2012年11月09日

張り子のキツネのお面を作ったよ
のエントリーがとても人気です。
更新してなくてもこのエントリーに毎日だいたい100HIT来るんですが、みんなどんだけ張り子のお面作りたいの…。

かく言う私も「正式な作り方があるなら知りたい!」と思い、去る9月9日、
張り子のお面の製作体験が出来る、岩手県北上市にある郷土芸能系、鬼の博物館「鬼の館」に行って参りました。


先にその体験の方を。
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大体の流れはこの看板通りです。

お面製作体験は、北上市の郷土芸能「鬼剣舞」か「河童」から選べます。
鬼好きなんで鬼剣舞チョイス!
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色にも意味があります。迷わず黒を選択。

この日の前日、遠野市でざしきわらしが住む民宿「わらべ」さんにてマブリットキバの夜話会に参加して参りました。とても面白い不思議な話を沢山聴けました。
マブリットキバは黒鬼です。だから黒一択!!!!!!

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お面用の型はメス型です。石膏で出来ているそうです。
正直な話、本格的に作るならフツーの人はこんな良く出来た型を用意することが出来ないよ^^^^^^^^

型の作り方は別なところで調べていただきたい・・・。


コチラの博物館で体験できる張り子のお面の監修をしておられるのが、
岩手県胆沢郡金ヶ崎町で張り子の工房を開いていらっしゃる「さわはん工房」さん。
六原駅にある工房だから「六原張り子」と言うのかな?
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博物館で六原張り子に使う紙は
A.「和紙(成島和紙)2枚」
B.「ボール紙(折り紙セットに入っているようなあの灰色の厚紙だった)」
C.「牛乳パックを煮てビニールを剥がしてミキサーにかけてドロドロにした紙を漉いたオリジナル和紙」


でした。
つまり薄いの!

A.成島和紙から貼り付けて行きます。
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ペタペタ。

ここで使うのりは「障子のり+水性ボンド」を混ぜ合わせて水で溶いてトロトロにしたものを、ハケで塗ります。

成島和紙ののり塗る面なんかを図で。
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しわにならないように伸ばし伸ばし丁寧に。
空気も入らないように。

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第一段階終了。この状態でまたハケでのりを塗りつけておきます。

B.ボール紙は、水に浸しておいて充分に水を含ませておく。
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ボール紙にものりを塗布して、八枚にちぎります。のり面を上にして貼り付けていきます。
しわになるようなところはやぶったりして調整します。

C.牛乳パック紙はのりを塗布して5枚に短冊状にちぎります。
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今度はのり面を下にして外周から貼り、
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最後に中央に筋を通して補強完了。
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さて型から剥がします。

耳の部分を一周浮かすように先に剥がす。
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そこから一気に引き剥がす。
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剥がしたあとはもう一度、型に耳の部分だけ押し付けて、輪郭をはっきりさせます。


剥がしたお面に上からのりを塗りつけます。20121107_oni15

乾くとこののりも補強になります。


これを完全乾燥させます。
博物館だとお手製の乾燥機に入れて30分くらい待ちました。


乾いたものがコチラ。
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耳の部分を切り落とし、これにサンプルを見ながら絵付けをします。
こちらでは「イベントカラー」というポスターカラー系の顔料絵の具で塗装しています。
張り子の場合、絵の具には特にルールは無いようです。顔料系ってことくらい?

まず最初に土台の黒を塗ってから、目の部分とヒモを通す耳の部分に穴を開ける。
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あとの塗る作業は手順とかはまぁ、塗りやすいように、としか言えないですね(;;^;;^;;)


ということで完成!!!!
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友達と行ったので阿吽で作りました。
私は阿形を製作。画像右です。


私は人より工作は得意なほうだと思っていますが、製作には乾燥も含めて3時間近くかかりました。
博物館の閉館はPM5:00なので、作りたい!という人は最低でも3時間前の2時から始めてください。
むしろ2時になる前が良いな…。

私が体験したのは土台から作るコースですが、
色付けだけを体験できるコースもあります。
色付けコース用のお面は博物館学芸員の方が製作していますが、この場合は成島和紙を使わないでボール紙と牛乳パック紙だけで作っているそうです…!!(@w@;;; これは凄い。

学芸員さん製作のサンプル。
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監修のさわはん工房さんの作品も飾ってあります。
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ちなみに土台コース300円でした!安い!!!!




ここ「鬼の館」は鬼にまつわる資料を展示してあるところです。
古来、「鬼」は、日本の至る所に出没し、人を超えた力を持ち、
私たちの陰の部分に暗躍してきました。また、「鬼」は、蝦夷
(えみし)とともに東北に住む人々に与えられた蔑称でした。(鬼の館サイトより引用)


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鬼剣舞の模型。

資料の他、100を越える数の日本の鬼面、そして海外の魔よけ面が展示してあります。
近隣学校の生徒作のお面もあったりします。

お面をつけ神楽舞を踊ることで、人はその身に神をおろします。
理論上は人の身だけれど、人ならざるモノになる。

肉体自体が神座。


ヒーローマスクもかぶることで、ほんとにヒーローが降りてきちゃうんだze☆
まあ人ならざるモノ=神とは限らないので、…っていうか人に仇なす神様もいらっしゃる、と言ったほうがいいのか。


こういう世界に興味ある方は図録も買っておいたほうが良いです!!凄い良い資料!!
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展示室内にあるTAKE FREEの展示解説シートも忘れずに!!!


私は図書ブースにある手作り和とじの物語編纂本が気になって仕方が無かった。
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この手の手作り本の中には市販の本には編纂されていない珍しい物語が詰まっているんですよ…。
流石に1日で読んで帰ってはこれないなww



この後、同じ北上市にある、さわはん工房さんの直営店、「鬼の居ぬ間」に行きました。
うさぎ面が可愛かったのでほしかったのですが、売り切れていたので安定のキツネ面を購入…w

ついでにいろいろお話を伺ってきました。
「鬼の館」に展示されているお面の多くは、このさわはん工房さんが博物館に頼まれて集めて来たものだそうです。

こちらの「鬼の居ぬ間」は10月いっぱいで閉店されています。
張り子自体は六原駅の工房本店でも購入できます。オンラインショップもあるよ!


「鬼の居ぬ間」にも沢山型は置いてあったのですが、基本的に工房では製作体験なんかはやっていません。
体験したい場合は素直に「鬼の館」に行ってくださいね!喜ばれるから!!!


最後に頂いた張り子のチラシUPしておきます。オンラインショップに無いラインナップもあったので。
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6個lb_rocco at 01:21│コメント(0)トラックバック(0)いろいろ工作 | 日々の感想文

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