまえに存在しうるものだ。
そして詩はその存在の様態を言葉として具体化し、それに音楽をつけるとき、詩のながれがわかればわかるほど、ごく "自然" に、やってくるだろう。》

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シュレアリスムが当たり前に存在しうる・・・
近代フランス音楽が授けてくれた私の中のテーマでもあります。

1920年〜30年を境にしたモダンな音楽ならずとも、それ以前の近代枠にもよく見られるながら、プーランクは特にシュルレアリスムのヴィジョンがクリアだと思える。

アポリネール x プーランク、ルイーズ x プーランクで現れる趣向は本当に好き。

**

小沼純一様は6人組についてミヨーの回想録を引いてらして
彼らの主義のわかり良い部分があった。

《批評家のアンリ・コレが "コメディア" 誌の文芸欄に "ロシアの5人組とフランスの6人組" という文章を書きました。全く勝手気侭に六人、オーリック、デュレイ、オネゲル、プーランク、タイユフェール、そして私の名前を、私達が違う性質の持主であることなどおかまいなしに、互いによく知り合った仲間で、同じ日のプログラムに名を連ねたというだけの理由で選んだのです。

オーリックとプーランクはコクトーの考え方に近く、オネゲルはロマン派、私は地中海叙情派でしょう。私は共同の美学理論といったものに根本的に反対です。それは制約であり、新しい作品に一回毎に、違ったしかも時には相反する表現手段を探究しなければならない芸術家の想像力への、理屈に合わない拘束だと思います。》

**

彼らは結局、世論が6人組を括る方向へ走ったことで、抵抗するよりはと共同の音楽会を催し多く成功をおさめたけれど、個々のお仕事はより興味深いですね。

ダリウス・ミヨーの文は芸術家の主義思想を、見物人はもとより批評家さえ如何に無理解に一側性の見解を持つかも表していて、彼らの失望に同調しつつ彼らを愛し、また筆者にもとても共感した。

著者様が6人組の名称についてお書きの箇所。

 《誰もが "6人組" という呼称を用いる。そのレッテルを貼られたことに如何に抗弁しようと、"メンバー" たちが躍起となっても、それは無駄なのだ。括られたことそのことこそが、ジャーナリズムのなかでは有効に機能し、実態をなおざりにしたまま、言葉だけが流通してゆく。それは近代 (以降) のひとつの病いであるのかもしれない。

 作曲家であり音楽学者・批評家という肩書きをもつアンリ・コレは、現在ではまさにこの "レッテル" を与えたことでのみ名が残っている人物である。もしこのうわついたレッテルさえ書きつけなかったら、誰も彼の名を諸々の文章のなかで引くことなどなかっただろう。》


■プーランク関連リンク
*爛熟、プーランクと爛れ
*プーランク "ロマンツァ"
*フランスとルイーズ
*カフェは難しい・・・
*プーランク x ルイーズ
*神のないルイーズとフランス
*ルイーズのチーズ
*ルイーズの赤
*思い出の硝子瓶 + ルイーズ
*ルイーズのお稽古
*落日の色、ヴィオロン音源up
*プーランク "花" 音源up
*女心とアンドレ婦人
*PJにてプーランク・マズルカ
*ラファエル前派とカードアイコン

*プーランクのテクスチャー
*フランスの特権

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**3月5日(日)**
11h〜13h 

《クラブ・プーランク》

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


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**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
公開ライブリハーサル

にしむら珈琲 御影店
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**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

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Caractere
***ブログに登場したお友達***

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ほっそりした姿もお声も
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=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

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大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
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=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
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*****

男の子くんのお友達

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=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
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教養深い趣味人の
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=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

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=ハクセキレイ君=
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=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
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=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
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=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
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=チャイコフスキー先生=
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=矢車草君=
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ピアノ技師君

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お世話になってる
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昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

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ダチョウ君のお兄様
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=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
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=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
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  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
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=シジミちゃん=
神戸フィル
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=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
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  *マリンバ

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崎元蘭奈ちゃん
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=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

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お散歩で会う白いワンコ
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