パリの生活12

May 11, 2019

閉じる・開く。トライアル失敗

10mai19h

























ジャックフロストが鮮やかな葉色を見せてる。

彼は「霜(frost)トカゲ」といって本当は爬虫類で
葉のように擬態する、闘わないトカゲ。

勿忘草色のマナコが優しそう。
カエルアンコウの目と似てるでしょう? (旧名のイザリウオで検索するほうが目の形状が判り良い画像が出るかも)

10mai19f




















ビオラの季節の終わりに最後の姿を撮りながら・・・

  *和は360°

音楽に関わる多角形の線分が閉じた状態に拘わったおしゃべりの続きを考えてみたくなりました。

開/閉の表現において、言葉からのイメージにおいて、
開は善で開放的で気さくで、閉はその反対との連想に対して、日頃より嫌疑を抱いてる。

10mai19k
























心を閉ざす・門を鎖ざすなどが浮かんでも、それだけじゃないと見取りたいものです。たとえば '目を閉じる' のように。

目を閉じる。
目を閉じれば心で視ることが適う。
器官の一つを閉じれば、心の眼を開くことに繋がる。

10mai19e



















閉じるのは心良く、麗らだ。

  閉じるとは、自己省察だ。成熟の始まりだ。

閉じられた静けさを私は愛してる。
でもミセス・ハッポウは開くのを善と思う。

彼女は無理強いせず、今閉じててもいつか開けば大丈夫よと周囲の人に優しく示す。無理強いより強引じゃねーか。

10mai19d
























"大丈夫ですよ、いつかOOできますよ" はハッポウに限らず気持ち悪く感じてしまう。(開閉と同じ匂いがするテーマみたい・・・)

何故って此の言葉には「OOできないままはダメ」の意が明白に見られるから。その上で "今こうじゃなくても大丈夫" なんてただの嘘つきじゃないかと度々思う。

何かの拍子に他人様のそんな会話を耳にすると、アンタは結局OOでなきゃダメって思ってんだろ? じゃあ其う言えば? と毒づきたくてたまらなくなる。

10mai19c




















肯定すると見せつつ、現状否定と価値の断定を、笑顔をもって行なう行為をいろんな場面で気味悪く感じてきた。

そんな笑顔でも笑顔でさえあれば善とするのと同じく、開くことを推奨するハッポウは、線分を閉じることによって360°となる外角を見ない。彼女は内角を数える。

周囲を '使えるモノ' で囲み、その数を増やす。わかり易く内角が増える。そこで

10mai19g




















"大切なモノ (=ハッポウにとって使えるモノ) が増えたら、すごい事が起きました! " とか言い出す。

そうやって胡散臭いコマーシャル調の妙なタメを用いた果てに "大発見! 周りのモノを増やすと内角の和が増えるんです! " と騒ぐが、それは小学校算数で多くの人が n角形の内角の和は180°× (n-2) と習った通りだ。馬鹿である。

**

開いて内角を見る例をミセス・ハッポウ像に照らすのは上手にゆかなかったです。ごめんなさい。間違ったピースを嵌めちゃったみたい。また改めて再チャレンジします。

反省しつつ、もっと閉じてもっと外角を見ることにします。


■病理組曲関連リンク
*病理組曲

  事の名を呼ぶ人々
    *ほくろぶた
    *空の青
    *自然な枯れ姿?

  アルマンド
    *自己紹介のパトロジー

  クラント
    ?僕が聞いた言葉遣い

  サラバンド
    *仕事、何してる人?
    *入口・出口

  エール
    *小鼻と受容

  ガヴォット
    *

  ロンドー
    *水色

  ラ・サノミユーズ
    *ラ・サノミユーズ

  優しく辛辣な女と、田分けた男
    *アルブレヒト
    *森の霧
    *優しく辛辣な女と、田分けた男

  思慮を着込む出会いと知を脱ぐ別れ
    *パノラマ
    *留意を着込む出会いと、知を脱ぐ別れ
    *夢のお話(2)キャンディプールと後悔
    *ムンクの震慄

  パスピエ
    *一片の雲
    *'ふと' とボードレール
    *パスピエと雲とシフォンケーキ

  トロワイヨン
    *ボードレールの挑発と真意と音楽
    *夏の恐怖体験
    *トロワイヨン
    *模倣者についての補足

  *ミセス・ハッポウ
  *音楽の本を読んでないお話
  *本と想像の隙間
  *使えない音楽

  *嘘とお庭とホース
  *本棚
  *和は360°

  *錆びた日の答

(今後のピース)
  *腹巻FP146
  *乎Paris1岩風呂のドミノの中に
  *チラシ写真の大きさ

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May 02, 2019

シネマ記録(39)髪結いの亭主・他3作

1mai19c
























3人手を繋いで... ブルゴーニュ君はリードで繋がって、しーシートを買いに夜のドラッグストアへ行きました。

知らないお家の綺麗なお花を楽しませてもらった。

帰ってまた3人で映画DVDを観ました。

パトリス・ルコント監督の映画が観たくて "髪結いの亭主" を選びました。この監督をお好きな方はとっくにご覧になってる映画なので今更だけど、薫る映画でした。

1mai19a




















海水着に母の手で縫い止められたサクランボ飾りの拘りも、ヘアサロンに立ち込める匂いへのイマジネーションと執着も監督らしい作品で非常に楽しめ、満足でした。

フェティシズムと、過敏な自らの心を傷つけまいと大らかに振る舞う気配がある (個人的見解です) 人々との情性の絡み合いを観賞しました。

1mai19b
























すこし前になりますが "主婦マリーがしたこと" もフランスらしい苦味を残す映画でした。

小さな承認欲求ゆえの何でもない誇張から罪を重ね、罪の感覚が麻痺してゆく (あるいは故意に蓋をする) 戦中の一主婦の実話です。

大戦下で子供を育て友達を守りたかった、優しいところのある普通の女が、ちょっとした間違いからギロチンにかけられることとなる...

人の愚かさを追う形というのはフランス映画に実に多く、好みの形でもあり楽しかった。

1mai19g





















お部屋の壁紙のかわゆさに気をとられてつつ観た映画でした。

あとはメモとして記録します。
背景が可愛らしいといえば "プロバンスの休日" も。

内容は何ということもないハートフルな部類で、サウンドは映像カットへの収め方も含めてかなり厳しいと感じましたが、風景は素晴らしかったです。強い日差しの鋭い痛さや、町の空気の湿り気まで感じられる映像を観るためと思えばアリです。

田舎家を取巻く可愛らしい籠小物や古い布たちにも釘付けになりました。

1mai19f
























珍しくフランス作品じゃない映画は " アメリカンラプソディ" でした。

アメリカ・ハンガリー合作で、亡命をめぐり2つの母国と2組の親を持った少女の選択の物語というところで手に取りました。

2つの祖国を持つのが幸せに繋がる場合があるだろうかと考え込んで、幸福な例を見たい気持ちで選んだと思います。去年のことでしたよ。


*シネマ記録(38)桟敷とアデルの第二主題
*シネマ記録(37):天井桟敷の科白メモ
*シネマ記録(36)アデルのアフリカ
*シネマ記録(35)天井桟敷の人々
  *井戸
*シネマ記録(34)パリ20区 僕たちのクラス
*シネマ記録(33)小メモ5作品
*シネマ記録(32)アデルを追うサルトル
*シネマ記録(31)子供
*シネマ記録(30)アデルに凍る
*シネマ記録(29)アデルの迷路
*シネマ記録(28)アデルとティレシアス
*シネマ記録(27)アデルのブルー
*シネマ記録(26)アデルの茫漠
*シネマ記録(25)アデルの門
*シネマ記録(24)アデルの気後れ
  ?僕が見た映画DVD
*シネマ記録(23)アデルの生涯
  *映画DVD
*シネマ記録(22)僕のおじさん
*シネマ記録(21)ゾラと失敗
*シネマ記録(20)ムード・インディゴ
*シネマ記録(19)大人は判ってくれない
*シネマ記録(18)あこがれ・アムール
*シネマ記録(17)ランジェ公爵夫人
*シネマ記録(16)セラフィーヌの庭
*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(5)たそがれの女心
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他

lasalledeconcert at 15:44|Permalink

April 28, 2019

本棚

27avril19f



















本棚の一区画。
ヴァルター・ベンヤミンはボードレールのお隣に並べた。ボードレールを冠した2巻目があり、他の巻でも引用が多いから。

目に見えるのは本棚。本棚は心の中の棚を有形化した物。
自分の心は此れらで成り立っていますと現わせるのが本棚なのかな。

27avril19g



















大事な事の中心を探り当てられないまま、周囲ばかり数ヶ月も廻ってる気がしてる。

この前 模倣者についての補足 なんて書いてみて何が最も気色悪いんでしょうねって考えた。

  たとえ下賤で小ざかしくても、それ自体は病理じゃない。
  病理は性質じゃあない。
  プロメテウスの意味で不死だが彼のように英雄にならない。

ブルゴーニュ君とお散歩しながら、院内廊下を歩きながら、考えるともなく思い浮かべてバシュラールの語りに行き着きました。

  *本と想像の隙間

27avril19e

























模倣者はバシュラール がいう《想像力の力動性を追跡》することなく、「模倣するものの捜索」のほうを行なうのが引っかかってるのでは? と考えれば自分の中で繋がる気がしました。

例えば模倣者は「音楽の本 (音楽に関わることが説明してある本?)」の文字を追い、音楽を勉強したと他者に知らしめようとする

  *音楽の本を読んでないお話

それは模倣者 (という言葉で今のところ枠組みした一辺) が「使える音楽・模倣できるモノ」を求めるからで
正反対のものに美しさを見出す自分個人にとっての場合は

  *使えない音楽

「使うために開くページ」を示されるのが勘定高く浅ましいと感じられて、この構造を考えたくなった経緯がある。

25avril19d

















多分病理は単純に、本人の自覚がないところにあるのかな。
すべての病理に共通するように。

たとえばミセス・ハッポウは嘘をついているつもりがないのでは? とも想像してみたが・・・

  *ミセス・ハッポウ

  ミセス・ハッポウは本棚を見せてと誰かに言われたら
    きっとこっそり幾つかの本を見えない所へ運び、
      幾つかの本を見えやすい所へ持ってくる。

それはやはり自覚ありと見做すべきかな。
まだまだ纏まらないテーマ、時をかけて進めます。


■病理組曲関連リンク
*病理組曲

  事の名を呼ぶ人々
    *ほくろぶた
    *空の青
    *自然な枯れ姿?

  アルマンド
    *自己紹介のパトロジー

  クラント
    ?僕が聞いた言葉遣い

  サラバンド
    *仕事、何してる人?
    *入口・出口

  エール
    *小鼻と受容

  ガヴォット
    *

  ロンドー
    *水色

  ラ・サノミユーズ
    *ラ・サノミユーズ

  優しく辛辣な女と、田分けた男
    *アルブレヒト
    *森の霧
    *優しく辛辣な女と、田分けた男

  思慮を着込む出会いと知を脱ぐ別れ
    *パノラマ
    *留意を着込む出会いと、知を脱ぐ別れ
    *夢のお話(2)キャンディプールと後悔
    *ムンクの震慄

  パスピエ
    *一片の雲
    *'ふと' とボードレール
    *パスピエと雲とシフォンケーキ

  トロワイヨン
    *ボードレールの挑発と真意と音楽
    *夏の恐怖体験
    *トロワイヨン
    *模倣者についての補足

  *音楽の本を読んでないお話
  *本と想像の隙間
  *使えない音楽

(今後のピース)
  *腹巻FP146
  *乎Paris1岩風呂のドミノの中に
  *チラシ写真の大きさ

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April 26, 2019

模倣者についての補足

25avril19h























アジュガ・シュガープラムがランナーを伸ばしてます。
3年目の苗。根がよく張ってきた。

またしても誰も読まないようなタイトルになっちゃった。

病院で待つ間、演奏っていうものに考えを巡らせてて
以前引用した 'トロワイヨン' のブログ文への補いが足りない気がしたの。

25avril19a
























ベンヤミンが引いたボードレール "1859年のサロン" はこういった文ですが

  *トロワイヨン

ベンヤミンの引用をご紹介した後に同センテンスを用いた私の拙い書き方では

  *ソースから実地

まるで模倣全般がマズイかのようにも読めるのじゃあないかしらって気がしてきた。

文脈から其う受取る可能性はあまり無さそうだけど面白いポイントだから言及してみたいです。

25avril19b
























お勉強のために模倣してみるのは絵を模写するような発見がありますね。模して写し取ることによって '本当に視る' 行為を体験してこそ見出せるものがある。

それは模倣者ではなく学習者というもの。

学習者は修学のため・音楽のために知ろうとする。
何が音楽的なのか・何が美しいのか。

尊い作業だと思う。

25avril19e


















模倣者は学習者とは違ってる。
目的が違ってる。

学びや美という大きなもののためじゃあなく、平たくいえば自己装飾のために模倣する。


誤解を防ぐために書き足せば、モデリング (ヒーローになり切る子供のような) の変化形で大演奏家風にやるのは模倣者じゃなく、清い学習者の一派に入る空想者だ。(学習者と空想者は兼任できるものでもある)

25avril19f






















やりようによって心理的に効果的な練習法かもしれないし、模倣者と決定的に違うのは空想者は他者の評価を求めて行なっていないところ。美しく成長する自分の幻に酔う少女や、モテるシーンを夢見る少年のような純な気持ちが基なのだ。

模倣者は、行為も学習者らとは随分と異なる。
学習者は学びたい対象に出逢って感動を起こし、対象を師と定めて写し取るが、模倣者に師は居ない。

模倣者は '模倣できるもの' をキーワードに捜す。
自己装飾のために、功績のために。

25avril19c





















模倣が目的の捜索。
時には '模倣できそうなモノ' を捜す。時には 'チャチャーッと挿げ替えて使い易いモノ' を。

模倣者にとって音楽なんか利用対象にすぎない。

彼方の切れ端と其方の小片を千切り取り、繋ぎ合わせる。
よく盗作が完全なコピーじゃなく、数カ所から毟ってきて接着剤で貼り合わせるのと同様に。

模倣者は音楽を捥ぎ取ってでも自分の功績にしたい。

25avril19g






















しかし聞き手は模倣者が思い込んでる意味での「変わった演奏・個性的な演奏」なんて求めてない。

模倣者の仕業に食傷して、求めることにさえ倦き倦きしてるし
馬鹿じゃあないのだから、'エトランジュであることに意味はなく、誠実な向き合い方が成されて他から抜きん出る意味で異なったものとなる結果論である' くらいは疾うの昔に知ってるのが聞き手というもの。

ところが世の流れに鼻が利くはずの模倣者がその部分には悲しいほど疎く、新しいことが必要とされてると思い込んで、時代時代の素晴らしい古い絵を切り刻んで貼り絵をし、ホラ新しいでしょ? と差出す。

此のどうしようもない恥ずかしさを感じないのが
模倣者の条件のひとつかもしれないと思いました。

まだ纏まらないけれど今日はここまでです。

lasalledeconcert at 16:47|Permalink

April 20, 2019

シネマ記録(38)桟敷とアデルの第二主題

19avril19i





















オステオスペルマムがよく咲いてる。
花期が長いからこれから数ヶ月楽しめます。

つい好みの色を重ねちゃって変化に乏しくなるのを反省し、今年はピンクバイカラーを選んだ。

間のグリーンは顔を出すのが遅れててまだまだ土が見えてる。生え揃ったら綺麗になるかしら。

19avril19h

























大好きになった2本の映画を頭の中で反芻していました。

あまりに対照的な2本であり、主義信条の通し方には共通点もあり興味は尽きません。

比べ合わせて考えたくなった理由は、2つの映画に挿入されるダンスやマイムシーンを楽曲の第二主題と捉えると面白いと気が付いたからです。

言語を用いて人と対面するのが苦手なアデルは、傷つき易い気持ちをカバーするように踊ります (という風に捉えたのは個人的な見方です)。ダンスは活き活きした若さの自由と同時に、別のものもクローズアップしました。

19avril19j























表現の元である思考が彼女の苦手とする言語表現と同じ根っこのものである限り、

巧みだったり得意だったりするわけじゃなくただ楽しみで行なうダンスもやはり、彼女が日ごろ構築しづらいと感じてる対話と同一線上にあるのだと観賞者に示す気がしました。

  *シネマ記録(36)アデルのアフリカ

勿論アデルはきっとクラスメイトの中ではダンスが上手で、だから苦手意識なく自由に振る舞える大切な時間なのだと思います。

しかしそれとは一線を画した "天井桟敷の人々" のマイムシーンたるや比類なきものでした。

19avril19g





















大衆的な芝居小屋でのマイムが唖然とするほどの芸術性を放つ様が忘れられません。

  *シネマ記録(35)天井桟敷の人々
  *シネマ記録(37):天井桟敷の科白メモ

「無言劇、夢幻劇だ」と映画内の麗しい科白に例えられる通り、ジャン=ルイ・バロー様演じるバティストによって見事な内省の美しさが鑑賞できます。

言葉を発するのを固く禁じた黙劇からは、制約の中で昇華する美を教えられる思いがした。

19avril19k























言葉を使うのは気後れを覚える代わりに気儘に体を動かすダンスを楽しむ風なアデルと最も異なる部分に感じましたが、それは第一主題と第二主題との関係として興味を引かれたということです。

2本とも第一主題と異なる旋律かつ異なるキャラクターだった第二主題 (たとえば無気力だったピエロ姿のバティスト) が、展開部で第一主題と絡み合い双方が影響し合い、2つの主題が一体になる瞬間がある成立ちをもってるところは不思議に一緒で味わい深いところでした。

19avril19l
























幾週でも幾月でも振り返りたくなり、振り返っては反芻し、その都度改めて教わるところのある映画をこれからもじっくり楽しんでゆきたいです。


*シネマ記録(37):天井桟敷の科白メモ
*シネマ記録(36)アデルのアフリカ
*シネマ記録(35)天井桟敷の人々
  *井戸
*シネマ記録(34)パリ20区 僕たちのクラス
*シネマ記録(33)小メモ5作品
*シネマ記録(32)アデルを追うサルトル
*シネマ記録(31)子供
*シネマ記録(30)アデルに凍る
*シネマ記録(29)アデルの迷路
*シネマ記録(28)アデルとティレシアス
*シネマ記録(27)アデルのブルー
*シネマ記録(26)アデルの茫漠
*シネマ記録(25)アデルの門
*シネマ記録(24)アデルの気後れ
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*シネマ記録(23)アデルの生涯
  *映画DVD
*シネマ記録(22)僕のおじさん
*シネマ記録(21)ゾラと失敗
*シネマ記録(20)ムード・インディゴ
*シネマ記録(19)大人は判ってくれない
*シネマ記録(18)あこがれ・アムール
*シネマ記録(17)ランジェ公爵夫人
*シネマ記録(16)セラフィーヌの庭
*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(5)たそがれの女心
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他

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April 06, 2019

シネマ記録(37):天井桟敷の科白メモ

5avril19a























現代の時事に触れるのは賢いかたにお任せして、拙ブログでは触れないって決めてるのにナ。つい気になっちゃって・・・

令和の文字を掲げられた菅官房長官のお姿が静止画で出回ってるのを目にするたび、アンリ・ルソーの絵に見えて仕方がないです。

髪型とお顔立ちに加えて、元号フレームをお持ちになる (カメラに写すため抱えにくい体勢を押してお持ちのせいで) 不自然な力の入り方が体の線に現れてるのもルソーっぽくて、絵を観るような目でついつい見入ってしまいます。

5avril19c
























さて感動した 天井桟敷の人々 の映画シーンから心に残った科白を幾つかメモしますね。

今日記すところは、私が観た版の字幕のままにしますね。

  モントレー伯爵の科白

《美は醜さへの侮辱です》

《美はこの世の誰にも愛せぬもの
ただ美を求めるだけです》

強烈な言い回しです。

とっても冷やかで、とっても素敵。
'美は醜さへの侮辱' は、何が美しいか考え続けるかたの言葉と感じられ、私の乏しい映画観賞史上最高の科白でした。

5avril19b




















窓辺のおしゃべりにも感心しました。

  元芸人ガランスの科白

《古くなったオルゴールね
曲は同じでも ----
音色が変わったわ》

古いオルゴールを、止まりそうな動き・同じことを繰り返すもの・もはや興味を引かないもの・時の空白の末に懐かしさを感じるものe.t.c.って描き方をするのはよく聞くけれど

「音色が変わった」のように、聞く身の上の変化とオルゴールの経年との両方が綯交ぜになった隔たりを直接的に表してくる科白には今まで出逢っていませんでした。

5avril19d













伯爵夫人になったガランスの、愛することができない夫への返答も美々しい距離感でした。愛を願う夫に言い放ちます。

  伯爵夫人ガランスの科白

《あなたは魅力的でお金持で才気煥発です
女性に騒がれ皆様に愛されています

不思議なお方ね
そんなにお金持で貧乏人なみに愛されたいなどと

だめですよ
貧しい人から何もかも奪っては》

ベッドルームのドレッサーに向かって櫛づける美しい髪が、伯爵を傷つけ意地にさせる言葉の冷淡さを浮き立たせました。

華麗で不人情な科白の数々を心から楽しみました。


*シネマ記録(36)アデルのアフリカ
*シネマ記録(35)天井桟敷の人々
  *井戸
*シネマ記録(34)パリ20区 僕たちのクラス
*シネマ記録(33)小メモ5作品
*シネマ記録(32)アデルを追うサルトル
*シネマ記録(31)子供
*シネマ記録(30)アデルに凍る
*シネマ記録(29)アデルの迷路
*シネマ記録(28)アデルとティレシアス
*シネマ記録(27)アデルのブルー
*シネマ記録(26)アデルの茫漠
*シネマ記録(25)アデルの門
*シネマ記録(24)アデルの気後れ
  ?僕が見た映画DVD
*シネマ記録(23)アデルの生涯
  *映画DVD
*シネマ記録(22)僕のおじさん
*シネマ記録(21)ゾラと失敗
*シネマ記録(20)ムード・インディゴ
*シネマ記録(19)大人は判ってくれない
*シネマ記録(18)あこがれ・アムール
*シネマ記録(17)ランジェ公爵夫人
*シネマ記録(16)セラフィーヌの庭
*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(5)たそがれの女心
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他

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March 24, 2019

シネマ記録(36)アデルのアフリカ

23mars19a






















陽当たり良い場所で気持ち良さそう。
南のお庭が暖かい時刻にブルゴーニュ君のお爪カットをしようとしてるところ。とってもいい子してカットさせてくれます。

先回アデルのお話はそろそろお終いに入りますって書いた通りに最後の回です。

本作を観るに当たり、フランスによる永きに渡るアフリカ統治時代の影響が現代にいかに強い影響を及ぼしてるかを識っておくと面白く観られるのじゃあないかなあ。

  *シネマ記録(23)アデルの生涯
  *シネマ記録(24)アデルの気後れ
  *シネマ記録(25)アデルの門
  *シネマ記録(26)アデルの茫漠
  *シネマ記録(27)アデルのブルー
  *シネマ記録(28)アデルとティレシアス
  *シネマ記録(29)アデルの迷路
  *シネマ記録(30)アデルに凍る
  *シネマ記録(32)アデルを追うサルトル

23mars19e


























チュニジア、セネガル、カメルーン、ギニア、中央アフリカ共和国はじめ多数の広大な旧仏領文化は、フランスの特に若者文化に逆輸入の形で深く入り込み、生活になくてはならぬものと生活のすぐお隣にあるものの両を担ってる。

旧植民地や旧保護国の国民は現フランスに多く住み、人が住めば作られる飲食店も旧統治国のお店が自然と多く並ぶ。レストランだけじゃなく食材店・雑貨店・洋品店も。

そこでの働き手は自国出身者か自国に近い文化圏の人になりもして街は隅から隅まで彼らの鮮やかな文化が張り巡らされる。

23mars19d

























縦糸と横糸の間にアフリカのヴィヴィッドな色を添えながら、フランスの街というタピスリが織り上げられる。
彼らの存在なくしては完成し得ない色合いで。

色があり、音があり、舞がある。

フィルムでは踊りに長い尺が取られてる。
ダンサーの舞踏じゃない、つまり見せるための踊りではない舞としては物凄く長いです。

何故かしら... って最初あまりの長さに考えてしまった。答は踊るシチュエーションにあるのかもしれない。

23mars19b






















自らの心深くに降りる習慣を持たないアデル。言葉を以って自らの気持ち・ロジック・義とするものを理解させる努力はしないアデル。彼女は定まらない視線で暮らすが、踊る時は目に力が宿ってゆく。

  そうか踊りはアデルの言葉だったんだ、と思った。
  彼女にとって唯一恐れずにできる自己説明。

不満の中で黙り、俯き、伝えることを諦めて眼差しも考えも共に彷徨わせるアデルが、踊る時は相手と目を合わせ、誘い、大胆になる。

踊り進むにつれて輝いてくる。踊り続けると関係が深まったかのような嬉しそうな顔をする。

23mars19c























ヨーロピアンよりはアフリカンな要素が多く入った (生活の中で溶け込んだ) '所謂若者の' 踊りは、

(時間が経ってしまった映画で観直してもいないし、ダンスシーンは私たちもソファに腰掛けたまま手足をバタバタさせて一緒に踊ってたので細部は見逃してると思いますが)

先程記したような '見せる踊りか否か' を先ずもって云々する種類のものじゃなく、祭儀も日常も・喜びも悲しみも舞にして分かち合うアフリカの国々を彷彿とさせた。


ある年隣人はコートジヴォワールのご夫婦だった。
ある年学生寮にコンゴからの集団がやってきた。
長い知人はご両親の仕事の関係でマダガスカル育ち。
私も行きたいな、アフリカ。


*シネマ記録(35)天井桟敷の人々
*シネマ記録(34)パリ20区 僕たちのクラス
*シネマ記録(33)小メモ5作品
*シネマ記録(32)アデルを追うサルトル
*シネマ記録(31)子供
*シネマ記録(30)アデルに凍る
*シネマ記録(29)アデルの迷路
*シネマ記録(28)アデルとティレシアス
*シネマ記録(27)アデルのブルー
*シネマ記録(26)アデルの茫漠
*シネマ記録(25)アデルの門
*シネマ記録(24)アデルの気後れ
  ?僕が見た映画DVD
*シネマ記録(23)アデルの生涯
  *映画DVD
*シネマ記録(22)僕のおじさん
*シネマ記録(21)ゾラと失敗
*シネマ記録(20)ムード・インディゴ
*シネマ記録(19)大人は判ってくれない
*シネマ記録(18)あこがれ・アムール
*シネマ記録(17)ランジェ公爵夫人
*シネマ記録(16)セラフィーヌの庭
*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(5)たそがれの女心
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他

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March 20, 2019

シネマ記録(35)天井桟敷の人々

19mars19a
























暖かい陽射しの下、病院へ行きました。しばらく車ばかりだったので、寝込んでから初めての電車になりました。

今日は映画のおしゃべりを・・・
"天井桟敷の人々" は過去に観たすべての中で最高の作品でした。
これ以上の映画が未来に存在する可能性があるかしらんって思いながら観ました。

随分前ビデオテープ時代にお友達に借りて観た頃はこれほどとは思わなかった。自分の理解の程度がつくづく浅かったと反省です。

19mars19d
























シャンソン "枯葉" の歌詞で有名な詩人で映画作家の我らがジャック・プレヴェールがシナリオです。

Wikipediaに拠ると3年3ヶ月を費やしたのだそう。
190分を超える大作ですが '大作' の意味は1945年に驚くような規模で撮り終えたことだけじゃなく、ナチスドイツの占領下にあって制作したことです。

アートを武器にした強いレジスタンス精神と其の形を選んだ監督の抵抗心に深い敬意を覚えます。

19mars19e
























セットの外にドイツ軍の足音がありながら、艶めく美女達と恋と芸と大衆劇が絡んだ絢爛な人生の舞台を描き切るフランス映画人たちの桁外れの粘り強さ。

耐忍ぶ闘争。フランスの真の姿、ラ・レジスタンス。
未来においてここまでの名作が出現しないかもしれないと感じる理由は、この環境下を持ち堪えた強烈な集結力においてです。

19mars19b





















圧巻の演技だった俳優で演出家のジャン=ルイ・バロー様は、彼をおいて他にはない当たり役でした。

ストイック過ぎるほどセンシティヴな雰囲気を醸し、人として生まれたてのような多感なジャン・バティスト役が見事でした。

同時にバロー様は、18世紀末から19世紀を生きパントマイムでピエロを演じることにおいて創始となったガスパール・ドビュローも演じます。

19mars19c



















映画と映画内の舞台を通して、ジャン・バティストとガスパール・ドビュロー両役の切れそうに張り詰めてようやく保っているかの均衡と澄み渡った感性に心を掴まれました。

このところ演奏も、研ぎ澄まされたものに触れる機会もなかったの。数秒でもう勘弁なドタ足の音たちが身のそばを通り過ぎて食傷しただけ。きつかった体験に絶望感を抱いた。

嗚呼それに比べて此の映画のように隅々考え抜かれ、隠れた象徴が散りばめられ、それらを「分からないならそれでいい (ドイツに向けた気持ちとして)」と翻すフランスの粋に出逢うと心の底から癒されます。

魅了され、恋に落ちてしまいました。


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*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
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  *フロレットという女性
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*シネマ記録(5)たそがれの女心
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*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
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*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他

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March 11, 2019

シネマ記録(34)パリ20区 僕たちのクラス

10mars19c




















先週風邪からまた肺炎を起こしました。
熱はあんまり出てなかったのに、まるで高熱のあとみたいに身体中が軋んで痛いなぁ。

粘膜系が極端に弱いみたい。リンパの腫れがまだ酷い。
何日続くのかなぁ・・・

  *本と想像の隙間

免疫が下がるたび現れる口内炎が酷くなったからビタミンを摂ろうとしたら、酸っぱいビタミンタブレットが口内炎に沁みて痛いったら・・・負のループだわ。

そして一等困ってるのは筋力。休まなきゃいけないけれど筋肉をもっと使わなきゃって焦りのループも。

でも先週の体調ではどうしようもなかったから映画を観ました。

10mars19a























"パリ20区、僕たちのクラス"。タイトルに警戒しつつ手に取った。

熱意ある先生にクラス生徒が心を開いていくハートフル・コメディじゃありませんように! と願いながらDVDを挿入した。"Entre les murs" (壁の内側) と静かに原題が映し出されてホッとした。

淡々と学内の日常を描く映画。
好き好き〜

10mars19e
























映画に対する好みの1つは '時間' の存在感なんです。

スクリーンの向こうとコチラに、同じ時間の流れがある映画が好き。淡々と流れる時間と日々の事が描かれる映画。

有名な日本映画ですと "海街diary" とか好きだな。

本作は人(教師と生徒)との関係を描くのかと思いきや、個人またはクラスという個体が浮かび上がってとても面白かったです。

教師と生徒の駄目なところも賢いところも両方含めてフランスらしい映画。

10mars19b

























邦題にある '僕たちの' は生徒側じゃなく、各教科の教師陣側から見た '僕たち' カナ。

1つのクラスに関わる先生連の目線。日常の騒がしさ・日常の悩み・日常の心の動き・日常のストレス・・・

音楽で煽るでもなく、わざとらしい高まりを作るでもなく、CGもない。対話 x 対話の作りがとってもいい。対話一本槍の頑固さがフランスっぽい。楽しかった。

フランス映画は世界一お金がかからないって言いますね。カフェと寝室だけで対話を重ね重ねて人生を描き1本の映画が成立することが数あるから。

この映画も教室・職員室など学校の塀の中で撮り切っちゃってるところにも関心を寄せました。お家芸を崩さないフランスらしい頑なさが大好き。


*シネマ記録(33)小メモ5作品
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*シネマ記録(26)アデルの茫漠
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*シネマ記録(24)アデルの気後れ
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  *映画DVD
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March 07, 2019

シネマ記録(33)小メモ5作品

6mars19c



















通院しつつ回復待ちの週。

お夕食後に時々夫と映画DVDを観る習慣は続いてます。記事にしなかった映画や軽いコメディもたまに観てるメモ。

■ロマン・ポランスキー 初めての告白

桐朋のお友達が紹介してくれた映画です。
ロマン・ポランスキー監督のご友人である映画関係者アンドリュー・ブラウンズバーグ氏によるドキュメンタリー。

ポランスキー監督のお作は観ていても監督ご自身をよく存じてなかった。語られる言葉と人生の重さに引き込まれました。

6mars19f























昔フランスのテレビ放送で観た作品を、其れとは知らずに選んでました。

■橋の上の娘

テレビで観たのは途中からでした。
お外から帰って何となくテレビを点けたときに放映してた。

だからDVDで目にした最初のシーンを知らなかった。途中のシーンから先はよく憶えていました。

刹那的な逸楽と、一種の純愛が繋がるパトリス・ルコント監督らしい作品でした。

6mars19a























片や愛し方を間違ったり、好きなあまり愛と執着がわからなくなったりする悲しさも。

■抱擁のかけら

長らくフランス映画一色だったのにスペイン映画が突然入ってきた理由は、フィルム内でジャンヌ・モローの話題が出るって知ったからでした。

そのシーンは映画のキーでもありました。

6mars19g























パリと冠してあれば何でもいいって勢いで、映画としては好みじゃないと重々知りつつ。

■幸せはパリで

1969年の作品だそう。
この時代のアメリカのコメディは得意じゃあないけれど、パリの風景が垣間見られるかと望みを託して観ました。

パリの映像って希望とはちょっと違ったけれどドヌーヴ出演作を押さえる経験になりました。

6mars19b

























対してフランスのコメディは嫌いじゃないです。

■恋するパリのランデブー

ソフィ・マルソーの変わらなさ、外見の綺麗な成熟にビックリしました。

彼女のデビュー作、クロード・ピノトー監督 "ラ・ブーム" を映画館に観に行ったのは中学生でした。フランスで発表されてから2年経って日本公開になったんですね。

映画館に座った中学生は写り込む地理もわからず、主人公がおばあちゃまと行くブラッスリーでお食事したこともなかった。ただ瑞々しい思春期の空気に夢中で見入ったナ。


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  *フロレットという女性
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February 22, 2019

シネマ記録(32)アデルを追うサルトル

21fev19b






















アデルのお話はそろそろお終いに入りますネ。

長くしつこく1本の映画 (映画って大好きでも見方も何も分からないのに) について書いた理由は2つあります。

1つは 'フランス音楽' という括られ方で誤解を受け易いあの音楽が、ふんわり・しっとり・さっぱり・奇麗な等まやかしの形容をつけられるものじゃなく、フランス気質という異常なくどさ・一見したものとかけ離れた偏執的な根っこに引っ張られて存在し、

フレージングは滑らかで・シルエットは細身で・肌合いは透けそうであっても、それは花刺繍の執着や・細かなレース編みの固執に置き換えられる意固地な執拗性だ、地下活動だ、気の遠くなる細細たる作業を終わりなく重ねるラ・レジスタンスのフランスだ、

という音楽への手蔓を、文字の形態で実際に「音楽化」してみたくなったから。

21fev19a




















もう1つの理由は、枝葉を描出した後に幹は何かを書きつけたかったから。

個人的な感じ方では此の映画の幹はサルトルが言う '責任' だと思ったのですが・・・

  *シネマ記録(23)アデルの生涯
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ならば其うと書く前に、もう1度ちゃんとサルトルを読もうと考えたので今日まで時間がかかってました。

21fev19d

















2人の出逢いの初期にエマがアデルに '自己存在を決定づける行動があり、行動には責任が伴う' (言い回しはウロ覚えです) と引用します。

エマの科白のお陰でサルトルを改めて読んで、長年... 高校生からの本当に長年をあまり好きじゃない哲学者と思ってた誤認に気づくことができました。

美学系哲学が好きで、実存系哲学は避けてきました。
一応普通に読まなきゃならない代表作3作とかでお終いにした。

合わない気がした理由は薄々予想した通り、サルトルに関しても日本語訳との摩擦のせいでした。(無理に用語的に訳すと当然摩擦がありますよね)

21fev19e























サルトルは初めての原書。

面白いのナンノって・・・! 今頃そんな事言ってるの? って思われるでしょうけど訳本であまり理解してなかったみたい。初めて読むように新鮮でした。

《l’homme sera d’abord ce qu’il aura projete d’etre (...) l’homme est responsable de ce qu’il est. Ainsi, la premiere demarche de l’existentialisme est de mettre tout homme en possession de ce qu’il est et de faire reposer sur lui la responsabilite totale de son existence. Et quand nous disons que l’homme est responsable de lui-meme, nous ne voulons pas dire que l’homme est responsable de sa stricte individualite, mais qu’il est responsable de tous les hommes (...).》

         実存主義はヒューマニズムである
          L'existentialisme est un humanismeより


アデルは、エマが初期に語った自己にかかる責任を理解できなかった。この示唆が2人の別れの場面で決定的な隔たりとなります。

サルトルの哲学を (アデルも戯曲は好きと映画内で言っていました) よくわからなかった、と応じたアデル。

しかもその答え方は "Je crois que j’ai lu..." 多分読んだけど、なのです。'此の部分がわからない' どころか読んだ自分さえどこかあやふやなアデル。

21fev19f






















一方エマはアデルに行動と責任と存在を説いたくらいですし、サルトルの考えに共感してたところもあったよう。

そのエマをアデルは無責任な思考と無責任な行動によって深く傷つけた。

アデルは寂しさから図らずも起きた成行きと弁明の気分でいっぱいだった。後ろめたさを目先の発散で覆い忘れた。けれどエマが責めたのはアデルが偶々起こした気持ちじゃなくて、信頼の問だった。

突き詰めれば... エマの主張だけでなく信頼を突き詰めれば、行動の責任という心の引締めを怠る [素養・土壌] に信頼は育たないことになる。エマが示す書物を読んだかどうか (文字を追ったのが事実でも自ら読んだと言い切れない半ら半尺をアデル自身が知っていた) 曖昧に返したとき既に2人の関係に未来はなかったかもしれない。

内省を促してもらえました。素晴らしい映画です。


*シネマ記録(31)子供
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*シネマ記録(21)ゾラと失敗
*シネマ記録(20)ムード・インディゴ
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*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
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*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
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*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他

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January 25, 2019

シネマ記録(30)アデルに凍る

24jan19c






















昨日の写真に写ってたお散歩道の先。
しおさい公園からは神戸港を挟んで、対岸にポートタワーや六甲の市章が見えます。

ウォーターフロントのフェンスは波型模様がついてて、お船を繋ぐビットのところは円く内へ入ってる。さもない風景も波の音が彩ると気持ちが弾む

**

そろそろアデルのお話もお終いにしなきゃだのに、思い返すにつけ出来栄えに感激するのです。

2度目に借りましょうと書いたくせにまだなんだワ。けれど日が経った今も脳内で楽しめる。入江に寄せる波みたいに、音を立てて触れてくる。

  *シネマ記録(23)アデルの生涯
  *シネマ記録(24)アデルの気後れ
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  *シネマ記録(28)アデルとティレシアス
  *シネマ記録(29)アデルの迷路

24jan19e
























監督の眼の当て方には、愚盲なアデル像への愛を感じないって前回感想を呟いたが、代わりにエマがアデルの田舎臭さ・無教養・無知・頭の回転の悪さ・嗜みの無さを微笑って受けとめる。

監督がアデルの浅短で未熟な性質を醜い因子に捉える眼も含んだレンズで追い、同じ要素をエマが受け流す。最初は、である。

絵に対し非常識なまでに無知なアデルをエマは赦してゆく。何故そんなことができるんでしょうとエマの心理に興味が湧く。

知らないなら知ればいいって方向に至らず、骨格がないから肉付けできない水準に描かれるアデル像をどう見てよいものか辛くなってくる。そこを噛みしめる醍醐味。


2人のデートで行った美術館でアデルは絵の何を見て良いかわからず目が泳ぎ、視線はエマに行き着く。好きな人を見る心地良さ(授業でアデルが学んだのと同展開)に、この人を見てて良いだろうかとレズビアンへの迷いも纏い、絵を観ていない後ろめたさも加わって・・・

何事にも自身を決定づけられない '不熟' 故、常時生煮えでブレた感情に苛まれる。片やエマの視線は真っ直ぐに水浴の絵に当たってる。

24jan19d
























習慣を常用癖化するアデルの癖は、アデルが育った家庭のパターンだと以前に書いたのは「此の種の雛型には終わりがないから」です。

実家で日々延々と食べるアラビアータかアマトリチャーナのようなパスタ

--- フランス人がしばしば茹で時間に不誠実ゆえにやってしまう結構弛めの食感のアレっぽいが、パスタを冠すれば成立しないところあってこその家庭的な旨味に違いない ---

を食すアデルの父は、自称お料理が得意(好きと言ったか得意と言ったか記憶が曖昧です)という。ケシシュ監督って強烈だワと思った。

商店の軒先でお釣を受け取る前に間違えず計算して '昔から数学は得意' と言えてしまう惚け者や、どうでもいい人生論をグダグダ呟いて 'これが人生哲学だ' と言ってる与太郎くらい、救いようがない像とシーンがバンバン登場する。

痴者への憎しみが半端じゃないのではないかしら... と監督の闇が興味深く面白い。

24jan19a






















ご覧になったことのあるお方がどれくらいいらっしゃるか判かりませんが、"月曜から夜ふかし" という番組の '蒲田の町特集' ってコーナーで

登場する親父さんたちが司会の方々の優しさで受け入れられてるのに対し、ケシシュ監督の描出は冷ややかな眼を隠さずシュールでたまらなく可笑しいのです。


実家のパスタを何も考えずに世襲するアデルは、恋人の個展の食事にも同じものを作る。エマはこれをどんなペースで出されてたことでしょう。多分美味しいのだ。皆が美味しいと言ってるのはリップサービスじゃないらしい。ただこのパスタは人間を本能的な生物に変える。このパスタを啜る誰もが美しくない様相になる。貪るものの象徴の1つだろうか。

パスタをモチャモチャ咀嚼する人々のバックに絵の話をするエマたちの一団の声が聞こえる。エマや画商たちとアデルが近い距離に居るのがわかる。

絵の話題の脇でアデルは隣の人に "もっと食べる?" と問う。
アデルはこの問しか持たなかったからだ。
この映画でアデルにとって最も残念な瞬間だった。

24jan19b
























他に問うことは山とあったはずだった。
でも絵画について話す人たちに何も問おうとしなかった。

あれは分からないものだ、関わりのないものだ、とアデル自身がいつの間にか決定してた。

  映画内には 'もう遅い' というエマの科白があるが
  この時に早々と言ってしまいそう。'もう遅い' って。

それくらい重要なシーンだった。流されてるように見えたアデル自ら「解らない事」を排除する決定をした。理解しないと決めた。監督の闇が楽しくて頼もしくてたまらなくなってくる。


恋愛中期にエマの絵を 'なんていうかわからないけどイイわ、何もかもが' 風に内容無い言葉を口に乗せたアデル。エマは、そんな事しか言えないなら一生黙ってろとは答えず、懸命に [何か言おうとしてる] 気持ちを受け止めた。

こんなエマの態度は年若いアデルを可愛いと感じる気持ちに他ならず、時が経てば年齢を重ねたところで [何か言おうとしてる] が [言えるようにする努力はしない] 結果、何年先も [言うべきものを何も持たない] ことに倦む日が来るのは自明だ。何事も起きなかったとしても結果は同じだったろう。

別れたあとに訪れたジョイント展覧会でもアデルは変わってなかった。

絵を前に目が泳ぎ、どこを見てよいか・何を見るべきかわからず、結局絵を見てる人に視線を当てたり '自分には分からない話=自ら理解を放棄した話題' を交わす人々に気後れして通り過ぎ、観てるほうが目眩いそうなほど落ち着きなく視線を動かす。(女優さんが本当にすごいです)

エマに言う。正しい科白は憶えてないけど、幾年か前に口にしたのと似たような事を。成長なく同じ風に。'なんていうかイイワ、すごく何か全体的に' と。

鈍才ぶりに凍りつきます。こんなシーンが満載。


*シネマ記録(29)アデルの迷路
*シネマ記録(28)アデルとティレシアス
*シネマ記録(27)アデルのブルー
*シネマ記録(26)アデルの茫漠
*シネマ記録(25)アデルの門
*シネマ記録(24)アデルの気後れ
  ?僕が見た映画DVD
*シネマ記録(23)アデルの生涯
  *映画DVD
*シネマ記録(22)僕のおじさん
*シネマ記録(21)ゾラと失敗
*シネマ記録(20)ムード・インディゴ
*シネマ記録(19)大人は判ってくれない
*シネマ記録(18)あこがれ・アムール
*シネマ記録(17)ランジェ公爵夫人
*シネマ記録(16)セラフィーヌの庭
*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(5)たそがれの女心
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他

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January 03, 2019

シネマ記録(28)アデルとティレシアス

2jam19b
























加減が悪いから、ぼうっと映画感想の続きでも呟きます。

  *シネマ記録(23)アデルの生涯
  *シネマ記録(24)アデルの気後れ
  *シネマ記録(25)アデルの門
  *シネマ記録(26)アデルの茫漠
  *シネマ記録(27)アデルのブルー

先日アデルのブルーでおしゃべりしましたようにエマが催したガーデンパーティで話題の1つに水浴図がありました。

前後して話されるもうひとつの話題がティレシアスです。

2jam19a

























ギリシャ神話の預言者ティレシアスが女へと身を変え、もう1度男に戻った後に性的感想を求められるいきさつが映画内で話される。役名を忘れてしまったけど、エマと交友関係がある画廊オーナーのカジュアルな演説でした。

このシーンは、神話をよく学んでたアポリネールを連想しながら観ました。プーのお初のオペラとなる "ティレジアスの乳房" の台本を書いたのがアポリネールだったから。

アポリネールのティレシアスは、ギリシャ神話と反対に女性の乳房が消えて男になり、再び女に戻るの。

順序は逆になりますが、男性預言者ティレシアスと美人妻テレーズは双方とも2つの性を体験したということ。

2jam19d























神話もプーランクオペラも、'我が男性であるか女性であるか' が中心的なお話でありましたが、映画内では神話の '女になり、また男になること' (またはアポリネール脚本のようにその逆でも) の表現は、'相手の' 性別が変化することに繋がるやもしれません。

つまり変わり身を表す部分で...
実際にアデルはエマと同棲中に男性と仲良くなります。

エマと暮らし、男性と幾つかの夜を過ごし、またエマに戻ろうとする。ティレシアスはその示唆にも受け取れます。

2jam19c

























因みに先回も今回も記した "水浴" ですが、
今語ってるティレシアスその人は、神話では処女神アテナの '水浴' を見て盲目にされました。

此のように本当に沢山の密なリンクが面白過ぎる映画なのです。

神話は盲目にされたティレシアスを憐れんだ女神が予言の力を授ける経緯が描かれる・・・ アデルの場合の盲目は、エマしか見えなくなる形で起こったって理解したら良いのカナ...? など様々に味わってます。


*シネマ記録(27)アデルのブルー
*シネマ記録(26)アデルの茫漠
*シネマ記録(25)アデルの門
*シネマ記録(24)アデルの気後れ
  ?僕が見た映画DVD
*シネマ記録(23)アデルの生涯
  *映画DVD
*シネマ記録(22)僕のおじさん
*シネマ記録(21)ゾラと失敗
*シネマ記録(20)ムード・インディゴ
*シネマ記録(19)大人は判ってくれない
*シネマ記録(18)あこがれ・アムール
*シネマ記録(17)ランジェ公爵夫人
*シネマ記録(16)セラフィーヌの庭
*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(5)たそがれの女心
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他

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December 26, 2018

シネマ記録(27)アデルのブルー

25dec18b

























春先の写真が残ってた。

何処へ行ってもとってもお行儀よくしてくれるから飼い主は本当に楽です。人間の優しさを全身で味わって心から飼い主を信じてくれた元野犬ちゃんは最高のパートナーに成長しました。

飼い主もパートナーと同じ色を身につけて・・・
今日はブルーのお話です。下記リンクの続きネ。

  *シネマ記録(23)アデルの生涯
  *シネマ記録(24)アデルの気後れ
  *シネマ記録(25)アデルの門
  *シネマ記録(26)アデルの茫漠

25dec18e






















エマに出遇う日から映画に音楽が流れ始めるんだって先日おしゃべりしました。並行して色も加わってゆくんです。

  街で視界を掠めたエマから目が離せなくなる。
  まるでエマの髪のブルーに吸い寄せられたように。

観客も初めて現れる鮮やかな色のコントラストに惹きつけられます。私たちの目とアデルの視界が繋がってるようなカメラワークもとっても素敵♪

提示部(自分が思うところの)ではアデルのアッシュ系の服装に目を引く色はなく、それがアデルのモノトーンでありました。

  "真水の売り子"で書いた訳合の、単調な気分の意のmonotone.
  或いは「凡庸な動きしかしない心」というmonotone.

25dec18c
























ブルーの挿色はアデルの心に射した初めての光でもあった。

'出遇った' (アデルが一目惚れした日の様子を先回此の漢字で記しました)後、今度は '出逢い' をもつ。偶然が出遇わせ、次に本当に出逢ってゆく。
前後してアデルの生活にブルーカラーが加わる。

ピンクのお花が咲く木の下で、アデルが独り座ってたベンチのブルー。のちに似た場所の別のベンチにエマと座る時は、マロン色のベンチに代わってエマのシャツや髪にブルーがある。

アデルが同性愛を自覚するきっかけになったクラスメイトはブルーのマニュキュアをしてて、やがてアデル自身もブルーを身につけるようになる。

25dec18a






















ブルーのエシャルプを巻いたり、髪をブルーのターバン風リボンバンドで留めたり。(ブルーのジャケットもあったかもだけど気のせいかな? 記憶がはっきりしてないから再度借りて観るときに確かめましょ)

エマの合同展覧会っていう大事な場にはブルーのワンピースを纏います。そのどれもがとても色鮮やかで・・・

映画の見方は知らないけれど、音楽に例えると提示部の第2主題である 'エマのテーマ' のモチーフが、ブルーの出現の度に第1主題 'アデルのテーマ' に絡むようでもあるし、

場合によっては別途 'ブルーのテーマ' の変奏があってもいい・・・ナ〜ンテ架空の楽曲を浮かべるのはプルースト著の 'ヴァントゥイユ' 以来かも。

25dec18d
























展開部(と想定させるところ)でアデルがブルーを身につける頃にエマはブルーの髪じゃなくなってるが、アデルにとってはいつまでもエマの髪はブルーだったのかな・・・

先生に依って好きな科目が変わるというアデルは、エマに因ってブルーの小物で自身を染めるのか。

**

さて、映画も絵画もよく識らない素人疑問&感想。

エマの絵を初期にお披露目するガーデンパーティで、話題の中に水浴画が登場します。それが '誰の' と言ってたか言ってなかったかよく聞いてなくて忘れちゃったんだけど

(みなドビュッシー時代の誰もが知ってる画家たちのお話だった流れからするとセザンヌかルノワールの作品かしらと勝手に連想しつつ)

オルセーに似た窓がある美術館を2人で訪れて、エマが水浴画に見入るシーンがありました。

リセでの授業テーマがアデルの生活にリンクするように、人々の話題も実際にオブジェとして出てくる作りであれば... ガーデンパーティで話題にのぼった2作ともが形を変えて出現するなら「曲」的に素敵だワと想像しました。

ならば映画内で水浴と同時に会話が交わされた "世界の起源" と同種の映像も、日本上映前のフィルムには組み込まれてたのかも・・・? なんて思いました。


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December 09, 2018

シネマ記録(24)アデルの気後れ

8dec18c
























せんだってアデルの生涯の記事で触れたのは邦題 "アデル、ブルーは熱い色" という映画です。

レズビアンの裸のシーンが大きく取りあげられたそうですが、私たち夫婦は個人的に苦手な分野なので

(同性愛そのものには言及致しません。
プーは失恋後間もなく相手が病魔に襲われ急逝し、傷を負った末にゲイに向かいました。個別の例ですが彼の心の痛みを入り口として受け入れます。
同性愛が苦手というおしゃべりじゃなく、「同性愛のセックスシーンを長い尺で観賞するのが苦手」ということです)

そうしたシーンの都度早送りしてしまいました。

8dec18e



















苦手なシーンが多くあっても尚、素晴らしい映画でした。

特に 'ひずみ' が数多く散りばめられてるのがスリリングでした。

サロン風の集まりで、アデルは恋人となったエマに "インテリの人ばかりで気後れがする" というような事(1度観たきりなので科白詳細は憶えていませんが)を口にします。

しかし其処に集うのはごく一般的な階層で、特別な知識階級じゃあないんです。

それがアデルの位置であるという、ひずんだ[始まりa=前提]にしばしば苦しくなりました。

8dec18f























例えばシーレとクリムトについて話す人たちに対して、自分にわからないことを話してると怯む思いになるアデル。

シーレがわからない時点で絵筆をとるエマの恋人でいるのは先が見えてしまう・・・といったシーンが重なってゆきます。
観てる側は苦しくなる。

エマの絵に集まった初対面の人にもアデルは絵のお喋りに水を向けられますが無知故に話題自体がわからない。ひずみであります。または何を答えて良いかもわからない。

否、何を答えて良いかわからない部分は無知故じゃあない。彼女の[始まりb=本質]かもしれません。

8dec18d



















彼女は多分 '知らないから教えてほしい' と、初めて会った人に伝えられない。

そこで初めて気づかされました。わからない、と伝えることに勇気などは要さないが自信は必要なのだ、って。

此れ其れに関してはわからないけれど自分は他に大きなものを備えているという自信(fiereじゃなくconfiance)が根本になければ多分問うことに恐れを抱く。

'自分がわかっていないのは皆がわかってる筈の事なのか' 'わからないのは変なのか' 'わからないと人にどう思われるか' が、疑問より大きく膨らんで、惑い、怖気付く。

わからなければ、ただ問えばいいだけなのに。
これはアデルがエマと出会った早い時期の会話に繋がるでしょう。

8dec18g















哲学がよくわからないとぼやくアデルに、エマはサルトルの '実存主義はユマニスムか' を読むと良いと勧めていたのが思い出されるシーンです。

Existence(実存)がしばしば不在になるアデルの姿が映し出される度に、ひずみを漸く抑えている留具に隙間が空いてゆきます。

映画を多くは観てもいない者の私感ですが
もう少し続きます。


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December 08, 2018

人間

7dec18e





















ルクリアココっていう匂い桜。
傍を通るだけでも香りが立ちます。

このお花ポットをお玄関アプローチに置いてすぐ、寒くなってから見かけなかった小さなミツバチが1匹毎日通い詰めてくるようになった。

同じ頃、お庭に出入りするトナカイも此処に座るようになった。
お花の香りに誘われたのじゃないでしょうにどうしてかしら?

7dec18b
























病院からの帰り、角を曲がると遠くに見える家の前に
点のような影があって・・・

近づくとトナカイだった。

お庭で会うときと同じように、怖がらせないよう脚を留めて
'トナカイ? ' って声をかける。
トナカイはツトツト歩いて1m半の距離まで来る。

中庭からファサードへは大廻りが必要で幾十歩も歩く距離。
だからお庭で会う子がゲート前にやって来るのはとてもお利口な仕業に思えた。

7dec18c
























でもよく考えてみたら、高い空から見渡せて一っ飛びで越えてくる彼らには難しいことじゃあないんだワ。

人間は遠くのお花の香りの元を突きとめることもできず、近くしか見取れず、印象に騙され、並行した2本の道を通っても1軒の家の表側と裏側さえ一致しない有様で、ミツバチやトナカイのような能力が非常に低い。

そのくせミツバチより優れてると思ってる。
どちらが優れてるかなど気にとめる暇もなく働くミツバチを前に、支配者然と振る舞う人間の不細工さが耐え難い。

7dec18d

























限られた人との接触しか保持しようとしない人間嫌いで始まり終わることが、まるで残念だというような偏った観念に影響されて妙な努力をすることが少なくなった。

偉人に重ねて肯定したいわけじゃなく(自己他者ともに何らかの肯定を求めてるような人なら人間嫌いにならないものだ)

ボードレールには其れだからこそ彼のやり方があったように
自分みたいな者にも、もっとずっと低い地点でならそれなりのやり方はあるものかな? と半ば投げ出す気分で思い巡らせた。

《ボードレールはヴィクトール・ユゴーやラマルティーヌのような人々の博愛的理想主義は持ち合わせていなかった。また、ミュッセのような人の感情の歓喜も使いこなせなかった。

7dec18f
























彼はゴーティエのように自分の時代を楽しまなかったし、ルコント・ド・リールのようなぐあいに、時代に対してあだな望みをいだくこともできなかった。

またヴェルレーヌのように敬虔へ逃避することも不可能であったし、ランボーのように、叙情的高揚という青春の力を、壮年への裏切りによってさらに高めることもできなかった。》

  ベンヤミン著 "パサージュ論2ボードレールのパリ" より

             (今村仁司様/大貫敦子様/高橋順一様
             塚原史様/吉村和明様/三島憲一様
             村岡晋一様/山本尤様/横張誠様/
             与謝野文子様/細見和之様訳)

7dec18a






















上文を、面白い書き方と感じられることこそ
あらゆる '善しとされるもの' から零れた自分なりの形だ。

上で描写されたものを厭わしく感じている者はこう考える。

  彼は博愛主義をどの程度憎み、
  歓喜を何故愚かと考えたか。
  時代を楽しむのは処世術的故に嫌ったか。
  望みを抱くのが自身をも騙す行為と感じたか。
  敬虔を意識すると育ってゆく欺瞞の影響に何を思い、
  青い高揚の瞬発力の果てに何を見たか。

そして是等が是か非かよりも、アイディアや思念は人と共有できて時には分かち合える。たとえ人間嫌いでもその部分は大事に思う。


象 *2016年8月のおうち避暑
  *お掃除部隊登場
  *お野菜の呟き

トナカイ *トナカイの呟き
     ?僕が見た立場と実力
     *つがいのトナカイ

マンモス *歌わない歌
     *犯人は誰?
     *疲れとワンコとマンモス

金魚 *金魚
   *標題音楽
   *金魚とワンコ

タニシ *2017年5月3日
    ?僕が見たタニシ

クマ ?クマが来たよ
   ?子グマが生まれたよ

ライオン ?ライオンが来たよ

きくらげ ?きくらげのコト

*〜*〜*〜*〜*

■ベンヤミン関連リンク
1巻
*本欲しいなあ
*ミュゲとパリの始まり
*地球儀と室内と解放
*カラビナ・日常・本
?僕んちのどうぶつ達
*息詰まるフリーク
*1919
*
*楽譜のページの向こう
*ステップ
*監獄・アンチつるつる
(1巻のご紹介に際しまして訳者様の今村仁司様と高橋順一様のお名前に文字の誤りがあったと後に気がつきました。大変申し訳ありません)

2巻
*夏のおやつと本
*ボードレールの挑発と真意と音楽
*'ふと' とボードレール
?僕のホームセンター記録
*トロワイヨン
*少年の本当と嘘
*調和と追放
*ダリア

■ダダ関連リンク
*ツァラ、にぎやかな絶望
*プレイ
*ダダのお寿司ネタ
*ダダとプーと苦いコーヒー

■ちょっとだけアラゴン
*パノラマ
*優しく辛辣な女と、田分けた男

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Nouvelle
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**3月5日(日)**
11h〜13h 

《クラブ・プーランク》

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


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**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
公開ライブリハーサル

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

神戸芸術センター
シューマンホール
Caractere
***ブログに登場したお友達***

女の子ちゃんのお友達

=タピオカちゃん=
水色の瞳の親友
離れてる今はメル友

=フラミンゴちゃん=
東洋が大好きな
フォトグラファーちゃん

=ママン手袋=
フランスでのママン

=マルシェ籠ちゃん=
昔ホームステイをした
大家族のお家の主婦様。
今はメル友

=マダム・ビスコッティ=
教会のお友達
明るくしっかりした
お年上の主婦様

=ナイチンゲールちゃん=
うんと近くに住む
綺麗な声の親友

=レモンカナリアちゃん=
お花が大好きな
ご近所のお友達。
ほっそりした姿もお声も
カナリアのよう

=タマゴカナリアちゃん=
レモンカナリアちゃんの卵。
つるつるピンクのホッペの
カナリアお嬢様

=ポニーテールちゃん=
中学校の同級生
登校の友

=マダム・ノベルティー=
美人でおもてなし上手な
ノベルティー夫人

=雀ちゃん=
ウズラちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=青い空ちゃん=
フルートが大好きな
おとなしやかな美人さん

=ぱんだの里ちゃん=
ほわんと優しい空気の
色白パンダちゃん

=赤嘴クイナちゃん=
フルート大好きな
クリスチャン友ちゃん

=シジュウカラちゃん=
お菓子が大好きな
フルートのお仲間

=ホンドフクロウちゃん=
夫の同級生。
ふんわり笑顔の声楽家ちゃん

=オカメインコちゃん=
アカンパニストちゃん

=カケスちゃん=
クリエーターさん

=十姉妹ちゃん=
クールに見えて実は優しい
大好きなお姉様

=アマリリスちゃん=
グラマラス美人の
キーボーディストちゃん

=黒アゲハちゃん=
クラブママ風美人の
歌のお姉様

=キタイタダキちゃん=
音楽マネジメントの卵ちゃん
ピアノも弾いて歌も歌います

=プレーリードッグちゃん=
優しくて可愛い
ご近所のお友達

=シロツメ草ちゃん=
ファゴット奏者の
タマゴちゃん

=河原鳩ちゃん=
生活密着型で
現実的な中型の鳩ちゃん
実は照れ屋さん

=テッセルモルモットちゃん=
昔はお下げ、今はママになった
声楽家ちゃん

=コゲラちゃん=
母と共通の古くからのお友達

=千鳥ちゃん=
コンサート予行の鑑賞者

=グレーうさぎちゃん=
美人の布作家さん

=大春車菊ちゃん=
大きな声で笑う
大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
中学のクラスメイト

=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

=水くらげちゃん=
ひっそり薄茶色のオーラ
シンプル仕様の
元クラスメイト

=パルファンちゃん=
化学系キャリアウーマンちゃん

=ぽっぽちゃん=
小中学校の同級生
下校の友

*****

男の子くんのお友達

=おじいちゃま=
仲良しのドクター
86歳の長老様

=アサリ君=
おっとりふわふわした
秀才君

=カピバラ君=
たくさん一緒に遊んだ
幼馴染君

=カピバラ・パパ=
カピバラ君のパパ

=ダチョウ君=
サロン主の翻訳家君

=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
植物にも優しい内側
26年間のお友達

=ジンライム君=
自然派の学芸員君

=ヤマシギ君=
切れ者の研究員君

=ノベルティー君=
教養深い趣味人の
企業代表君

=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

=サメビタキ先輩=
ぱんだの里ちゃんの先輩

=ハクセキレイ君=
ぱんだの里ちゃんの同級生

=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
ツバメ風のお友達

=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
京都の愛らしい学者君

=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

=チャイコフスキー先生=
音楽評論のお友達

=矢車草君=
コンサートマネージ君

=チャボ君=
ピアノ技師君

=Mr.B=
お世話になってる
Steinwayの調律師さん

=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
スタジオ経営者君

=藍綬君=
藍綬褒章を持つ
最長老84歳のお友達

=ぶち犬君=
昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

=フランス鴨君=
ダチョウ君のお兄様
哲学者ミシェル・ジャメ氏

=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
増井一友さん

=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
片寄伸也さん
  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
  *フルート

=シジミちゃん=
神戸フィル
麻生多恵子ちゃん
  *クラリネット

=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
アンサンブルカプリス主催
国塚貴美さん
  *マリンバ

=カワウソちゃん=
崎元蘭奈ちゃん
  *チェロ

=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

=パーシモンちゃん=
ナイチンゲールちゃんのワンコ

=ムーちゃん=
お散歩で会う白いワンコ
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