ワンコと一緒14

June 12, 2017

僕が聞いた言葉遣い

11juin17e

















僕、ブルゴーニュ。
お姉ちゃまの言葉遣いが酷くなったのはいつの頃だったろう。

遡れば学校へ上がる頃からどの時代もママは嘆いてた。
どんなお家で育ってそんなお行儀の悪い言葉遣いになったの? ってな言い方で押さえ込もうともしたけれど無駄だった。

つまるところ端っからお姉ちゃまのお行儀は悪かった。

11juin17a

























けどねお姉ちゃまだって内心はマズイって思ってるんだ。
だから時々隠そうとするよね。

昨日のお話でも

  *自己紹介のパトロジー

切れの無さを晒すオジサマ方の悲哀に満ちたシーン・・・だなんて幾重にもオブラートに包んだね。

本当のところ、その場に出っくわした時は 'オジサマ' なんて言ってなかった。


11juin17d















お集まりの主催者は、自分紹介でも他人様紹介でもとかくご職業を取り沙汰するかただった。ま、よくあるよね。

よそ様のご活躍を持ち上げて、そんな凄い人とボクはオトモダチです、ってな分かりやす〜い自分アゲ方式にもしばらくは冷笑で済ませてた。

けれど何十分でもそんなお話を繰り広げるものだからね。

"そのクソ話を聞いてほしかったらキャバで金払って聞いてもらえよオッサン!"

って、割合に大きめのお声の 'ひとりごと' を呟いっちまった。
うわうわうわ・・・

11juin17c

















近くに居らっした方々がギョッとなってお姉ちゃまをご覧になった。
ムリムリムリ・・・

お姉ちゃまは、あら如何いたしまして? ってな感じにシャラッと笑顔で返した。
いやいやいや・・・


なにしろさ、スゴイと言ってくれ〜って欲求が止まらないオジサマは居るものだからね。そういう方々のお仕事も日本を支える大切な小柱だって僕は思うしね。

でもお姉ちゃまはやっぱり言葉遣いが直らなくって
褒め言葉が欲しきゃ店で自慢の財布開いて喜ばせてもらえ。
こっちは仕事じゃないんだよオッサン、とか吐き捨ててた。

直すと良いのは言葉遣いより性格じゃあないのかなあ。

lasalledeconcert at 13:32|Permalink

June 04, 2017

僕が見たリアルぶたぎ

3juin17i
















僕、ブルゴーニュ。
なんだなんだ? 不思議な仔だなあ。

"ま〜♪ なんて可愛いの?" ってお姉ちゃまたちのお声に手元を覗き込むと此んな仔の写真があったよ。

蝶番君は感嘆して、
リアルぶたぎだね。ぶたぎは実在の生き物だったんだねって
お姉ちゃまに優しく言った。

ぶたぎってのは、僕んちの壁で暮らしてる子だよ。

  *この子がぶたぎ

3juin17j
















生き物の形として理想的ねって話し合ってた。
僕には理想的かどうかはわからないけど、なにしろ2人はひどく気に入ったんだ。今日は他所から画像を拝借してきたよ。

つちぶたって生き物なんだって。
最強に可愛いってお姉ちゃまは褒めちぎってる。
ま、正直僕のほうが幾分か美男だけどね。

3juin17h
















身体が回復してきたら是非とも見に行きたいって目標ができたようだよ。

今のお出かけの目標は、9月にジゼルって生き物を見に行って10月くらいに此のつちぶたって仔を見に行くことなんだって。
ジゼルって仔もお耳が長いのかな。

lasalledeconcert at 09:24|Permalink

May 27, 2017

僕が見てるちゃいちい小鳥

26mai17a















僕、ブルゴーニュ。
僕らのお気に入りのカバーが掛かったお祈りのご本だよ。

おや? よく見ると、うちのぷるぷるが居るじゃあないか。

  *ぷるぷる

26mai17b

























シュールな画だなあ。
くっきーさんの絵描き歌の真似っこらしいよ。

  *くっきーさんとサティ

カミングアウトは最近だけれど前々からくっきーさんのこと、めちゃくちゃ好きだもんねえ。

特にお寿司の間にちゃいちい小鳥が挟まってるの食べちゃダメってあり得ない絵描き歌は、アンドレ・ブルトンのようだと大のお気に入りだ。

正直僕にはどこがいいのかさっぱりわかんないけどね。

26mai17c
















ご本からぷるぷるを覗かせて遊んでると、蝶番君が帰ってきたよ。

お嫁が変わったことばかりやってても、さすが蝶番君は平気だ。
"いいね。くっきーへのオマージュだね " って笑って、写真を撮ってくれた。

lasalledeconcert at 09:36|Permalink

May 20, 2017

僕が見たタニシ

19mai17g















僕、ブルゴーニュ。
眩しいお天気だね。

ママが編んだサマーセーターがc+になったよ。お別れ前に写真を出しておくよ。

今時期多く蜘蛛殿を見るね。
だんだんのトコに住んでる蜘蛛殿はひどく主張が激しいの。

  *2017年5月3日

今朝僕の顔を見るなり文句を言ってきた。

19mai17d






















象やマンモスはご飯を貰い

  *2016年8月のおうち避暑
  *歌わない歌

クマやライオンは住処を与えられてるのに

  *クマが来たよ
  *ライオンが来たよ

自分はお名前ももらってない、ってね。

19mai17f















僕ちょっとびっくりしたね。
蜘蛛殿がお名前を欲しがってたなんて知んなかったからね。

お姉ちゃまたちに伝えにゆく僕のお尻尾に蜘蛛殿は
皆が羨むような良いお名前にしてほしいと注文をつけた。
蜘蛛殿は注文が多いんだ。

事情を話すとお姉ちゃまはすぐ、タニシにしましょうって決めた。

それ皆が羨むかなあ? って思ったけど黙っておいた。飼い主の方式には逆らわないに限るんだ。

19mai17e






















お名前を与えられたタニシは、凄い勢いで大きな巣を完成させた。

お名前が余程気に入ったんだね。
巣を作った場所は今日もだんだん壁だったけどさ。

そうそうタニシの注文やおしゃべりは此んな音楽に似ていたよ。



lasalledeconcert at 10:29|Permalink

May 14, 2017

僕が知ってるダイエット

13mai17d






















僕、ブルゴーニュ。
朝目覚めると蝶番君は洗面に降りてくる。

朝ご飯を終えて、お庭なんかも見廻って
それっから自分のお部屋へお着替えに上がるんだよ。

13mai17a




















その日はお着替えに時間がかかってる気がした。

随分経って蝶番君は浮かないお顔で降りてきた。
上だけお着替えを済ませたチグハグな格好でね。

其うしてモソモソ言ったんだの。
履けるおズボンが1本もなくなった、どうしようってね。

13mai17b
























あ〜あ〜・・・
僕ね、正直お腹の辺りがヤバいって思ってたよ。

そう。と冷たい眼で眺めまわしたお姉ちゃまは、
血も涙もない感じで抑揚をつけずに宣言した。

"ダイエットをしましょう。"

  はい・・・

"パスタも減らしましょう。"

  パ・パスタは減らさないでください・・・

13mai17c

























気の毒になあ、蝶番君は毎日おうちご飯をうんとこさ楽しみにしてるのにね。

お姉ちゃまは強硬姿勢だ。
何故って、主婦としてはおズボンをみなまでも買い換えなんて是非とも避けねばなるまいからね。


今日の写真はc+になった夏糸のカーディガンだよ。

縁のぜんぶにぽっちりがついてるデザインでママが編んだんだ。お別れ前に記念に写したよ。

蝶番君もお腹のお肉とお別れできるといいね。

lasalledeconcert at 10:05|Permalink

April 30, 2017

僕が思うヘアケア

29avril17c















僕、ブルゴーニュ。
お姉ちゃまが何故か楽しみに待ってたのは抗癌剤だった。

リンパ節切除の後遺症が思ったよりも重く、回復を待ってたからね、抗癌剤開始は少し遅れたんだの。

今か今かと先生をせっついては、もっと回復してからにしましょうって言われてたんだ。その都度がっかりして入院仲間に愚痴ってた。

開始日は酷く嬉しそうだったなあ。

  *病状経過

治療できるのは喜ばしいけどさ、僕はちょっと疑問だったの。

29avril17b
















抗癌剤投与ってガッツポーズしてはしゃぐようなものかな?
僕の疑問はみんなの疑問でもあったね。

薬剤師さんの前でポロリと本音を口にして理由がわかったんだ。
"あのね脱毛が楽しみでね" って、うっかり言っちまったんだの。

僕はハア? って思った。
薬剤師さんもポカンとしなさった。

お姉ちゃまは慌ててごく小さなお声で説明したね。

"自分の髪が大嫌いなんですよ、重たくて。全部抜けてお外で必要な時だけウイッグ被るのは楽かなって。"

  薬剤師さんは '大変前向きなお考えですね' と仰った。
  僕は、前向きじゃなくて馬鹿なんです、って謝った。

29avril17d




















本人曰く、病気で体力的に大変だからお手入れをしないで済むと助かるでしょうってことらしい。

そういえば元気な時も似た様なコトを言っていたっけ・・・
ヘアブリーチをしたときだったよ。

美容師さんに色の程合いを問われ、どうだっていいですってお答えしちまったんだ。ブリーチするのは髪を細くして楽をしたいからであって、色は何でもいいってさ。

僕の理解を軽く超えてた。
でも其んな時も僕には飼い犬のお勤めってものがあるからね。ポカンとしてる気の毒な美容師さんに謝ったものだよ。

29avril17e

















ド金髪になって帰ってきたお姉ちゃまに蝶番君は、
髪細くなった? 良かったねってにっこりした。

さすがだ。
黒髪だろうがド金髪だろうがお姉ちゃま本人には関係ないって知ってるんだ。僕のお姉ちゃまなんかをお嫁にしようなんて考えのお人はやっぱ違うなって、その時思ったね。


なにしろ髪ってものは頭を守るためのクッションとしか考えてなかったお姉ちゃまにとっては、なくなったら手間が要らないってくらいの事でしかなかったみたい。

29avril17a















ところで少し前、中途半端に伸びっちまった髪を酷く鬱陶しがっていた。

其んなに面倒なのにカットしないの? って闘病してる仲間が問うと、時間もお代金ももったいないって答えてたね。

何のことかと聞いてみたらば
もうすぐ抜けるのに今カットに行くともったいないでしょう?
ってお答えだった。

髪が抜けることで精神的に傷ついちまう患者さんは一杯居られるから、みんなは気を遣いながら 'そっか・・・すごく合理的な考え方だよね' って絞り出した。

なにしろさ、抜けて後に生えてくる場合もそうでない場合も
気にしないに限るってことだね。


*友達
*微風

*病状経過
*通院治療前・・・
  *FBのお庭の扉

*ピアノを弾いた日(1)
*ピアノを弾いた日(2)

 *出戻りです
  ?僕が聞いたポッキリ

*お食事のこと
  *セルクル・ド・ブフ
  *あり合わせシノワーズとお掃除跡

*オペカン
  *"綺麗ですね"

*学生ホール
  ?僕が聞いた楽しいコト

*回診用メモ
  ?僕が見た回診ごっこ

*降格
  *2度目の冒険

*慣れないこと
*フラット
*今の日常

*ベッド周り
  *ピンク・ピンク
  *病室の天井

*動物広場

*怪我の功名
  *伸びとビーズバンド

*涙が拭けたら
  ?僕と回復とスカウサギ

*プーランクで麻酔
  ?僕が知ってる麻酔のオチ

*こんなお出かけ
  *ヴルスト先生

*与えられた中で

*結婚したい
*ずっとご飯を作りたい
  ?僕が聞いた踵のお話

*幸福 -- 重なり
  *幸福 -- 家庭

*院内生活
  *すみません

*今日の続き
*MRIのイメージング

*長いひと月

*病人と香り
  *2人の看護師さん

*アッパーシェルフ
  *動物と人間と不安
  *出張

*コーナーアングル
*居場所

*強弱
  *内視鏡の苦痛と歌
  *意識が戻って

*Macへ行こう(19)未来を買う

*歩く
  *カプチーノ

*アンサンブルをありがとう
  *いったん最後のコンサート

*生きたい理由
  *死にたくない理由

*病者の秘跡
  *病者の塗油
  *ブルーシェルフ
  *祈る朝に
  *イースターうさぎ

*諦めずに
  *過去の肺炎

*病気
  *夫が怖かった
  *病気が判った日
  *お祈りを感謝します

lasalledeconcert at 16:55|Permalink

April 10, 2017

僕が聞いたポッキリ

9avril17e


























僕、ブルゴーニュ。
昨日の続きのお話だよ。

  *出戻りです

お姉ちゃまのご病気がわかったのは1月だった。
以降、月を渡って長い入院をしてるあいだ蝶番君は頑張った。

1等気合をいれたのはお姉ちゃまがいつもお掃除してた風におうちを保つことだったよ。その方が、お姉ちゃまが居るみたいな気がして寂しくないしね。

お花だって此の通りさ。
見様見真似で咲き殼も取り除いてるね。

9avril17c















そりゃあ、ちょこっとはショボショボしてる葉もあるよ。
鋏の先っぽでカットしなきゃくらいの小さな傷みはね。

でも蝶番君なりに頑張ったと思わないかい?

僕らはしばしばお花の様子に心が揺れる。植えっぱなしにされた気の毒なお花や、枯れているのに放置された鉢に出くわすとオーナーの心の荒れを見るようで落ち込むの。反対にたっぷりお手入れされて活き活きしてる株を見ると元気が出るよ。

蝶番君はお姉ちゃまが憩えるお花を見せてくれようとしたんだ。

9avril17f
























熱心にお花のお世話をしたよ。
お姉ちゃまが無事帰ってくるよう祈りながらさ。

お願いは通じ、お姉ちゃまは一時退院をした。
お嫁の心配ばかりでヒリヒリと過ごした3ヶ月の後、やっとこさ安堵した矢先に救急入院の連絡が来たのだあもの・・・

  蝶番君、気の毒に心が折れっちまったね。
  僕は傍に居たからポッキリ音がするのを聞いたよ。

  お姉ちゃまの病室に駆けつけた後、血尿出しちまったの。
  メンタル弱っ!

9avril17d






















尿管結石だってさ。
石くだしのお薬を飲んでるよ。

先生は "水飲んで跳びはねとけば治ります" って仰っただけの軽いものだから良いけどさ。もう痛くもないし、ちょっと滑稽な気はするけど石が出るようピョンピョン跳んでる。


そんなわけで我が家は目下、蝶番君の心の快復とお姉ちゃまの身体の回復が課題なんだ。


*出戻りです
  ?僕が見た回診ごっこ

*お食事のこと
*オペカン
*学生ホール
  ?僕が聞いた楽しいコト
*2度目の冒険
*回診用メモ
*降格
*慣れないこと
*フラット
*今の日常
*2人の看護師さん
*カプチーノ
*ベッド周り
*動物広場


*怪我の功名
*すみません
*動物と人間と不安
*涙が拭けたら
  ?僕と回復とスカウサギ
*プーランクで麻酔
  ?僕が知ってる麻酔のオチ
*ヴルスト先生
*病者の塗油
*こんなお出かけ
*与えられた中で


*結婚したい
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*ピンク・ピンク
*幸福 -- 重なり
*院内生活
*今日の続き
*MRIのイメージング
*お祈りを感謝します
*祈る朝に
*長いひと月
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*ブルーシェルフ
*内視鏡の苦痛と歌
*意識が戻って

*出張
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*コーナーアングル
*居場所
*強弱
*Macへ行こう(19)未来を買う
*死にたくない理由
*病気が判った日
*歩く
*アンサンブルをありがとう
*生きたい理由
*病者の秘跡
*諦めずに
*夫が怖かった
*病気

lasalledeconcert at 13:00|Permalink

April 08, 2017

僕が見た回診ごっこ

7avril17a


























僕、ブルゴーニュ。
女性トランペット奏者のお友達に教わったアプリだよ。

自動でメイクをしてくれるんだって。すげーなあ。お顔ぜんぜん違うんだの。

メイクできない環境をブログでぼやくと教えてくださったの。

  *学生ホール

お初に手にしたお若い方用のアプリを珍しがって、自動でお耳をつけるボタンも押しちまった。暗黙の年齢制限があるのを無視してるね。

身体以外のご病気で入院してるって思われても知んないよ。

7avril17b

























病院では朝6時台に採血や、お熱と血圧の計測などがあって
7時台には大抵お医者様の回診が終わる。

それっから朝食が片づく頃、僕らはベッド周りを整えて待つんだよ。ほどなくいつもの科白が聞こえるの。

'朝の回診です。調子はどうですか? お薬は飲みましたか?'

お姉ちゃまは嬉しそうにハイってお答えする。
入ってくるのは先生じゃなくって蝶番君だ。

あの人たち毎日、回診ごっこやってんだ。
変態だよ。

7avril17c















蝶番君は担当の先生のモノマネに夢中だ。

生徒ちゃんに "頑張ってるね" だとか "自信をもってね" だとか言うことはあるけれど、お姉ちゃまが言っていただく側になる機会は減っちまってたんだ。つまり年齢的にさ。

  *慣れないこと

だから上の立場から細かに教えてくださる先生のご指示は、ピアノを習い始めたころのようでとても楽しいんだって。それに回復が遅いのを慰められる構造も大層新鮮で可笑しいらしい。

7avril17d















まあ病状回復が進まないのさえ面白がれるなら、泣くよりは良い気がするからね。好きにさせてるの。

兎も角ツボに入っちまったみたい。楽しそうなのは良いけど、闘病中に回診ごっことかコア過ぎるよ。

僕にはあの2人のセンスがよくわからない。


*お食事のこと
*オペカン
*学生ホール
  ?僕が聞いた楽しいコト
*2度目の冒険
*回診用メモ
*降格
*慣れないこと
*フラット
*今の日常
*2人の看護師さん
*カプチーノ
*ベッド周り
*動物広場


*怪我の功名
*すみません
*動物と人間と不安
*涙が拭けたら
  ?僕と回復とスカウサギ
*プーランクで麻酔
  ?僕が知ってる麻酔のオチ
*ヴルスト先生
*病者の塗油
*こんなお出かけ
*与えられた中で


*結婚したい
*ずっとご飯を作りたい
  ?僕が聞いた踵のお話
*いったん最後のコンサート
*ピンク・ピンク
*幸福 -- 重なり
*院内生活
*今日の続き
*MRIのイメージング
*お祈りを感謝します
*祈る朝に
*長いひと月
*病人と香り
*ブルーシェルフ
*内視鏡の苦痛と歌
*意識が戻って
*出張
*アッパーシェルフ
*コーナーアングル
*居場所
*強弱
*Macへ行こう(19)未来を買う
*死にたくない理由
*病気が判った日
*歩く
*アンサンブルをありがとう
*生きたい理由
*病者の秘跡
*諦めずに
*夫が怖かった
*病気

lasalledeconcert at 10:08|Permalink

April 02, 2017

僕が聞いた楽しいコト

1avril17c















僕、ブルゴーニュ。
小っちゃいお菓子箱かわいいね。5つセットで100円だよ。安っ

外出すると偶然にナイチンゲールちゃんにばったり会ったんだ。
ナイチンゲールちゃんは酷く心配をしてて、様子を聞いていた。

身体のことと並んで不安そうに尋ねてくれたのは入院や治療のストレスのことだ。ナイチンゲールちゃんはお医者様のお宅だから患者さんをたくさん目にするからね。

1avril17b

























"病院の生活どう? 大丈夫? " ってそうっと問うてきた。
お姉ちゃまは 'めっちゃ楽しいよ! ' ってニコニコ答えた。

ナイチンゲールちゃんは目をハテナマークにしてポカーンってなったよ。僕だって最初はびっくりしたし、みんなも期待ハズレ(?)かもしんないね。

重い病気の入院って辛くて、変化に乏しい割りに痛いコトだらけで厭になってしまうのを耐えてゆくものなのかなって覚悟してたみたいだけど全然違ったって言うんだの。

1avril17a





















'入院仲間いっぱい居て楽しいし、みんな病気の先輩で辛い治療をクリアしてて凄く尊敬するし、先生はかっこいいし。'

ナイチンゲールちゃんはポカーンとし続けた。
僕もちょっとびっくりしたけど、実際そうらしいよ。

蝶番君に毎日ひどく楽しそうに報告をしてるもの。治療や仲間とのやりとりを[部活]、院内の治療室を[観光スポット]と呼んでエンジョイしてる。

おっとそろそろお姉ちゃまがお部屋に戻ってくるから更新しちまうよ。

lasalledeconcert at 11:56|Permalink

March 07, 2017

僕と回復とスカウサギ

6mars17c

























僕、ブルゴーニュ。
出たね、ウサ袋だ。

小っこいビニル袋でね、お耳んとこを結ぶと具合良くウサ耳になるって寸法だ。お姉ちゃまは大層気に入ってて病室で飲む紅茶を保管したり、他の患者さんへちょっと何かお配りしたりとよく使うんだ。

足りなくなって蝶番君が買い足してきてくれた。
枕元に置きながら蝶番君は眉根を寄せ、愚痴を言った。

"キッチンのシンク前にウサ袋置いてるでしょ。あいつからブーイングがきて昨晩は大変だったよ。"

6mars17f


















そう僕んちのシンク傍には、コットンを詰めてプックリ膨らませたウサ袋を飾ってるんだよ。僕らはウサ袋は可愛い女の子ウサギって信じてた。でも違ったらしいよ。

蝶番君のお話に拠ると、ウサ袋はひどく早口で、巻き舌混じりに文句を言ってきたのだって。

  なんすか? どういうことっすか?
  みんな病院行ってんじゃないっすか。
  俺だけ家っすか。納得いかないっすよ。
  ノノスも行ってるらしいじゃないすか。
  なんなんすか。俺だけ留守番すか。
  えこ贔屓じゃないんすか。違うっすか。
  なんで俺だけ行けないんすか。

と、畳み掛けてきたんだって。

6mars17d

























どうもスカウサギって種類らしい。
彼を満足させる方法はのちに考えるとして、世の中には様々なウサ袋が居るものだって僕は思った。

**

今じゃこうして毎日毎日朝に夕にとお見舞いに来ては色んなお話をしてく蝶番君も、手術直後は大変だったね。

お姉ちゃまの意識がはっきりしない間にいらしたドクターやICUの看護士さんが口を揃えて、'いつ覗いても、何回見に来ても、ご主人が何時間でも黙って奥様の髪を撫でてらっしゃいましたよ。' って仰った。

うへっ

6mars17o



















朦朧としてた時の事を言われて、流石にお姉ちゃまも照れてた。

  そうして蝶番君に問い合わせたね。
  みんなに言われちゃうけど本当なの? ってさ。

蝶番君は、"もちろん撫でてたよ。チューブだらけで真っ白な顔して寝てるから怖くてたまらなくて、撫でるしかできることがなかったから。" とシャラッと答えた。

うへっ

**

いいなあ。僕ね、僕だっていつまでも撫でって欲しいんだのにさ、頃合がくるとハイもうお終いって言われっちまうの。それでもって次に撫でてもらえるまで延々30分も待たなきゃあならないんだ。

ま、回復するにつれ蝶番君も元気になってきて良かったよ。

lasalledeconcert at 08:27|Permalink

March 05, 2017

僕が知ってる麻酔のオチ

5mars17a




























僕、ブルゴーニュ。
ノノスだ。ノノスが病棟の枕元に来てるよ。

お姉ちゃまが普段から可愛がってる子を蝶番君が慰めにと手術前に連れて来たんだの。

蝶番君は '手術を乗り越えて帰ってきたらノノスに会えるからね。ノノスが待ってるからね' って優しく話しかけた。

お姉ちゃまは、手術後は此処じゃなくICUに入れられるのよって現実を説明した。

蝶番君は 'ノノスをICUに連れて行けないかな? ノノスお手伝いできるのに。' ってまたファンタジーを言った。

お姉ちゃまはさらっと流して現実の準備をしてたけど、ノノスが来てくれてとても嬉しそうだった。

5mars17f



















ところで昨日のブログにはオチがあるんだ。
ただね内輪ネタってのかな、音楽家さんや両の曲をよく知るお人しか面白かないお話なんだの。

  *プーランクで麻酔

痛む時に歌い、麻酔にかかるとき脳内で聴いてたのはプーのコンチェルトだった。2台ピアノの方じゃあないcismollのコンチェルトさ。

意識が戻ったとき続きが耳の中で聴こえたらいいのにって願いながら全身麻酔の眠りに落ちたのだって。

音楽家の人たちがCDを聴くように様々な曲を自由に脳内耳内で鳴らせるのは僕だって知ってるよ。けれども全身麻酔を相手にそりゃあ無理じゃあないかな? って僕は思った。

5mars17c














お姉ちゃまはトライした。
聴こえるには聴こえた。

でも間違っちまったんだって。
意識がない間に、音の断片が違う曲にすり替わったんだ。

  結果は判定負けってところだ。

繰り返される1楽章のメロディーはわかるよね?
プー特有のメランコリーだよ。お尻尾を振りながら聞けない感じがする。

あのメロディーがさ、ペルゴレージ(チアンピ) のニーナになってたんだ! あっはっは。


音楽家さんには面白ネタと思うね。
ニーナのメロディーでアレグレットに上げてみなよ。

  一応はプーのコンチェルトにハマるんだ。
  形の上ではね。
  でもエスプリは丸っきり違ってる。
  お国と時代が異なるのだからね。

ホットケーキを食べながら寝て、起きたらばドラ焼きになってたっていうかさ。似たような形なのにお国が違ったって意味でさ。

5mars17d














全身麻酔にかかりながら面白いこと考えつくなあって蝶番君が遠い目をしてたのはメロディーラインのせいばかりじゃあないんだの。

  ニーナの歌詞は

眠りしニーナは ニーナはニーナは
眠りより覚めて 三日の日は過ぎぬ
笛を鳴らして やよ 起きてたも
目覚めよやニーナ
とくとく蘇り とく起きよや
覚めなば如何に うれしからまし
目覚めよニーナ 目覚めよニーナ

  っていうのだって。

プーから脳内BGMを作り替えて、目覚めよとか自分で歌って起きてんの。なんだそりゃ。

lasalledeconcert at 13:53|Permalink

February 20, 2017

僕が聞いた踵のお話

19fev17a














僕、ブルゴーニュ。
クイニーアマンちゃんからのチョコだ。

知っての通り僕の周りは今エライ事になってる。お陰で僕はなかなかブログを書かせてもらえないんだの。
今朝はお姉ちゃまが外科に行ってる隙にMacを借りたよ。僕だって病院のお話くらい書けるんだからね。

あれは入院の説明を受けた日のことだよ・・・

19fev17b















お尋ねしたいのですがってお姉ちゃまが言った。

  "入院中の履物は踵があるものとのことで
  ちょっと意味がわかりにくいのですが・・・"

  [そうですよ、スリッパやクロックスなどは
  転倒がありますから踵が要るんですよ。]

看護師さんのお答えにお姉ちゃまは不思議そうにした。

  "クロックスは踵がありませんか?"

今度は看護師さんが不思議そうにする番だった。

  [いいえ、クロックスに踵はないですね。]

  "あれくらいの踵じゃダメなんですね?
  どの程度の踵が必要なんですか? "

僕ね、僕はアッと思った。

看護師さんがおっしゃる踵の有無ってのは、
踵が覆われてるか・踵が剥き出しかを指してるの。

19fev17c















ところがお姉ちゃまは踵があるって表現をヒールの高さと勘違いしてる。

スリッパは確かにヒールの高さが無いから勘違いしたらしい。

クロックスはクッションヒールの厚みが1cmほどあるのを言ったんだね。ところがそれも不可と聞いて、必要な高さを問うてるんだ。馬鹿だなあ!

  "ゴム底の歩きやすい履物があるんですが
  2cmくらいの踵ならいいですか?"

  [2cmですと脱げたりして転倒の危険があるんです。
  全体に踵がしっかりあるものをお願いしてるんです。]

  "2cm以上で全体にですか・・・"

さっぱりお話が見えないお姉ちゃまは高い船底型のヒールでも想像したようでポカンとなった。違うってば!
看護師さんのほうは2cmしか踵が覆われてないのは不十分と仰ってるんだのにね。

  "あの、踵が無いといけない理由がちょっとわからなくて。
  踵が高いほうが転倒し易いと思うんですが違うんですか?
  病院のお考えを知らないので教えて頂けますか?"

19fev17d























今度は看護師さんがポカンとした。

  [踵が高い? ヒールのことを仰ってるんですか?
  ヒールじゃなくて踵ですヨ。かかと。]

  "踵ってヒールですよね? heelsじゃない踵って?"

  [踵が覆われた履物です。]

  "え・・・ああ! 覆われた! そっちですか! "


外人かよ。

ま、相変わらずスットコドッコイだ。

lasalledeconcert at 07:50|Permalink

October 25, 2016

僕が見たイケメン生徒ちゃん

24oct16a
























僕、ブルゴーニュ。
お姉ちゃまには特別なレッスンがあるってこと、僕は知ってた。

レッスンが楽しみでドキドキする! って何回も蝶番君に言ってたからね。僕はイケメン生徒ちゃんでも来んのかな? って思ったね。

24oct16b
























ホラやっぱし!

キャリーバッグから登場したのってば、すっげーイケメン君だ。
ポテトちゃんっていうんだ。

見たい〜触りたい〜連れてきて〜って、生徒ちゃんにお願いしたんだって。

24oct16c
























ココハドコ? って様子で出てきた。

小っちぇ〜!
お姉ちゃま感激して涙拭いてんの。かっこ悪いなあ。

24oct16d


























あっ! お稽古着のトレーナーのまんまじゃん。
1等動き易い格好でお稽古してっから練習中は大体こんな感じなんだ。

レッスンもさ、僕は先生が綺麗なお洋服着てんのが良いって思うけどね、お姉ちゃまはお洒落着ではレッスンの能率が上がらないって言うんだの。

立ったり座ったり歌ったり解説したり、生徒ちゃんの鍵盤のほうへ行って指示したり自分のピアノ前に戻って弾いてみせたり動き通しだからってさ。

お洒落が面倒臭いから言い訳してるだけだって僕は思うけどね。

24oct16e



























ともかくポテトちゃんは不格好なお洋服を気にせず居てくれた。

柔らかくってポムポムだ。

24oct16f























レッスン時刻になると一緒にピアノ室へ入ったよ。

レッスン中たくさん走り回って遊んで、疲れなかったかな?
可愛い写真がまだいっぱいあるから僕また書くね。

lasalledeconcert at 06:55|Permalink

October 16, 2016

僕が見た餃子屋さん

15oct16b















僕、ブルゴーニュ。
夜になって蝶番君とお姉ちゃまはぶらりお出掛けした。

ババールコンサートの曲を詰め込み過ぎてタイムオーバーだからね、気分を変えてお外で相談しようって寸法だ。ロップイヤーちゃんにLineしたりしながら、どの曲を止すか大層悩んでたよ。

お帳面にタイムを書き出して熱心に話し合ってた。
お店の人が注文を取りにくるとお姉ちゃまは即 "餃子と生ビール" って言った。

餃子xビールってのは、フォーレxヴェルレ犬っくらい最強の王道だって僕は思う。

15oct16a
















でも僕は少し不安だったんだ。
やっちまうんじゃあないかってね。

そら、やっぱり!
楽譜に餃子のお汁が飛んじまった。

フォーレの高貴なメロディーがコンサートで流れる日も、ピアノの譜面台の上で此の餃子汁のシミはきっと健在なんだろうなあ。

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September 27, 2016

僕が思う紫陽花クラス(8)終わりと始まり

26sep16c

























僕、ブルゴーニュ。
お庭のお話の続きだよ。

  ?僕が思う紫陽花クラス(1)ロンド
  ?僕が思う紫陽花クラス(2)養成所
  ?僕が思う紫陽花クラス(3)ヒエラルキー
    *お茶の時間に
  ?僕が思う紫陽花クラス(4)冬の姿
  ?僕が思う紫陽花クラス(5)望み
  ?僕が思う紫陽花クラス(6)のっぺらぼう
  ?僕が思う紫陽花クラス(7)自分じゃない何か


紫陽花クラスじゃ教わりたい事を教えてくんないって辞めっちまってたのに、皆なんだか戻りたくなったみたいだった。

けれどチューリップは根っこを切られっちまって歩けなかった。
チューリップはブーケん所へ行った後悔で泣いた。

泣いて泣いて目を腫らして、薄いピンク色だったチューリーップは赤いチューリップになった。

26sep16h






















独り紫陽花クラスに通ってたナスタチウムがやってきて
小さい声で言った。あなたには球根があるじゃあない?

ナスタチウムは紫陽花クラスで習ったことを一生懸命伝えた。

  球根は咲き終えたら礼肥を貰って、堀り上げてもらって
  風通しのいい陽が当たらない所でよく休んだら
  来年また綺麗に咲くことができるでしょう。

チューリップは、長く咲くことができないのが嫌だった茎を見下ろした。

ブーケの家からの道のりを戻ってきて酷く疲れたまま泣いてたチューリップはすっかり傷んでた。茎はくったりしていたし、赤く染まったお花はもう終わりかけてた。

チューリップは静かに球根の上に屈んだ。
其うして球根を抱くように花びらを散らせた。

26sep16d




















見ていた向日葵も泣いた。
青く染めてしまった後悔と、球根も持っていない絶望で泣いた。

ナスタチウムは向日葵にも小さい声で話しかけた。
あなたには沢山沢山の種があるじゃあない?

ナスタチウムは、根でも挿芽でも取木でも種でも増えることができる紫陽花に色んなことを教わってた。

  あなたの中心の種はとっても大きくて
  人間に採取してもらえて、鳥にも運んでもらえて、
  時を待てば自分で種蒔きすることだってできるでしょう。

向日葵は、黄色が嫌だったお花の内側を触った。

花びらはブーケの所で青い溶液に浸けられて弱ってた。だけど殻にしっかりと守られた種の内側には、黄色いお花だった頃の生命力が感じられた。

向日葵は種を外して土に落とした。
其うして種に被せるように花びらを散らせた。

26sep16e





















僕ね前にはわからなかったドクダミが歌う詩が、この時少しわかった気がした。

つくり直されるって、引き継がれることだったのかなって思った。

  ?僕が思う紫陽花クラス(6)のっぺらぼう


ドクダミはまた続きを教えてくれた。


  鳩は、あらたに、若い二人の恋人の、
  胸にはいって、くるるくるると鳴き、
  真珠は、形を変えて、白い歯になり、
  納まるところは、かわいい笑みをもらす宝石箱。

  抗しがたい融和への共感覚が、
  このようにして生まれる。
  だから、予知能力に恵まれた魂は、
  いたるところで妹と結ばれる自分に気づく。

(飼い主註:訳の上では予知ですがames avertiesは '知らせてくる感覚' のニュアンスで象徴派詩が取り入れる観念論哲学。)

lasalledeconcert at 06:59|Permalink

September 13, 2016

僕が思う紫陽花クラス(7)自分じゃない何か

12juin16b


















僕、ブルゴーニュ。
僕んちのお庭がどうなっちまったか続きを書くよ。

  ?僕が思う紫陽花クラス(1)ロンド
  ?僕が思う紫陽花クラス(2)養成所
  ?僕が思う紫陽花クラス(3)ヒエラルキー
    *お茶の時間に
  ?僕が思う紫陽花クラス(4)冬の姿
  ?僕が思う紫陽花クラス(5)望み
  ?僕が思う紫陽花クラス(6)のっぺらぼう

ミニ薔薇は身丈を高くしたかった。
一重のインパチェンスは八重を望んだ。
黄色い向日葵は青くなりたかった。
花期が短いチューリップは長く咲きたかった。

みんなみんなもっと自分を誇りたかった。
誇るために優れていたかった。

其して彼女たちにとって優れているとは、茎が長かったり、八重だったり、青かったり、長く咲く事だったりした。

  最初はね、僕には其んな風に見えたんだ。
  でも本当かな? 本当に彼女たちはそう思ってたのかな?

12juin16c

















違ってるかもしんないけどね、
彼女たちは探してただけじゃあないかなって気がするよ。

ナスタチウムとおんなじに、不満足な自分じゃないものを得れば満足できるって風にね。

多分ね、多分だけどさ、向日葵は青が好きだったんじゃあないんだ。黄色に厭きただけなんだ。みんな自分に厭き厭きしちまって不満足になってったんだ。

真に好きなものを得れば充足できるかもって憧れても、
'好き' の探し方は '自分じゃないもの' ってことだけだったんだ。
それでもって '自分じゃないから好き' って思ったものなんて
考えてみれば本当に必要なものでもなかった。

12juin16d
















季節の声を聞いて紫陽花は静かに枯れていった。
水気を失って少し痩せた花萼は、幽かに色を残してた。

向日葵は青い体を恥じた。
なんて毒々しい青なんだってね。
これなら黄色のほうが良かったナンテ、以前の向日葵なら言ってたろうね。

けど気づいたんだ。
お花の色なんて問題じゃあないってね。
生きてた色の名残りをほんのり残して
時を惜しむように朽ちてゆく姿はとっても綺麗だってね。

12juin16a















咲く季節を終えて乾いた紫陽花は、茎を短く切られてアイアンシェルフに納まった。

ミニ薔薇は茎を長くしたがったことを恥じた。
なんて馬鹿な背伸びばかりしたんだろってね。
短い紫陽花なら私のほうがマシよって、以前のミニ薔薇なら思ったろうね。

けど気づいたんだ。
身丈なんて問題じゃあないってね。
短くなって花萼だけになっても、背筋を伸ばして咲いた雰囲気を伝えてるものだってね。

12juin16e

















お庭のみんなが気づきはじめた。
ドクダミは歌うようにあの詩を口ずさんでた。

  緩慢な変身(メタモルフォーズ)を経て、
  白大理石は白い肌に
  ばら色の花はばら色の唇に、
  つくり直される、さまざまな肉体のなかで。

  鳩は、あらたに、若い二人の恋人の、
  胸にはいって、くるるくるると鳴き、
  真珠は、形を変えて、白い歯になり、
  納まるところは、かわいい笑みをもらす宝石箱。


僕には詩の意味は難しくってまだよくわかんない。
ただお庭のみんなは初めてドクダミの声に耳を傾けた。

ナスタチウムだけがずっと前から聞いてた声だった。

lasalledeconcert at 06:38|Permalink

August 12, 2016

僕が思う紫陽花クラス(6)のっぺらぼう

11aout16a




























僕、ブルゴーニュ。
僕クーラーの前でのびっちまってるの。

暑さがちょっと落ち着いたかな? って人間は言うけどさ
ワンコにはまだまだハァハァする気温だよ。

紫陽花クラスの続きのお話だったね。

  ?僕が思う紫陽花クラス(1)ロンド
  ?僕が思う紫陽花クラス(2)養成所
  ?僕が思う紫陽花クラス(3)ヒエラルキー
    *お茶の時間に
  ?僕が思う紫陽花クラス(4)冬の姿
  ?僕が思う紫陽花クラス(5)望み

クーラーに貼り付いて涼んでいたら仰天するものを見たの。

11aout16b




















暑さで目がやられっちまったかって思ったよ。

夏の盛りに日光をものともせずに咲いてるチューリップと、真っ青な向日葵がブーケんところから帰ってきたんだあもの。僕は気味が悪くなってあれこれ問うた。

2人のお話はこうだった。

**

ブーケに促されて室内へ入ると、ブーケは頭に被ってた薔薇や蘭を無造作に外した。ブーケは茎と萼だけの、のっぺらぼうになったんだ。

2人が悲鳴をあげると、貴女がたも望めば簡単にブーケになれますって言ったんだって。どんなお花にもなれますってせんにもブーケは言っていたもの。

11aout16d






















彼女たちはとても不気味な思いがして、私たちやっぱり帰りますって後退りした。

のっぺらぼうのブーケの頭にただ1つだけの萼がついていて、1つの萼からあらゆるお花を生やしてたって気がついたんだ。

でも逃げようとしたのは遅過ぎた。
2人は押さえつけられて変な匂いのお薬を掛けられた。

其れっからチューリップが先に根を切られた。
此れからは根は役に立たないのですって棄てられた。

季節に関わりなく1年中咲きたいならどうして根なんて必要でしょうってブーケは言った。チューリップは茎にブーケと同じ硬い萼を埋め込まれ、枯れない硬いお花を取りつけられた。

11aout16c




























次に向日葵が根を切られ、青い液体に浸された。
藻掻く間もなく茎も花びらも真っ青に染まった。

1年中咲き続けるチューリップと青い向日葵ができあがった。
そら。貴女がたの望みどおりにしてあげましたよって、のっぺらぼうのブーケが微笑んだ。

彼女たちは泣いた。
泣いて泣いて転がりながらお庭に帰ってきた。

根を失った2人は立つことができなくなってた。

転がったチューリップの茎には枯れないお花がついていた。
転がった向日葵は何もかもが真っ青に染まってた。


僕は怖くてたまらなかった。
チューリップと向日葵は死んじゃうの? って泣きながらドクダミに問うた。

11aout16e
























ドクダミはいつもの歌を口ずさんでた。

  それらの各部分は、分れて遠くへ行ってしまって、
  深いるつぼに流れ込み、捏ね合わされる。
  それから普遍的な物質をつくる下地になって、
  神が形造った鋳型にはまり込む。

  緩慢な変身(メタモルフォーズ)を経て、
  白大理石は白い肌に
  ばら色の花はばら色の唇に、
  つくり直される、さまざまな肉体のなかで。

僕ね、途方もなく悲しくなった。
つくり直される、ってそういう意味なの? って問うた。

チューリップと向日葵はあんな酷いものにつくり直されっちまって泣いてるじゃあないか。ドクダミが歌うように話してる詩は、こんなにも酷いお話だったの? なんか間違ってやしないかい? って一生懸命言った。

するとドクダミは詩の続きを教えてくれた。

lasalledeconcert at 06:40|Permalink

July 27, 2016

僕が思う紫陽花クラス(5)望み

26juillet16i
















僕、ブルゴーニュ。
ミニ薔薇たちが綺麗に咲いたよ。

  ?僕が思う紫陽花クラス(1)ロンド
  ?僕が思う紫陽花クラス(2)養成所
  ?僕が思う紫陽花クラス(3)ヒエラルキー
    *お茶の時間に
  ?僕が思う紫陽花クラス(4)冬の姿

紫陽花の冬の暮らしが辛いものと知る前にはミニ薔薇たちもたくさん紫陽花クラスにやってきてたね。

多くに愛される薔薇だのにどうして紫陽花になりたいのかなあって思った。問うてみると紫陽花ほども身丈を高くしたくて来たんだって。

人気者のミニ薔薇はきっと紫陽花にもなれるって皆が信じてて、前のお席を譲られた。

1等前に座りながらミニ薔薇は後ろのほうで目立たないようにしてるナスタチウムをちらって振り返って見た。

ナスタチウムは見られただけで俯いた。

26juillet16h















ミニ薔薇は、楽しみにしてた紫陽花クラスが望んだように身丈を高くするセミナーじゃあないって知ると1番に辞めっちまった。

褒められて生きてきたのに、紫陽花はミニ薔薇のかわゆさを推奨してくれなかった。

それっどころか身丈を誇る植物は無益であるなんてお話をきかされたものだからね、すっかり厭な気分になったんだ。

それにミニ薔薇は四季咲きの自分のほうが、冬に枯れた棒みたいになる紫陽花より優れてるって思ったんだ。

26juillet16l




















みんなみんな優れた植物になりたがった。

僕は優れた植物ってどんなのかわからなかったけど、みんなは知ってる風に振る舞ってた。

ミニ薔薇は可愛いお顔のまま身丈を大きくすることを望んだ。
一重のインパチェンスはお花をクルンとした八重にしたがった。

  そんな望みを叶えられるセミナーを探してた。
  すると豪華なブーケが近づいて来たの。

  ブーケは、紫陽花みたいにつまらない苦労をしなくても
  望み通りになれるセミナーへいらっしゃいって言った。

ミニ薔薇は簡単にどんな身丈にでも伸ばせると聞いて登録した。
インパチェンスは1日で誰でも八重になれると知って登録した。

26juillet16j

















夏の日射しに褪せたきた紫陽花は、もう彼女たちの目には魅力的には映らなかった。 

新しいセミナーを見つけた子たちがブーケの周りに寄合ってると
優れた植物になりたいお花が次々に集まってきた。


花期が短いチューリップが悩みを訴えた。
紫陽花くらい長い間咲けるようになりますかって問うた。

ブーケは勿論ですよと請け合った。
枯れることなく1年中咲くのがお花の基本ですって答えた。

今を盛りの向日葵も自分への不満を口にした。
紫陽花のような青色になれますかって問うた。

ブーケは勿論ですよと請け合った。
青でも赤でもどんな色にもなれるのですって答えた。


  みんなブーケについていった。
  僕のお庭にはお花が少なくなっちまった。

26juillet16k















ドクダミがいつもの歌を口ずさんでた。

  すべては分解し、すべては崩壊する。
  大理石も、真珠も、ばらも、鳩も。
  真珠は溶ける、大理石はこわれる、
  鳥も逃げる、花も色褪せるだろう。

  それらの各部分は、分れて遠くへ行ってしまって、
  深いるつぼに流れ込み、捏ね合わされる。
  それから普遍的な物質をつくる下地になって、
  神が形造った鋳型にはまり込む。

lasalledeconcert at 06:36|Permalink

July 18, 2016

僕のお野菜生活

17juillet16a
















僕、ブルゴーニュ。
お豆が生ったね。綺麗なしゃきしゃきのお豆だ。

僕んちの小さいポタジェだよ。
蝶番君が冬に拡張してくれたんだ。

四半世紀以上も無農薬のお野菜をお願いしてたネコヤナギ君が昨年ご病気をしてさ、今元気にはしてっけどお野菜づくりを辞めっちまったんだ。

17juillet16c















それったからおうちでお野菜を作っちまおうとなったのさ。

ネコヤナギ君のお味には適わないけれど、好きな大きさの頃合いで収獲できるのは便が良いようだよ。

採れたてをハーブソルトでグリル焼きなんかにすると、お味がギュっとして美味しいんだ。

17juillet16b















ところでこの頃お庭にコランダーが出てるの。
何に使うの? って聞いてみたよ。

なんでもお隣さんから差し入れられるお野菜を受けるらしいよ。

僕んちより数段立派なポタジェを備えられてるお隣さんも、日々お野菜をくださるんだ。お庭からお庭へ塀越しに渡される。

よく両手に持ちきれないくらいになるからって、はじめっからコランダー持って受けにゆくことにしたんだってさ。

お声がかかったからといって御用かもしんないのにさ、何やら頂く気満々でコランダー持って走るってのは厚かましいんじゃないかなあって僕は恥ずかしいけど、関西のオバチャンってのはこうしたものだ。

lasalledeconcert at 06:21|Permalink

July 13, 2016

僕が思う紫陽花クラス(4)冬の姿

12juillet16b
















僕、ブルゴーニュ。
毎日むしむしだね。

暑くって参っちまうね。
今朝は紫陽花クラスの続きのお話だよ。


  紫陽花は優しくていい子ばかりだ。
  其れには理由があるみたいだよ。

いつだったか僕、問うたことがあるの。
お姉ちゃまは何故、紫陽花を良い子って言うの?ってね。

12juillet16d















彼らは冬に枯れっちまったみたいになる。
僕んちの冬のお庭で1等気の毒な姿になっちまうんだよ。

寒い間は葉を落とす木だって、生きた植物の様子ってものさ。
だのに紫陽花ときたら生死が判んないっくらいに佗しい見目だ。

  毎冬痛ましい姿になる紫陽花は憐れを知ってる。
  だから良い子なんだって。


それでもって質朴な身なりの時季にうんとこさ働くんだ。
すごいなあ。貧しい外見で惓まず稼働するんだね。

枯れたように見える茎の中で花芽を作ったり枝先で花芽を分けたりね。人間は紫陽花の休眠期なんて呼ぶけれど本当は休んじゃいないんだ。

12juillet16a


















紫陽花の此のような真の姿は皆が期待したものじゃあなかった。

みんなは綺羅びやかな咲き方を教われると踏んで、紫陽花クラスに参加したの。華やかな装いの 'ダンスパーティー' が発案したものだから尚更だね。


紫陽花が冬に枯れ棒のようになっちまうって知ると、常緑の子たちは一斉に紫陽花クラスを辞めた。葉を落としてまで紫陽花にはなりたくないってね。

其れっから、枯れたような身なりで長い冬を耐えながら花芽をつける努力をしなきゃあならないって知ると、落葉する子も辞めてった。

12juillet16c


















ドクダミたちはナスタチウムに続きのお話を聞かせてた。

  ?僕が思う紫陽花クラス(3)ヒエラルキー

  薄くれないの脚をもつ二羽の白鳩は、
  飛んできたヴェネチアの丸屋根(クーポラ)の上で、
  五月の一夜、その巣にこもって、
  結ばれた恋を永遠のものにした。

  すべては分解し、すべては崩壊する。
  大理石も、真珠も、ばらも、鳩も。
  真珠は溶ける、大理石はこわれる、
  鳥も逃げる、花も色褪せるだろう。


'ダンスパーティー' はセミナーに来る子が少なくなった紫陽花クラスで、良い紫陽花になる方法を語ってた。

  栄華は瞬く間に過ぎ去り、私たちは無益な塵になる。
  私たちの葉も枝も根も、簡単に朽ち腐る。
  だから謙り、朽ちないものを愛せ。


よくはわからないけど、僕はドクダミと紫陽花は同じお話をしてる気がした。

でも紫陽花クラスを辞めた子たちは、自分の枝が腐っちまうなんて知りたくなかったんだ。だから新しいセミナーを探しに行った。

1年中散ることなく咲き続けて皆から愛でられる方法を探しに行った。
  

?僕が思う紫陽花クラス(1)ロンド
?僕が思う紫陽花クラス(2)養成所
?僕が思う紫陽花クラス(3)ヒエラルキー
*お茶の時間に

lasalledeconcert at 06:38|Permalink

July 03, 2016

僕が思う紫陽花クラス(3)ヒエラルキー

2juillet16a














僕、ブルゴーニュ。
毎日あっついねえ。

7月っからこれじゃあ先が思いやられるよ。
先が思いやられるのはお庭事情もだよ。

  ?僕が思う紫陽花クラス(1)ロンド
  ?僕が思う紫陽花クラス(2)養成所

リブブロックの子たちがおかしくなっちまったのってば最初は小手毬のせいだった。

小手毬も前は我慢強く良い子だったんだよ。冬には葉を落とし、花期まで長い期間をじっと耐えて懸命に白い小花を咲かせてたんだよ。

2juillet16e















多分だけど道行く人に相当ちやほやされたと思うね。

シークレットガーデンで僕らだけを喜ばせてくれてたのが一気に皆に見られるようになって、特別な存在だと思い込んじまった。

そうして特別じゃなく見える子を馬鹿にしはじめたんだ。
植物の価値は背の高さと花数の多さだとかね。

  価値・・・
  そんな言葉は此れまでのお庭にはなかったのにね。

2juillet16b














こういうの笛歩きっていうんだってね。

言い出しっぺが自分に都合良く段階みたいなのをこさえてさ、笛を吹きながら先頭を歩いっちまう。

それでもって一度できてしまった笛歩きは、単純なやり方じゃあ消せないみたいだ。

お初には小手毬が言い出しっぺの笛歩きだったけれど
他の子たちも様々な笛歩きに捉われるようになった。

2juillet16g














ゆったりしてたお庭はざわついてきた。

前の写真の子みたいに縁んとこのほうが濃いオペラモーヴが幸せな証拠だとか、

此の写真の子みたいに中んとこが濃いサーモンピンクが立派だとか、

  まるで笛歩きに並ぶ順を競わなきゃ済まないかのようにね。

  背の高い立派なお花の陰で小さなナスタチウムは
  もっと小さく身をひそめて俯いた。
  

みんなおかしくなっちまったの? って思ってたらば
ドクダミたちが歌うようにナスタチウムに話しだした。

  *病院とドクダミの花

2juillet16f















僕には意味がわかんなかったけど、とっても綺麗だ。

  絶えまなくすすり泣く噴水のほとり、
  涼風が渡るヘネラリフェ宮に花を咲かせた、
  二本のばらの木は、絡まり合ってその花に、
  ボアブディル王の末路を語り継がせた。

  薄くれないの脚をもつ二羽の白鳩は、
  飛んできたヴェネチア丸屋根(クーポラ)の上で、
  五月の一夜、その巣にこもって、
  結ばれた恋を永遠のものにした。

難しくってわかんないけど、僕らの命が失われた後にも続いてくもののお話の気がした。

lasalledeconcert at 06:36|Permalink

July 02, 2016

僕が思う紫陽花クラス(2)養成所

1juillet16b















僕、ブルゴーニュ。
続きのお話だよ。

  ?僕が思う紫陽花クラス(1)ロンド

今日はね、お花たちがどうしてロンドに憧れるのか話そうって思うよ。

紫陽花たちは性格がいい。
けれどもね、皆が紫陽花のように優しいとは限んないの。
エバってる子も少なからず居るね。

  正直お庭事情は複雑なんだ。

1juillet16i














南のメインガーデンは植込みで暮らす子たちが主流なの。
何年も同じ場所に根を下ろして落ち着いた生活を送ってるね。

お庭の土に満足してて幸せそうだ。毎日お水を貰ってたまに肥料のご馳走があるのを楽しみに暮らしてるんだよ。

お隣に植わった子は生涯お隣同士だからね、お互いを大切にして仲良くやってるよ。

1juillet16e
















落ち着かないのはリブブロックで可愛らしく半円型に囲った幾つかのステージに居るプランター族だ。

蝶番君とお姉ちゃまがちょっとした高座を設けてあげたんだよ。
だのに彼らはリブブロックの中を養成所って呼んでる。
お人に見られることのないお庭に根を下ろしたくないみたい。

彼らは養成所で具合良く咲いてカーポートへ出場しようと夢見てる。お披露目してもらうのが生きる意味ってほどにね。

  僕はまたちょっぴり悲しくなった。

道からも隔離されたお庭はシークレットガーデンのようで僕らは気に入ってるのにね、プランター族は僕らが密やかに愛でることなんか眼中になくなったみたいなんだ。

1juillet16d


















けどね、プランター族がお外に近い場所へ行くことばかりを話題にするといっても彼らに罪はないんだの。事情ってものがあるんだからね。

  ある年こんな事があったよ。

ロンドに出てた小手毬が、咲き終えてお庭へ戻って来た時さ。

リブブロックの子たちはどんな所だったか聞きたがった。いつものように様子を報せてもらおうと身を乗り出したね。

なにしろ彼らはじっとしてなくちゃなんないからね、移動した子たちの珍しいお話を聞きたいんだ。

1juillet16c















小手毬はてんぐになり過ぎていたんだね。

一生をお庭で過ごすって思ってたのに蝶番君が堀上げをしてくれたの。実のところ張り過ぎた根を止めるためにプランターに移されたんだけど小手毬は然うは思ってないね。

生まれてお初に '移動させてもらう' って快挙を遂げたと思ったらば、いきなりにもロンドの座を与えられたんだ。そりゃあもう有頂天さ。

長い間を仲良くしてきた仲間たちに急に偉ぶっちまった。

"やっぱ植物の人生はカーポートで決まる" だとか
"カーポート知らねえの? へえ可哀想に" だとか
やけにイヤ〜な奴になって帰ってきたんだ・・・

1juillet16a















今まで見知らぬお国のお話に耳を傾けるように楽しげにお土産話を聞いてきた子たちだったのに、やにわに意識が変わっちまった。

  お庭に居るだけじゃ駄目なんだ
    植物だって動かなきゃ意味がないんだ
      ってな具合にさ・・・

それからだよ。せんには気に入ってたリブブロックのこと、養成所だなんて呼び始めたのはね。

僕のお話、まだ続くよ。

lasalledeconcert at 06:39|Permalink

July 01, 2016

僕が思う紫陽花クラス(1)ロンド

30juin16e














僕、ブルゴーニュ。
紫陽花は綺麗だなあ。

花びらみたいな萼の真ん中にぽっちりした蕾があってさ
ちびっこいぽっちりが開いてゆくんだ。

  僕んちでは紫陽花は1等可愛がられてる。

紫陽花たちは性格が優しいから紫陽花同士の喧嘩はあんまり見受けられない。けれども多くの紫陽花は内心じゃ1つのポジションを狙ってる。

30juin16b















それはカーポートのほぼ中央にある、コンクリートをまぁるく刳り貫いた特等席でエクステリアのフォーカルポイントなんだの。ラウンド型だからね、ロンドって呼ばれてる。

プランター植えの子たちはみんなロンドへ納まりたいって思ってる。なにしろお人目につくし、上手くすれば通りがかる人たちに可愛いお花ねえって言ってもらえることもあるからね。

30juin16a














4月から7月のロンドには紫陽花が座ることになってる。何故ってお庭のオーナーのお姉ちゃまが紫陽花を大好きだからさ。

モーヴの紫陽花は殊更に愛されてる。

萼の縁がはじめの写真の子ようにまるっこいのやら、此の写真の子のようにギザっぽいのやら、良く仕上がった紫陽花がフォーカルポイントの座で視線を集めることになる。

30juin16j















'ダンスパーティー' っていう華やかな種類の紫陽花が言った。
紫陽花クラスを実施するってね。

憧れのロンドにつく紫陽花になるためのセミナーをするって寸法らしい。

紫陽花クラスには良い紫陽花になりたい子たちがこぞって参加した。小さな紫陽花たち以外に、ナスタチウムも参加してたから僕は言ったんだ。

君は綺麗な光る葉っぱを持ってるじゃあないか。
お水を玉のように転がせる葉っぱをお姉ちゃまはとても愛してるのに、なんだって紫陽花になりたいの? ってね。

  ナスタチウムは黙ってた。
  其してちょっと泣きそうな顔をした。

30juin16d















紫陽花になりたい理由を問われても、ナスタチウム本人も考えつかないみたいだった。

お庭のオーナーに愛されるなら水玉を作れる葉っぱで充分だ。幾枚も写真に納めてもらいたいならもう叶ってるんだ。

ただ彼女は 'ナスタチウムってお花はなんだかチガウ' って思ってる。その気持ちの前には、葉っぱの水玉が可愛いって言葉もつまらない慰めにしか聞こえないんだろうなあ。

僕はちょっぴり悲しくなった。
どうして悲しいのかわかんないけど
ナスタチウムも此んな気持ちかなあって思う。

僕ね、しばらく紫陽花クラスを観察することにしたよ。
そしてまた書くよ。

lasalledeconcert at 06:37|Permalink

June 21, 2016

僕が見たオバチャンたち

20juin16b















僕、ブルゴーニュ。
毎日あっついねえ!

僕ら郵便局へお出掛けしたの。
お姉ちゃまは今月っからもうノースリーブだ。
いいなあ。僕は毛皮を着込んでるってのにね。

20juin16a















僕らの側をオバチャンが通りがかって
"涼しそうな格好やねぇ" ってお姉ちゃまに笑いかけた。

すると一応 'お姉ちゃま' って呼ぶことになってるほうのオバチャンがすかさず応じた。"うん涼しいよぉ♪ "


  通り過ぎてから僕ね聞いてみたの。
  今の誰だっけ? ってね。

  お姉ちゃまは首を傾げた。
  "さあ、知らない人。"

えっ。

関西のオバチャンって人種が僕にはわからない。

lasalledeconcert at 06:55|Permalink

May 23, 2016

僕が知ってる癌検診

22mai16a















僕、ブルゴーニュ。
僕もね、お姉ちゃまの癌検診の事を書きたいんだ。

  *術後の癌検診へ


僕アノこと書いていい?ってお姉ちゃまに問うと、絶対に駄目って厳しいご返事だった。蝶番君に聞いたらば、下ネタではないからアリじゃないかって言ってくれたよ。

お許しが出たから僕の報告を書けることになった。
僕らワンコってのは何かにつけて、許してくれるほうに則ると相場が決まっているからね。

22mai16b


















数年前、癌の可能性が見つかったきっかけは元々は神戸市の市民検診だった。婦人科のある病院で検査を受けた日のことだよ。

女医さんからの問診で、性交渉はありますかって問われたの。例えば移る病気を持つお人の場合には重要なことだからね。

  お姉ちゃまはお首を傾げてバッグに手を入れた。

**

     みんなには初めに解答を教えてあげるね。
     でなきゃあお話がこんぐらかるからね。


お姉ちゃまは勘違いをしたんだよ。市民検診では病院や科ごとに様々な検査証や保険証を提示するよね。

それったから、せいこう証って物も提示しなければならないのかとバッグの中を見てみたんだ。馬っ鹿じゃないの?

22mai16d














其うしておずおずと答えた。

その検査証のようなものがないと、折角来たのに検診を受けられないのかしらって不安になったお顔で言ったね。

  "多分無かったと思いますけど
  無いと駄目なんですか?"

いやいやいや・・・
病室にはいたわるような微妙な空気が流れた。

性交渉が無いと駄目かと問い、意味もなくバッグに手を出し入れする人を女医さんたちはどうして良いかわからない様子だった。

双方の酷い誤解に僕は泣きそうになった。

22mai16e















其れっからお姉ちゃまは質問した。
"せいこう証って、どんなものですか?"

  嗚呼・・・
  それは言っちゃあいけないよ・・・

無論お姉ちゃまは "緑色のカードです" とか "ピンクのA4用紙です" ってな回答を求めて聞いたんだ。

けれども間違えに気づかない女医さんはじめ看護師さん一同は固まった。シ〜〜ンってなった。


その頃お姉ちゃまは未婚で40歳過ぎだっけね。
それが "性交渉ってどんなものですか?" って聞いちまったのだあもの。誰だって固まるさ。

22mai16c














皆が困惑してた。

性交渉とは何ぞやと聞いてくる40代を傷つけないように、言葉を選んで女医さんは仰った。
"性交渉というのはですね・・・"

そこでやっとお姉ちゃまは間違いに気がついたんだ。
気づいて爆笑して、"ああ、あります! あります! " と大きなお声で言った。最悪だ。

僕はとても恥ずかしい思いをした。
その後、癌の再検査の葉書が届いちまったんだ。

何もかもが僕には酷い思い出だ。

lasalledeconcert at 06:33|Permalink

May 11, 2016

僕が見た座席

10mai16a














僕、ブルゴーニュ。
やっとこ僕の出番だ。

毎朝Mac争奪戦に負けるんだあもの。
僕だって本気出せば勝てるけどさ、そこはそれ飼い犬の立場ってものがあるからね、強く言われれば譲るっきり仕方ないんだ。

昨朝、生徒ちゃんのレッスンが済むと蝶番君とお姉ちゃまは仲良くお出掛けしたよ。道でも駅でもずうっとおしゃべりしてたね。

10mai16b














けどさ乗り継ぎの電車ではお隣同士に座ることが望めなかった。

向かい合ったお席に着いて、2人はおもむろに各自iPhoneを弄りはじめたね。今時の人間ってやつはすぐ携帯に触りたがるものだけれど、どうもそれじゃあないらしいの。

おしゃべりの続きをLineでイチャイチャ送り合って、1行送信する毎に通路を隔てて向かい合う相手と笑顔を交わしてんだ。

やれやれ。乗換えまでの数分っくらい我慢できないかなあ。
新婚ってのは全くくだらないや。

lasalledeconcert at 06:50|Permalink

March 04, 2016

僕が見た恐ろしい缶詰

3mars16c















僕、ブルゴーニュ。
お姉ちゃまがまだ眠ってる内にこっそり書くよ。

お姉ちゃまのブログってば曲のお話ばっかでつまんないのだあもの。僕のほうが人気がいいに違いないのにね、僕が余計なことを書くからってなかなかMacに触らせてもらえないの。

けどね今日こそはみんなにお話しなきゃあなんないんだ。

3mars16b

















此処は蝶番君のお部屋だよ。

レバーパテの空缶に小さなビスが入ってる。
蝶番君のお部屋のビス入れにカッコいい缶かんが欲しくって求めたんだね。

缶詰は2ぁつ組になってたの。
はじめお姉ちゃまは半分ほどをラスクに塗って朝ご飯にしたよ。

其れっから残りはお料理の時にねって蓋をした。
缶かんのプラ蓋はぴっちりと閉まって便利良いの。
お姉ちゃま、ちょっと考えてから蓋をした缶かんを冷凍室へ保存したね。お料理に使うのが遅れても安心だからさ。

開けてない缶かんの方は賞味期限が1年も先だから、ダイニングボードの食料貯蔵庫へお片づけしたよ。

3mars16a














日が経ったある夕のことさ。

レバーパテとニンニクとトマトでペーストを作って今夜のペンネに絡めましょうって、缶かんを冷凍室から取り出した。

プラ蓋を外したお姉ちゃまはそのまんま5秒間も止まっちまった。
なにしろ缶詰が新しかったのだあもの。

  何が起きたか理解するのにたっぷり5秒もかかった。
  間違えたんだ!
  新しいほうを冷凍庫に入れたってことは・・・

僕らは食料貯蔵ボード前へ急いだ。
毎日開け閉てする木製の扉は前日もその前の日にも開いたさ。
ワンコの優秀なお鼻を以てしても異臭には気づかなかった。

そう。何故ってあのプラ蓋は至極しっかりと閉まるからね。

**

僕は缶かんの中でどんな恐ろしい事が起きてるんだろうって想像に耐え切れない気持ちになった。けれどもお姉ちゃまは、その恐ろしい物をどうしても見てみたい衝動に耐え切れなくなったんだ。

  いやいやいや・・・

止める僕を制し、お姉ちゃまは恐ろしい缶かんをビニル袋に入れてしっかりと結んだ。それっからオモムロに袋の上から缶かんを少ぉし開いてみた。

しんと静まり返った中にビニル袋の幽かな音だけがした。
お姉ちゃまは涙目になってポリバケツに直行した。

泣くなら見なきゃいいじゃんっ!

其うしたわけでね、蝶番君のお部屋には新しい缶詰を開けたほうの空き缶1個しかない。この缶かんにはビスが入ってる。わかってるけどさ・・・僕は何となく缶かんってものを開けるのが怖くなった。恐ろしいものが入ってる気がしちまうからね。

lasalledeconcert at 06:45|Permalink

January 26, 2016

僕が見たクマの事故

25jan16b














僕、ブルゴーニュ。
クマが事故に遇った。

凍てつく寒さの週頭の悲しい事故だったよ。

朝僕らは、いつものようにクマたちにご飯をあげに行ったの。
真冬クマたちはサンルームで暮らしてるんだ。

  *クマが来たよ

壁内とはいっても寒い夜にはお外に面したサンルームは凍てついたみたい。クマのおうちに薄い氷が張ってたね。

25jan16a














息ができなくなっちゃあならないからね、クマをくれたお友達に教わって僕らは薄氷を割って除けてあげたよ。

氷の下でもクマたちはとても元気だったのさ。
お空が開いたのを知ったクマたちは喜んで元気良く泳ぎ回りながら、ご飯を求めて水面へ上がっ・・・

  "ひっ! " とお姉ちゃまが息を飲んだ。

  クマは僕らの目の前で大怪我を負った。


クとマに分かれっちまわんばかりの怪我をした1匹のクマはゆっくりと動きを止めて、水中でも空気中でもない別の世界へゆるゆると泳ぎ去っていったんだ・・・

**

あっという間の出来事だった。
僕らは氷に閉じ込められた如くにしばらく固まっていた。

表面の氷は大きなものは取り出せたけれど、小さなカケラは沈んでゆく最中だった。勢い良く浮上したクマは、自ら氷のカケラに突っ込んでしまったんだ・・・


悲しい月曜日だった。

僕だってお魚を食べるしお姉ちゃまがお魚を捌くのも見てるけど
クマの事故はとても怖くて悲しかったよ。

lasalledeconcert at 06:48|Permalink

January 20, 2016

僕が知ってるブローチ

19jan16a














僕、ブルゴーニュ。
お友達にいただいたブローチを、ママが作ってくれたコサージュと並べてみたよ。

可愛〜ってとっても気に入った様子でデートにつけてったね。

  *初デート

19jan16b














頂いたときは、此処の記事に出てる写真の風にレースのおリボンで飾ってあったの。無論メインがブローチで、おリボンを添えてくだすったんだよ。

だのにお姉ちゃま、お礼のメールに "可愛いおリボンありがとうございます。" って書いちまった。どうやらメインプレゼントがレースって思い込んだんだね。恥ずかしいね恥ずかしいね。

19jan16c














そりゃあアンティーク〜ブロカントのレースは稀少だけれど、ブローチをおリボンの留め具と思い込むなんてスットコドッコイが過ぎるよ。

説明を受けて、変てこなお礼を言っちまったことを羞じていた。

ばっかだなあ! って僕思ったけど、お口には出さないんだ。
飼い犬の立場ってものがあるからね。

lasalledeconcert at 06:23|Permalink

January 04, 2016

僕が知ってるバスローブ

3jan16a
















僕、ブルゴーニュ。
いやぁ久しぶりのブログだね。

僕のほうが断然人気がいいのにさ、余計なコトを書くからってなかなか順番を回してもらえないんだの。

昨日お姉ちゃまがシャラっと出したお買い物写真はロングカーディガンだけだった。

何故って此っちのグレーのもふもふ写真は都合が悪いからね。

3jan16c















フードつきカーディガンコート可愛〜♪ って手に取ったお姉ちゃまは、此れがバスローブだと聞かされたのさ。

どうしてもコートにしたいようで、お外で着ちゃダメな感じ? ってショップ店員さんに問うたよ。其うと言われてダメと答えなさる店員さんなんか居やしないんだ。
"大丈夫ですよ、お近くにお散歩などでしたら・・・"

  お姉ちゃまは、お散歩なら良いんだワ!! と大義名分を得た。
  いやいやいや・・・

お姉ちゃまの言い分は、吸水性が良いだけでコートの体だから構わないわよってなもんだ。僕は絶対辞めたほうがいいって思ったけど黙っておいた。飼い主の方式には逆らわないことにしてるんだ。

  バスローブは幾度も'お散歩'に連れ出された。
  電車に乗って行く遠い'お散歩'にもね・・・

デザインは可愛らしいからお友達はお世辞を使ってくれたよ。その都度、コレねバスローブだよんって得意そうに答えてた。

僕、恥ずかしいから止したほうがいいって思う。
黙っておくしかないけどね。飼い犬の立場ってものがあるからね。

lasalledeconcert at 06:58|Permalink
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Nouvelle
=====================


**3月5日(日)**
11h〜13h 

《クラブ・プーランク》

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
公開ライブリハーサル

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

神戸芸術センター
シューマンホール
Caractere
***ブログに登場したお友達***

女の子ちゃんのお友達

=タピオカちゃん=
水色の瞳の親友
離れてる今はメル友

=フラミンゴちゃん=
東洋が大好きな
フォトグラファーちゃん

=ママン手袋=
フランスでのママン

=マルシェ籠ちゃん=
昔ホームステイをした
大家族のお家の主婦様。
今はメル友

=マダム・ビスコッティ=
教会のお友達
明るくしっかりした
お年上の主婦様

=ナイチンゲールちゃん=
うんと近くに住む
綺麗な声の親友

=レモンカナリアちゃん=
お花が大好きな
ご近所のお友達。
ほっそりした姿もお声も
カナリアのよう

=タマゴカナリアちゃん=
レモンカナリアちゃんの卵。
つるつるピンクのホッペの
カナリアお嬢様

=ポニーテールちゃん=
中学校の同級生
登校の友

=マダム・ノベルティー=
美人でおもてなし上手な
ノベルティー夫人

=雀ちゃん=
ウズラちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=青い空ちゃん=
フルートが大好きな
おとなしやかな美人さん

=ぱんだの里ちゃん=
ほわんと優しい空気の
色白パンダちゃん

=赤嘴クイナちゃん=
フルート大好きな
クリスチャン友ちゃん

=シジュウカラちゃん=
お菓子が大好きな
フルートのお仲間

=ホンドフクロウちゃん=
夫の同級生。
ふんわり笑顔の声楽家ちゃん

=オカメインコちゃん=
アカンパニストちゃん

=カケスちゃん=
クリエーターさん

=十姉妹ちゃん=
クールに見えて実は優しい
大好きなお姉様

=アマリリスちゃん=
グラマラス美人の
キーボーディストちゃん

=黒アゲハちゃん=
クラブママ風美人の
歌のお姉様

=キタイタダキちゃん=
音楽マネジメントの卵ちゃん
ピアノも弾いて歌も歌います

=プレーリードッグちゃん=
優しくて可愛い
ご近所のお友達

=シロツメ草ちゃん=
ファゴット奏者の
タマゴちゃん

=河原鳩ちゃん=
生活密着型で
現実的な中型の鳩ちゃん
実は照れ屋さん

=テッセルモルモットちゃん=
昔はお下げ、今はママになった
声楽家ちゃん

=コゲラちゃん=
母と共通の古くからのお友達

=千鳥ちゃん=
コンサート予行の鑑賞者

=グレーうさぎちゃん=
美人の布作家さん

=大春車菊ちゃん=
大きな声で笑う
大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
中学のクラスメイト

=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

=水くらげちゃん=
ひっそり薄茶色のオーラ
シンプル仕様の
元クラスメイト

=パルファンちゃん=
化学系キャリアウーマンちゃん

=ぽっぽちゃん=
小中学校の同級生
下校の友

*****

男の子くんのお友達

=おじいちゃま=
仲良しのドクター
86歳の長老様

=アサリ君=
おっとりふわふわした
秀才君

=カピバラ君=
たくさん一緒に遊んだ
幼馴染君

=カピバラ・パパ=
カピバラ君のパパ

=ダチョウ君=
サロン主の翻訳家君

=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
植物にも優しい内側
26年間のお友達

=ジンライム君=
自然派の学芸員君

=ヤマシギ君=
切れ者の研究員君

=ノベルティー君=
教養深い趣味人の
企業代表君

=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

=サメビタキ先輩=
ぱんだの里ちゃんの先輩

=ハクセキレイ君=
ぱんだの里ちゃんの同級生

=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
ツバメ風のお友達

=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
京都の愛らしい学者君

=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

=チャイコフスキー先生=
音楽評論のお友達

=矢車草君=
コンサートマネージ君

=チャボ君=
ピアノ技師君

=Mr.B=
お世話になってる
Steinwayの調律師さん

=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
スタジオ経営者君

=藍綬君=
藍綬褒章を持つ
最長老84歳のお友達

=ぶち犬君=
昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

=フランス鴨君=
ダチョウ君のお兄様
哲学者ミシェル・ジャメ氏

=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
増井一友さん

=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
片寄伸也さん
  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
  *フルート

=シジミちゃん=
神戸フィル
麻生多恵子ちゃん
  *クラリネット

=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
アンサンブルカプリス主催
国塚貴美さん
  *マリンバ

=カワウソちゃん=
崎元蘭奈ちゃん
  *チェロ

=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

=パーシモンちゃん=
ナイチンゲールちゃんのワンコ

=ムーちゃん=
お散歩で会う白いワンコ
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