June 03, 2007

第90回ジロ・デ・イタリア 閉幕

プロトンがミラノに近づくにしたがって、私の仕事は忙しくなっていってるんである。先週は2つの3級山岳を無難にこなし、週末は平坦を流した。今日は運転免許の更新に府中試験場まで個人TT。つまりリアルに自転車漕いだのだ。東八道路の向かい風がややキツかったが、ザブリスキーの安定したフォームをイメージしながら、イメージしただけで体は普通にママチャリ漕ぐポジションで、まずまずのタイムでフィニッシュ。そして明日から徐々に登り始め、15日に山頂ゴールの予定。これここまで私の仕事の話。

第90回ジロ・デ・イタリアは今日で閉幕である。終わっちゃうんだなあ。寂しいなあ。先週は何も書く時間がなかったけれど、ペタッキがロングスプリントで勝った平坦ステージ以外は毎日見てましたですよ。噂の“最大勾配22%のありえない激坂”ゾンコランをジルベルト・シモーニが制したり、単独の逃げが決まったイバン・マヨが勝利したり。「ずっとこういうのが観たかったんだ!」という、観戦者としては非常に充足した一週間だった。

第19ステージでは、残り50kmからも〜、「マヨォォォー!マヨ逃げてーっ逃げてーっ!」って両手グーで応援すよ。こんだけマヨマヨ絶叫するのはマヨラーとカイヤだけ。嬉しかったぁ。ある意味、あたしがこれだけ自転車見るようになったのは、この人が暴れるのが愉快だったからだ。見始めてすぐに泣かず飛ばずになったから、長いことフラれた気持ちでした(つД`)
■みんなが待ってたマヨの帰還(写真:CN)
http://www.cyclingnews.com/photos/2007/giro07/index.php?id=/photos/2007/giro07/giro0719/fs010
■マヨかわいいよ、マヨ(写真:CN)
http://www.cyclingnews.com/photos/2007/giro07/index.php?id=/photos/2007/giro07/giro0719/fs016

それからその2日前の第17ステージ!最後シュレクを引き離すべくアタックしたピエポリがエースのシモーニを引っ張りあげて山頂に現れた瞬間、2人揃って

ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ

・・・とゴールした時には、自然と笑みがこぼれてしまった。あたしもテレビの前でヽ(・∀・)ノ←こう。2人ともチョイ強面のおっさんなのに何と爽やかなことか。その瞬間だけハンカチ王子も霞む爽やかさだった。シモーニの半身後方にいるピエポリが1位でゴールするシモーニよりコンマ5秒早くバンザーイしたのが、これまたヨカッタ。そこに職人魂を見たあるよ。なぜ中国語訛りあるか?

■1コマごとに見る山頂ゴール(ページ上から5枚)(CYCLINGTIME.com)
http://www.cyclingtime.com/modules/myalbum/viewcat.php?cid=1383&num=10&orderby=lidA&pos=0
■山頂人大杉ww(CN)
http://www.cyclingnews.com/photos/2007/giro07/index.php?id=/photos/2007/giro07/giro0717/fs033

さてさて。あと30分で今日の中継が始まります。ミラノゴールまでまったり見守りますよ。

--------------------------------------------------
ブルセギンちのロバは14頭ではなく15頭らしい。中には「アレッサンドロ」っていう、明らかにペタッキから名前を取ったロバもいるそうだ。彼のホームページはロバだらけ(爆笑)。なんか懐かしいよな、こういうテイストのHP。サイドバーの「Asini」(=ロバの複数形)をクリックするとブルセギンとペットたちの写真がちょこっとだけ見れます。
■Marzio Bruseghin Fans Club
http://www.marziobruseghin.it/home.html
■(おまけ)ブルセギンのおともだちが観戦中(CN)
http://www.cyclingnews.com/photos/2007/giro07/index.php?id=/photos/2007/giro07/giro0719/LCTM-GIRO19-011

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
私もミラノゴールまでおつきあいしました。
「ゾンコラン」で「バンコラン」を思い出したり、
マヨの勝った翌日の食卓にマヨネーズ(これほんと)だったり、
初めてまともに見たロードレースでしたが楽しかったです。
Posted by yuzuru at June 04, 2007 18:17
私も楽しかったです。
グランツールのような長丁場のステージレースを観てると、選手たちと共に最後「完走したっ!」っていう一体感を得られてイイですよね。
ツールではまた違った選手陣が出走して気合入れて勝負しますし、ブエルタは明らかに景色が違う(茶色いw)ので、よかったらまた別のレースも観てみて下さい。

ちなみに、総合優勝のディルーカはインテリスタで、ようやく今回ジロ王者の座に登りつめた自分を、
「オレは自転車界のインテルだ!」
と、重ね合わせる発言をしてました。
・・・やや失笑しました。
Posted by miki at June 06, 2007 00:47