宴の後始末 フジモリ氏。参院選、なにやら自民大敗で幕を閉じたようで。そんでサンチアゴは街中丸ごと霧に包まれ五里霧中の中、一部にて注目のフジモリ候補の選挙の結果を待つことと相成りました。

公示前後は、キワ物ネタとして世間を騒がせた元ペルー大統領にして国民新党比例代表候補「フジモリ」さんですが、投票日が近付くにつれて然程世間の話題にもならなくなったような気が。むしろチリでのフジモリ報道のほうが熱いような。
チリ的には政治云々よりも、単なる有名人がやんごとなき理由でチリ逗留中といった具合の報道っぽいですが。

参院選自体は投票もしてない私めが口を挟むのも憚られるんですが、蓋を開けたら自民逆風どころか大波乱の大敗、民主さんがウハウハ状態で終わったってトコですか。さすがに日本で話題を作れなかったフジモリさん、結局「敗者の弁」という最後のネタ提供で日本での政治生命にほぼ終止符を打ったところでしょうか。
日本の歴史の中でも、自宅から一歩も出ずに立候補するという偉業を成し遂げた「ヒキコモリ候補」として選挙史に燦然とその名を残すことでしょう。

ついでに、フジモリ氏の選挙ポスターにでかでかと書かれたキャッチコピー「ラストサムライ」、政界でサムライとしての道を歩み始める前にラストとなってしまった、始まる前に終わっていたという禅問答のような結果ですな。
あ、でも「ご先祖さまを大切にしましょう」っていう標語は、意外性の面から好感度高い。下手な横文字並べるよりも、こっちのほうがいいな、絶対。
「お米はしっかり噛んで食べましょう」とか、そういったノリで、直球過ぎて嫌味がない。

今回の出馬で、日本での政治活動の足がかりは獲得できず、ペルー国民に余すところなく不信感をバラ撒き、世界的に「やっぱし中南米の指導者ってのはよく分からん人種だ」といったステレオタイプを再確認させる補強材料を与える結果となったスラップスティック新喜劇的展開。

どう考えても静かにサンティアゴで息を潜めて水面下のペルー政界工作に励んでた方が理に適ってたと思うんだけどなぁ。
その点からして言えば、理を捨てて情に走ったのか義に賭けたのか、無謀という意味ではラストサムライ的なのかも。今となっては後の祭りですが。

あぁあとは9月ごろ予定の最高裁の身柄引き渡しに関する最終判断を待って身の振り方が固まるんで、後暫くはノンビリとお過ごしください。