西洋料理の始まりは、古代ローマに遡りその当時から食事学と言うものがありました。
ローマ帝国が滅びルネッサン期が訪れ、フエレンツエのメジチ家の王女が、フランに嫁いだ時にお抱えコックを引き連れて、フランス料理は、広まりました。
フランスはヨーロッパ文化の中心で、ルイ王朝時代が続きましたが、その時に盛り付けされた積み上げた料理のことを
ピエスモンテと、呼ばれていました。
18世紀に起きた大革命により、宮廷にいたコックが、散らばり店を出し料理店ができだしました。
だから元は宮廷お抱えコックが、庶民の料理人になったみたいなもので、日本の西洋料理となると、違う流れで、日本人に合う料理内容となり、フランスの料理とは、根本的な違いが出来、その国の歴史により料理内容も変わりました。
イシズグリルを作った時はまずアメリカの歴史を考え、日本の歴史を考え、ヨーロッパの歴史を考えてから、作り上げました。
今の日本の状況を考えたら、料理も変わり、素人でもレストランを開業出来、段々と本来の人間が食べる食事とは、違う次元での料理内容になりました。僕らが学んだ食事学からは、離れてしまい、流行のみの世界に変わり、メディアに踊らされ人間が食べて、喜びを感じ料理では無くなってしまっただけに、本来美味しく感じる料理を皆んなが考える時期にきたのでは?と、思います。