縁があるということ40年

2016年04月05日

4/4 Edu Lobo at Billboard Live5

たくさんの人がEdu Lobo御大の素晴らしさはレポートしているので現在のブラジル音楽界で最高の歌伴ドラマーだと言えるJurim Moreira について、同じドラマーの視点からの感想です。

まず音量が圧倒的に小さい。小さいけれど何の不自然さも無い。細かいグルーブをさわさわと叩き続けるのは経験と技術と才能の賜物だろう、ダイナミクスがあると感じるのはppの音量がすごく小さいから。
それと左手の使い方が面白かった。ブラシで右は16分音符、左手が円をかく奏法があるけれどその時の左手は案外アバウトな位置にいてとても親近感があった。自分もかなりアバウトなので。

彼のフレーヴォ、自然に流れて良いなぁとよーく観察してみたらフレーズの最後にあるロールを左スティック一本で流すように演奏していた。クラシック的な両手のロールだとこういう曖昧なそれでいて気持ちのいい感じは絶対に不可能なんだなぁ。終演後楽屋で話す機会があったにもかかわらずこのやり方が彼独自のものなのかブラジルでは一般的なものなのか聞くのを忘れた!
そしてスネアーのフルショットでリムをからませているのに優しくうるさくない音を出す。これも真似のできないテクニック。そしてやっぱり左手だった。

スティックからブラシへの持ち替え、右ブラシ左スティックへのスイッチ、ブラシをひっくり返して握る部分での演奏と曲中で目まぐるしく持ちかえる巧さ、センスの良さ。名だたる大物歌手から声がかかりまくる理由はこの繊細さにあると思う。
ドラムもワンタム、ワンフロアー、シンバル3枚というシンプルなセット。
そして出す音は極めて音楽的でEduらしい北東部の多彩なリズムも叩き分けていた。

素晴らしい演奏とブラジルで一番好きな作曲家を生で聞けて本当に嬉しい夜になった。
偶然だけど3ヶ月ぶりにブームの宮沢さんにもばったり出会った。元気そうでやはり嬉しかった。
こいいう会場でまとめてミュージシャンや歌手のみなさんに会えるのも楽しみの一つだ。

しかし自分的には我が儘ですけどAnaCarolinaの歌でBeatriz聞きたかったなぁ。
そしたらボロボロ泣くんだけどなぁ。
お楽しみは未来にとっておきましょう。

写真はミッドタウンの夜桜です。ちょっと化粧が濃いですけど六本木なのでお許しあれ!

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lata1 at 23:40│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by キノコ   2016年05月11日 20:15
私はドラムのことをよく知りませんが、あなたのこの文章はとても素敵です。
2. Posted by masamba   2016年06月21日 19:56
5 キノコさん
返信遅くなりました。
お褒めの言葉ありがとうございます。とても励みになります。
これでも自分なりに推敲して書いているつもりです。
なかなか更新できないのですが末永く見守って下さい。
ありがとうございました。

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