▼前回までの記事はこちら
鹿倉胡桃はツッコミではなかった!?①
鹿倉胡桃はツッコミではなかった!?② ~甘えたがりの一人娘~


さてさて、今回はいよいよ宮守女子メンバーが揃った「宮守の巻②」を分析します。今回からはエイスリンと豊音が加わって、宮守女子麻雀部メンバーがようやく勢揃いですねっ。果たして、新戦力はツッコミなのか、それともボケなのか・・・?

ルールは前回と一緒。咲日和内でボケた回数とツッコんだ回数をカウントしていきます。
今回の対象範囲は「宮守の巻②」と「単行本3巻 おまけの巻」。
その結果は以下の通りとなりました。


▼宮守の巻②+3巻 おまけの巻 ツッコミ / ボケ 回数の集計結果
009-01
予想通り、エイスリンと豊音はボケでした。特にエイスリンの徹底したボケっぷりが光りますね。

しかし、それよりも何よりも!
胡桃ちゃんがツッコミに転向しているんです・・・!!
回数も塞さんに引けを取らず・・・、まさに塞&胡桃のWツッコミ体制です。
※ この記事のタイトルが「なかった!?」と過去形にしてあるのはその為だったりします。


新たな2本のホットライン

いったい胡桃ちゃんの身に何が起こったのか・・・?
ここで、胡桃ちゃんのツッコミの相手が誰だったのか、内訳を見て見ましょう。
009-02
なんと! 
胡桃ちゃんのツッコミの矛先は豊音に集中していたのです。

ちなみに胡桃ちゃんがボケる場合の相手は・・・
009-03
と、ここでも豊音とのホットラインが構築されていました。

・・・こうなってくると、気になるのが「エイスリンのボケは誰が拾ってるのか?」
ついでにエイスリンがボケる場合の相手を調べて見ましょう。
009-04
なるほど、エイスリンは塞さんとの間でホットラインを築いていたのですね。

つまり、新メンバーの2人が加入したことにより「胡桃 - 豊音」「塞 -エイスリン」という2本のホットラインが新たに構築されていたのです。かと言って、短絡的にこの組み合わせで「トヨクル、キテル・・・」「サエエイ、キテルネ・・・」となる訳ではありません。はやまるな。

では、何故この組み合わせでホットラインが構築されたのでしょうか??
・・・その過程については我々は想像するしか出来ません。しかし、結果だけ見ればこの組み合わせは必然であったのだと私は思います。そこにあった意図とは・・・? 


愛のある、やさしいツッコミ

まず、塞とエイスリン・・・

勿論、言葉の壁という大きな障壁もあったのでしょうが、それを差し引いてもエイスリンは内向的で人見知りな性格だと思います。もしもあの時、シロが麻雀部に誘っていなかったら・・・。恐らくは帰国までの期間ずっと、彼女はあの教室で一人のままだったのでしょう。そんな彼女が勇気を出して麻雀部に加入した後も、初心者は自分だけ、言葉の壁はなおも高い・・・、彼女が不安を抱えていたことは想像に難くないです。
そんなエイスリンを皆に馴染めるようサポートしていたのが、部に誘った張本人であるシロであり、部長でもある塞だったのでしょう。
宮守のムードメーカーである塞。細かい事は気にしていないような雰囲気もありますが、実は結構エイスリンに対しては気を遣っていると思うんです。その気遣いは、日和でのツッコミを見るとよく分かります。他のメンバーと比べてみると、エイスリンへのツッコミは明らかに毛色が違います。端的に言うと、やさしいツッコミなんです。

009-005
▲ 塞さんの厳しいツッコミ

009-006
▲ 塞さんのやさしいツッコミ

・・・これはもう、ツッコミと言うよりかはフォローですね。
茶化しているようで、実はエイスリンの良いところを周囲にアピールし、みんなの輪の中に入れるよう背中を後押ししている・・・。ちょっと買いかぶり過ぎですかね?
でも、塞さんがエイスリンを意図的にフォローしようと動いているのは間違いないかと思います。待ち合わせに遅れた時も電話を入れたのは塞さんですし、まさに保護者的なポジションですね。・・・やさしい塞ママに大好きなシロパパ。エイスリンも日本で良い家族に巡りあえたようです。

※※
胡桃ちゃんとエイスリンの組み合わせだと、胡桃ちゃんのキツい言い回しにエイスリンが萎縮してしまう・・・、というあまりあったかくないエピソードが思い浮かんでしまいます。日本語がニガテなら尚更ですよね。
ひょっとしたら、そういった一悶着が以前にあったのかも知れません・・・。

--------------
本当は全3回で終わらせる予定でしたが、予想外に長くなったので一旦切ります・・・。
次回はいよいよ、この連載記事の本丸である胡桃と豊音の関係性について掘り下げてみたいと思います。

多分それで最後・・・かな?

(次回に続く)