グラスの中5

December 15, 2012

古いロウソク

7dec12c














大きな硝子瓶を買ってみた。
亡くなった祖父が使ってたロウソクを入れたくて。

缶に閉じ込められてた古ロウソクを
硝子瓶で愛でたくなったのヨ。

  50年も前のロウソクに
  生活の跡がくっきり刻まれてる。

現在には少し珍しいくらい太めで長〜いロウソク達は
おしっぽがまぁるく削れてる。

祖父は引戸の滑りが悪いと鑞を塗っていたの。
燭台からヒョイと取ってはキコキコ塗り付けてた。

外国切手を保管するのも表面カヴァー代わりにキコキコ。
其れからヒョイと戻して火を灯すのだった。

上下使いさしのロウソク。
暮らしの様子や仕草まで見えるようで暖かい。
とっても大切な形見デス。

**

昨日はババール合わせをしていました。

ピアノを教えてくれた祖父が生きてたら
今のアンサンブルを聞いて何て言うのカナ・・・
なんてぼんやり考えた。

ちょっと風邪のぶり返し。

lasalledeconcert at 06:22|Permalink

December 12, 2012

2012年12月の反省

11dec12a














留められない早さで過ぎてゆく日々を、一片だけでも留めたい。
それなのに止まらず零れてく時間に追いつかない。

たくさんの事があった12月前半。
たくさんの中で私は少しも成長してない。

ゲスト寝室の小物をお掃除しながら、
此のように右側にあったものを左側へ移動させただけで
なんにも前へ進んでいないと思った。

大好きなナンキンハゼ。
冷製スープが入ってた瓶。
アンティーク・シフター。
フランスの昔のメニュー。
ガラス瓶の古紐。

此れら物と同じだけ年月を生きられない人間は
じっと時に耐える物たちの幾倍を足掻いても
満足に1つの事さえ成せないことを思う。

あと数十年しかない時間の無さに蒼ざめる。
みんな此んな気持ちで生きてるんだろうか。
みんなどうやって自分を叱咤してるんだろうか。

**

12月に入ってもう10日と1つが過ぎた。
10日あまり何をしてただろう?

  ソロのドビュッシーを形にした。
  2人の相方さんと合わせをした。
  真夜中は譜面づくりをした。

    中華レパートリーを増やした。
    歯医者さんへ行って貧血を起こした。
    湯沸かしポットが壊れて買い直した。
  
      2度お菓子を焼いた。
      恋人に会った。
      コンサートをした。
      
    本の整理にお友達へたくさん上げた。
    コンサート打ち合わせがあった。
    肩が落ち易いドレスをお直しに出した。

  パリの親友へクリスマスプレゼントを送った。
  生徒ちゃんから冬の頂き物をした。
  電車で本をたくさん読んだ。

    続いた貧血がようやく治まった。
    最期にひいた風邪もマシになった。
    そして振り返れば・・・

何にも成長していない。

11dec12b














  
桐朋図書館からプーランク譜を借りた。

縁が日焼けしたように茶ばんだ楽譜たちは
母校の幾人もの学生が手にした跡がある。
同じ譜を手にとった見知らぬ彼らに親愛の情を持つ。

人はきっと、前を行った人と
後から来る人のためにも
在らなければならなくて、

私は其うありたくて、

2つの世代の間に生きるなら
前と後の世代に繋がりたいと、
偉大な先輩たちを浮かべ
楽譜の擦り切れたページを辿った。

今日はババール合わせ。

**

12月21日クリスマスコンサートにご招待は本日消印で締切りとなります!
ご希望のお客様は下リンク内の方法でのご応募、お待ちしております・・・♪

  *クリスマスコンサートご応募方法


*2011年11月
*2011年12月
*年頭の記録2012
*2012年1月
*2012年2月
*2012年3月
*2012年4月
*ちょこっと凝集
*異常食欲、2012年5月
*2012年5月末
*2012年6月
*2012年7月冒頭
*2012年7月のリビングルーム
*2012年8月の本番翌日
*Macへ行こう(12)8月とLion
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*PJバーベキュー2012と8月末
*2012年9月のペンキ塗り
*2012年10月ヴァントゥイユ当日
*2012年10月のベッドルーム
*2012年11月 ピアノ室とババールカードVol.10
*冬の予定など・・・
*2012年12月のクローゼット

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November 19, 2012

さもない日曜日

18nov12c














骨髄炎はかなり良くなってたのに・・・

週末は疲れで久しぶりに強い炎症が出てしまった。なかなか行けなかった御ミサを楽しみにしてたのに出掛けられなかった。

痛み止めを使うから、せっかくに解禁日にお届けくださったボジョレイ・シャトウ・ドゥ・ピゼイも1口お味見がまだなまま・・・

動かずできる事を済ませた、さもない日曜だった。

  お客様へお礼メールを返したり
    譜面を製本したり

  恋人と沢山おしゃべりして
    沢山笑ったり

  このごろ毎日食べてるティラミスを
    2種類並べてたっぷり食べ込んだり

  プロコフィエフをお稽古したり
    メンデルスゾーンに苦心したり

  酢豚を作ったりピクルスを漬けたり
    イーヨーのお山から柿が届いたり

  千鳥ちゃんがお花の苗をくれたり
    タピオカちゃんからの荷が着いたり

何でもない日曜も幸せだった。    
深夜には本を読んだ。

18nov12e















同じ書物をお2人以上の訳者さんを通して読むのが好き。
版違いの本は訳注だって異なってて、訳注から本文背景を知る事も多いのだもの。

モンテーニュ・エセーは写真、中央公論社の版のほかに黒表紙の筑摩書房の版を手にした。よく此んな読み方をする。

**

昨日はドストエフスキー "罪と罰" 再読が終わりに近づいた。

若い頃のはどなた様の訳だったか忘れてしまった。文庫本で持っていて東京の住まいを出るとき片したのだったと思う。

  この度は金文字鮮やかな千趣会出版の版と、
  どっしり重い河出書房の版を購入してたの。


18nov12d














ロシア文学の訳者さんをあまり存じ上げないから、ジャケ買いしてから読み比べましょうって思った。

  知識がないって怖いわね・・・
  本を持って帰宅してから気がついたのヨ。
  どちらも米川正夫様、同じ訳者様のだってコトに。

もしかしたら若いときの文庫本も此の方の訳だったかも?
自分に失笑しつつ・・・

**

今日はレッスンの午前。
生徒ちゃんはドビュッシーを頑張っています。


■モンテーニュ関連リンク
*実を結ぶこと
*2012年7月冒頭

lasalledeconcert at 06:26|Permalink

November 14, 2012

冬の予定など・・・

  *11/16 金曜夜、デュオババールライブのご予約は
   ピアジュリアン 078-391-8081までどうぞ。

12nov12c














日が飛ぶように過ぎてしまう。

今年春先、リサイタル以降に演奏仕事を入れない見積もりをしてた。優先させなきゃならないお仕事があったんだった。

ところが気がつけばフルート伴奏だの、ムーラン・ド・ラ・ギャレットだの、ペガサスコンサートだの、エリュシオンの園だのと追われ追われて、あっという間に夏が終わってしまった・・・

嘘つき返上しようと思った。9月以降に演奏仕事を入れない再見積もりをした。今度こそ本当にお仕事時間を空けると言った。

ところが気がつけばファゴットパーティーだの、ヴァントゥイユを巡ってだのに忙殺されて、明後日にはPJが迫り、終わればすぐに花鳥園コンサートと、風見鶏クリスマスコンサートが予定に入ってしまった。

3度目の正直。
1月以降は4月のPJソロまでコンサートを入れまいと調整なんかしてみてる。

**

今週はコンサート事務にも追われてしまった。

いつもベッドに入ると同時にコトンと眠りに落ちるのに、事務作業ばかりで身体が疲れなかったのか目が冴えた。

遅くに起きていられるチャンスを良いことに、ルイーズ・ド・ヴィルモランのインタビューや、ジャン・コクトーとルイーズの書簡朗読など、動画を観続けてしまった。

  ルイーズの詩も文も好きだワ・・・♪

16日PJライブは、ルイーズ詩 x プーランク曲に合わせてせんにフランスで求めたヴァイオレットのアクセサリーにしようなんて考えた。

12nov12b














自分に似合いか不似合いか関係なくルイーズのイメージで選んじゃってるところが如何にも女子力がない女の発想よね・・・って一瞬凹む。

  *女子力がない女

明けて昨日のババール合わせは充実した時間になった。
休憩中は蝶番君とルイーズの事ばかり話した。

  プーランクの春、フォーレの夏・・・
  演奏曲の季節の中を夢中で泳ぐうちに晩秋になっている。

lasalledeconcert at 06:44|Permalink

November 10, 2012

女子力がない女

19oct12a

































昭和の女の子。
モノクロフィルムが時代を物語る。

5歳6ヶ月の初夏。
お庭でワンコと遊んでる。
髪もエプロンドレスもくしゃくしゃにしてる。

此の娘は女子力がない女子に育つの。

**

  私には女子力ってものがない。

女子力って何かも実はよくわからない。
そこからして致命的。

わからないけれどお人の気持ちを引く術に近いもの・・・?
例えば直接的に異性の気持ちに働きかける事や、凝った配色の羽や上手な囀りをもった小鳥のような女性を指すなら、私にはまるで備わってない。

女子力がないと自覚しているから好きな人に振り向いてもらえないわねって無意識に思ってたりする。

結果的に・・・

  ?僕が知ってるアサリ君と恋
  ?僕が見たアサリ君の沈黙

    女子力のなさを自覚するが故に
      相手の好意も知覚できない。
        女子的に益々最低ね・・・

**

私ね、女子力が必要と教わってこなかったみたい。

形姿容態を取上げるのは恥ずかしい事と小さい頃に教わったのが強く残り、未だにデート前のお洋服選びにさえ何だか罪悪感をもってしまう。

女子には2種類のお人が居るのかも。

装いを凝らしたり目に心地良く映ることを素直な欲求として目指せる人。もう1種類の人は、装うことに軋轢を感じ面目が立たない気分になってしまう人。

私は一生後者の気がする。

**

周囲の女性を見渡して急に反省した前の月のこと。

  ねえゴメンネ・・・って恋人に謝った。
  私こんなのでゴメンネ。

もうちょっとマシな女子力を持ってれば良かったのにね・・・

**

9nov12a

















秋口に最後のお花をつけたバジルを摘んだ。
恋人はバジル料理が大好きだけど、お花はきっと知らないワ。

小さな小さなお花がホラ此んな風についてゆくのよって見せた。
万両の実のグリーンから赤へのグラデーションも一緒に夢中で眺めた。

白い小さなお花と綺麗な実の収穫が嬉しくて、しゃべり散らかしながらクッキーを食べ食べお粉を零してた。クッキーって止まらないの。大きな缶があると、やめ時がわかんない。止めるのは決まって缶の底が見えた時。

やっぱり女子力のない姿だわって気づいたのは、恋人の手が頭に置かれたときだった。ハッとしてお粉がついてるかもしれない顔をハタいた。女子的に最低だわ・・・

幸せそうだね、って恋人が笑った。

笑いが長引いたので、やっぱりお粉がついてるかも? って慌ててティッシュを探った。顔を拭けばお化粧がハゲるって、拭いてから判った。こんなのじゃ嫌われちゃうワって落ち込んだ。

恋人は、幸せそうな子が好きなんだと言った。


**

何か食べてる瞬間は女子力upするらしい?


   チガウったら・・・

16日ピアジュリアンにてシャンソン演奏に絡めて、リクエスト多数の恋のお話をと思ったのだけど曲内容に上手く絡まなかったワ・・・


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
       ?僕が知ってるシューレア・クリーム
*     (3)見送り
       ?僕が見た変身
       ?僕が見た倦怠期検索
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
       ?僕が知ってるアサリ君と恋
       ?僕が見たアサリ君の沈黙
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在
*     (13)ジーンズと携帯

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
       ?ぴょんきち君と僕が知ってる秘密
       ?僕が見た喧嘩
*シフォンのお返し
       ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー
*行きます!
*夏の思い出
*相合い傘
*ロールキャベツの夜
*エルミタージュ展in京都
*ピアノ試弾会、他
       ?僕が思う恥ずかしい写真


*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の

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October 08, 2012

思い出の硝子瓶 + ルイーズ

7oct12b













ババール合わせを終えた土曜、夜にプチ模様替えをした。

夜遅くまで丸1日合わせると就寝前の時間は頭が疲れちゃってるから・・・そんな時は単純労働ネ!

日本間にすっかり溶け込んだまま年が過ぎ、目にしても意識の下にあった大きな硝子瓶に気づいた。小物模様替えを始終するのに、見慣れ過ぎて私の中で品の意味を失っていた。

フランスのぶ厚いガラスに詰まったお花。

昔、婚約者が花束をくれるたび、一部をドライにして記念に詰めて飾ってたのだった。

7oct12c














うっかりと手元に置いたままに忘れてた。
あら大変、ごめんなさ〜いと現恋人に心の中で呟いて
大瓶の中身をゴミ袋へザッとはなった。

婚約していたのに下の名を思い出すのに数秒かかった。
サラサラ落ちてく小花、カサリ乾いた音を立てる薔薇。

旅行中のホテルのお部屋にまで花束を買ってくれる人だった。
楽しい思い出だったけれどもう要らないワ。お品も思い出も。

お別れする毎その日のうちに思い出の品を全捨てしてスッキリさせてしまうのに、インテリアの1つになってた瓶に興味を失ったまま気づかず年が経ってたなんて。

**

空っぽになった瓶を綺麗に洗って消毒した。
縦長の形を生かしてロウソクを詰めることにした。

  瓶は、お花が入ってたことなど忘れて
  新しい時間を懐に抱いてる。

**

来週 "ヴァントゥイユを巡って" で演奏するプーランク作曲 "花" はルイーズの詩です。

葬られた恋を花と歌う。"偽りの婚約" の終曲。
衰えた心の残像を描く風な自壊の空気が素敵・・・ 

ルイーズ自身の最初の婚約は、サン=テグジュペリ伯とでした。
でも現実の彼女は自壊の空気を纏わずもっともっと達者で多力で実際的に思える。

縁談を延期した後の1923年ふいに不成立にしたのはルイーズで、サン=テグジュペリは大変なショックで10年もダメージから立ち直れなかったと伝えられてる。

ひょっとしたら周囲の人たちは、婚約した報せよりは解消の報せのほうが驚かなかったかもしれないナンテ想像してしまうようなルイーズ像。

彼女もお別れの度、思い出を躊躇なく全捨てしたカナ・・・
そしてお品も思い出ももう要らないワと呟いたカナ・・・

**

  10月13日午後3時より大阪南YMCAにて。
  ルイーズ詩の4曲が入ります。

チケットは1000円
お問い合わせは 大阪南YMCA Tel 06-6779-8370
     (受付時間 平日10:00〜18:00)

お友達の皆様は私のまで直接ご連絡下さいネ・・・♪
お待ちしております。


■"ヴァントゥイユを巡って" 関連リンク
*10.13プログラムとコンセプト
*読書記録とヴァントゥイユ

■プーランク関連リンク
*爛熟、プーランクと爛れ
*フランスとルイーズ
*カフェは難しい・・・
*プーランク x ルイーズ
*神のないルイーズとフランス
*ルイーズのチーズ
*ルイーズの赤

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September 21, 2012

クッキーとヴァリエーション・レッスン

20sep12c














型抜きクッキーを焼いた。
これのお味を恋人が好きらしいのだ。
クッキーを出すとパクパクよく食べる。

意表をついてお初のクマさん型。
レッスンで生徒ちゃんにも出してみた。

グラスに挿した藪蘭には理由があった。
生徒ちゃんがヴァリエーション曲をお稽古するからだ。

**

大人になってからピアノを再開した生徒ちゃんは、昔ピアノを辞める前に何となく素通りしたことを改めて理解したいと強い希望を持っている。

レッスンの半分は質問で過ぎている。
私は生徒ちゃんの質問に答えるのが好きだ。
よりわかり良く、より正確な理解を促すために日々のレッスン内容を考えるのも好きだ。

だから質問に熱心な生徒ちゃんと相性が良い。
相性良好で楽しいけれど滅多矢鱈な時間がかかるので2コマ続きのレッスンを実践することになった。音楽の問は1つ理解すると3つ別の問いが増えてゆくからだ。

問が増え、知った事柄が増え、生徒ちゃんのノートのページが増えてゆく。

レッスンを好きなのはできる限り技術や知識を誰かに分けたい衝動ゆえだ。命に限りがあるように自分1人が使えるものには物理的に量に限りがあるから、他に使ってくれる生徒ちゃんと共有しておきたくてたまらないのだ。

うまくしても50年後はこの世に居ない。
20年前の私は、70年後この世に居ないと焦りまくっていたが
変わらないばかりか20年経って残り時間が短くなっただけだ。

20sep12d














まだまだピアノはじめの生徒ちゃんのレッスン前、
パリのハンドペイント・グラスを持ってお庭へ出た。
ヴァリエーション説明になる植物を見繕った。

テーマであるグリーンのペイントからグリーンの葉が派生する。
形と葉の数は同じ。

今度は色を変え、パープルのペイントがお隣に塗られる。
次には色は同じくし、形を変えたパープルのお花がヴァリエーションとして伸びる。

ヴァリエーションのあと薮蘭のぽちり*としたお花粒がグリーンのペイントの真ん中へ戻る。

でも考えてみて。グリーンペイントの目立たないぽちり*は、本当ははじめからお花の真ん中に描かれてた。

**

色んなバージョンがあるけれど昨日の生徒ちゃんのヴァリエーションは此んな風。

週末ファゴットパーティー+プラスの合わせです。
ほんとに期間が短かったけれど可能な限り頑張りました。
もう少し仕上げて・・・さて対応できるかなあ?


■お教室関連リンク
*ゆる〜いピアノ室へ生徒ちゃん募集
*ヘンレ色のピアノ室
*小さい生徒ちゃんのフランス教材
*趣味の生徒ちゃんのモンヴェル教材
*楽譜って綺麗・・・
*ピアノ室の紙ものと色紙展
*ババールのお教室
*繋いだ手のしらべ:転調
*アンティークメニューの使い道
*大人から始めるピアノ

*ラヴェル "ソナチネ" 1楽章

*ピアノレッスン1:辞めちゃう理由?
*ピアノレッスン2:楽しみって何?

■HP
*ピアノ室

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September 13, 2012

カフェは難しい・・・

12sep12c














梅田のカフェで蝶番君とプーランクの分配編曲をしてた。
11月に演奏予定の曲。

私たちは両耳を塞ぎながら楽譜と首っぴきになって
頭の中で音を拾ってた。

学生のように多く此ういった編曲作業をしてる。
其うしてお外作業の毎、カフェに困ってる。

  BGMがない無音の場所が近くに見つからないのだ。

耳を塞いでいると互いの声が聞こえず、鉛筆を持つため耳から手を放せば途端にプーランクと似ても似つかない音楽が耳に飛び込んでくる。

私は元来カフェってものが苦手だ。
珈琲のお味を頑固に守る昔ながらのお店が存続することは心から望んでる。現行の・・・なんて呼ぶのかしら、女子カフェ的な処が苦手でたまらない。

女主人の思い入ればかりが剥出しになっている空間が、打合わせにも音楽の会話にもぞぐわずに幾度も困惑した。

其うしたカフェでは、いつ途切れさせても良いおしゃべりや、いかにもなカフェ雑貨見物しか前提にないかのように振舞われてしまったのだ。

如何なる絵画や文学のお話途中でも、マジパンで作ったお花やマロンクリームを可愛くちんまりと盛った小皿をニコニコ差し出され、ステキ〜♪ と言うを待たれたりする。

女子カフェくらいお店側が顧客層を限定する場所も少ないのではと感じてしまった。当惑の白い空気を押し出すしかないオジサンのようになってしまった。打合わせに数軒しか覗いてない僅かな範囲で私には無理と判断した。

だから目についたチェーン店に入ったりする。会話を邪魔されず放っておいてくれる分ずっと良いと感じる。飲み物のお味も女子カフェに劣ることもない。

ただしBGMが最大の難問になる。
難題に見舞われてさえ、チェーン店で耳を塞ぎながら音読みをするほうがまだ好きだ。

其んな理由で時々、梅田のざわついたチェーンで200円のコーヒーを前に五線紙に向ってる。

多分ね丁度なカフェが見つからないのは私たちがカフェに興味がないからね。お茶を飲む場所を調べたり探したりに気持ちや時間を費やすのを無為と感じてしまうのかも。道端の缶コーヒーで構わない。音楽作業に集中できることが一等しあわせ。

**

写真のノヴェレットと異なる曲調のヴィルモラン詩の曲集を来月のコンサートに控えて、しばしばルイーズのことを考えてる。

華麗な人生を送った美しい女性が恋の空虚を描き続ける。
無規律で乱脈を極める感情が鋭く刺すように読む者を誘う。

大富豪や文豪たちのミューズとして君臨した美貌の才女が
どこまでも不健全に不揃いな心で斬りつけてくる。

彼女の歪んだ哀しみは、自らの手で喜びを壊してしまう人に
特有にある種類のものにも見えていた。

大切なものを傷つけずにいられない風にも見えた。
彼女の一番の嘆きは、愛を得難いものと感じることができない自分自身なのだろうかと・・・

1コリント3章17節がふと浮かんだ。

Si quis autem templum Dei violaverit, disperdet illum Deus.
Templum enim Dei sanctum est, quod estis vos.

人もし神の宮を毀たば神かれを毀ち給はん。
それ神の宮は聖なり、汝らも亦かくの如し。


あなたがたが神殿だとされているに関わらず
ルイーズは何故壊し続け苦しみ続けるんだろう。

もう少し読み込んでみましょう。

11sep12b










おまけ画像はupし忘れてたズワイガニ姫とのライブの様子です。
明日はブルゴーニュ君かな。


■"ヴァントゥイユを巡って" 関連リンク
*10.13プログラムとコンセプト

■プーランク関連リンク
*爛熟、プーランクと爛れ
*フランスとルイーズ

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September 11, 2012

夏の思い出

10sep12a














夏が終わる。
パスティスの瓶を見ると夏の思い出が甦る。

キッチンへ抜けるお酒のコーナーテーブルを眺めて、目まぐるしかった夏が去ろうとしてるのを惜しんだ。

ある人は夏に秋を待つ。
暑さに疲れて秋を待望する人に出会うと、此の人はきっと冬には春を待つのだろうと思う。

私は次の季節を楽しみにすることができない。

夏の湿気も冬の悴みも、早く過ぎてと願うことができない。

季節が移りゆくのが寂しくてたまらない。

  二度とない時を感じ尽くせないまま、
    もう去ってしまうのかといつの季節も嘆きつつ
      自らの時の証を1つ残そうと躍起になる。

此の夏もいっぱいいっぱいだった。
夏の終わりに恋人がご馳走を作ってくれた。

おうちへ迎えられるとブイヨンにした鶏ガラが漉され、ぴちょん・ぴちょんと美味しい滴をボールに落としてた。

  熱々のお鍋の湯気と涼しいお部屋。
  取り分けてもらいながらテーブルの下で
  裸足の指先を恋人の裸足に触れた。

  どうもありがとう・・・って。

私は今年の夏も何も残せなかった。
恋人が思い出をたくさん残してくれてた。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
       ?僕が知ってるアサリ君と恋
       ?僕が見たアサリ君の沈黙
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
*シフォンのお返し
       ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー
*行きます!

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の

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August 12, 2012

本日、美術館コンサートです

11aout12a














ダイニングルームの毎朝の風景。
紫陽花が渋い色でドライになり始めてる。

右手ノベルティグラスはノベルティー君に頂いた。
とっても緊張してアイスココアを飲んでる本番の朝。

日中はまだまだ蒸すものの夜のお水の温度が変わった。
お夕飯後の洗い物のお水、ひと頃はぬるま湯のようだったけれど
ここ2、3日は冷たいお水が戻ってきたのヨ。

今朝は少し早出。
お昼のコンサートだからリハーサルも早時刻です。

**

なんだか切ないなあ。
あんなに頑張ったプログラム、描きたかった世界が満載のプログラムが今日で終わっちゃうのが寂しいナ。

今年もまだまだたくさんコンサートは続くけれど同じコンサートは2度となくて。同じ会場でも同じパートナーでも演奏は1回ずつ違ってゆくから・・・

だから留めることのできない音楽を1つ1つ大切にしたいな。

本日県立美術館アトリエにて、午後2時開演。
お目にかかれますのが楽しみです・・・♪

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July 15, 2012

爛熟、プーランクと爛れ

14juillet12a














リビングテーブルの上・・・。生徒ちゃんから頂いたさくらんぼ、SALINSの古いボウル、パリのお土産に頂いたハンドペイントグラス、今年新入りになったお庭の八重紫陽花。

重なった花びらによく似たフリル、象牙色の手袋は母の娘時代のお気に入り。20代でお下がりにもらった。

さくらんぼをつまんでプーランク曲のことを考えた。

**

8月12日のうんとオトナなプログラムに、ごく短いプーランク曲を2つ挿入した。

プーランクの歌曲がもぉもぉ大好き。特にアポリネール詩とヴィルモラン詩に添えられた曲たちに顕著な爛熟。プーランクも各詩人さんが齎す世界の雰囲気に大きく影響を受けてペンを執る作曲家のお1人なのだと、大切に詩を読み返す。

プーランク歌曲の官能は、直接に情欲的というよりは、目には見えない根柢の希求と、希求が満たされない故の自虐性を秘めた放蕩と、元にあった希求を感じさせる断片映像的ストーリーと、爛れと、象徴主義的陶酔と・・・ 

ウィーン分離派に見られるタイプの背徳とも少し方向の違ったもので・・・堕ちる悲しみというのかな。

**

プーランクの数ある魅力の内、個人的に一等好んでいる凋落傾向のようなものが蝶番君の演奏特徴にとっても合っていて・・・

  *プーランク「ロマンツァ」

僅か2分間。あっという間に過ぎてしまう小さな小さな歌曲に
なまめかしさと斜陽の美がギュウっと凝縮されている。

  アポリネール詩 "ホテル"
  ヴィルモラン詩 "ヴィオロン"
  どうぞお聞きになってくださいネ。


*ババールちらしデザイン
*デュオ相性
*8月12日プログラム

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June 24, 2012

強い花

23juin12a














激烈な痛みと炎症で2晩まともに眠れてない。

風邪と相乗した影響か週頭から徐々に痛みが増してしまった。
此れほど酷い痛みは半年ぶり。
強い鎮痛剤を躊躇する余裕もなかった。

何もできずに痛がっている時間がとっても嫌で情けなくて、痛みを避けて体勢を変えながら酷い格好で大学研究紀要論文から "ニーチェにおける音楽とメタファー" を読んでた。

"メタファーとしての音楽の力" と、"音楽というメタファー" の2種に考える方法が興味深かった。

**

眠れず疲労が募ったので喉の通りの優しい甘いものが欲しくなった。午後痛みが退いた隙に今月2度目にレモン・フランを作った。冷やし固めるうちにミントが中心からズレてるったら・・・ きまらないワ〜

23juin12d














フランは雨上がりのお庭で食べた。

大好きなドクダミを1コーナーに群生させてる。

ガクも持たないまま、お花はピンと上を向き
肉の厚い色濃い葉を繁らせる。

害虫を寄せつけず、病気も持たず、環境を選ばず
土の奥深く真っ白な地下茎を伸ばし、
意志を持って行きたい場所へ向かう。
土の下のトンネルを抜けて思わぬ処に顔を出す。

此のお花の生命力に尊敬の念さえ抱く。
私は強いお花が大好き。
身体、強くなりたいな。

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June 17, 2012

MP行って良かった

16juin12a














ミュージックパーティー終了。
毎年の如くにお友達交流がとても楽しいパーティーでした。

ご一緒に演奏させて頂いた皆様どうもありがとうございました。
リハーサルから打ち上げの最後まで楽しかったですネ・・・♪

主催のSHUN様が兵庫県功労賞を受賞されたから、気の置けないオミヤにBassacをお持ちした。特別じゃないけれど2001年はヴィンテージチャート4つ星だからアリかな?

**

5巻に読み進んでるジャン・クリストフを帰り道に開いた。
此の箇所を印象深く感じたのは私の中の後悔のせいだ。

《音楽家にとっては、音楽だけで事足りるものではない。それだけでは、時代を支配し、虚無をのり越えることはできないであろう・・・人生だ! 全人生だ! すべてを見、すべてを知らねばならぬ。真実を愛し、求め、抱きしめねばならぬ。真実 --- それは、接吻する者にかみつくアマゾン族の女王、美しいペンテジレアだ! 》

             (新庄嘉章様訳)


音楽しか語れぬ音楽家たちと同じテーブルで、拘泥した論議にクリストフがいらいらさせられて、うんざりする心情が描かれる。

私の後悔の内情はぜんぜん音楽家相手のことじゃない。
クリストフとは違ったシチュエーションだった。
ただ、うんざりする状況を自ら作ってしまったに等しいところが
クリストフと同じだった。浅薄だった。

**

女性知人とのくされ縁を放置した自分を悔やんでた。
放置ではなく早々に放棄すべきだった。

  数日前、彼女と実に退屈な議論をしてしまった。
  退屈な議論とは、発展がない議論ではない。
  発展がないと予見しつつする議論であり
  議論を終わらせるための議論のことだ。

  終わらせるためだけに論を立てるのは虚しく
  双方のうち私だけが虚しさを感じているのが
  尚更に空虚なことだった。

こりごりして萎えた気分から
平安を取り戻したい気持ちで一杯だった。
MPでお仲間がたくさん元気をくれた。

  気持ちのよいお仲間と、人生を愛する人たちの笑い声と
    真摯な悩みと、自己の成長を求める問いと・・・

      其れらに触れさせてもらうことが とっても尊く、
      昨日の私に必要なことだった。

私、一等MPを楽しんでたと思います。
皆様ありがとお! そしてお疲れさまでした・・・♪

lasalledeconcert at 06:45|Permalink

June 14, 2012

2つの贈り物

13juin12b














花色が変化してゆくオランダの紫陽花
カメレオン・ハイドランジア。

朝から夕までのトリオ合わせと、蝶番君が残った夕から夜までのデュオ合わせで無理をして、手が熱を持ったまま。

冷たいバケツのお水に手を浸し、手指でお水遣りをした。

**

  合わせ中にピンポ〜ンってチャイムが鳴った。
  レモンカナリアちゃんでした。

とっても美味な大阪のお店、Made in Eggさんのプレミアムプリンをたくさん差し入れて下さったの♪

  なめらかでトロトロのプレミアムプリン
  びっくりなほど美味しかった〜!

ショコラも塩キャラメルのお味の瓶も、どれも大層リッチな味わいでした。お友達にも是非オススメしたいナ・・・♪

レモンカナリアちゃんご馳走様でした。
合わせで疲れてる時間帯の応援とエネルギー補給、嬉しかった。

**

町がすっかり静かになった夜にデュオ練習を終えた。

カワウソちゃんが退けたあと、
急にFg.リードが絶好調になった。
トリオと一変した雰囲気でデュオに集中。
実のある曲づくりができた。

先日訳したばかりの祈り
  星降るようなノクチュルヌなど、
      曲たちが作られていった。

        2人とも上機嫌で、
          音出し可能な時刻ぎりぎりまで
            音の粒を楽しんだ。

**

  その夜。

疲れ切った頭と身体で夜のお勉強もできないからと木箱を1つ整理した。

お勉強に身が入らないほど疲れた深夜は家事か整理事に勤しむ。

頭を使わない家庭料理の下ごしらえや拭き掃除は、頭が芯から休まる気がする。身体を使わないこまごました整頓は昨日のようなクタクタな日でも捗る。

  開いた木箱には過去のスケジュール帳が整理されてた。
  捨て切れず無意味に取り置いてしまったお帳面類を
  思い切って処分しようと考えてた。

捨てる前になんとなく小さなシステム手帳を捲った。

目に飛び込んできた1ページ。

13juin12a













大学生の此の日、私はフランス文学のお帳面を忘れて授業に出てしまったみたい。

仕方なく手帳にメモを取り、後に授業ノートへ写したみたい。

  1990年2月15日のメモに詳しく書かれてたのは、
    2012年8月12日のコンサート・プログラム
      プーランク&アポリネールの曲の事だった。
      

仏文学授業でアポリネールを扱った書き記しが
素敵な偶然を見せてくれた。

あのピエール・ロティの時のような偶然

  *エートルが繋がる

こういうのって楽しいナ。

お世話になった仏文学の先生が
22年も経て贈り物を下さったみたいな気持ちがした。

  ずぅっと同じものを愛し続けていたら
  また数十年後に楽しい偶然の瞬間がくるカナ・・・

    レモンカナリアちゃんと桐朋学園の先生と、
    2つの贈り物が届いた日。感謝です。

lasalledeconcert at 06:30|Permalink

June 12, 2012

"祈り" 落合訳

11juin12c














鳥たちの遊び場。

石の窪みを満たしておくと、お水浴びにやってくる。
はね散らかしたお水がだいぶ減ってるのを見て
今日も楽しんでくれたって思う。

紫陽花が色づいた。
山百合は大きな蕾をほころばせた。
幾本かを硝子花瓶に挿した。

**

《祈り》

          ボルデーズ
        落合訳

父よ、御子の声があなたの住処へ届くならば
御前に跪くイエズスの祈りを聞き入れ給え。

神の思召を地になさせるため私を選ばれたならば
世の光、全能の王の中の王よ、
願わくはあなたのしもべとならんことを。

主よ、私の唇にまことの救いを授け給え。
疑念の内にある者に、あなたを尊び恭順をあずからせ給え。

私をお見捨てにならず、欠くことなき恩寵を下し給え。
苦しみを鎮め、哀れと痛みを和らげる糧を乞い奉る。

仰ぎ願わくは主よ、御身を現し給え。
主のために苦しみを受けんことを。
ゴルゴダの丘にて十字架の死を与え給え。

**

7月1日トリオ・ババール第2公演で演奏するフォーレ歌曲。
"祈り" を訳してみた。

  イエズス様が神に祈られる形を取った詩。
  祈りの言葉として綴られた詩の場合、
  古くからのミサ典書和訳に用いられる単語文体以外を
  使用する翻訳は考えなかった。

詩を読んで浮かび上がるのは、現在も多くのカトリック教徒が目にされているサレジオ会士フェデリコ・バルバロ様が訳された典礼の文体だった。日本翻訳文化賞を受けられた宣教師様の祈祷文は幾十年かけて私の中に根付いていた。

  *大人になった日は?

詩人ステファヌ・ボルデーズに関してはよく知らなかった。
1847年フランスに生まれたことだけで没年も判らなかった。
歌詞以外の刊行物もまだ目にしたことがない。

"Le reve de Jesus" をはじめイエズス様を追う詩が多いことだけ知っていた。

**

  訳を幾つか振り返ってみる。

vos lois は単語対訳だと "あなたの教え" になろうけれども
慣習的な言い回し "神の思召" とし、また"思し召し" とおくり仮名を振らずに、バルバロ様が刊行当初使われたままにした。

auguste Roi des rois に関して。
Roi des rois の歌詞フレーズはフランスの賛美歌にも数限りなく出現する。付加される auguste は通常権威に対する尊称に使うけれど、"全能の" とやはり私たちが慣れ親しんだ呼びかけを選んだ。

Au calvaire はラテン語起源のフランス読みの地名も良いが
和訳の場合ヘブライ語起源のゴルゴダが、日本ではよりポピュラーに思われた。

全体に各単語の一般的な対訳よりも、日本語になった時に祈りの言葉の遣い方として、日本人信徒にとって違和感がないことを優先した。

プログラムupの日、内容をよく読まずにタイトル原語訳どおり "祈りつつ" と書いてしまった。此の詩にEnを"〜ながら" "〜つつ" と訳すのは相応しくないと気づいた。

**

《En priere》

             Stephan Bordese

Si la voix d'un enfant peut monter jusqu'a Vous,O mon Pere,
Ecoutez de Jesus,devant Vous a genoux,La priere!

Si Vous m'avez choisi pour enseigner vos lois Sur la terre,
Je saurai Vous servir,auguste Roi des rois,O Lumiere!

Sur mes levres,Seigneur,mettez la verite Salutaire,
Pour que celui qui doute,avec humilite Vous revere!

Ne m'abandonnez pas,donnez-moi la douceur Necessaire,
Pour apaiser les maux,soulager la douleur,La misere!

Revelez Vous a moi,Seigneur en qui je crois
Et j'espere: Pour Vous je veux souffrir
et mourir sur la croix,Au calvaire!


*"ロマンス" 落合訳

*"リディア" 落合訳
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*"月の光" 落合訳
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     *月の光に溶けて消える
     *月の光と母性
     *フォーレ "月の光"

*"イスパーンの薔薇" 落合訳

*"トスカーナのセレナード" 落合訳
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      *フォーレ "トスカーナのセレナード"
      *トスカーナに憑かれて
      *フランス気質と音さがし
      *19世紀の恋情

*"罪の償い" 落合訳
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*"墓地にて" 落合訳
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*"夢のあとに" 落合訳
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*"クリメーヌに" 落合訳
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*"水のほとりに" 落合訳
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*象徴(6) "蝶と花" 落合訳

*"この世にて" 落合訳
*"ゆりかご" 落合訳
*"漁夫の悲歌" 落合訳
*"棄てられた花" 落合訳
*"水に浮かぶ花" 落合訳
*"秋" 落合訳
*"贈り物" 落合訳

*"森の鳩" 落合訳
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June 11, 2012

トリオ・ババール贅沢な問題

10juin12d














弾いてはタイムを計ってメモをする。
一頻り演奏を終えると、さあ計算の時間ですよ〜。

秒の桁を足した数が200何十秒、300何十秒となるのが苦手。
私とカワウソちゃんは秒を分に置き換える計算を始終間違える。

  蝶番君が一等早い。
    私は筆算しなくちゃわかんなくて
      カワウソちゃんは全然違う数字を言い出す。

タイムが出ると、うんざり顔を見合わせた。
大問題が浮上・・・

**

7月1日、北野町のムーラン・ド・ラ・ギャレットの公演は
プログラムを端折らなければならなくなった。

11時〜のバロックがボリューム大で長過ぎる。

私たちはまず、1公演を無休憩で弾く事に決めた。
休憩時間を取ると、次の公演との間が詰まり、
お客様のお昼休みが短くなってしまうから。

無休憩で1時間を丸々使おうとタイムを取った。
正味の演奏時間だけでオーバーした。

  ああ・・・

此れはいけないワ。
解説時間も取れない。

"すっごい早口で解説しようか? "
"お辞儀も大急ぎでするとかは? "

くだらない提案をし合うけれど3分も短縮できない。

  どうしようもないわ・・・

やむを得ずマラン・マレ "ラフォリア"を抜粋に決めた。

**

  とても幸せなことだと思う。

弾く曲がなくて時間稼ぎをする風なコンサート準備に伴奏で立ち合う度、違和感を覚えた。各人好みのタイプのコンサートの形があろうけれど、時間が余って寄せ集め的に作ったプログラムは個人的に趣味じゃない。

時間を持て余すからピアノソロで補って、って形も演奏は楽しいけれど、プログラム作りの意識に言及すれば共感をもって溶け込めるわけじゃないって感じる機会も多かった。

  3者のふんだんなレパートリーから縮約する贅沢に、
  幸福感と安心感を感じさせてもらってる。

10juin12c














ラフォリアは抜粋内容を決めなきゃならなかった。

バリエーション構成が上手く運ぶよう頭を悩ませつつ
溜息ついてピーナッツバター・トフィーを食べ込んだ。

抜粋バリエ選択後、再びタイム計算。

  う〜ん、まだ多い。

更に半分ほどに減らし、流れを見るため継ぎ目を試奏。
試奏後に微調整して決定し、Total計算。

  え〜ん、まだ長い。

最終的にギリシャ古代詩モチーフの "アポロン賛歌" を
取りやめるしかなくなった・・・(涙)

アポロンは8月12日デュオ・ババールにまわすことになった。

**

今週のトリオ・ババールは3公演全曲通しリハーサル。

  通るかな・・・?
    楽しみデス・・・♪


7月1日(日)トリオ・ババールのチケット発売中です。2000円〜。
チケットのご注文は、ブログ左欄のお教室アドレスからどうぞ!


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June 07, 2012

誠実な戦い

6juin12b














此の季節恒例、グミの枝が両手で抱えるくらい届いた。
プチン・プチン、枝から外す。
緑の実、オレンジの実、すっかり紅に染まった実。

**

  問題の和声課題は昨日1時間半ほどで終えた。

カフェのスピーカーの真下に座ってしまったの。耳を塞ぎながら頭の中で五線紙の音を鳴らしつつ・・・音楽学生の宿題みたいで楽しかったワ♪

  道々ニーチェ "この人を見よ" を読み終えた。

《怨念感情は、弱さから生まれた場合は、他の誰にとってよりもその弱者にとっていちばん有害なのである。--- ところが、それとは違って、ゆたかな天性をもっている人間の場合には、怨念感情というのは一つの贅肉的感情》

  私はゆたかな天性はない者だけれど
  此の箇所をとても面白く感じたの。

怨念というと日本語的には恨みつらみの負の感情を連想するけれど、原語は知らないながら、ニーチェが書きたいのは必ずしも "抑圧された" 怨恨だけじゃあない感じがして次を読み進んだ。

例えばディドロやモンテーニュのような、執拗で深追いをする風な継続的な --- 継続するだけの活性を持った --- 憤激も含んでいるかもしれないって感じた。

不断持続の末の、抑制されることのない情念ということならば、私自身もある種の怒気を非常に多く持っている人間と自覚してる。

  *ピアノを諦めてる人へ(2)5.30パリの風ちらし

無論褒められたことじゃなく、あんまり頻繁に瞬間沸騰の爆発をやってしまう私などは論外だと反省しつつも、其してニーチェの足許にも及ばないなけなしの天性に苦しむ者であっても、どうにも共感してしまう次の一節に当たった。

  特に後半は、物事への取組みとは何かと
  悟らせてくれる文でもあった。

6juin12a














《戦いとなると、話は別である。わたしはわたしの本性上戦闘的である。攻撃することはわたしの本能の一つである。敵となりうること、敵であること --- これはおそらく強い天性を前提とする。いずれにせよ、これは、すべての強い天性の所有者に起ることである。

こういう天性は抵抗するものを必要とする、従って抵抗するものを求める攻撃的パトスが強さに必然的に伴なうものであることは、復讐や遺恨の感情が弱さに伴なうのと同断である。

中略

攻撃する者の力の強さを測定するには、彼がどんな敵を必要としているかということが一種の尺度となる。

ひとの成長度を知るには、どれほど強力な敵対者を --- あるいは、どれほど手ごわい問題を、求めているかを見ればよい。

つまり、戦闘的な哲学者は、問題に対しても決闘を挑むのである。その場合かれがめざすことは、抵抗するものに勝ちさえすればいいということではなく、おのれのもつ力と敏活さと武技の全量をあげて戦わねばならないような相手 --- つまり自分と対等の相手に打ち勝つことである。

    ・・・敵と対等であること ---
    これが誠実な決闘の第一前提である。》

             (手塚富雄様訳)


  敵とは人間に限らない。

  そして私は良くも悪くも戦いが嫌いじゃない。

      負けがこんでいてもネ!


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May 25, 2012

浪漫主義と現実主義

24mai12a














今朝のピアノの上。

摘んでは少しずつ乾かしてたお庭のクリスマスローズ。
しっかりしたドライになりましたヨ。

**

芸術に求められるもの、芸術家が求めるべきもの・・・
ナンテおしゃべりは音楽家が寄れば尽きないのですが

浪漫主義と現実主義は相反すると位置づける場合が多く見られる。反発し合うものと置くが故に、他方を相容れないものと嫌うが故に、片方だけでは成立しづらい2つの主義の双方ともに疑問を残し永久に議論が終わらない様子も目にする。

  啓蒙思想家たちは2つは対立しないものとした。
  純粋な浪漫を現実が育てると。

  興味深い文章なので引用してみますネ。


《ロマンチシズムとレアリズムはこ々に正しく結合される。ディドロやトルストイが強調した藝術に於けるモラリスムは此の意味に解釋されねばならない。ディドロは、既に我々が知つた如く、自然観察に於て、宗教批判に於て、社會現象に於て、どこまでも冷静で緻密な科學的分析家であつた。トルストイは十九世紀後半期に於ける最大のリアリスト作家である。

現實に對して緻密で鋭い観察眼を持つた彼等が、期せずして藝術にかくの如き社會的、道徳的役割を要求したことは、深い意味を持つてゐる。然しこれは極めて自然な歸結である。

藝術家が現實の奥に進めば進む程、廣く素材を獲得すればする程、彼は現實の生命力とも云ふべき歴史の流れに觸れる。こ々からして、彼は偉大なる思想を己れの作品に附加する。

藝術と社會的實践との結合は、藝術家の純粹な觀察と良心に與へられる一の試金石である。

藝術作品の眞の純粹性はこの結合に依つて毀損されるどころか、寧ろ保持され育成されると云ふべきだ。

逆に藝術至上主義者の守らんとする純粹性は、彼等が複雜な現實を處理する力の無いことと、その中へ大膽に飛び込む勇氣の缺除せることを、美しい口實に依つて隱蔽してゐるに外ならない。》

             鳥井博郎様著 "ディドロ" より

  浪漫と現実に同時に触れ続ける私たちにとって
  頼もしい一文だって気がした。


■ディドロ関連リンク
*スペイン料理とディドロ
*絵をみる
*書棚
*クリームプディングとディドロ
*サンサーンスとディドロ
*善と悪
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*人の特質
*別れの月光
*ケクラン、ディドロ、ドビュッシー
*フランス音楽(8)感性の求め

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May 10, 2012

本然の

9mai12b














読書室の一角。祖父の外国語辞書やペン。
ガラスケースに閉じ込めた機械部品はセルフブロカント。

古いばかりでパッとしないでしょう?
拙宅全部がおよそ此んな物ばかりで出来ている。

パッとしない私の血肉。

ニーチェに《ひとはいかにして本来のおのれになるか》って文がある。書物主旨から離れて此ういった言葉をぼんやり考えてみたりする。

  私たちが積んだ分だけ思考が豊かになるように
    私たちが怠った分だけ感覚が弱まるように

      遺伝のままの姿を携えて生きてしまうように
        生活外囲が意識せぬ仕草を作るように

  側にあって一緒に生きてきたパッとしない物の中で
  其れらが齎したコンテクストを感じながら暮らすのが
  私にとっては本然の己を見出せる形カナ・・・

パッとしない代わりに嘘がない物は
本来の己以上を見積もり飾ることなく
本来の己未満と卑下することなく

本が書棚に増えてくように
年相応の皺を刻むように
己其のものでもあるようで

  *アンチ・アンチエイジング

楽しいナって感じるのです。

**

昨日まる1日をかけて刻んだ足跡は、トリオババール第3公演の曲たちでした。

夕刻まで詰めてくれたカワウソちゃんは、ピアソラをだいぶ頑張ってきてくれました。
更に夜まで残って延長戦でケクランやプーランクに付き合ってくれた蝶番君、お疲れさまでした!


*アンティーク好きの理由
*アンティーク途中
*アンティーククロスはまだ先
*アンティークを愛でる

*ゼロ円インテリア
*ペイントもの・・・♪
*断絶ないインテリア

*エートル
*エートルが繋がる
*エートルとプロセス
*エートルとエグザゴン
*エートルを愛でる

*古いスクリーンはワンコのエートル
*内緒のエートルは黒田節

*HPお道具ページ

*望郷
*望郷とエートルとショパン

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May 08, 2012

ちょこっと凝集

7mai12d














アンリシャルパンティエのチーズケーキ。
リサイタルがあったから10日もお菓子を焼いてない。

終わってみると、もっと時間がなくなった。
すべての用は5月4日から始動しますって言ってたせいで
いちどきに皺寄せがきた。

予算削減に自分でデザインすることにした8月12日コンサートのチラシとチケットを仕上げた。印刷に回した。

フルート伴奏の譜読みを進めてる。ラヴェルとフォーレのアレンジが悪く気になった。フランス音楽の音がしない。と言ってもアレンジャーのせいとも限らない。市場に合わせて簡易に弾ける譜面を作る場合の限界なんだと思う。オリジナルに近い音になるよう手を入れたい。

明日はトリオババールの合わせ。3日までは合わせの下準備もできなかった。あの15曲の暗譜で手一杯だった。4日からトリオの譜読みにも必死になってる。明日までに何とか間に合いそう。

**

それでもお庭のお花を摘む時間もある。パリのお土産に頂いたハンドペイントグラスに小さなお花を活けた。

  ばたついてても気分だけはゆったり。
  ソロが終わった開放感って好き。

2時間ばかり2度目のピンポンだって楽しめた。
思いがけずカワウソちゃんが一緒だった。
卓球場で会うなんて楽しいワ♪

ピンポンを教わってラケットを持ったまま、カワウソちゃんが苦労してるタンゴエチュードの事を話した。

**

時間がちょっとキュウキュウな日々に、ロマン・ロランは此んな風に言う。

《一日に自由な時間は一時間か二時間しかなかったので、彼の力は、あたかも岩間の急流のように、そこへおどりかかっていった。どうにも緩和できない制限の中に努力を凝集することは、芸術にとってはいい訓練である。》

             (新庄嘉章様訳)

時間が制限されると本質的なことしか考えない習慣がつくと述べたあと、

《生きるための時間が少なければ、かえって二倍の生き方をするものだ。》

って。
そうよね、凝縮した時を送れる幸せなんだワ。
カミュが "シーシュポスの神話" に書いてるのと少し似てるのネ。

《どれだけの量の経験を獲得するかということは、ぼくらの人生の状況如何によると考えるのは間違っている。》

《同じ年数を生きたふたりの人間に対して、世界はつねに同じ量の経験を提供する。それを意識化するのは受取るぼくらの側の問題だ。》

             (清水徹様訳)

今日も一歩でも多く歩みを進めたいナ。


■ロマン・ロラン関連リンク
*ショパンとロマン・ロラン
*本日PJソロライブです
*満員御礼Merci beaucoup!
*大人から始めるピアノ

lasalledeconcert at 06:49|Permalink

April 19, 2012

フランス音楽とゲラン

 *明日20日はPJソロライブです♪

18avril12a














ボトルの蓋とお箱がお揃いの蜜蜂マーク。
ハニーの甘さが心地よい香り。

アクア・アレゴリアってラインから今シーズン気に入ってるフローラ・ニンフェアは

  *恋した匂い

水のアクアと、寓意のアレゴリアを併せたタイトルが天然賛美のスタイルでゲランらしくって好き・・・♪

1828年ピエール・フランソワ・パスカル・ゲラン氏のムーリス内創業から歴史古いゲラン。ルネ・ラリックはじめ工芸職人達が参入した時代に

  *磨りガラスの灯り

エメ・ゲラン氏から甥ジャック・ゲラン氏へ受け継がれていった美意識が大好きなの。

化学者教育が調香に花開いたエメ・ゲラン氏とアーティスティックなジャック・ゲラン氏の時代ったら、そのままフォーレ&ドビュッシー年代で憧れちゃうのです。

彼らが居た頃の文芸文化の香の滴を側へ・・・って気持ちでゲランを吹く。

**

以前にも書きました・・・作り手と受け手のインスピレーションを繋げるテーマをタイトルで結び、ボトルに意匠を凝らし、紙箱の装いを定める形を打ち出した古い時代の彼らの美学は、フランス音楽によく似てる。

違っているのは作り手と受け手の間に演奏者が入るコト。
パリの風を始めたとき、香水を吹く悦びのようなものが伝えられるようになると良いナって考えた。

まだまだ、まだまだだけどいつかね、ベルエポックの香水のような音楽の、良き売り子さんになりたいの。

lasalledeconcert at 06:38|Permalink

April 18, 2012

ババールカードVol.7

 *20日金曜はPJソロライブです♪

17avril12b













咲きかけた雪柳。
俄雨で散ってしまわぬようリビングへ挿した。

メルスリーひげの郵送で求めたプルーストを少し読んだ。
ざっくり色んな物があるメルスリーひげではフランス文学の原書も買えちゃうのです。

  *住まいに溶ける笑い声

何となく仕入れるようで文学ラインに統一性なし。ソコが良いの!
安価に掘り出し物に出会える、ひげ様のショップらしい面白さ。

17avril12a













20日のソロライブ用ババールカードをプリントした。
お越しのお客様にお渡しするプログラム兼サンクスカード。

10枚集めると小さな景品が出ますよって予てからアナウンスしていました。せっせと集めて下さってるお客様の存在は嬉しいナ。

景品はね、ひげ様に無理を言って探して頂いてるの。
低予算で小っちゃく嵩張らず、可愛いけれど大人っぽくて
ババールらしいフランス・アンティークを、って。

ひげ様、無理なお願いに協力して下さってありがとお!

アンティーク故におそらく同じお品は数ありません。
日本に入るのは当時点で1つだけの場合もままあるからバラバラの景品になるかも。蚤の市のオマケの風でそれも楽しそう。

景品獲得にババールカードをどうぞお集めくださいネ!

lasalledeconcert at 06:29|Permalink

April 07, 2012

ハマります、ニーチェ♪

6avril12b














ノベルティ君に頂いたシメイのノベルティ・グラス。
ノベルティ君はトラピストビールが好きなのよ。

とっても大きなグラスに合わせて大振りイチゴをごろごろ♪

一昨日はレモンカナリアちゃん家のお呼ばれでもイチゴ♪
その前の日はカワウソちゃんにもらったイチゴ♪

イチゴがとっても美味しい季節ですネ。

**

下部リンク、ニーチェの芸術論のスタンスにご質問があったので、ポイント部分を少し引用しますネ。

《私がただ一つ強調したいと思ふのは、カントはすべての哲学者達と同じく、芸術家(創作者)の経験から美学上の問題を検討する代りに、"観賞家" の立場からのみ芸術及び美について考察し、さうしてその場合知らず識らず "観賞家" そのものを "美" の概念の中へ持ち込んでしまつたといふ話である。

けれども、あの美の哲学者達がせめてこの "観賞家" をだけでも十分に識つてゐたのだつたら! --- 即ち、一つの大きな個人的事項及び経験として、美の領域における最も強く最も個人的な體験・欲求・驚愕・狂喜として!

しかし事態は恐らくいつもその反対であつた。だからこそ我々は、カントが美に關して興へたあの有名な定義におけるが如く、より微妙な自己経験の缺如が根本的な誤謬の太つた蟲みたいな恰好でその中に棲まつてゐる種々の定義を彼等によつて頭から興へられることになるのである。》

                      (木場深定様訳)

うふふ・・・♪ ニーチェ、ちょっとハマっちゃいました。

2日熱を出したと思ったらば風邪だったみたい。夜は再び蝶番君のレッスン見学へ参るから暖かくしてゆきましょう。先回とってもお勉強になったのヨ。指導をしない聴講生の立場で客観的に見ると、生徒ちゃんが知りたい事がよくわかるナ。後のレッスンに生かせると良いナと思う。

哲学書が続いたから今日の電車はロマン・ロラン再読かな〜。
明日はブルゴーニュ君がブログを書きますね。


*2012年3月
*アンサンブル色々
*私の財宝

lasalledeconcert at 06:11|Permalink

March 24, 2012

恋した匂い

23mars12a














雨の匂いの中に春を感じる。
オーデコロンを春の香に変えたくなった。

相変わらずのゲラン。父が幾十年愛用してきた製造社に特別に愛着をもってしまう。庭園の香りを揃えたアクア・アレゴリアのラインから選んだフローラ・ニンフェア。

小さな白いお花スランガと甘いハニーのコラボレーション。
香りが柔らかな季節を連れてくるといい。

**

昨年、春の芽吹きが未だ見られない季節だった。
エアコンだけでは寒い日で、ガスストーブも点いていた。

どんなお人が好きで
どんな男性とお付合いしたか
問われたんだった。

  どんなでも良いから、自然に気持ちが動くといい。
  例えば匂いを好きになれることを望んでると答えた。

**

随分昔、尊敬してた恋人が居た。
割合に長くお付き合いをした。

敬愛し、優しさに甘えもした。
とても優れた人だった。
いつも一緒に居た。

沢山の場面を共にした。
何処を歩いても誰の前でも
2人1組の風に思われてた。
何年も仲良しだった。

彼を理解するよう努め
それ以上に彼は私を理解してくれた。

彼の口癖は、相互理解だった。
相互理解は1つの絆だったかもしれない。

**

ガスストーブに手をかざし、思い出しながら口を開いた。

  相互理解を辛く感じた。
  理解で埋めようと努力する風を
  どう捉えて良いかわからなかった。
  
  私には過ぎた人だった。
  不満を感じるのは奇異にさえ思った。
  彼には悪いところがなかった。でも、

  私には相互理解の約束が苦痛だった。
  恋人を理解するのは頭じゃなくて
  心の筈だった。

    ただ貴方を知りたい、と
    心を動かされたかった。

  心を動かしていない私に彼は
  頭での理解を求めるしかなかったのだと、
  相互理解の試みは1つの寂しい選択だったと
  気づかないまま別れた。

  始めたときも終えたときも
  私は浅薄だった。

**

別れに後悔がない代わり、心動かなくても愛だと考え
続けてしまった自分には苦い思いを残してた。
相手を傷つけ、自分の感覚に忠実になれない故の失敗は
もう繰り返したくないと思ってた。

  この人の匂いが好き、空気が好きって
  ダイレクトに五感を動かされる事が
  私にとっては恋の始まりで・・・

  食べたいものが、実は身体に欠けた栄養だとか
  好きな音が、実は快楽同調の周波数だとか
  人間の五感はとても正直で・・・

    理由なくただ声が好き、
      並んで歩くときの景色が好き、
        何故だか匂いが好き、
          って感じられたら・・・
          
  私のような弱い頭で考え出した試みは
  本能的な感覚に不実で失敗に至ったけれど、
  五感が示してくれる感覚の中で選び取った事には
  いつも自分自身に帰ることができる幸せがあって。 

**

夜も遅い時刻になっていた。
簡単な問から長いおしゃべりに至った。
少し迷ってから思い切って言った。

  貴方の匂いがとっても好き。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
*     (3)見送り
*     (4)車窓
        *ドビュッシー "バラード"
*     (5)プラットホーム
        *音楽のひとこま

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙

        *繋いだ手のしらべ:転調

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

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February 25, 2012

ケクランと叙情

24fev12f














お友達のお集まりへお持ちした Prince des mousquetaires。
ベルジュラックの2002年ワインなのだけど・・・
お詳しいお方どなたも聞いたことがないと仰るのよ。

アレクサンドル・デュマを冠したような名前に惹かれてお試し。
美味しくってアタリのボトルでしたヨ。

**

ケクランの著書に少しずつ触れていて、嬉しくなる箇所をたくさん発見した。簡にして要を得た文と凝縮された内容の基層にリリカルなものを見せてくれる。

ケクランの楽曲と同じネ・・・
和声学の権威だったケクラン作品は、楽曲上も時に鋭角的なまでの無駄のなさを見せる一方、耽美で自由な詩心が湧き出す。

著書 "和声の変遷" では和声分析を解剖学的解剖と生物学的解剖に分けて語るところがあった。後者は作品の生命を考察することだと語る。

  《感情、思想および近代的ファンタジーの息づく生命、それは今までのべてきた和声的なデテイルの結果であるばかりでなく、旋律の性質、旋律と和声の結合の結果でもある。近代音楽の特性や繊細さはこの点にある。》

              (以下カッコ内 清水脩様訳)

終止法を説いたのち、

  《楽句に独特の光輝と一種の弾力性をあたえている。》

とロマンティックな書込みをする。

和音連結譜例を指示すれば、其ういった連結を用いる音楽に取組む際に

  《まず第一に考えなければならないことは、音楽になる "以前のイデエ" である。音楽がいかなるファンタジーを、あるいはいかなる感情を表現しようとしているか》

と心情に迫り、

  《見知らぬ森の中を夢中で探し求めることほど、芸術家にとって貴いものはない、またこれ以上快いことはない。(もしも良い芸術家なら、そこで踏み迷うことがあっても恐れないであろう! ) 》

と続けてから和音用法に入ってゆく。

**

ケクランが示す理知と叙情のあり方は、どうして此んなに身近に感じるのかしらと考えて、亡くなったお師匠様にそっくりなのねって気づいた。

  *愛する師を失って

コンサート・リーフレットをお師匠様の奥方様へお送りした。
お師匠様が楽しみにされていたコンサート封筒を、送り止めてしまいたくなくて。帰天以降は、お師匠様に報告して下さる奥方様とのご縁に変わった。


*ケクランの甘美
*独創とシャルル・ケクラン

lasalledeconcert at 06:21|Permalink

February 20, 2012

別れの月光

20fev12c














その夜のお別れは、駅から離れた辻だった。
また来週ネって・・・

いつもと同じ風に、ずっと背中を見送った。
いつもと同じ風に、幾度も振り返った。

振り返りながらふと空を指さした。
つられて空を見上げた。
月が鮮やかに光を投げていた。
群青の空にくっきりと照る月だった。

私はとっても嬉しくなって、
段々遠くなる背中と月を交互に眺めた。

  背中を見て 空を見て また手を振った。
  空を見て 手を振って また背中を見送った。

とうとう背中が見えなくなった。
堪え難く寂しい気持ちになった。
独りぼっちで空を見た。
明るい月があった。

  別れを見ていた月は、
    消えた背中を追って
      走りたがっていた。

  動き出そうとするのを
    懸命に抑えて空に留まり
      高ぶりを光に変えて
        一層強く瞬いた。
      
**

17世紀の昔、デカルトとライプニッツが論争を交わした。

  静止する物はただ留まっているのではないと。
  外の力との緊張の狭間で留まっていると。

スピノザが物質の惰性を解き、トーランドが激しく批判した。
フランス、ドイツ、アイルランド、オランダの哲学者たちが大論戦をした。

  分子の三作用が解明される以前、
  物が留まる現象を彼らは哲学で考えた。

ディドロが著しているの。

《運動というものは、
移される物体のなかにも
静止した物体のなかにも
ひとしく存在しているのだ。》

《静止した物体の場所の移動を妨げている
障害物をとり除いてみたまえ。
その物体は移動するだろう。》

              (新村猛様訳)


運動原理が発見されなかった時代。
非科学的?
でも私は好きよ。

  あの月は走り追おうとして
    やっと思い留まっていた。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
*     (3)見送り

*古い携帯の音

lasalledeconcert at 06:19|Permalink

February 04, 2012

ケクランの甘美

3fev12c













コンサート打合わせへ行った。往復にドゥニ・ディドロ "ダランベールの夢" を読んで、残り最後のトコロはベッドルームでチョコレートを食べながら終えた。テーブルの小さな古ガラスのコンポティエのお菓子ったら、目にするとついついつまんじゃう。

ああやっぱりディドロはなんて楽しいのでしょう。

ベッドルームに流れてたのはケクランの曲。
シャルル・ケクランはね、物凄く好きな作曲家なのよ。

フランスの管弦楽法、対位法の総帥的存在でお書き物が有名ですね。作曲法理論などご著書は数知れず。1937年以降は私の卒業校ラ・スコラ・カントリュムの教授でもありました。

手元のファゴットソナタはね、ケクランが得意とする5度音程の重なりに6度の挿入が連なる何とも甘美な和声。良いワ〜♪ って譜面を前に頬が緩む。

和音は甘やかなのだけど洒落っ気に流れぬ底の強さに特に惹かれるの。ヴィクトル・ユーゴーやルコント・ド・リールと同種の強さと申せば良いのカナ・・・どんな悲壮を描いてもブレない重心があって。

理論家らしい客観的な眼は、硬さとしてじゃなくて、客観に留まろうとする美学が感じられ・・・。和声の大家としての顕われの底に大きなロマンチシズムが漂うの。

うふふ〜♪ 此のバランスがたまらなく好き・・・

伝統的な対位法、同音程和音の堆積、そして長いオスティナートの中に見出す崩壊の美。素敵だわ〜

どうしても弾きたくってプログラムを組んでみた。
7月1日トリオババール第3公演に入りますヨ。

今夜は華やかな歌い手のお姉様がたとお食事へ・・・

lasalledeconcert at 06:23|Permalink

January 25, 2012

献杯

24jan12c














ダイニングテーブルに並んだ小さなジャム瓶。
眺めながら亡くなった友人の顔を思い浮かべた朝。

"惜しい人を亡くした。
本当に惜しい人だった "

仕事先の人が言った。

亡くなった友人の事を話す機会はまだあまり無いままだった。
此の世に居ない人だと客観的に理解しなければならなくなった。

プライベートの友人たちはお互いを思いやるあまり、彼の話題に口をつぐむことになっている・・・。

友人が亡くなった後ホタテちゃんに会ったけれど、友人に関係ない話題しか交わさなかった。お電話でシオマネキちゃんと話したけれど、お互い友人の事に触れずに会話した。

相手の悲しみがまだ癒されていないのだけは解ってて、だから皆静かに、触れずに、時が過ぎるのを待っている。

河原鳩ちゃんだけ そうっとメールを送ってきてた。
ババール・コンサートに来てくれた帰り道、亡くなった友人のお仲間みんなで行ったお店へ寄ったって。

ババールの音楽に乾杯し、友人に献杯をしてきたと。

嬉しかった。
本当なら河原鳩ちゃんと一緒に友人もコンサートに来て、あのお店で一緒に打ち上げをするのが当たり前だったもの。

まだ傷口が開いたままのような気持ちで、思い出すたび心がヒリヒリ痛いけれど少しずつ皆で友人の事を話合えるようになってゆくのかな・・・

**

今日は矢車草君との打ち合わせへお出掛けしてきます。
矢車草君も、私より長く友人を知ってるね・・・


*生きててよ
*元気になって
*祈り
*病床の絵
*食べてね
*会いたいよ
*折れた百合
*会えたね
*祈りの花
*月の光と母性
*届きますように・・・
*ピアジュリのお約束?
*お便りいただきました
*生と日々
*ハヤシライス
*「ごめんね」
*ブルターニュの聖画
*軌跡
*再転院
*想い
*2011年8月
*退院と再入院
*本日県美コンサートです
*感謝です
*友人を亡くした週
*天国の友の薔薇
*南京ハゼの実
*友の不在

?僕がおうどん屋さんで見たこと
?僕が思う荷台屋さん
?僕が行ったお見舞い

lasalledeconcert at 06:20|Permalink

January 04, 2012

新しい相方さん

2jan12b















生徒ちゃん用ピアノの上。奥の木箱の中は使い込んだパリの路線図、昔のシャンソンの小さい譜面、お師匠様から届いた好きなカード・・・

古いフランスの硝子瓶は祖父がパリから持ち帰った。
薔薇のブーケのドライはカワウソちゃんに頂いたのヨ。

  *ディゴワン&サルグミンヌと

カワウソちゃんとは昨年2月、コンサートで出会った。

**

相方さんとカワウソちゃんのペアを聴きに行ったの。

  *たくさんが好き

私より15歳ほどもお若くてすごい美人さん。だのに、お澄まししてなくてコンサート段取りが変わっていたの・・・変わってたっていうより段取りが無かった(汗)

長い譜面に台紙がなく譜面台から零れそうになった。最前列に座ってた私は咄嗟に中腰で手を伸ばして譜面台フレームのサブの支えを延ばすアシストをした。

大切な相方さんの 此の日の大切なパートナーだから、お初からお仲間のような感覚だった。頑張ってネ! って応援しながら聴いてた。カワウソちゃんは思い切り照れ笑いで此方を見ながら、楽譜をサブ支柱に立て直した。

**

それから何とな〜く好き同士 (?) で・・・

  *カフカ「城」

相方さんとカワウソちゃんの本番は面白いコトだらけだった。

モーツアルト解説中に急に話し辞めたと思ったら、"あれっ?? 此れって片寄さんに教えてもらった話でしたっけ? " と振り返って質問してたり、

現代解説で史実の収拾がつかなくなって、私はつい客席で噴き出しちゃったり。それを舞台上から目にした蝶番君が連鎖笑いしながら解説を引き継いで処理したり。

  カワウソちゃんの型に嵌らない面白さに
  私はすっかりウケちゃって
  お声がけ頂いたのを機会に
  今年一緒に演奏してみることにした。

蝶番君とカワウソちゃんと3人でネ・・・♪
どんな風になるか想像がつかないけれど楽しみだナ。

現れる音楽は大きく違い、
お客様の奏者イメージはもっと違うかもしれない。
でもネ、カワウソちゃんと私、
人間のタイプは遠くないのじゃあないかしら。

  何とな〜く好き。
    何とな〜く相性が良さそう。

一緒に演奏するのにとっても大切な事って思う。

lasalledeconcert at 07:07|Permalink

December 30, 2011

年末ですね

29dec11a














12月30日は恒例蟹すきの日。
今年は青い空ちゃんがグループに加わるのです♪

差し入れは2003年のボルドーにしようかな。メダイ・ドールではあるけれどReguignonは開けてみないとちょっとわかんないナ〜って失敗の場合に備えて他2本をハーフで用意。

**

もう1年が終わってしまう。
今年関わってくれた方々に感謝で一杯です・・・

色んな事があった。
友人を亡くした。
身体が辛くて涙が出たこともあった。

でもたくさんの人達が見守って下さった。音楽に耳を傾けて下さった。少しだけ自分なりにできる事を重ねられた。

もし人生の何処かの時点に戻れるなら・・・って問いを年末には時々聞く。私は今年のお年始に戻ってもう1度2011年を繰り返しても好いナ。其う思えるくらい日々を愛して過ごしました。

**

キィって門が開く音が微かにした。階下でネコヤナギ君がお正月用の新作野菜を届けてくれてるんだワ。

午後はカウントダウンの曲を合わせて蟹鍋へ・・・
明日はPJ大晦日ライブ。

年明けに印刷会社へ出さなきゃならないリサイタルちらしのデータをまとめよう。

それから今年最後のお稽古。

lasalledeconcert at 06:46|Permalink
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Nouvelle
=====================


**3月5日(日)**
11h〜13h 

《クラブ・プーランク》

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
公開ライブリハーサル

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

神戸芸術センター
シューマンホール
Caractere
***ブログに登場したお友達***

女の子ちゃんのお友達

=タピオカちゃん=
水色の瞳の親友
離れてる今はメル友

=フラミンゴちゃん=
東洋が大好きな
フォトグラファーちゃん

=ママン手袋=
フランスでのママン

=マルシェ籠ちゃん=
昔ホームステイをした
大家族のお家の主婦様。
今はメル友

=マダム・ビスコッティ=
教会のお友達
明るくしっかりした
お年上の主婦様

=ナイチンゲールちゃん=
うんと近くに住む
綺麗な声の親友

=レモンカナリアちゃん=
お花が大好きな
ご近所のお友達。
ほっそりした姿もお声も
カナリアのよう

=タマゴカナリアちゃん=
レモンカナリアちゃんの卵。
つるつるピンクのホッペの
カナリアお嬢様

=ポニーテールちゃん=
中学校の同級生
登校の友

=マダム・ノベルティー=
美人でおもてなし上手な
ノベルティー夫人

=雀ちゃん=
ウズラちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=青い空ちゃん=
フルートが大好きな
おとなしやかな美人さん

=ぱんだの里ちゃん=
ほわんと優しい空気の
色白パンダちゃん

=赤嘴クイナちゃん=
フルート大好きな
クリスチャン友ちゃん

=シジュウカラちゃん=
お菓子が大好きな
フルートのお仲間

=ホンドフクロウちゃん=
夫の同級生。
ふんわり笑顔の声楽家ちゃん

=オカメインコちゃん=
アカンパニストちゃん

=カケスちゃん=
クリエーターさん

=十姉妹ちゃん=
クールに見えて実は優しい
大好きなお姉様

=アマリリスちゃん=
グラマラス美人の
キーボーディストちゃん

=黒アゲハちゃん=
クラブママ風美人の
歌のお姉様

=キタイタダキちゃん=
音楽マネジメントの卵ちゃん
ピアノも弾いて歌も歌います

=プレーリードッグちゃん=
優しくて可愛い
ご近所のお友達

=シロツメ草ちゃん=
ファゴット奏者の
タマゴちゃん

=河原鳩ちゃん=
生活密着型で
現実的な中型の鳩ちゃん
実は照れ屋さん

=テッセルモルモットちゃん=
昔はお下げ、今はママになった
声楽家ちゃん

=コゲラちゃん=
母と共通の古くからのお友達

=千鳥ちゃん=
コンサート予行の鑑賞者

=グレーうさぎちゃん=
美人の布作家さん

=大春車菊ちゃん=
大きな声で笑う
大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
中学のクラスメイト

=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

=水くらげちゃん=
ひっそり薄茶色のオーラ
シンプル仕様の
元クラスメイト

=パルファンちゃん=
化学系キャリアウーマンちゃん

=ぽっぽちゃん=
小中学校の同級生
下校の友

*****

男の子くんのお友達

=おじいちゃま=
仲良しのドクター
86歳の長老様

=アサリ君=
おっとりふわふわした
秀才君

=カピバラ君=
たくさん一緒に遊んだ
幼馴染君

=カピバラ・パパ=
カピバラ君のパパ

=ダチョウ君=
サロン主の翻訳家君

=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
植物にも優しい内側
26年間のお友達

=ジンライム君=
自然派の学芸員君

=ヤマシギ君=
切れ者の研究員君

=ノベルティー君=
教養深い趣味人の
企業代表君

=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

=サメビタキ先輩=
ぱんだの里ちゃんの先輩

=ハクセキレイ君=
ぱんだの里ちゃんの同級生

=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
ツバメ風のお友達

=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
京都の愛らしい学者君

=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

=チャイコフスキー先生=
音楽評論のお友達

=矢車草君=
コンサートマネージ君

=チャボ君=
ピアノ技師君

=Mr.B=
お世話になってる
Steinwayの調律師さん

=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
スタジオ経営者君

=藍綬君=
藍綬褒章を持つ
最長老84歳のお友達

=ぶち犬君=
昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

=フランス鴨君=
ダチョウ君のお兄様
哲学者ミシェル・ジャメ氏

=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
増井一友さん

=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
片寄伸也さん
  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
  *フルート

=シジミちゃん=
神戸フィル
麻生多恵子ちゃん
  *クラリネット

=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
アンサンブルカプリス主催
国塚貴美さん
  *マリンバ

=カワウソちゃん=
崎元蘭奈ちゃん
  *チェロ

=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

=パーシモンちゃん=
ナイチンゲールちゃんのワンコ

=ムーちゃん=
お散歩で会う白いワンコ
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