みーにんさんとのやりとりについて

経緯はこちらから
数理的麻雀研究サイト現代麻雀理論

まず前提として

・私とみーにんさんは何度もSkype通話、実際にお会いしての会話、書籍のご協力、等を通してやりとりがあり、それなりの信頼関係を構築できている。

・またblogにアップされたデータ等について突っ込みがあれば、それをどんどんやるのが私のような数理的研究のできない(していない)プロにできるわずかながらの貢献である。もちろんその突っ込みに対してしっかりとデータを出して反論するかどうかは研究者側(みーにんさん)が決めることである。という内容のやりとりを過去にしていた

・今回の件については先ほどSkypeで意見を交換し、別に喧嘩とかそういう状態ではないし、今回のやりとりに一部誤解があった部分についてはお互いに謝罪し良好な関係である。

ということをご理解いただければと思います。
その上で本題。


まずみーにんさんのblogの

福地誠blogに掲載されたツイートに対して真面目に反論をするなら、人間の挙動についてあらゆるパターンについてパラメータを出して、それぞれのパラメータ毎のデータを出して、局収支論が妥当であることを証明していくしかない。
 だが、それは時間的に不可能である。

という部分はその通りだと私も思う。

科学する麻雀が世に出た当初
「このデータはクイタンなしのものだから意味がない」

といった批判がたくさんあった(らしい。私は当時麻雀をしてなかったのでリアルタイムには知らない)
これは全く持って意味のない批判だ。
「このデータはクイタンなしのものだから、クイタンありならここの数値がこうなって、結論はこう変わるのではないか?」
なら意味はあるだろう。
これは仮説で、仮説があれば証明ができる。
(もちろんこれについても仮説を立てた人間が証明をするのがベストで、それをみーにんさんをはじめとした少数の研究者の方に丸投げしている現状は、プロを名乗る人間として情けないが、一応前提の2番目の項目のようなやりとりが以前あったことに甘えて、今回ツイートをさせていただいた)

研究というのは仮説と証明の繰り返しだ。

けどいち読者、いちプレイヤーの視点に立ってみると
「いや、俺はクイタンありのデータがみたいんだ!」
と思うのも自然な話だとも思う。
少なくとも多くの読者、プレイヤーのうちの一定の割合の人数がこのように思うのは自然なことだ。

今回の話も同様で、

多くのプレイヤーの平均値ではなく、平均から離れたパラメータ(ゼンツマンであるとか、極度の手役型であるとか)を持つものが対戦相手であれば結果として出てくる数値も変わるのでは?

というのが最初の質問者の考えだと思う。
そしてそれはその通りだ(これについてはみーにんさんもそうだと言っているので)

結論としての選択(「リーチすべき」とか「オリるべき」とか)が変わるかどうかはケースバイケースとしても、パラメータを変えてシミュレーションをしたら結果の数値は変わるに決まっている。

それはその通りなんだけど、「だからその理論は通用しないぞ!」としたり顔で突っ込みを入れるのは本当に意味がない。
すべての読者の、身の回りの人を想定したパラメータによるシミュレーションなどできるわけがないし、科学研究の役割というのはそこじゃない。

「この条件であればこういう結果がでる」と示すのが科学の役割であって
「俺の周りではその条件じゃない」という突っ込みは、科学とか研究の観点からすると意味がない。

逆にいえば、そこを(たとえ最終的には体感や経験則に頼る部分が出るとしても)カバーするのがプロを名乗る人間(もしくは戦術書を執筆する人間)の仕事なのかもしれない、と私は思っている。


そういう意味でみーにんさんには
「いやいやそれはこっちの仕事じゃないでしょ」
と言っていただければそれでいいかなとも思っていたんだけども

私の書き方が言葉足らずかつ攻撃的だったせいで不快感を与えてしまった。
このことについても先ほどお話したが、ここでも改めてお詫びいたします。申し訳ございませんでした。