訪問記5

December 03, 2012

不思議な駅(14)恋に気づくとき

2dec12d














何でもなかったお友達の素敵な行動を見てドキッとしたり。
知り合った人をいいなぁって思い返す自分に気づき、もしかして私、気になってるのかしら? ってわかったり。

  恋は色んな形で始まる。

どんな場合にも言えるのは、
  もしかして好きかも? って思った時には
    大方はもう大好きになっていて、
      自覚したあとなんて凄いスピードで
        もっともっと好きになっちゃうってコト。

そしてね、好きになってから矢も楯も堪らない恋心へと進むのは
とっても短い期間に起きるのじゃあないかしら・・・

  私の場合は "あ・・・" って軽い衝撃が
  涙するほどの恋心に育ってしまうまで
  幾日もかからなかった。

**

不思議な駅で一目惚れをして、
  それからおしゃべりがあって、
    不思議な感覚に捉われた。

どうしてこの方、彼氏さんっぽいんだろう? って。
似たタイプが知人に居たこともなく、何がってわけじゃなく。

そう考えたのは、私が出したゴミ屑を手に取り捨てておくと言われた後だった。まぁ! 自分で捨てますからって取り返そうとすると、微笑んで屑を持った手を頭上に上げてしまった。

動き方だけじゃなく何でもない手の仕草もやはり綺麗だなって思った。

返して〜と笑いながら手を追い、どうして私は知らぬ人とじゃれ合ってるのかしら? ってさっぱりわからなくなった。お若いギャルちゃんじゃあるまいし其んな習慣は勿論持ってない。

奇妙な具合に心を開いてしまった自分にも、まるで付き合いはじめのカップルの気恥ずかしいような空気にも当惑してた。

一方では幾年も馴染んだ恋人同士みたいに理屈抜きに割符が合った感覚もおぼえてた。どうして彼氏さんっぽいんだろう? って疑問は、じゃれたまま抱きついたってちっとも変じゃあない空気が感じられたからだった。

本当に返して頂戴って手を伸ばし、彼は届かないほうへ屑を掲げた姿勢で此方を見た。視線があんまり優しくて怖くなった。心がクシュンと萎んだ。奪い返すのを止して手を下ろした。

  もうお顔は見なかった。
  見られなくなった。

ずぶずぶと・・・底なし沼に落ちてしまう気がした。

まずいワ、もう絶対にまずいったら・・・
1人になって呟き平静を保とうとしたのに遅かった。

愚か過ぎると恥じもした。前の恋人と別れて2週間と経ってなかったのに2、3年前の出来事かのように忘れ果て、街の真ん中で突然恋に落ちたのだ。

自分自身にうんざりした。屑を奪い合ってはしゃぐ年でもない。
なんて恥ずかしいんだろう、何が起きたんだろうって今でも不思議に思う。

好きになってしまう、って直感した瞬間から
会いたくて会いたくて最初の涙が零れるまで数日だった。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
       ?僕が知ってるシューレア・クリーム
*     (3)見送り
       ?僕が見た変身
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
       ?僕が知ってるアサリ君と恋
       ?僕が見たアサリ君の沈黙
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在
*     (13)ジーンズと携帯

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
       ?ぴょんきち君と僕が知ってる秘密
       ?僕が見た喧嘩
*シフォンのお返し
       ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー
*行きます!
*夏の思い出
*相合い傘
*ロールキャベツの夜
*エルミタージュ展in京都
*ピアノ試弾会、他
       ?僕が思う恥ずかしい写真
*女子力がない女
       ?僕が見た焼肉とPJ写真
*枯葉、恋人に会いに
       ?僕が見た倦怠期検索

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の
*料理が下手なやつは
       *フランスのからくり
*恋人とカフェオレ
*白いカップ

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November 20, 2012

枯葉、恋人に会いに

19nov12c














恋人との2度目の秋が過ぎてゆく。
3度目の冬を目の前に、胸の苦しさは変わらない。

夜の雨のあとだった。
地に落ちた枯葉が、濡れて色鮮やかに光ってた。

恋人に会う道すがら歩を彩る足許の葉は
前の日に下も見ないで踏んだ枯葉と
なんて違ってるのだろう。

其の日枯葉は紅に黄に
道急ぐほうへ標の矢印を示してた。

19nov12b














恋人が頬を寄せる肩に柔らかなショールを巻き、
恋人が顔を埋める腕にミモザのトワレを吹きつけて

どんどん駆け足になるのを抑えきれずに息を切らす。

  待ち合わせにはまだ早いのに
    会いたくて、会いたくて、
      逸る気持ちで歩を進めるごとに
        道の枯葉は密になり
          行きなさい、行きなさい、と
            向かうほうへ矢印を示す。

早く会いたかった。
ただ早く会いたかった。

**

程なく現れた恋人は、久しぶりだね、と笑った。
うん、久しぶり・・・

笑顔が嬉しくて
とっても会いたかったと口に出した。

恋人は少しだけ背中を屈めて問うた。
どれくらい会わなかったかな?

  18時間くらい・・・

一目惚れから始まった恋に3度目の冬が来る。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
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*     (3)見送り
       ?僕が見た変身
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
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       ?僕が見たアサリ君の沈黙
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*     (9)人身事故--スケルツォ
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*     (11)2度目の出逢い
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*     (12)不在
*     (13)ジーンズと携帯

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       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
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*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
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*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
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*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
       ?ぴょんきち君と僕が知ってる秘密
       ?僕が見た喧嘩
*シフォンのお返し
       ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー
*行きます!
*夏の思い出
*相合い傘
*ロールキャベツの夜
*エルミタージュ展in京都
*ピアノ試弾会、他
       ?僕が思う恥ずかしい写真
*女子力がない女
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*恋人とカフェオレ

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の
*料理が下手なやつは
       *フランスのからくり

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November 04, 2012

ピアノ試弾会、他

3nov12e














朝9時前にお迎えが来た。

大阪会館で行なわれたヤマハさんのピアノ試弾会へ所用で参り、其処から堺の中古ピアノ工房へ回った。

大入りの試弾会ではお子様用にお菓子がプールされていて、掴み取りができる無料コーナーがあった。片手一杯に掴んだ駄菓子を袋へ入れて貰えるの。

  先生も如何ですか〜? ハイハイやります♪

頂いた駄菓子は移動の車内でみな食べてしまった。

**

午後は恋人に会った。

お食事にトンカツを食べたいと所望した。
とても忙しかった半日の後うんとお腹が空いてた。
トンカツが終わりしばらくするとコロッケも食べたいと願った。

少し多めに動くと身体に補うべき量以上に頭がカロリーを欲するみたい。たくさん消費した時はね、必ずのように揚げ物が食べたくて仕方ないの。

  恋人と会ってる間、何度笑っただろう。
  別れて帰ってからいつも考える。

昨日もお馬鹿みたいにたくさん笑ったけれど
  どうしてタイ式マッサージの看板1つが可笑しく
    どうしてトンカツの衣が外れたのが面白く
      どうして窓から入ってきた蛾に笑い転げたのか
        後になるとさっぱりわからない。

**

移動中は曲のメモを取ったり本を読んだりしてた。

今 "罪と罰" を選んでるのは、ルイーズ詩に曲をつけるときのプーランクの感じを文字で表す箇所を見つけたかったから・・・

ヒリヒリした緊張感や、身構えるような凝固や、擦り傷跡のように絶えず浅い痛みを伝える雰囲気・・・ドストエフスキーが描写した同種の空気は、どんな言葉で著されてたかしらってもう1度読みたくなった。

**

夜中に帰宅した。まだ疲れが抜けない朝。

目まぐるしく急遽ババール合わせの日。

lasalledeconcert at 07:06|Permalink

October 18, 2012

エルミタージュ展in京都

18oct12b



















京都市美術館へエルミタージュ展を観に行った。
楽しくて記念撮影をまた忘れ、帰りの電車でパチリ。

  展覧会のごく私的な感想です。

**

エルミタージュへはなかなか観賞にゆけないから、飛行機に乗らずにコレクション数十点を観ることができるのは、それだけで価値ある事だった。

空輸の絵画89点は、もう少し規模の小さな場合に照らせば充分なのだと思う。ただパリで世界最大級の美術館のすぐ側に幾年暮らす幸せを体験してしまった私には、絵画点数のボリューム的に全く物足りなかった。恋人に其う囁くと、ルーヴル美術館が異常なのだから比べるのは間違ってるでしょうと聡された。そうよネ。

内容に関して。エルミタージュ展が来たら行きましょうねとお約束した時、恋人はすぐブノワの聖母は観られるかなと夢みたいな事を言った。あんな物凄い作品を海を越えて持ち出したりしないでしょうと諦めて応えた通りに、他内実的な事が何となく感じられる並びでもあった。

ラファエロ、カラヴァッジョ、ベラスケス、ゴヤなどが送り込まれることは難しいと素人なりの想像をしてみてたのだけれど、他一流画家の作品も彼らの中での最大作以外のものが割合に見られた。其れは面白く観賞できる面でもあった。

エルミタージュに行ったことがない私には充分得難い観賞機会だった反面、丸ごとのエルミタージュの姿は行かなければ観られないのだと改めて感じもした。

**

16世紀ヴェネツィア派は、まとめて触れる機会が少なかった分野でとてもお勉強になった。バロックからフランドルは馴染み深く楽しみが大きかった。

私たちは元々ルーベンスが気に入りだったから一緒に観賞する幸福感に浸り、恋人は好きなヴァン・ダイクに喜んでいた。私はシャルダンが1枚あって嬉しかった。バルビゾン派にはホームグラウンドを感じ長く観賞した。

お土産はコレ・・・♪

18oct12a














ランクレ画 "踊るカマルゴ嬢" の楽隊、向って右手前。遠目に見ると銃を構えてる風に映りそうな男性が描かれてる。

よく見ればファゴットなのヨ・・・♪

18世紀前半の絵画でヴォーカルの形が現在のファゴットと違ってるの。嬉しいから絵葉書買っちゃいました。

lasalledeconcert at 07:11|Permalink

September 22, 2012

生徒ちゃんのピアノ

20sep12e














生徒ちゃんのピアノが決まりましたヨ!
グランドピアノを探していた生徒ちゃんのほうネ。

  *ピアノ選び

レッスン後に生徒ちゃんがピアノハウスまで送迎してくれる予定だった。でもね生徒ちゃんの husband君が、先生を乗せるのに生徒ちゃんの運転じゃダメだって言い出して、会社をお休みして送迎役を買って出てくださったの。

主に4台のC3から選択することになった。
此の古いピアノが興味深かった。

調整は必要だけれど音の表情が豊かだった。
肌理は揃ってるほうじゃなく、そこが良かった。

他の優等生的なピアノは、カットしたての前髪のように作り物めいた感じがした。引き出し生かすのじゃなくて、飛び出した音を引っ込め引っ込め作った調整と調律らしかった。総じて調整も調律も気に入らなかったけれど、無難な仕業が丁度に嵌るピアノだったのが私には興味が持てない原因だった。

好きになったB-4710494は少しやんちゃで光り豊かで反応が良かった。

試弾をしまくってるのは私1人で、生徒ちゃんは私がその辺のピアノ椅子へ放り出して忘れちゃったバッグを持ってついて来ながら言うのだった。

  先生に全部お任せします。

様々な説明をし、私なら此れを選ぶけれど貴女はどれが好き? って問うた。

  先生がいいって仰るのがいいんです。

ああ私の悪い癖だわ、って此の日幾度目かに思った。

かわゆさのあまり手取り足取り甘やかして、そのせいで生徒ちゃんを考えの弱い子にしちゃってると気づく事がある。信頼の域を越えて、何であろうと鵜呑みにしてゆく傾向にあるのは教え手のせいだと思う。

加えて素直な子が多過ぎる不思議も感じる。ピアノを習う人たちは一様にそうなの? って考えながら、自分はピアノの先生に反抗しかしなかったのを思い出してた。

**

5台目の候補は近日中に入るというC5L中古だった。

聞けば10年以内の非常に綺麗なお品って説明されて・・・懐疑的になった。グランドピアノを購入し、10年以内に売り払っちゃうものかしら? って。

お家のお台所のご事情の可能性は、売却ルートを考えると違うかもって気がした。C5Lを求めるのは普通ならば初心者さんではないでしょう。グランドのそれも大きなサイズを持とうとするお方は楽器というものに思い入れもあり、お稽古経験もそれなりに積まれている筈。

2012年現在、ヤマハC5Lは189万円になっている。10年近く前の購入時だって此れより格段にお安いわけでもない。そんな大きなお買い物を、それも生き物である楽器を購入したピアノを大好きな人が、殆ど使わないまま数年で売り払っちゃう・・・?

ねぇ・・・もしかしたらあまり弾かれていないピアノだったかもしれないのじゃあ? 見世物的に家具飾りのように置かれていたピアノの可能性はない?

あんまり変な気がしたので呟いた。

C5Lが入るのを待って試弾してみれば、とっても良い物かもしれない。でもね、生徒ちゃんには買って数年で売られてしまったピアノよりも、個人宅で長い間大切に弾き込まれ、幸せに過ごしたピアノを迎えてほしいのよ・・・

楽器性能だけで選ぶ気にはならなかった。ピアノはその子が生きて来た年月の聲と空気を運んでくるから・・・非科学的だけれど私は新しく物を求めるとき此ういった考え方をする。

  *住まいに溶ける笑い声

どうする? 4台から選んでもいいし数日待って予定通りC5Lが入ってから・・・

  先生が好きって仰ったアレに決めます。

え・・・
即決していいの? ってハズ君を見た。ハズ君も生徒ちゃんとおんなじお顔しておんなじ風に言った。

  そんな風に考えて下さっただけで、もうアレに決めます。

ええぇ〜、でも好みはそれぞれだし・・・
  生徒ちゃんのピアノだからもっと自分で・・・
    そっちのは弾いてみなくていいの?
      あっちのほうが好きじゃないの?
        ええぇ〜、ほんとに決めちゃったの?

百と数十万円の額の責任・・・

でもね本当は私の中でも指を置いた瞬間に決まってた。
生徒ちゃんによく合ったピアノだと思う。

感じる事がたくさんあっても大人しめに小さくまとまりがちな生徒ちゃんに、キラキラしたにぎやかな音質は表現を引き出してくれると思う。

**

明日はファゴットパーティー+プラスの合わせが1日中。
明後日はババール合わせが1日中。

もつかしら・・・

lasalledeconcert at 06:18|Permalink

September 18, 2012

不思議な駅(13)ジーンズと携帯

17sep12a














縁がチリッとしたお皿が好きみたい。
食器棚を覗けば何となく似てるお皿ばかり?

どなたもきっと、何だか好きな似たものが
いつの間にか周りに集まってるのじゃあないかしら。

  "何だか好き" の感覚は、他所様のお持ち物にもあったのだ。

**

もしも男性を好きになる条件ナンテあるとしたら、
  目に見える部分で、これだけはナシよねって
    可能性を消去する不品行があるとしたら
      私の場合その1つは携帯電話だった。

ガラ携時代、お電話にストラップをつけない男性が好きだった。

お友達の携帯に何やらぶら下がってるのはいいのヨ。
ただどういうわけか異性としての意識は失せるのだった。

始終身に付ける携帯は私の中では象徴らしかった。

  総じて小物に寄る自己主張を苦手に感じてきた。

  自己表現は小物に頼らねばならないこと? の疑問と、
  貴方の大事なものは、物質で表せてしまえるの? の、
  2つの疑問のためだった。

だから其んな疑問を持たずに済むお人が好きなのだった。

姿より備わりついた所作で判断する癖の事も書いてた。

  *不思議な駅(2)階段の恋

    日々繰り返す無意識の所作と、
    持ち物を選ぶ意識的な挙動と。

どちらもお人を示す鍵に思えた。

小物云々は私個人の訝りに過ぎず例外も多かろう。
理由も各々異なって居られることだろう。

    ただ私の場合は単純に、
    物質の飾りに頼らずに済む研鑽が、
    自己存在への根本的な自信に繋がる男性を
    形ある物に代わるものを備えて歩める男性を
    愛する傾向にあるということに過ぎない。

**

不思議な駅で出逢った人の携帯電話は
幾日後にすぐ目にすることになった。

  ポケットから取り出した携帯は100点満点だった。
  使い古しでノーストラップだった。
  割れた裏蓋を粘着テープで無造作に留めていた。
  まったく私にとって理想の携帯電話の形だった。

"あの携帯が私のなかで100点だったって知ってる?"

とうとう壊れてiPhoneに替える前に
忘れられない過去の日の感想を伝えたのだ。
恋人は相変わらず自分の何が其んなに好かれるのか
全然わかっていなかった。

17sep12b














ある時までは物姿に対して偏り少ない考えを持っていたと思う。

音楽評論の遠山一行先生のスマートな装いも、
音楽学の金子篤夫先生の心憎い着こなしも、
指揮の小沢征爾先生のビーサンの構わなさ加減も、
どれもをそれぞれに大好きだったように。
無論先生方への大きな敬愛は変わることはないが
他の人々の場合は別の考えに変化してしまった。

**

個人体験の嫌悪感が偏った基準を齎す多くの例に漏れず、
私もまた、出会った1人の特異性故に偏向に至ったに過ぎない。
中身を伴う瀟洒を楽しまれる方々が居られるにも関わらず
罪もないお洒落さん全員を異性から外すことになったようだ。

ある年に親しくない男性知人に長々と繰り返し自説を展開されたことがある。男性が良い身なりをする重要性や、こじゃれた品々への勧めを不行跡なまでのしつこさで月を渡って説かれたのだ。

辟易した。
個人の持説は構わないが、何の関係もない筈の私に自分と同じ陳腐な手なぐさみの価値観を持つよう求めた。顰蹙すべき目に余る無作法だった。

その推参の有様は俗物根性を毛嫌いさせるに充分で、おしまいには身飾りの心がけさえ下賎な短慮を連想するまでに至った。

**

  厭悪と疎ましさのあまりナチュラル偏重主義と化した。
  その結果、物欲も所有欲も自己顕示欲も野心も
  何処かへ忘れてきたような呆けた人に一目惚れした。

  *一目惚れの理:ケクラン

あの日に見たジーンズの謂れも後に知ることになった。
いつ頃に求めたの? ってボロっちいジーンズを指した。
膝は抜けポケットは機能しなくなっていた。

  恋人はわからないって答えた。

古びると同じモデルのジーンズを買い足す人だった。まるきり同じ物が10本以上あるから、此れが何年前のものか判らないと。

100点満点だった。

私はあの駅で、物の価値観を共有する人に
偶然一目惚れをしたらしい。

不思議な駅は やっぱり不思議。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
       ?僕が知ってるシューレア・クリーム
*     (3)見送り
       ?僕が見た変身
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
       ?僕が知ってるアサリ君と恋
       ?僕が見たアサリ君の沈黙
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
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*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
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*行きます!
*夏の思い出
*相合い傘

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の

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September 17, 2012

相合い傘

16sep12a














9月のやさしい雨の日、恋人とスーパーへお買い物に出掛けた。
傘立てに手を伸ばした恋人が、ひとつでいいねと言った。
うん! って頷き、腕に纏わりついた。

歩くうち強まった雨。
恋人の肩が濡れていた。
私はすっぽり傘の中だった。

傘を常時備えないフランスの生活が長かったせいか私は雨に濡れるのが苦にならない。其れよりも恋人の、少しも贅肉で守られていない肩が気になった。

ぐいと傘を恋人のほうへ傾けた。
風邪をひくからと傾け返された。
平気ヨってもっとぎゅ〜って押した。
またすぐ戻され恋人の肩は尚濡れた。

今度は判らぬように少ぅしずつ押し傾けた。
私が押すより少し強い力で押し戻されてるの感じた。

素知らぬお顔して2人とも
傘を段々強く押し合った。

**

自分で差すより少し高い位置にある傘のへり。
いつもの雨降りよりちょっとだけ視界が広かった。

アスファルトが濃い色に濡れて光り
恋人のTシャツから雨が香った。

道なりの張り出し屋根に水滴が当たって
さらさら楽しげな音を立てた。

スーパーがもっともっと遠ければ良かったナ・・・

**

10月13日演奏の"私たちの愛" は、フォーレ歌曲には珍しく心安い暖気に満ちている。

何だかお馬鹿さん風な恋の詩をシルヴェストルが描いてる。恋人同士が2人だけで盛り上がっちゃうチャームを備え、それ故に少ぅし愚かで恥ずかしいの。

丁度こんな風にネ!
くすぐったい楽しみを含んだ愛らしい詩を、フォーレならではの技法で顕しています。

大阪南YMCAにて午後3時〜

   お問い合わせは Tel 06-6779-8370 までどうぞ。
   (受付時間 平日10:00〜18:00)


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
       ?僕が知ってるシューレア・クリーム
*     (3)見送り
       ?僕が見た変身
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
       ?僕が知ってるアサリ君と恋
       ?僕が見たアサリ君の沈黙
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
*シフォンのお返し
       ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー
*行きます!
*夏の思い出

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の

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September 07, 2012

行きます!

6sep12a
















馬鹿に忙しいのにお出掛けしてしまった。
ぎりぎりまでお稽古をしてから、移動中ホルン用の楽譜の続きを譜読みした。遅くに帰ってから新譜の貼り合わせをした。

帰宅後をパチリ。

恋人に前日メールで問われたの。明日の夕方空いてない? って。

  行きます! ってご返事した。

何のご用事か何処で会うのかわかんなかった。
空き時間の有無だけ問うメールだったから。
わかんなくってもちっとも構わなかった。
会えるだけで大満足で、私を必要な事なら何でも全力で応じたいもの。

自主練習だけの午後だったから早起きと遅寝と休憩をなくせば辻褄を合わせられると思った。ただ行きますって答えたかった。

**

遠慮深くて滅多に頼み事もしなくって・・・いつでも何でも言ってネ! って気持ちを伝えるチャンスを狙ってた。

ちょっと体調が下向きだと気遣っておうちに居させるほうを望み
加減が良いとお調子に乗って動き回るのを危惧されて。

  *2012年8月の本番翌日

もっと役に立ちたいなあ・・・って思ってるんダ。

此の日も私には楽しいばかりでお願い事じゃあなかったけれど
伝わってるとイイナ。いつだって "うん行きます! " って答えたいのヨって。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
       ?僕が知ってるアサリ君と恋
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
*シフォンのお返し
       ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の

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August 29, 2012

PJバーベキュー2012と8月末

28aout12b














             (撮影者:彰タン)

南部やすかちゃんと1つの椅子に腰を半分こして座ってます。
やすかちゃんフアンの方々、怒らないでネ!

恒例PJ夏のバーベキュー大会でしたヨ。
レギュラーアーティスト、常連様、お店のスタッフさんが一緒に
たくさん食べてたくさん飲んで楽しみました♪

音楽や調律のコト、またPJの未来をワイワイおしゃべり。
やすかちゃんとは内緒の曲相談もネ・・・♪

最初の1枚は2人ともお澄ましだったけれど
撮影者彰タンがあんまり面白くって・・・

28aout12a















此んなショットになりましたヨ。
やすかちゃんの笑顔、和みます・・・♪

**

8月がもう終わってしまう。時が進むのが早過ぎる。

ロマン・ロランを終えてしまったので次にアリストテレスを開いた。はじめに時間論が記されてた。

《変化を知覚し区別して、変化における二つの "今" が別個のものであることに気づくときには、時間の経過が感知されると思われる。そうだとすれば、変化なしには時間はあり得ないことになるであろう。このように思われるのは、われわれが動と時間とを同時に知覚することにもとづいている。》

             (田村松平様文)

  8月末の私の小さな "動"・・・

10月13日デュオ・ババール第一部に入るプーランク曲を決めた。

曲が山積みで合わせの時間がキュウキュウになる。その上に相方さんは譜面を目にするとプログラムに入らない曲まで音出しをしたがるから、普段以上に時間がいっぱいいっぱいのババール合わせ。幾10曲を幾10回合わせても楽しい。

念願のアレクサンドル・タンスマンも譜読みをほぼ完了した。
明後日の合わせまでにもう少し形を作りたい。


ここ1週間注意して、お腹が一杯になったあとも少し余分に多めに食事を摂るようにしてる。夏服の写真は鎖骨の下に肋骨がくっきり透けて写るのが嫌でたまらないワ。早々に改善しましょ。

エプロンのお紐を付け替えた。
レースカーテンをお洗濯した。
冷蔵庫の板段を全部外して洗って気持ちいい♪

スツールをペイントしたくなってる。
来週はペンキを買いに行く暇が見つかるカナ。

お庭の木槿に紫色の蕾がたくさんついた。
毎日のお水遣りで少しずつ手入れするお庭。
茶ばんだ葉や花殻を除きながらお水をあげる。
昨日は少し余分に時間があってプラムの木を散髪。

朝は大人の生徒ちゃんのレッスンから開始。
メンデルスゾーンの小品。レッスンするの楽しみだわ♪

  今日の1日もすぐに終わっちゃうんだろうナ・・・
  そしてあっという間に10年が経つのね。
  一生にできる事は、なんて微少なんだろう。


*2011年11月
*2011年12月
*年頭の記録2012
*2012年1月
*2012年2月
*2012年3月
*2012年4月
*ちょこっと凝集
*異常食欲、2012年5月
*2012年5月末
*2012年6月
*2012年7月冒頭
*2012年7月のリビングルーム
*2012年8月の本番翌日
*Macへ行こう(12)8月とLion
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ 

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August 24, 2012

不思議な駅(12)不在

23aout12d














テントウムシ君からお電話があった。

久しぶりに会おうと言う。
どうかした? と問えばテントウムシ君は "人が死んでいくから" と答えた。

ちょっとしんみりした。
会えるときを選ぶほど人生は長くないのだ。

亡くなったジンライム君にだって、いつでも会えるつもりで暮らしてた。リサイタル打上げ日を相談する筈が突然末期癌を告げられたのだった。

そうね、と短く答えた。
テントウムシ君もジンライム君のことを言いたいのかもしれないと思った。彼らは私などよりずっと長いお友達だった。

沈黙するとお電話の向こうから、私がパーティーを欠席したのだと教えられた。多忙に紛れ、日が過ぎたことにも気づかなかった。事業の当て職で出向いたテントウムシ君は、姿がないことを心配したようだった。

  忘れてただけよ、と笑った。

**

  恋人を見送ったのは翌日の夜だった。

背中が小さくなるのが悲しくて、変わらずお見送りは辛いけど
何度も振り返る笑顔は、悲しい時間の一つだけの楽しみだった。

キィっと軋む音を立て、反対路線の電車が到着した。
降車した人の波が押し出されてきた。
遅い時刻に驚く程たくさんの人たち。

遠くなった背中はごった返したホームで掻き消えそうだった。
一団は大挙して改札口に押し寄せ、溢れ返った。
恋人の視界からも私は覆い隠されてしまった。
泣きそうになって、見えなくなった背中を探し求めた。
大きく手を振る指先だけが、人垣の間から僅かに見えた。

恋人が乗る車両が入ってきた。改札から出てくる人々に
押し流されそうになりながら音だけを聞いていた。

笑顔を確かめ合えないままに、扉が閉まる音が響いた。
すぐに発車を告げたベルと金属音は粗暴に聞こえた。

改札口を抜けた一群が散り散りになった後、視界が展けた。

ホームには誰も居なかった。

蛍光灯が白々と虚ろな光を放っていた。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
       *オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の

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August 16, 2012

古希のお祝い

15aout12a















             (撮影者:カワウソちゃん)

もぉ牛君もしかしてまた太ったんじゃあない?

遠近感が狂っちゃってる写真。
遠くに居るように見えるけど牛君の手が私の背中に回ってます。

どう見ても距離感がおかしいったら・・・
カワウソちゃんが撮りましたヨ。

来月ミスターメジロのファゴットパーティー伴奏をするって知った牛君は、急遽ミスターメジロに目の前でお電話を♪ 周りが爆音の中、牛君の携帯越しに私も少しだけミスターメジロのお声を聞いた。

牛君もファゴットパーティーに出ることになりました☆
相方蝶番君はもちろん希望してたけれど、コンサートと講座で昼夜お仕事が重なり残念ねぇ。

でも楽しい1日になりそうです・・・♪
ファゴットパーティーってお名前だけでワクワクするナ。

此の日14日は、

15aout12b














             (撮影者:ノベルティー君)

PJオーナーの古希のお祝いでした。
彰タンとも会えましたヨ。

15aout12c













             (撮影者:ツバメ君)

行きの移動でジャンクリストフ9巻を読み終えた。
クリストフ達が社会運動に加わらない理由を此う表現してた。

《オリヴィエは、弱者、被圧迫者の名において彼らから遠ざかっていた。クリストフは、強者、独立者の名において遠ざかっていた。》

             (新庄嘉章様訳)

ニーチェが強者について書付けていたのと似てるのネ!

  *2012年4月

9巻は文学と音楽のエキスを美しい描写で表現してて大好きだったワ。9巻 "燃える茨" のお話はまた明日にしましょうか。

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July 07, 2012

不思議な駅(11)2度目の出逢い

6juillet12c













私の小さなお庭で、蒼紫のこの紫陽花を一等好きだと言った人。
すると前より綺麗に見えて、私も一等好きになった。

紫陽花に似た色のイヤリングをつけて会った。

  行きは心を落ち着かせたくて本を開いた。
  帰りは別れの寂しさを埋めたくて本を開いた。

ブレイクの詩が今とても好き。

彼誰時(かはたれどき)が君の住む
おぼろの草廬(いほり)おとなひて、
無言の時をしめやかに
溜息つきて刻むころ、
村里の鐘鳴り響き、
われ去り行けば、
うらさぶる嘆きのゆゑか
谷もくろずむ。

                 (壽岳文章様訳)

**

泣き出しそうになる別れの間際。

どちらかの電車が別々のホームに分かつまで
駅階段下でいつものように一緒に到着を待った。

私が乗る電車が先に着いた。
待っててあげる、と乗らずに過ごした。
恋人が乗る電車が次に来た。
渋りながら別々のホームへ上った。

私は階段を駆け上がる。
ホームに現れる姿を見逃さぬよう駆け上がる。
階段下で背中を送った寂しさの分、
数秒後にホームを隔て再会するのが嬉しい。

入ってきた電車は視界を阻み、振り合う手を遮った。
恋路を遮られるように感じまいとして
間を隔てる車両の窓硝子を覗き込んでまた手を振った。

振り返す筈の手は、代わりに電光掲示を指差した。
"なぁに?" 声は届かない。

再出発した電車は彼を連れてゆかず
ホームに残してくれていた。
発車したのは停車駅の違う車両だった。

私は嬉々としてホーム階下を指差した。
さっき駆け上がった階段を、もっと急いで駆け下りた。

階下でまた出逢った。
其の日2度目に出逢った。
お別れまでの数分間、数分間。

余分に与えられた数分があんまり嬉しくて、
今どんなに喜んでるかと懸命に訴えた。
数分は、嬉しさの説明だけで過ぎた。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク

*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード


*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*渡り鮭のパスタ

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June 15, 2012

デートのキャンセル

12juin12e













デートを楽しみにしてた。

一緒ならどんな場所でも良いけれど
ゆっくりするなら岡本へ行ってみたいナって。

ロブジェ・キ・ペピさんで古楽譜をチェックして
フロイン堂さんで焼きたてパンを買いたいし
堀萬昭堂で文房具も補給して・・・

  楽しみネって言ってたのに
  直前にお電話がかかった。

デートの相談かと思ったら、
  急なお仕事ですって。
    お仕事時間は短いけれど
      北陸と遠い場所だから
        1日は潰れてしまうのですって。

そうなのね・・・
駄目んなっちゃったのね・・・
お仕事じゃ仕方ないわね。
岡本・・・行けないわね・・・

    うんと謝られた。

ううん、いいの。仕方ないもの。

    どうしても岡本へ行きたいか問われた。

ううん、一緒なら何処でも良かったの。
岡本は好きな界隈だから思いつきで・・・

    じゃあ一緒に北陸に来る? って。

**

突然の旅。
岡本デートはキャンセル。
旅行に変更〜♪


嬉しくて嬉しくて言葉が出ずに黙っちゃった。
怒ってる? って問われるくらいに黙っちゃった。

  長距離列車の旅は好き。
  シートに縛られるお陰でずぅっとお隣に座れて
  列車が走る時間は誰にも邪魔をされずに
  好きなだけおしゃべりできて。

知らない街を一緒に歩けて、
  知らない場所でご飯を食べて、
    オミヤにお勧めのお菓子を買って頂いて

**

  楽しかった。
  1日に2度も ときめいた。

1度目は朝待ち合わせの時。
もうすぐ会える! ってドキドキした。

2度目はお仕事終わりが近づいた時。
ちょこっとのお仕事の間はお勉強時間にした。
時刻が迫ると、もうすぐ会える! ってまたドキドキした。 


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
*恋路の花


*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
*渡り鮭のパスタ

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June 10, 2012

不思議な駅(10)別れの時刻

8juin12d













お庭通路まで茎を伸ばしたミニ薔薇。
お水遣りして気分を落ち着かせ家を出た。

2度目の春が終わり、2度目の夏が来る。
2度目の秋を経れば、3度目の冬が来る。

いつになれば慣れるだろう・・・

緊張してメイクに必死になって
ドキドキして眠れなくて、
其んな期間は早く終われば良いのに。

**

  行き道は楽しみで、
    でも少し寂しい。
      幾十分後まで会えなくて。
        会えてもすぐまた
          辛い時間が来るってわかってて。

**

別れの時刻が近づくと私は輪をかけて甘え始める。
残り少ない時間を余すところなく味わいたくて。
繋いでないほうの手が寂しく、両手でしがみついて歩く。

足許も見ずにおしゃべりして歩くからすぐ躓く。
躓いて笑っても何か心もとない。
やってくる悲しい時刻に必死で抗おうとするばかり。

努めてゆっくり歩いても駅はすぐ目の前で
しがみつく手に段々と力が入る。
其うすれば時間に手を引き剥がされずに済むかもしれないと
ありもしない期待をする。
期待は決まって裏切られる。

改札口を疎ましく眺めながら考える。
駅へ送る日と、送られる日と、
どちらが一層寂しいかな。

送れば追いたくなって
送られれば引き返したくなる。

エスカレータを登りながら
電車の列に並びながら
今引き返せばまだ近くに居るのにと
側へ戻ってしまいたいと
もう一杯お茶を飲まない? って言ってみたいと
我が儘ばかり思いつく。

思うだけであらわせず、
聞き分け良く笑って手を振り
1人座席でうなだれた。

**

2度目の秋には、お別れの度に涙が出たりしなくなるかな。

すっかりセンチメンタルになったせい?
ウイリアム・ブレイク抒情詩抄が心打つ。


とざされし蕾は日輪の恵みをうけてその美を
開示し、愛は脈うちてその血管をはしる。
花は朝(あした)の額にしだれかかり、つつしみ深き
夕暮れのつややかなる額をかざるよ。
やがて瑞枝さす "夏" たちまち歌聲をあげ、
羽毛の如き雲、夏の頭上に花撒き散らす。

             (壽岳文章様訳)


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
*恋路の花


*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
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May 27, 2012

海 -- アストレ

25mai12d













海へ行きたかった。

  港でも浜でも良いから
  潮の香りと海の音がする処へ。

ほど近い場所を思っていたら、
提案されたのは和歌山県との境の辺り。

遠出をするのは嬉しいの。
場所なんか何処だって良くって、
遠ければ一緒の時間が増えるから。

其んな理由で遠出の提案を喜んだって
知ってるカナ・・・

**

1人の人間が好きになるものは同じ方角を向いていて
1人の人間の行動は同じ種類の動きを持っていて。だから
同じお人を色んな場面で幾度も好きになるのは自然なんだわ。


  助手席に座り、景色は見ていなかった。
  おしゃべりしながらずっと運転席を見てた。

ヤマシギ君の運転は堪能でアグレッシヴで
亡くなったジンライム君の運転はおおらかで
ノベルティー君の会社の運転手さんは丁寧で。

どのお友達とも違う走り方。

  長い乗車時間。
  急発進も急停車もなくて
  スピードメーターは同じ数字が続いてく。

  90kmのときは90のまま
  60kmのときは60のまま
  光る数字は殆ど動かない。

停車前後だけスピードが上下しても体感がなくって
タイヤの下で道路の継ぎ目が刻む調子で判るくらい。

フランスバロックみたいな優美さね。
静かでとっても好きな感じだナ・・・

アルマンド -- アリア -- アストレ -- シシリエンヌ
車内に、かけていない音楽が聴こえた。

男性も女性も、音楽のような流れを作る人って大好きみたい。
背景に流れる音楽がフランスバロックなら特別に素敵・・・

**

  フランスバロック・プログラムは
  7月1日トリオ・ババール午前11時〜
  北野町リコルディにて。

チケット発売中です。詳細は此方へどうぞ・・・

        (ふふ、結局コンサート宣伝だったカナ?)

さて今日はフルートソロ会伴奏ですネ。
皆様どうぞよろしくお願いいたします・・・♪


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
        *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

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?僕が聞いたシマシマヒストリー

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May 21, 2012

春のおでかけ

20mai12a














南側テラスに草木の香りが漂ってる。
好きだナ・・・5月。

お庭に面した1階出窓下の薔薇はまた枝を伸ばした。
高くなった幹はベランダへ誘因してる。
零れそうな葉も仕立て直してあげなくちゃ。

20mai12b














バタついた週を過ごす間、今日の日を楽しみにしてた・・・♪

  ワッフル地のワンピース
    麦わら帽子
      小さいポシェット
        刺繍のハンカチ

            虫さされの塗薬
          日焼けどめ
        塩キャラメル
      おばあちゃん作の小銭入れ


遠くへお出掛けの日。
お庭の草花が、いつもより優しい色に見える。

リルケ詩の一節に此んなのがあるのヨ。
はじめ読んだときはよくわからなかった。
今朝はほんの少しだけ詩に近づける気持ちがするのは
やっぱり気のせいカナ・・・

《進歩》
             R.M.リルケ

ふたたび私の深い生命は
いよいよ高らかに騒(ざわ)めいてゆく
まるでいま もっと広い岸のなかを行くように。
事物(もの)はますます親しくなり
すべての形象(かたち)がますます明らかになる

              (富士川英郎様訳)

明日はブルゴーニュ君ネ。

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May 18, 2012

不思議な駅(9)人身事故--スケルツォ

17mai12d














オーストラリアのお土産にミントのチューイングキャンディーを頂いた。なんでもない駄菓子が妙においしくて、お外のおやつにと持って出た。

まだとても寒い季節だった。
恋人のおうちに遊びに行かせてもらうお約束だった。
とても楽しみにしていた。

**

  ショパンスケルツォ1〜4に共通して
  殆ど唐突に出現するユニゾンが見られる。
  何処に帰結するかわからない不安感を誘う音。
  zig zag とZ形状を描く動きが重苦しく響く。

少し見てみれば多くは1度和音に帰結してる。
和声的には意外と単純に作られてる。
1度時々1転。稀に2転。
平行調1度に繋がるパターンもある。
属9の1転でのしかかるユニゾンを唱え
6度1転の運びというシンプルな例も見られる。

  けれども和声解結をするまでは着地点が見えない。

    ショパンは脚を下ろす地が見えない時間を
      なんと多感な様で伝えることだろう。

        焦慮と胸騒ぎの時間が音になる。

**

乗り換えに降りた駅は酷く混み合ってた。
目的の路線は人身事故により閉鎖されていた。

彼方此方に閉鎖の貼紙が貼られ、
乗客は押合いながら不機嫌そうに掲示を覗いてた。

駅員さんはマイクで乗り換え路線の指示を叫んだ。
駅の反響と人々の騒ぎとで、殆ど聞き取れなかった。

多人口都市で時々起こる不幸な事故は
目的地を目指したい人々にとって珍しくないようだった。
冬曇りの中日、よく晴れたお昼間の飛び込みは取沙汰されず
時刻の遅れと代行車両について頻りに乗客から声が飛んだ。

  1人の破鏡と大勢の喧噪と。
    慣れぬ駅でまごつきながら、
      心もとない思いになった。

    此のまま会えなくなってしまう錯覚。
  会える時間が零れ流れてゆく煩い。

初めての路線を乗り継ぎに急ぎながら
泣かんばかりになっていた。
無性に心細かった。

  行く道の捩れや隔たりが未来を示唆するかに思え、
    その妄想に絡め捕られているうちに
      代行車まで発車見合わせで遅れ始めた。

ショパンスケルツォの幾つものフレーズが
規則性を持たずに頭の中を廻り始めた。
遅れる旨を連絡した。
駅近くになったらメールをしますと伝えながら
焦燥のスケルツォが耳から離れなくなった。

**

ドアーが開くのももどかしく、ホームを走り階段を駆け下りた。
迎えの姿を見つけ、重く不安定なユニゾンのzig zagは消えた。

  1度和音に解結。

落ち着いて時計を見れば10分ほどしか遅刻していなかった。
嬉し過ぎて随分早くに家を出ていたと思い出した。

  平行調Durに転調。
  新しいメロディー。
  装飾的なアルペジオ。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
*     (8)チェコの袋

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
        *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放

?僕が思う靴下と階段
?僕が思うコイビート

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May 11, 2012

不思議な駅(8)チェコの袋

4mai12d














ゲスト用の小さいバスルーム前の壁。
オリーヴの大枝と一緒に下げたなんでもない袋。

外国フォントがかわいい袋は捨て難くって溜まっちゃうから、
他所様に何かお手渡しする外袋に使ってる。

  チェコの記念だけは大切で取り置いてた。
  特別に好きな旅だったんダ・・・
  プラハの街が音楽にたくさんの色をくれたから。
  
特徴ないただの袋だのに思い入れてた。
大切な場面に使うんだワって決めてたのよ。

**

ドキドキしながらはじめて焼き菓子を差し上げたときだった。

  好きな気持ちが伝わらないように
    ついでのような顔をして、
      オマケのような焼き菓子にして、
        実はうんと良いバターを使ってて。

      外袋だって一等大切なチェコの1枚で。
    そのくせ、何気なく入れた風を装って。

  簡単なお礼の言葉で受け取ってもらった。

**

数日あとに外袋だけ返された。
お返しのお品じゃあなくって袋だけ。

不思議に思って目で問うと、

  プラハへ行ったんだね? って。
  何か大切な想い出の袋じゃないかって。

私は驚き、黙ったまま袋を受け取った。

**

あまりにもデリケートな感覚を見せられたことは
好意の言葉を貰う以上に心に響いた。

焼き菓子を上がりながら眺めたのであろう袋を
私も手に取り眺め、壁に掛けた。

  1枚の小さな袋のやり取りに親密な気配が宿ってた。
  後にプラハはとても好きな街と聞いた。

私はあの駅で、想い出の街を共有する人に
偶然一目惚れをしたらしい。

不思議な駅は やっぱり不思議。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
        *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放

?僕が思う靴下と階段
?僕が思うコイビート

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April 15, 2012

不思議な駅(7)ミンティアの味

13avril12b














雪の日だった。
2011年の年明けが記憶に新しい季節だった。

凍えそうに寒い日に、心臓も凍えそうになっていた。

大好きな人にお集りに誘われてた。
行きたくなくて前夜からお腹がしくしくした。

**

  それまでは2人で会うだけだったんダ。
    一緒の時間はとっても特別だった。
        
        だから・・・
      
      複数の中で彼を見たくなかった。
    私が特別と感じたものが
  単なる彼の癖だと気づきたくなかった。

私にしてくれるのと同じ風に
皆に接する姿を見なければならないのね。

私なんか少しも特別な存在じゃないと
知らされなければならないのね。
私はその他大勢の人たちと同じだと。

幻のような階段の恋が
本当の幻と霧散する。

それを確かめに出掛けなくちゃならないの?

**

JR駅構内に3つばかりの段があった。
行こうか帰ろうかを迷って
冷えたコンクリート段に直に座った。

お約束をよしてしまいたかった。
時刻が迫ってた。

恋を諦めるために出掛けてゆくなんて悲しい上に滑稽だわ。

座り込んだまま涙が出てきた。
売店のおばさんがお店を放って小走りで側へ来た。

どうしたの、どうして泣いてるのって問うた後
お店に何かを取りに行くと、また戻ってきた。
熱い缶コーヒーと何故かミンティアを
座った膝に置いてくれた。

泣きながら缶コーヒーをご馳走になった。
おばさんに肩を撫でられながらミンティアを食べた。

何があったか知らないけれど、人生は色んなことがあるから
頑張んなきゃダメよって慰めてくれたおばさんにお礼を言った。

駅床で泣いていたから余程の事を思った風だった。
大丈夫、ただ失恋しに行くだけなんですと答えた。

暗い気持ちで呼ばれた場所へ向かった。
足取りはどんどん重たくなった。

ずっと片想いをしていたかったのに。
今日で途絶えてしまうのが
ただとてつもなく悲しかった。

**

変哲ない小さな入り口が、大きく重く見えた。
胸の中が冷え込んで身体の真ん中から冷たくなった。
雪は止み、雪よりも冷たい風が吹き始めた。
建物の中に入らないでは居られない寒さだった。
暖かな日ならば逃げ帰ることもできたのに。

  沈んだ気持ちで俯いて室内へ入った。
  他に知人も居ない処へ何しに来たんだろう。

  大好きな人も見たくなかった。
  私は嫉妬をしてた。
  愚かな嫉妬でいっぱいになってた。

私が知ってる彼には接近する癖があった。
クラクラしてしまうほど柔らかに側に寄り添い
眼前の者を見守る風に柔軟で
きめ細やかで親切で暖かかった。

じっと優しく覗き込む癖があって
至近距離で見つめられると胸が高鳴った。
周囲のもっとお若くて綺麗な女性たちも
みんな私と同じ気持ちと思われた。
其んな風景は目にしたくなかった。

**

  数人で雑談をしてた。
    彼は見た事ない人に思えた。
      暖かでも柔らかでもなく
        誰にも接近せず
          むしろグンと距離をあけて

  細やかさの欠片もなく無頓着で
    いつものウエットな空気は皆無なまま
      どうでも良いような御座也な様子をして。
        周囲の女性だって誰一人
          彼など眼中にない風で
          
なあに、これ?

私は驚いて、どなたも知った人が居ない中
所在なく残ったミンティアを口へ放り込んだ。

**

すぐに気づいて真っ直ぐ側へ来てくれた。
いつもの風に息がかかる側まで。

私は後ずさりした。
ただ恐ろしかった。

何が恐ろしいかもはや判らなかった。
前夜からおかしくなってた涙腺が
また弛みそうになった。

片想いをしてたいけれど
辛さも増すばかり。
諦めれば楽と知りながら
いざとなれば嫉妬をし、
嫉妬の対象も失った今
どうしたいのか判らなくなった。

  いつもの風に話しかけられた。
  寒かったでしょうと労りと
  雪の話題と昨日の事と。

遠くから声が飛んできた。
先程の女性の一団がニコニコしながら
冷やかしの言葉を交互に投げてきた。
囃し立てては笑い声を上げた。

途方に暮れた。
困ってスカートを意味なくつまむと
ポケットのミンティアが音を立てた。

**

あの日のミンティアの空ケース、まだ引き出しに隠し持ってる。

熱心に慰めてくれたおばさんのがさがさした暖かい手。
不安に震えた真冬の1日に小休止をくれたミントの味。

思い出すと胸がキュンとなる。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
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        *繋いだ手のしらべ:転調
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April 01, 2012

不思議な駅(6)初めての待ち合わせ

1avril12a














遅ればせながら、お食事で落ち難いと評判の口紅を買ってみた。
新しい口紅を使うと美人さんになれそうな気がしちゃうのって
何故かなあ? 無根拠な期待ですね。

**

いつだか大好きな人がふと言った。
よくCDかけてる曲のコト、私が好む雰囲気だって。
どうして? って理由を問うた。

静かでちょっと悲しそうでシンプルだから、って。
私は少し笑ってしまった。

今貴方が言った音楽の感じはね、
殿方への好みと全く同じなのよ。
貴方は其の通りでしょう?


  暗い奴が好きなのは知ってるけれど、
  シンプルがどう良いの? って問に答えて
  初めて待ち合わせた日の事を話した。

**

時刻より大分前に、20分遅刻するとメールが送られてきた。
とても短い文だった。
何時に到着します、すみませんって書かれてるだけだった。

遅れる理由も、言い訳も、なんにもなかった。
つい1つ2つは書きそうな、遅刻に至る経緯がまるでなかった。

  なんだか清潔な感じがした。
  シンプルな2行を好きになった。

此れまで他人様から受け取ってきた遅刻の報せには
知ってみてもあまり意味のない事情説明が必ず書かれてた。
事情に納得したとしても、待つ身に大差ない事柄ばかりだった。

気持ち良くシンプルな文面を再度眺めた。

  他人にどのように思われたくて
    どのように思われたくなくて
      ナンテ自意識や弁解や正当化の
        何一つが見付けられなかった。

**

格好が良いって思ったの。あの時のメールが今も大好き。
  
あれから何十回待ち合わせをしたんだろう。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
*     (3)見送り
*     (4)車窓
        *ドビュッシー "バラード"
*     (5)プラットホーム
        *音楽のひとこま

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
        *繋いだ手のしらべ:転調

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

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*食の開放

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March 21, 2012

ファゴットライブ:牛君のPJ

20mars12b














PJへ牛君のファゴットを聴きにゆきました。
記念撮影して頂きましたヨ。
ファゴットに手を添えさせてもらってパチリ☆

牛君の楽器はジェントル・システム。
ショルダーストラップはBG社のクッション付き。

ファゴットが綺麗に写るよう配置した。自分のブーツはくしゃくしゃにズリ下がってるって気づかずに・・・
何これ、みっともな〜い(恥)

大好きでたまらないアレクサンドル・タンスマンの曲だったの。ファゴットのタンスマンは生演奏に当たったことがなくて、どうしても聴きたかったのヨ。

技巧的にも難易度が高いソナチネは付近で生演奏が見つからなかったのに、PJで聴けるなんて嬉しい♪

ユダヤ系ポーランド人。フランス語を愛して日用語にし、パリで活躍した後に大戦が勃発するとナチスの手を逃れてアメリカへ亡命。

流浪の人生は作曲家にボヘミアンの魂を与えたのでしょうか。故郷を定めない者の悲哀が、楽曲にもしばしば顔を出すところがたまらないのです。

2ステージともタンスマンですみませんって牛君。
ううん、エンドレスでタンスマンばかりでもOKよ。
心からタンスマンを愛してるの。

  それ以上に愛してます、ファゴット!
  毎日ファゴット聴きたいなあ。

**

ファーストステージが終わって牛君がやってきた。
音を問われた。
今日は短いリード使ってるでしょ、って言った。
牛君、叫ぶ。

  "イヤや〜! ホンマにイヤや〜!! 怖い怖い怖い。
  なんでそんな事まで判るん?! もう怖いわっ! "

あらら、変態さん発言してゴメンナサイ。
ファゴットをうんと愛してるだけなのよ。

使用中の短いリードを見せてくれた。
周りの方にも、どうしてミリ単位の違いが判るのって問われたのだけど・・・どうしてなのでしょうね。表現が難しいナ。

音の色のトーンですとか抵抗などの違いカナ。
聴き分けの問題なので、言葉でご説明し難くて・・・

お初の生タンスマンが聴けて嬉しかった〜♪
またこの曲を吹かれる方がいらっしたら是非行きたいナ。

タンスマンの譜面持参でお勉強中のPJの片隅。
酔っぱらい十姉妹ちゃん撮影でぶれぶれ。

20mars12a














今日はトリオババールの合わせですヨ。
カワウソちゃん、蝶番君、よろしくネ・・・♪
今日もファゴットの1日で幸せです。

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March 07, 2012

不思議な駅(5)プラットホーム

6mars12f













夜も遅かった。
真冬だった。
深い藍に澄んだ空は高く、星は明るかった。

寒さは感じなかった。
  白い被毛のマフラーに顎を埋めていた。
    ミトンを嵌めた手は、
      お隣の人のポケットの中で暖かかった。

駅に近づくにつれて足取りが重くなった。
改札を入れば、さよならをしなければならなかった。
反対方向のホームへと別れ別れになるのだった。

時刻表を見た。
ホームへ上らず階段下で
発車までの時間を一緒に過ごした。

駅の大きなデジタル時計の数字が動くのが
寂しいカウントダウンだった。

駅は無情だと思った。
無情に扉が閉まったり
無情に時を刻む文字が進んだりする。

階上のホームに電車が到着した。
軋むようなブレーキの音に
泣きたくなった。

別々の階段に別れた。
急いで駆け上がり、
遠いホームに現れる姿を探した。
ホーム同士が此んなに離れているなんて
少しも知らなかった。
車両幅はもっと狭いと思ってた。

手を振り合いながら離れたホームを一緒に進んだ。
1人は帰り道進行方向へ、1人は帰り道後方へ進んだ。

間のホームにも車両が入ってきた。
互いの姿を隠す心無い仕打ちに思えた。

ホーム2つを隔て、
間に止まってしまった車両の開いたドアの隙間から
まだずっと手を振りながら歩いた。

遠く離れた、同じ速度の歩みが
寂しくてならなかった。

沈んだ気持ちで乗り込んだ。
触れた車体はとても冷たかった。

2つの電車はほぼ同時に発車した。
反対方向へ分つために。
もっと見ていたかった姿を
あっという間に連れ去った。

永遠の別離に思えた。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
*     (3)見送り
*     (4)車窓

*古い携帯の音
*別れの月光

*恋の問いごと
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*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

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March 01, 2012

不思議な駅(4)車窓

29fev12a














祖父の従軍記章。支那事変の重たいメダイ。
当時造幣局が作っていたと、記章ケースのサインで知った。
眺めていて、ふと思い出した別れの光景。

**

別れの時刻が迫ってた。

駅ホームへ送られて、一緒に電車の到着を待った。
電車が来なければ良いのにと願った。
もっと一緒に居たかった。

昨年初夏の風が吹いた頃。
1日の終わりの空は橙に染まりつつあった。

エルザ・トリオレ著 "アンリ・カステラ" の
プラットホームの描写が過った。
乗客がつかえ、球のようにかたまっては
球が崩れて扇状になる人波のシーン。

幾らも待たず車両はホームに入ってきた。
私、此れに乗らなきゃいけないの?
さよならをして独りぼっちで?

  発車まで2分。
  プラットホームの別れは酷く寂しい。

発車アナウンスが響いた。
頬にお別れのキッスをしてから
重い足取りで乗り込んだ。

ホームへ戻っちゃダメ?
そっちへ行っちゃダメ?
  気持ちが声にならずに
    一段高い電車の中から
      ただお顔を見てた。

プシューって発車前の音がした。
2枚の扉同士が合わさった。

  扉の窓に手をかざした。
  車両の外から窓を隔てて手に触れられた。

  合わせた手のひら。
  間を隔てる窓ガラスが冷たいことが
  寂しさを増した。

  悲しい顔して別れちゃいけないと
  無理に笑った。

手が離れた。
電車がゆっくり動き出した。
窓に縋って手を振った。

見えなくなるまで振り続けた。

今すぐ戻れば会えるのに。
特急列車はスピードを上げた。

車窓の景色が飛び去るごと
心まで引き離される気がして
泣きたくなった。

**

明日はブルゴーニュ君がお話の解説をしたいのですって。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
*     (3)見送り

*古い携帯の音
*別れの月光

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんのお手紙


*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

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January 31, 2012

人の特質

30jan12a














29日懇親会の後はユリカモメ君とPJでお約束してたので 後半の部にお寄りした。出演ピアニスト河内君、この日のバイトに入ってたフルートの麻美ちゃんと・・・♪

ピカピカに可愛くてキュートな大学4年生の麻美ちゃんが一緒に写真撮ってって・・・お隣に立つのが恥ずかしくてどうしましょうのおばさんです。お若い方々と並ぶのってつくづく悲しいわね、って気持ちがよくよくわかる此の頃。

私にも此んな時代があったなんて・・・(溜息)

**

先回続き、移動中に読んだディドロ著 "ダランベールの夢" は本当に面白く興味深いのヨ。18世紀の彼らが人の特質を解明しようとした部分が楽しかった。

            (以下カッコ内全文新村猛様訳)

  《動物は自己の主(あるじ)
    mentis compos (心ノ主、正気ナル)》

若干の難解な部分を見えぬようにおしゃべりすると、本書大筋の出所の1つは上文に当たるって考えても良い気がした。

順を追うとディドロは人間の思考体系の中心を束 (faisceau フェッソー) に喩える語りをしてる。
  《束の根源が命令を下し、残りのすべてが服従する》

此れを専制政治に喩え、思考の網 (reseau レゾー) の細糸 (file フィレ) が首長 (束であり己でもあるものでしょうか) に反抗する形態を無政府状態に喩える。

  《動物は専制政治のもとにあるか、
   それとも無政府状態にあるか、どちらか》だって。

束の根源は意志の器官に当たるって考えるの。

  《束の根源が細糸を支配するなら、気性がしっかりするし、
   もし糸に支配されるなら、弱くなる》

此の表現で細糸が何を示すか判ってきた気がしますね。
其うして言うのよ。

  《特質はすべて束の根源とその枝葉との間の、
    本来の或は習慣によって結ばれた、
    関係の帰結にほかならない》

架空会話形式をまとめるとディドロは4つの特質に分けているの。
と申すより特質の要因を4つの構造に分けるのね。

(言葉が多少乱暴なのですが本文の単語通りに引用致します)
1.本源ないし幹が枝に比べて強過ぎる場合は
 詩人・芸術家・狂人を生じさせ
2.本源ないし幹が枝に比べて弱過ぎる場合は
 野獣・猛獣を生じさせ
3.系統 (システム) 全体が弛んで活気がないと
 低能な人間を生じさせ
4.系統 (システム) 全体が活気に溢れ整然としていると
 優れた思索家・哲学者・賢人を生じさせる

続けて此うと解いてゆく。

《優勢を占める専制的な枝がどれであるかによって、
動物にあっては本能が分化し、人間にあっては才能が分化する》

ワンコの嗅覚・お魚の聴覚・ダランベールの数学の力・ヴォルテールの詩の力の風に優勢特質を語り、

《束の一本の筋 (plan プラン) がほかのどの筋よりもたくましく、
しかも同種の生物の同じような筋よりもたくましいことから
生まれた多種多様な結果》だと締める。

**

音楽家の周りでは才能って言葉があまりにも簡単に飛び交うけれど、口にするお人も耳にするほうも本当は何が才能かわからぬまま言い回しが一人歩きする事が多い。

けれども其れらがレゾーの関係性の帰結、または帰着点に触れるフィレと フィレに至るフェッソーの強さのバランスって考えると面白いのね。

またオタクさんっぽくなっちゃった。
明日は柔らかいおしゃべりにしましょ〜。

lasalledeconcert at 06:57|Permalink

January 30, 2012

オークラにて。悩みました

29jan12g















         (撮影者:彰タン)

ホテルオークラにて。
神戸音楽家協会新年会でした。

着物を悩んじゃったの。
色留袖の礼装や訪問着の準礼装じゃ仰々し過ぎる。

  付下げより少し格下が丁度良い?
    かと言って街着風も失礼だわね・・・って。

  肩の張らない懇親会に何着ていいかわかんない。

どの道私なんかは礼装するお集りは無いのだから
留袖なんて持ってても無駄よね〜って
何年も開いてない畳紙を前にぐずぐずした。

感覚の問かもしれない。
肩が張るお集まりって感じられる方も居らっしゃるでしょうし
私の風にカジュアルに考えてる者も居て・・・

大袈裟でなく先輩諸氏をリスペクトするくらいの着物って
どんな感じ・・・?

お召しが良いかしらと開いてみれば柄が季節に合わず。
フォーマルにならないお洒落着の紬を選び、
柄と光沢が貴重な品・・・くらいがOKライン?

ドレスコードもないし、ま、いっかって決めた。

**

到着してみれば市長もご出席で結構フォーマル (汗)
あらまあ紬は明らかに失敗ね。
恥ずかし〜

         (撮影者:再び彰タン)

29jan12d


























往復に読んでいたのはまたディドロ著 "ダランベールの夢"。

18世紀フランス哲学界が抱いていた思想の一片を架空対話の形で著しているのだけれど、恐らく架空のものへのディドロの意識が描かれているかに思える箇所があった。

文中ボルドゥーの科白となって《存在しているものに似せて存在しないものをつくりだす術こそ紛れもない詩》だと表現する。

ここ数年とっても興味深く思ってるシュレアリスムの効能を解くヒントになりそう。

  *フランス音楽(6)トーン変動

超現実・強度の高い現実の手法を、手法に留めるのじゃあなく詩学へ繋ぐ根源が多く記されてる書物だって気がする。

本書のお話はまた今度ネ。

lasalledeconcert at 06:33|Permalink

January 29, 2012

南部やすかちゃんと♪

28jan12a1













(演奏後で襟がよれよれダワ・・・)

海が見える一室で小さなホームコンサート。
フルーティスト南部やすかちゃんとフォーレを弾きました。

とっても楽しかった〜♪

やすかちゃんも彼女の演奏も大好きになりました・・・♪
伸びやかさを語られることが多いフルーティストさん。
評の字面と華やかなお顔立ちから明るく抜ける音を想像してた。

実際ご一緒に演奏してみると、しっとりマットな部分が大変美しく、骨があってとっても素敵だったワ。大好きなタイプのフルートの音でしたヨ。またご一緒したいナ。

ほのぼの〜♪

28jan12b













写真は折角お綺麗なやすかちゃんが切れていて、私に至ってはブレブレだけど、ほのぼの感が伝わりませんか・・・?

さて今日は久々の和装で新年会です。
帯重いだろうナ・・・面倒だナ・・・ってちょっと憂鬱。
毎日楽〜なワンピースばかりだから、たまにはお洒落も頑張るとしましょうか。

lasalledeconcert at 06:10|Permalink

January 24, 2012

不思議な駅(3)見送り

23jan12b













また不思議な駅で待ち合わせた。
先に来られてた人を2、3秒遠くで眺めてから近づいた。

あの日の不思議な光景から随分経って
此れまで幾度此処で待ち合わせただろう。

  一緒に歩き出す前に
    もう一度西改札を振り返った。

**

お初におしゃべりできた日に、
さよならってお別れしたのも西口だった。

改札口から入ってった人は歩み始めた。
私は去りがたく・・・寂しい気持ちになって、
遠くなるお背中をぼんやり眺めて立ってたのだった。

自分がお見送りしてたって気づいたの、
振り返られてからだった。

びっくりして戸惑って
まだ居た自分が恥ずかしくって
おずおずと会釈した。
会釈が返ってきた。

エスカレータを登る間際に
もう一度振り返られた。
私はまた会釈した。
2度目の小さな笑みの残像を残して
階段に消えた。

離れてく時間は数分もあったと感じた。
やっぱりとても大きな駅だった。

JR三宮西口はきっと、
伸びたり縮んだりする空間なのね。

**

それからお見送りは儀式のように
繰り返された。

最初は・・・
もしもまた振り返ってくれると良いナって
願いながら見てた。

すると・・・
まだ居るかなってゆっくりと振り返り、
一瞬あとに私を見つけてから笑顔になった。

そのうちに・・・
必ず振り返ってくれるのを
楽しみに待つようになり、

私がまだ居るとわかってて
最初から笑顔のまま振り返るようになった。

  同じ駅で
    同じ人で
      其れだけが変わった。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋

lasalledeconcert at 06:55|Permalink

January 16, 2012

不思議な駅(2)階段の恋

15jan12dどなたかを好きになるとき、

時間をかけて、たくさん知って





少しずつ段々に好きになってく。
だからね一目惚れって自分には無いわネって思ってた。

  *誰がために鐘は鳴る

駅で通りすがり。ほんの瞬きする間。
何を好んだのか今でもわからない。

何故ってお顔さえ見えてなかったのだもの。

**

エスカレータがあるのに脇の階段を急ぎ足で降りた人が居たの。
私は階段下から離れた場所に立っていた。

だから脚しか見えなかった。
それだのにね、何だか吸い寄せられてしまった。
綺麗な動き方をなさる方がいらっしゃるワ、って。

視力が良くないからか、男女共に姿を注視しない習慣がある。
代わりに動き方に注目する。
容貌が良くなくても動作が美しいお人を綺麗って感じる。

備わり習慣づいた所作は、お顔やスタイルよりもずっと多く当人の生活や気質を浮き彫りにする気がする。

**

見てたのは実際には数秒だった。
長い時間に感じたのは色んな考えが巡ったから。

どうしましょ、あの方に付いてっちゃいたいワって。
  とっても心が動いたの。
    通り過ぎちゃったら後悔しそうで。

      せめて素敵ですネって言いに行きたい気分。
    街なかでいきなりに逆ナンみたい?
  でも此んな気分はお初で
何も伝えないと、うんと悔やみそう。

時計を見た。
お仕事の方とお約束の時刻が迫ってた。
お友達との待ち合わせならメールでお願いするところ。
10分間遅れるの、ごめんね、って。
其うしてあの方を呼び止めたかも。

お仕事はそうもゆかない。
お約束の罪無いお相手に心の中で舌打ちをした。

2秒後には全身が見えた。
ズック靴で軽やかに動かれた。

  お約束・・・
    すっぽかしたい・・・!

自分に好みのタイプなんてものがあるって
お初に知った。
でも諦めなきゃならなかった。

**

変テコな一目惚れ。
すぐ諦めた一目惚れ。

でもね、また会えることになっちゃった・・・

川辺終焉事件から僅か2週間が経ったばかりだった。

**

当日にお友達に報告した。
すっかり興奮して友人達を呼び出した。

  2週間前、恋人募集中になったって言ったけど、
  今日ね募集締め切ったからネ。

亡くなった友人は、アッハッハ目まぐるしいねえってゲラゲラ笑いながらビールを空けた。女友達は、もう! どうなってるの? ってまた少しだけ責めた。

  うん。今日から片思いの身の上になったの。
  みんなに言っておいてネ! もう募集締め切りよ〜って。

チャイコフスキー先生は、うは〜って変テコな声を上げてから妙にしみじみとした。"女の人のエネルギーには感心するなあ。スッパリ切って次の瞬間新しい恋に行けるのか。僕ら男は駄目だねえ。あの別れは正しかったか間違ってたかと、いつまでもうじうじ悩んでねえ。"

先生に答えた。

別れた日のワクワクな予感、当たっちゃったのかな先生?


*不思議な駅(1)想い出  

lasalledeconcert at 06:22|Permalink

December 25, 2011

不思議な駅(1)想い出

24dec11a














ジャノワーズを焼いていた。
オーブンの前で少しぼんやりしてしまった。

繰り返し思い返した景色を反芻していた。

**

大好きな場所がある。

  変哲ない普通の駅。
    お人が大勢通ってて
      話し声と足音と電子音が
    構内に響いてて
  駅員さんの制服が見える。
    サラリーマンさんと学生さんと
      笑ってる子供と無表情なご老人と
    忙しそうな鞄と暇そうな傘と
  沢山の生活の匂いがする。

大好きなの。JR三宮駅西口。

**

此の場所に大事な思い出がある。

改札外を通り過ぎるときも覗き込む。
思い出の映像を再び見られそうな気がする。

時間があると数分立ち止まって待ってみる。
嬉しかった日に其うしたように待っていると
あの日の気持ちが蘇る。

**

覗き込む度、駅の小ささを不思議に思う。
思い出の日、駅は広かった。
殆ど広大だった。

ホームへの階段から改札までは
シャンゼリゼ通りの道幅ほどもある風に見えた。
だから其れは100mもあった筈だった。

行き交う人々はストップモーションで動き
階段は遠く遠くにあって、
改札に辿り着くまで1分以上もかかった筈だった。

今、幾度見ても西改札は小さくて
階段はすぐ目の前に細く伸びるばかりで、
誰もストップモーションで動いていない。

**

再びあの風景を見たいと思う。
空間の軸が歪んでしまったような
摩訶不思議な光景と息が止まる時間。

もう一度味わいたくて・・・

今日もお出掛け前に西口へ寄っちゃうカナ。

        変テコな訪問記の続きはまたいつかネ!

**

クリスマスっていうのに、午後1番ノベルティ君がやってきてサックスのカウントダウン伴奏合わせ。テナーにするかアルトにするかも知らない。

  それよりも!
  私が譜読みできてないったら。きゃ〜

21日のコンサートが終わったら譜読みをするとお約束したくせに、22日夜になってお電話してしまったワ(汗) 曲目何でしたっけ? って。

23日、24日は忙殺され、今日25に当日譜読みで誤摩化そうとする。きゃ〜

さあサックス譜読みをして、合わせして、夜はコンサートへ。
ちょっと慌ただしいクリスマスです。

lasalledeconcert at 07:15|Permalink

November 05, 2011

試奏の記録

2nov11cPJのさきちゃんが下さった

ハロウィンクッキー♪





いつもより早起きの朝。
まだ真っ暗ヨ。どんなお天気になるのカナ。

ファゴットの試奏に連れて行って頂きました。一どきに沢山のファゴットを比べるってお初の体験。奏者や録音条件が異なるCDでは楽器の聴き比べが難しいもの。

目の前で色んなファゴットが並べられるってナンテ楽しい体験だったことでしょう!

1)
最初に試したのはクレストン社の7桁番号のものでした。印象としてはミラン・トゥルコヴィッチ氏の音みたいな・・・。音の甘さと重みにもう少し締まりがある方が好き。

2)
ヴェンツェル・シュライバーはステューデントモデルを聴きました。そのせいか、う〜ん・・・って感想。楽器は良いものでしたが音が一定に保たれ過ぎて、私ならば5、6時間聴くと厭きてしまうでしょう。

同社他のモデルは異なっているかもしれませんね。聴いてみたいワ。関西でシュライバーを使ってらっしゃるプロファゴット奏者様はいらっしゃったかしら・・・

3)
ベルント・モースマンは、明朗さにお鼻っからスルーしました。ローラン・ルフェーブル氏モデルがあると伺って納得。ルフェーブル氏のファゴットは苦手なのです。世間では高い人気と評価だから趣味の問題ネ。

明るくて豊かな楽器だったけれど 自分の好みでは色味の深さに欠けていた。

4)
ヘッケルの最新モデル。15000番台も後半のナンバーです。
優れた楽器でした。優れていて、私は愛情は持てなかった。
"あはは、イェンセンくさい〜" って言ってしまった通りに、ダーク・イェンセン氏の音がした。

イェンセン氏の演奏は客観的に素晴らしいと思うし、お勉強のためによく聴きます。決して嫌いじゃないワ。

ただ楽器としては、奏者が音を創るより前に、楽器が能力を備え過ぎてしまってる。奏者の音になるより最新ヘッケルっていう楽器の音になってしまうところが、自分にとっては少しつまらなく思えた。

5)
古めのヘッケル。1万数百番台。最新のものより音色の濃淡は美しくありましたが、開放音が不安定過ぎる方に気を取られて試奏を楽しめなかったかな。

楽器の癖に奏者が慣れるまでに時間がかかりそうな感じでした。
癖が好みに合うかたには魅力的な楽器と推察されます。

6)
ライツィンガー。気に入りました。ずっと首を横に振っていて、6器目にして笑顔になれた楽器。オール・ハンドメイドなので個体差はあるでしょう。私が聴いたものは良い当たりでした。

一等身近にあって気に入ってる楽器が、蝶番君が使っている8000番台の古いヘッケルなので、傾向が似た音を求めるのかもしれません。

ニューヘッケルはやはりイェンセン氏が好まれる方向に進んでゆく風だから、今はライツィンガーが昔のヘッケル社の方針に近いように感じました。

7)
フォックス。その場で聴けたモデルに関してはスルーでした。ブレが少ないせいもあって人工的な明るさを感じ、好みじゃあなかった。

**

   何これ?
   オタク全開ブログになっちゃった・・・

変態さん記事を最後まで読んで下さってありがとうございます。
明日はちょっぴりマシなブログに致します。

今日は絵画モデルへお出かけですヨ。

lasalledeconcert at 05:08|Permalink
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**3月5日(日)**
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《クラブ・プーランク》

にしむら珈琲 御影店
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**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
公開ライブリハーサル

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


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**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

神戸芸術センター
シューマンホール
Caractere
***ブログに登場したお友達***

女の子ちゃんのお友達

=タピオカちゃん=
水色の瞳の親友
離れてる今はメル友

=フラミンゴちゃん=
東洋が大好きな
フォトグラファーちゃん

=ママン手袋=
フランスでのママン

=マルシェ籠ちゃん=
昔ホームステイをした
大家族のお家の主婦様。
今はメル友

=マダム・ビスコッティ=
教会のお友達
明るくしっかりした
お年上の主婦様

=ナイチンゲールちゃん=
うんと近くに住む
綺麗な声の親友

=レモンカナリアちゃん=
お花が大好きな
ご近所のお友達。
ほっそりした姿もお声も
カナリアのよう

=タマゴカナリアちゃん=
レモンカナリアちゃんの卵。
つるつるピンクのホッペの
カナリアお嬢様

=ポニーテールちゃん=
中学校の同級生
登校の友

=マダム・ノベルティー=
美人でおもてなし上手な
ノベルティー夫人

=雀ちゃん=
ウズラちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=青い空ちゃん=
フルートが大好きな
おとなしやかな美人さん

=ぱんだの里ちゃん=
ほわんと優しい空気の
色白パンダちゃん

=赤嘴クイナちゃん=
フルート大好きな
クリスチャン友ちゃん

=シジュウカラちゃん=
お菓子が大好きな
フルートのお仲間

=ホンドフクロウちゃん=
夫の同級生。
ふんわり笑顔の声楽家ちゃん

=オカメインコちゃん=
アカンパニストちゃん

=カケスちゃん=
クリエーターさん

=十姉妹ちゃん=
クールに見えて実は優しい
大好きなお姉様

=アマリリスちゃん=
グラマラス美人の
キーボーディストちゃん

=黒アゲハちゃん=
クラブママ風美人の
歌のお姉様

=キタイタダキちゃん=
音楽マネジメントの卵ちゃん
ピアノも弾いて歌も歌います

=プレーリードッグちゃん=
優しくて可愛い
ご近所のお友達

=シロツメ草ちゃん=
ファゴット奏者の
タマゴちゃん

=河原鳩ちゃん=
生活密着型で
現実的な中型の鳩ちゃん
実は照れ屋さん

=テッセルモルモットちゃん=
昔はお下げ、今はママになった
声楽家ちゃん

=コゲラちゃん=
母と共通の古くからのお友達

=千鳥ちゃん=
コンサート予行の鑑賞者

=グレーうさぎちゃん=
美人の布作家さん

=大春車菊ちゃん=
大きな声で笑う
大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
中学のクラスメイト

=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

=水くらげちゃん=
ひっそり薄茶色のオーラ
シンプル仕様の
元クラスメイト

=パルファンちゃん=
化学系キャリアウーマンちゃん

=ぽっぽちゃん=
小中学校の同級生
下校の友

*****

男の子くんのお友達

=おじいちゃま=
仲良しのドクター
86歳の長老様

=アサリ君=
おっとりふわふわした
秀才君

=カピバラ君=
たくさん一緒に遊んだ
幼馴染君

=カピバラ・パパ=
カピバラ君のパパ

=ダチョウ君=
サロン主の翻訳家君

=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
植物にも優しい内側
26年間のお友達

=ジンライム君=
自然派の学芸員君

=ヤマシギ君=
切れ者の研究員君

=ノベルティー君=
教養深い趣味人の
企業代表君

=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

=サメビタキ先輩=
ぱんだの里ちゃんの先輩

=ハクセキレイ君=
ぱんだの里ちゃんの同級生

=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
ツバメ風のお友達

=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
京都の愛らしい学者君

=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

=チャイコフスキー先生=
音楽評論のお友達

=矢車草君=
コンサートマネージ君

=チャボ君=
ピアノ技師君

=Mr.B=
お世話になってる
Steinwayの調律師さん

=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
スタジオ経営者君

=藍綬君=
藍綬褒章を持つ
最長老84歳のお友達

=ぶち犬君=
昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

=フランス鴨君=
ダチョウ君のお兄様
哲学者ミシェル・ジャメ氏

=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
増井一友さん

=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
片寄伸也さん
  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
  *フルート

=シジミちゃん=
神戸フィル
麻生多恵子ちゃん
  *クラリネット

=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
アンサンブルカプリス主催
国塚貴美さん
  *マリンバ

=カワウソちゃん=
崎元蘭奈ちゃん
  *チェロ

=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

=パーシモンちゃん=
ナイチンゲールちゃんのワンコ

=ムーちゃん=
お散歩で会う白いワンコ
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