12月14日発売される新刊、「デジタルに読む麻雀」について




読みの本というのは最近ではあまり多くのないので、網羅性とか実用性って意味では、従来の本と比べて十分良いものができたのではないかと思っています。

ただそもそも読みに興味がない人も多い気がするのが懸念点w

読み」よりも「牌理」や「押し引き」の方が重要でしょ?って人は結構いるんじゃないでしょうか。

まずこの本はそれを肯定するところから始まります。
「読み」よりも「牌理」や「押し引き」の方が重要ですよ。

じゃあその上で、なんで読みの本を書いたのか。
どんな人が読んだら役に立つのか、というお話をしたいと思います。


「牌理」や「押し引き」の良書がたくさんあるこの時代に「読みの本」が存在する意味(役に立つ理由)として今回の執筆にあたりふたつの事を考えました。


1つ目。
「相手のことを意識できるようになる」ということです。
以下、本文から引用してみます。


 今すぐには使いこなせずとも読みを意識するということ自体が、(使い方さえ誤らなければ)初級者を卒業しそう〜中級者くらいの方にはとても意味があることだと思っています。

 例えば副露手のケアというのは、ホンイツ、ドラポン、ダブ、この3つの手に不用意に放銃しなければそれで半分はできていると言っても過言ではないと思っています。待ちがわからなくとも、テンパイタイミングをぴたっと読めなくとも「あれはホンイツだ」「ドラポンだから危ないな・・・」と考えるだけで成績は上がります。

 副露手のケアが甘い人のほとんどは読めていないのではなく、意識ができていないのです。2副露していて染め色も余っている手牌に放銃してから「あ、ホンイツだったのか」なんて思うことはないでしょうか。上手に読めなくとも、読みたいと考えれば捨牌を見る癖がつき、こういった無駄な放銃は間違いなく減ります。



引用終わり。
自分はまだまだ読みを勉強するには早いと考える人は多いと思います。
「読みなんかそんなにできなくて大丈夫だよ」という強者も多いのではないでしょうか。でもね、その強者は自分では「読みなんか必要ない」と言っていても相手の捨牌はちゃんと見てますよ。強者なんだから。
ホンイツとかダブ東とかそういった高そうな仕掛けはしっかり意識して、いつもより早めに手仕舞いしたり、「ソーズの下はちょっと危ないな」くらいのことは絶対考えています。
それを無意識にやっているから「読みなんか使わなくても勝てる」と言っているんじゃないかと思います。

けど中級者、特に「戦術書を読んで勉強をしている中級者」だとこれができていない人が多いように思うんです。
仮に読みが必要ないとしても、副露のような「明確に開示されている情報をちゃんと処理する」ことは絶対に重要です。そのためには相手の挙動を意識しなければなりません。

けれど意識すると言っても、何を考えれば良いかわからないとそれも難しい。

例えば目の前の英文を暗記してください、と言われたとします。
英語が読めなくたって、アルファベットの羅列として(さらにいえばアルファベットがわからなくても記号の羅列として)暗記することは理論上は可能ですが、そうそうできるものじゃないですよね。
けれど英単語を知っていて、文法を知っていれば、簡単に暗記ができます。我々が日本語を暗記するのと同じですからね。

人間知らないものを覚えたり考えたりするのは苦痛です。
けどある程度のセオリーがわかっていれば、覚えやすくなるし考えやすくなる。結果として自然と意識することができるようになります

もちろん牌理や押し引きがある程度できなければ読みが使えても仕方ない、というのはその通りですが、「牌理や押し引きを極めてからでいいや」というのは違うと思います。
牌理や押し引きの勉強と平行して学ぶことで、天鳳で言ったら三段とか四段の人にも、得るものがあるように書いたつもりです(もちろん少し難しい話も中にはありますが)。


長くなったので2つ目は次回の記事で!
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