ヴェルレーヌ

May 21, 2011

月の光に溶けて消える

20mai11a確か2歳くらい。

お初にクロスを贈られた。






当時から大好きでいまだ大切にしてる此の色合いは、自分のなかでヴェルレーヌ "フェットゥ・ギャラント" の景色に近い気がしてる。
月の光の続きのお話です。

拙訳では月の光をあらゆる心情のアイロニーに捉えたのでした。
せんに書きました月とピエロの関係を下敷きにした考えでもあって・・・

  *象徴(1)月とピエロ

ピエロのような役割と心情の二重性に被せてみたくなった。たとえば

リュート響かせ舞い遊ぶ
気まぐれな仮装の陰に憂う

Tristes sous leurs deguisements fantasques.
仮装の下に、が直訳ですけれど 全編見姿と心の陰の対比が歌われる中では、仮装の陰としたかった。

私観は、上述対比の橋渡しになるのが、リュートの音色であり 短調の旋律であるってことなんです。

     《歌いさざめく》のじゃなくてリュートを響かせ
     《鼻歌にうたう》のじゃなくて短調を奏でる。

ヴェルレーヌがピンポイントに使った言葉は、詩の物悲しさをより増している気がして。

**

同書収録 "パントマイム" "コロンビーヌ" と並んで魔術的な映像世界をイメージさせる詩でありつつも、だからこそ魔術的イメージに置かれた人間の悲哀を強く感じてしまうのでした。

おかしな仕業かもしれないけれど、詩世界の人物を1人の人間として取り出したくなったの。

其うして彼らの音楽も 彼らのbonheurの望みも、彼らとともに月の光に溶けて消える。

センチメンタルが過ぎるでしょうか・・・

  フォーレ "月の光" お初のお披露目は6月24日PJにて。


*"月の光" 落合訳
関連記事 *月の光とリュート
       *月の光のメヌエット
       *月の光と諦念
       *フォーレ "月の光"

lasalledeconcert at 06:29|Permalink

May 18, 2011

月の光と諦念

17mai11aうんざりする痛み。

背中はなかなか戻らない。






薔薇が毎日花開いてくのが嬉しい。銀座のオミヤのマロングラッセでちょっと元気。パリ7区が本店のジャンミエ(Jean Millet) さんのお品。

お供のヴェルレーヌでもっと元気になりましょう・・・

**

堀口大學様訳は見慣れた文だった。原詩が読めない頃、此の訳で月の光を見知ってた。そしてフェットゥ・ギャラントの一等初めに収録されてる此の代表作にピンと来ていなかった。

メロディーに乗せたとき、見慣れた訳とフォーレの世界観の差異が明確になった気がするの。

前2つのパラグラフで堀口様のニュアンスは此うでした。

歌いさざめいて人々行くが
彼らの心とてさして陽気ではないらしい。
==
鼻歌にうたってはいるが、
どうやら彼らとて
自分たちを幸福(しあわせ)と思ってはいないらしい


堀口様は傍観者の立場を取られたのですね。
もしそう考えて良いならば・・・。

"ヴェルレエヌ詩抄" 初版は昭和2年。21年後に改訂版を発刊されますが、訳されたときは30代でいらっしゃったのかしらね・・・

文体の灰汁がイタリア劇の不可思議を強調し、マットな印象を与える。詩訳と楽曲訳の違いは多分此の部分で、私はフォーレ歌曲の静けさと澄んだ空気を第一に感じたかったのでした。

曲の、また詩の静けさは1つの諦念じゃあないかしら・・・ って考えが離れないのよ。

**

堀口様が幸福(しあわせ) と訳されたbonheurは、宗教観が異なる世界で翻訳が難しい言葉ですね。満足を感じること、望みが叶うことが幸福と定められるかって問を孕んだ単語でしょう。

此処での場合は詩中の "彼ら" が求めるbonheurか、彼らが得られぬbonheurかが私にとっての問になった。

文脈をおかしく感じられる?
つまり、求めるものと実際に得ようとするものが異なる人間たちが、私の中に現れた人物像だったんです。

bonheurは手を伸ばせば得られ、心底求めてもいるのに其れを掴もうとしない人々・・・。傍観者の立場では訳せずに彼らに非常な感情移入をした。ならばとbonheurの訳に当てた単語は 安らぎでした。

どうして安らぎを掴もうとしないの?
諦めているから。

4+2と錯覚するマジカルな拍子と短調の流れが想起させた心情風景でした。

続きはまた今度ね!


*"月の光" 落合訳
関連記事 *月の光とリュート
       *月の光のメヌエット
       *フォーレ "月の光"

lasalledeconcert at 06:55|Permalink

May 12, 2011

「月の光」落合訳

11mai11b体調不良。

加減の悪さで目を覚ました。





眩暈で冷や汗が出て、横になっても起き上がっても どの道気持ち悪い。ならば、と枕元のヴェルレーヌを訳した。

《月の光》

                   ポール・ヴェルレーヌ
                   落合訳

極彩色の汝(な)が心
仮面舞踏の妖惑(ようわく)よ
リュート響かせ舞い遊ぶ
気まぐれな仮装の陰に憂う

短調の旋べにのせる
恋の勝利と世の好機
安らぎを頼らぬ歌は
月の光に溶けて消える

梢の鳥に夢を見せ
滑(なめ)石の彫像いだく噴泉を
恍惚の嗚咽に誘う
悲しくも
艶(なまめ)かしき月の光に

**

既に堀口大學様が異なった感覚で訳されているけれど、楽曲訳として新たに試みたくなった。詩に触れるうち、予期せぬほど感情移入した。

楽曲が作曲家のものでありながらも仲介者としての演奏家の視点が外せないように、此の訳も私の個人的感覚でしかないけれど・・・

堀口大學様は第1パラグラフを此うと訳された。

   そなたの心はけざやかな景色のようだ、そこに
   見なれぬ仮面(マスク)して仮装舞踏のかえるさを、
   歌いさざめいて人々行くが
   彼らの心とてさして陽気でないらしい。

私は以降のパラグラフも含め "彼ら" の人称代名詞を外しています。訳上では1行目の "そなた" が2行目以降の主語にさえ読み取れる場合もある。それも目的に含めた試みです。

理由の第一は原詩のvotreは背景のロココ世界から離れた特定人物を指すと限定し辛いこと。

第二には18世紀王朝を基の風景におき、ベルガマスク(堀口様訳上での仮装舞踏)の名の通りイタリア劇の登場人物が点在する景色 --- 月の光の他にもヴェルレーヌ詩には 此んな場面が数ありますね --- の中の出来事ということ・・・

それぞれの心模様が現れると同時に、月の光が王朝風俗を照らし吸い取る1枚のタブローとして捉えました。その場合人称詳細を分けるより、個人じゃなくて共通した仮面の下の悲しみの赴きを重視しました。

此の曲のソロパートとピアノパートの絡みが、どちらがメロディーというのじゃなく溶け合うことでタブローになる如くに詩を捉えました。其れがフォーレのアプローチに近い気がして・・・

続きはまた今度ネ!
明日合わせだから何とか譜読みを仕上げましょう。

《Clair de Lune》

                Paul Verlaine

Votre ame est un paysage choisi
Que vont charmants masques et bergamasques
Jouant du luth et dansant et quasi
Tristes sous leurs deguisements fantasques.

Tout en chantant sur le mode mineur
L'amour vainqueur et la vie opportune,
Ils n'ont pas l'air de croire a leur bonheur
Et leur chanson se mele au clair de lune,

Au calme clair de lune triste et beau,
Qui fait rever les oiseaux dans les arbres
Et sangloter d'extase les jets d'eau,
Les grands jets d'eau sveltes parmi les marbres.


*フォーレ "月の光"

*"イスパーンの薔薇" 落合訳

*"トスカーナのセレナード" 落合訳
関連記事*トスカーナの目覚めと眠り
      *トスカーナの気配
      *フォーレ "トスカーナのセレナード"
      *トスカーナに憑かれて
      *フランス気質と音さがし

*"墓地にて" 落合訳
関連記事*神戸外国人墓地

*"クリメーヌに" 落合訳
関連記事*アヴェ・マリス・ステラ

*"ロマンス" 落合訳

*"水のほとりに" 落合訳
関連記事*サンピエトロ、体と遺骨

*"リディア" 落合訳
*"この世にて" 落合訳
*"ゆりかご" 落合訳
*"漁夫の悲歌" 落合訳
*"水に浮かぶ花" 落合訳

*"森の鳩" 落合訳
関連記事*シルヴィーの鳩とたんぽぽ

lasalledeconcert at 06:52|Permalink

March 06, 2011

アヴェ・マリス・ステラ

aお客様のご質問に

お答えしますネ。






フランス語辞書を求められて1語1語引きながら拙訳を読んでくださったのですって。どうもありがとうございます。
そして辞書に見つからない単語があったのですって・・・

"クリメーヌに" 詩中、お尻尾から4行目《A, sur d’almes cadences》のalmes が辞書にないって。

ええ、きっと見つからないのです。
何故ってラテン語法でヴェルレーヌが作った言葉のようだから・・・。

**

今日の写真、付箋だらけの本はソルボンヌの教授でいらっしたJacques Robichez 氏著 "ヴェルレーヌ"。他のヴェルレーヌ詩にも幾度か使われたalme(単数形)の解説があったのよ。

出どころはラテン語のカトリック典礼 Ave maris stella アヴェ・マリス・ステラ。マリア様を讃える聖歌で9世紀から歌われました。

歌詞は Ave maris stella のあと、Dei mater alma デイ・マーテル・アルマって続きます。《神の御母ほむべきかな》のラテン表現。此のalma をヴェルレーヌがフランス調に遊んだと・・・。

そしてC. Cuenot (Robichez氏のご著書に登場されますが存じなくて不明です。ヴェルレーヌ研究者さんでしょうか・・・) 氏は almes cadences は訳上 douces cadences に置き換えられるだろうと設定なさったのですって。

拙訳で《やさし韻律》douces cadences って置いたのは此んなわけ・・・。

**

語学・文学ともに学んだ事がないのに無謀な試みを楽しむばかりだけれど、訳すとき保ちたい事が1つだけ。

詩中の愛と魂の単語の扱いです。あまりにも頻繁に著される此れらを、異性間の愛や個人が所有するかのような魂の表現に限定して訳すのは避けたい思う。

ヴェルレーヌが憧れのクリメーヌを讃えるとき典礼から語を転用したように、フランス詩人たちが個人の信仰如何にかかわらず カトリックの国に在った影響は無視できませんね。

人間間の愛と魂をうたう時、神の愛と神へ委ねる魂の捉え方が必ずひそんでる部分を感じていたい。

"水のほとりに" で小松清様訳を用いなかったもう1つの理由でもある。

文学者様へ辛口感想はおナマが過ぎますが・・・
最終行 "愛" の単語が上リンク小松様訳上では唐突に出てきた風に感じられ、また愛が詩中の2人に限られたものであるかに映ったから。

文学的に訳すこともたくさんのフランス語を知って訳すこともできないけれど、精神文化ベースは踏まえて試みたいと思う。

*"墓地にて" 落合訳
*"クリメーヌに" 落合訳
*"ロマンス" 落合訳
*"水のほとりに" 落合訳
*サンピエトロ、体と遺骨
*"リディア" 落合訳
*"この世にて" 落合訳
*"漁夫の悲歌" 落合訳

lasalledeconcert at 06:16|Permalink

January 19, 2011

フォーレ「月の光」

a美しい詩。

美しい曲。






       《月の光》より
               ポール・ヴェルレーヌ

   枝の小鳥を夢へといざない
   大理石(なめいし)の水盤に姿よく立ちあがる
   噴水(ふきあげ)の滴の露を歓びの極みに悶え泣きさせる
   かなしくも身にしみる月の光に溶け、消える

             (堀口大學様訳)

あまり綺麗に立ち枯れていたから鋏を入れられなかった秋色紫陽花。新たな花芽のためにしぶしぶ伐採した。紫陽花とヴェルレーヌは1年中側にあってほしい大好きなもの。

古い翻訳文庫はページが外れて酷いことになっちゃった。もはや本じゃないワ。紙の断片・・・上手に持たないと紙が床に零れてく。

今朝もばらけて落ちて拾った。ページ番号順に揃えながら溜息ついた。何度この作業をしてるかしら・・・新しいの買い直さなきゃ限界ね。

**

すっかりフォーレづいちゃった。"月の光" はヴェルレーヌ詩を用いた処女作でした。其の成功の後フォーレはたくさんヴェルレーヌ作品を取り入れることになったのですね。

儚げな美しさと月の光のマジックのような魅力。4+2の拍子に聞こえるけれど譜面上は3拍子メヌエット。

目で見るリズムと聞こえるリズムが違っている風な不思議さは1月8日のプログラム、ドリーの子守唄にもありました。2台の楽器のデカラージュが淡く不安定感を誘う造り・・・ フォーレお得意の表現ですよネ。

"月の光" は特別に好きな1曲。しなやかな夜の世界に吸い込まれそうになるのです。

lasalledeconcert at 06:44|Permalink

January 11, 2011

ドビュッシー小組曲「小舟にて」

aズワイガニ姫のご提案で

"小舟にて" を演奏できた♪




 (撮影者:ギタリスト増井一友様)

大好きなのに演奏機会がなかった曲だから嬉しかった~。言わずと知れたヴェルレーヌ "艶なる宴" を引いた楽曲ですネ。

   空より暗い水面に 
   金星(ゆうづつ)うかびただように
   舟子(かこ)、股引のポケットに火打石たずぬるに。

   さても皆さん今こそは二度とまたないよい時分
   傍若無人にいたしましょう、さてもわたしのこの両手
   以後かまわずにどこへでも!

   騎士アチス切なげにギタール鳴らし
   つれなびとクロリスあてに
   あやしげな秋波(ながしめ)おくる。

   法師(アベ)はひそひそエグレを口説き
   ちと気の変な伯爵は
   心を遠くへ通わせる。

   かかるおりしも月の出て
   小舟は走るいそいそと
   夢みる水のそのおもて。
                    (堀口大學様訳)

b幾度も読み返した詩世界は

洒脱で少し怪しくて・・・




軽妙に管弦楽的色彩で奏したい曲。秋の水面と人物たちの影は、細くなよやかで艶めいて。そうして底にちょっぴりダークなイロニーを秘めている・・・

"小舟にて" を伴奏するならと、暇さえあれば下敷きの詩を繰った。作品風景に頭まで浸かって絵世界を音化する譜読みを経てやっと、拙いながら演奏の軸が生まれ出る。

20年以上昔、お師匠様金子篤夫先生が仰った。ヴェルレーヌとドビュッシーにとって切り離せない原風景を観なさい、って。登場人物たちに重なる貴族的な雅やかさと色彩を絶対に観なさいと幾度も。

c強く勧められたワトーを

上野へ観に行った。





此れはね当時、上野の国立西洋美術館で行われた欧州評議会特別企画の図録なのヨ。後にルーヴル美術館で着目する以前にワトーに触れたお初の作品でした。

ヴェルレーヌ、ドビュッシーがインスピレーションを得て詩や曲に描いたフランスロココの色彩感。私も惹かれてゆきました・・・

*ブキニストで紙もの(1)シャルダンの絵画
*             (6)ジュール・ルージュロン

そしてね、いつか "小舟にて" を演奏したいナって願っていたのでした。

幾十年読みためた詩と見覚えた絵画が短い1曲に繋がるコト・・・
楽曲に取組む大きな喜びの1つみたい。

さあ用意してお医者様予約へ行かなきゃ。

lasalledeconcert at 06:45|Permalink

January 06, 2011

フェルマータ

ab






採れたてお野菜でポトフを仕込む。紫ブロッコリーは ネコヤナギ君がお初に試みたお作。お野菜の間にちょっこり乗ってるのはアメリカのシフターですよ。錆びたブロカントにドライを挿して・・・♪

ズワイガニ姫より頂いた大好きな鴨のレモンハーブの紅の肌。ん~食欲をそそる色・・・♪ 鴨のお味と香りが生きるようぶ厚くカット。

                      **

ズワイガニ姫と合わせながら、作曲者のテンポ指示の言葉やフェルマータのことを考えてた。

生まれてお初にフェルマータを素敵って感じたのは 7つのあの日・・・

*木馬の序--廻る歌

ピアノレッスンでフェルマータを習った。音を長く延ばす記号って。題名も知らないクマの歌 (上記リンク) を聞いたとき、レッスンで教わったフェルマータの意味は殆ど間違いだって思った。

幼かったあの時に少しの語彙があれば、フェルマータの時間に起こるドラマは、"延ばす" だとか長短だとかで示せないほど大きくふくよかなものだったのね、って言えたのにナ。

あの日からしばしば考えるようになったナ。休符、フェルマータ、間隔をとるためのあらゆる表示記号や指示言語は ドラマだったりト書きだったり・・・それから鼓動だったりするってコト。

ドビュッシー、フォーレを弾くようになったのちは 日本の "間・間合い" の美意識とは似て非なる意識に出会ったと思う。継いで現れる音を生かす働きがある "間" と異なる感覚は・・・

フランス音楽のespaceの主張。espace自身が意志をもって鼓動すること。無(音)の場面に音が "無い" のと根本的に違ってて。虚無が有り 絶無が有り、其れらが密度高く渦巻くこと。

  Quoi! nulle trahison?
  Ce deuil est sans raison
  裏切りもなきにあらずや?
  この喪そのゆえの知られず。
         (堀口大學様訳)

妻を持ちながらの同性愛、男色のお相手は10も年下。入れあげてロンドン逃避行、放蕩・・・の末の此の詩に、作曲家指示は濃密な音空間を求めてて・・・

濃厚な "無(音)の存在" が弾きたいワ・・・って思いながら、脂がのった鴨をギュウッと噛み締めた。

lasalledeconcert at 06:16|Permalink

January 04, 2011

ドビュッシー「巷に雨の降るごとく」

ab






過去2回くらいしか着たことがない・・・
だってね、とっても重いのです。

コンサートに出して頂くようになってお初に買ってもらったドレスでした。出ずっ張りのリサイタルや 解説に立ち座りするのなんて少しも想定しなかったとき。10数分の曲をたった1曲弾くためのドレスでした。

スポーツ選手みたいな演奏者のドレスにどんな条件が要るかもわかんなかった。生地が重い上に帯のパールの重量ったら・・・

プリントじゃない小花。柄が布に織られてるのが如何にも品良く思えて求めたの。此んな布地のクリーニング代がお馬鹿さんな額になるって知らずに。

よくある若い時のお買い物の失敗の筆頭デス。

1月8日のピアジュリ・ババールライブに着ちゃおうカナ・・・ 水色の小さなお花と雨に濡れたふうな光沢は、演奏曲のヴェルレーヌ & ドビュッシーの色合いって気がするもの・・・

*巷に雨の降るごとく

                      **

昨夜ちょこっとお勉強した。黒木教授の形見の書物、Jacques Robichez出版のヴェルレーヌ解説を読んだ。

ルペルティエ(Edmond LEPELLETIER 仏1846年~1913年) へヴェルレーヌが書いたお便りの中、彼は詩を作った1872年を思い起こしているのですって。

此の頃ランボーと共にブリュッセルやロンドンを放浪したヴェルレーヌはね、巷に雨の降るごとくの詩を指して " la pluie londonienne " (ロンドンの雨) ってお手紙で言っているのですって・・・

恋人ランボーの思い出と共にあるロンドンの雨粒なのね・・・

今日はズワイガニ姫とのババール合わせへお出掛けの日。
練習はもちろん "巷に雨" から開始です・・・♪

lasalledeconcert at 06:50|Permalink

October 22, 2010

巷に雨の降るごとく

a仄かな色、よい香りの

ローズシロップ。




グラスのカットを覗きこんだ。
ドビュッシーなら此んな風な淡い光に どんな音をつけるのかしら・・・

好きでならなかったヴェルレーヌ "巷に雨の降るごとく"。
ランボーとの愛は空想の中・・・ 日本語訳で縦に書かれた行を読み、
それでも心から大好きって思ってた昔。

     巷に雨の降るごとく
     わが心にも涙ふる。
     かくも心ににじみ入る
     このかなしみは何やらん?

ドビュッシーが添えた楽曲世界に震撼した。感じてたのは平面的な愛と哀しみに過ぎなかったと省みた。

前奏はピアニシモの霧雨の粒。心が震え歌うように旋律の断片を示唆する。それからメロディーがはじまる。声なき悲しみは低く無色で。

     消えも入りなん心の奥に
     ゆえなきに雨は涙す。

途切れることなく降り続く16分音符の雨粒に運ばれてゆく。
モノトーンの世界。

     ゆえしれぬかなしみぞ
     げにこよなくも堪えがたし。
                   (堀口大學様訳)

lasalledeconcert at 06:41|Permalink
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Nouvelle
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**3月5日(日)**
11h〜13h 

《クラブ・プーランク》

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**4月15日(土)
13h〜14h45

《パリの風 bis》
公開ライブリハーサル

にしむら珈琲 御影店
3Fフレンドサロン


=====================


**5月3日(祝)
14h〜15h45

《パリの風 コンサート》

神戸芸術センター
シューマンホール
Caractere
***ブログに登場したお友達***

女の子ちゃんのお友達

=タピオカちゃん=
水色の瞳の親友
離れてる今はメル友

=フラミンゴちゃん=
東洋が大好きな
フォトグラファーちゃん

=ママン手袋=
フランスでのママン

=マルシェ籠ちゃん=
昔ホームステイをした
大家族のお家の主婦様。
今はメル友

=マダム・ビスコッティ=
教会のお友達
明るくしっかりした
お年上の主婦様

=ナイチンゲールちゃん=
うんと近くに住む
綺麗な声の親友

=レモンカナリアちゃん=
お花が大好きな
ご近所のお友達。
ほっそりした姿もお声も
カナリアのよう

=タマゴカナリアちゃん=
レモンカナリアちゃんの卵。
つるつるピンクのホッペの
カナリアお嬢様

=ポニーテールちゃん=
中学校の同級生
登校の友

=マダム・ノベルティー=
美人でおもてなし上手な
ノベルティー夫人

=雀ちゃん=
ウズラちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=ウズラちゃん=
雀ちゃんとコンビの
音楽鑑賞のお仲間

=青い空ちゃん=
フルートが大好きな
おとなしやかな美人さん

=ぱんだの里ちゃん=
ほわんと優しい空気の
色白パンダちゃん

=赤嘴クイナちゃん=
フルート大好きな
クリスチャン友ちゃん

=シジュウカラちゃん=
お菓子が大好きな
フルートのお仲間

=ホンドフクロウちゃん=
夫の同級生。
ふんわり笑顔の声楽家ちゃん

=オカメインコちゃん=
アカンパニストちゃん

=カケスちゃん=
クリエーターさん

=十姉妹ちゃん=
クールに見えて実は優しい
大好きなお姉様

=アマリリスちゃん=
グラマラス美人の
キーボーディストちゃん

=黒アゲハちゃん=
クラブママ風美人の
歌のお姉様

=キタイタダキちゃん=
音楽マネジメントの卵ちゃん
ピアノも弾いて歌も歌います

=プレーリードッグちゃん=
優しくて可愛い
ご近所のお友達

=シロツメ草ちゃん=
ファゴット奏者の
タマゴちゃん

=河原鳩ちゃん=
生活密着型で
現実的な中型の鳩ちゃん
実は照れ屋さん

=テッセルモルモットちゃん=
昔はお下げ、今はママになった
声楽家ちゃん

=コゲラちゃん=
母と共通の古くからのお友達

=千鳥ちゃん=
コンサート予行の鑑賞者

=グレーうさぎちゃん=
美人の布作家さん

=大春車菊ちゃん=
大きな声で笑う
大らかで楽しいお友達

=カモノハシちゃん=
絵が上手で茶色い目をした
中学のクラスメイト

=ペトルーシュカちゃん=
沢山の時間を過ごした
同窓のお仲間
桐朋ガムランクラブでも一緒

=シオマネキちゃん=
片方の鋏が大きいシオマネキ
のように、長い髪を
片側で結んでるお姉様

=水くらげちゃん=
ひっそり薄茶色のオーラ
シンプル仕様の
元クラスメイト

=パルファンちゃん=
化学系キャリアウーマンちゃん

=ぽっぽちゃん=
小中学校の同級生
下校の友

*****

男の子くんのお友達

=おじいちゃま=
仲良しのドクター
86歳の長老様

=アサリ君=
おっとりふわふわした
秀才君

=カピバラ君=
たくさん一緒に遊んだ
幼馴染君

=カピバラ・パパ=
カピバラ君のパパ

=ダチョウ君=
サロン主の翻訳家君

=ネコヤナギ君=
粗暴で偏屈な外側
植物にも優しい内側
26年間のお友達

=ジンライム君=
自然派の学芸員君

=ヤマシギ君=
切れ者の研究員君

=ノベルティー君=
教養深い趣味人の
企業代表君

=ゆりかもめ君=
ピアノ好きの陽気なお友達

=サメビタキ先輩=
ぱんだの里ちゃんの先輩

=ハクセキレイ君=
ぱんだの里ちゃんの同級生

=ツバメ君=
姿勢の良い立ち姿が
ツバメ風のお友達

=カタツムリ君=
何どきもテンションが
変わらないお友達

=シロハラインコ君=
おおらかな余裕で
ムードメーカーになれる
バランスの取れたお友達

=ブルターニュ君=
京都の愛らしい学者君

=イクラ先生=
小学校時代の担任
今も仲良し

=ゲンゴロウ先生=
小学校時代の主任
イクラ先生の元同僚

=カカシ君=
謎の譜めくりすと君

=ぴょんきち君=
大きな身体のプログラマー君

=ヴィブラート君=
哲学好きのお友達
最近彼女ができたばかり

=チャイコフスキー先生=
音楽評論のお友達

=矢車草君=
コンサートマネージ君

=チャボ君=
ピアノ技師君

=Mr.B=
お世話になってる
Steinwayの調律師さん

=テントウムシ君=
沢山学ばせてもらってる
信頼する友人

=ピラルクー君=
大水槽で古代魚を飼う
スタジオ経営者君

=藍綬君=
藍綬褒章を持つ
最長老84歳のお友達

=ぶち犬君=
昔の恋人で学者君


***実名登場のお友達***

=フランス鴨君=
ダチョウ君のお兄様
哲学者ミシェル・ジャメ氏

=岡村哲伸氏=
モデルをつとめた
彫刻家さん

=LICAちゃま=
桐朋時代のお仲間
カリフォルニアのピアニスト
LICA HANDAちゃん

=セニョール・ウナミゴ=
ギタリスト
増井一友さん

=故黒木義典教授=
仏語学者
大阪外大名誉教授


***室内楽演奏のお友達***

=蝶番君=
大阪チェンバー
片寄伸也さん
  *ファゴット

=ロップイヤーうさぎちゃん=
浅野毬莉ちゃん
  *フルート

=シジミちゃん=
神戸フィル
麻生多恵子ちゃん
  *クラリネット

=ミスターメジロ=
大阪チェンバー
滝本博之さん
  *ファゴット

=ズワイガニ姫=
アンサンブルカプリス主催
国塚貴美さん
  *マリンバ

=カワウソちゃん=
崎元蘭奈ちゃん
  *チェロ

=牛君=
宝塚歌劇オーケストラ
渡邊悦郎さん
  *ファゴット


***ブルゴーニュ君のお友達***

=パーシモンちゃん=
ナイチンゲールちゃんのワンコ

=ムーちゃん=
お散歩で会う白いワンコ
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