2010年10月24日

結婚式の後かたづけ

NHKの朝の情報番組として
画期的な企画を打ち出しているのが「あさイチ」。
他局のワイドショーとは違う雰囲気だが、
NHKのイメージからずいぶん外れた大胆さもある。
 
先日、五島列島の特集があった。
最近、五島に行った人の話を聞いたところだったので
興味深くその取材を見ていた。
 
教会の姿も紹介された。
隠れキリシタンに基づく信仰の歴史は、
住民たちが自らの手で教会を築くものでもあった。
訪問者は美しいステンドグラス目当てであるのも
まあ仕方がないところもあるものだが。
 
結婚式の取材もあった。
その教会の若者が、
その教会の信徒たちの手で挙げる結婚式であった。
 
私にとり別に不思議ではないというのは、
私もそうだったし、
クリスチャンにとってはごく普通のあり方だからなのだろうが、
スタジオのメンバーは、
かなり驚いていた。
 
珍しいんだろうな。
そのくらいに私も見ている余裕があったが、
次の展開に、私は動かしていた手が止まった。
 
テレビでは、結婚式の後、実は驚くべきことがある、と紹介していた。
何かと思ったら、掃除だった。
教会の人が自ら後かたづけをしています、と
殆ど信じられないことであるかのように報じ、
メンバーが皆驚嘆の声を挙げていた。
 
はてしなく当たり前のことではないか。
何を驚くのか。
後かたづけをすることを、皆さんはしないのか。
 
自動ドアに慣れた人々は、
ドアを手で閉めるという当たり前のことを忘れている。
結婚式は業者が世話するものであり、
自分たちで作るという意識がない人々は、
当たり前すぎることにも、驚きを隠し得ないらしい。
 
何でも自分たちですることなく、
金を払ってビジネスで解決するという習慣に
私たちはあまりにも浸りすぎているかのようだ。
自分で散らかしたものを自分で片付けるという、
誰でも当然しなければならないことを、
たいそう奇妙な出来事であるかのように一同が不思議がっている様を見て、
こういう方向を助長するようなことはしたくないものだ、と
改めて感じるのであった。

lc1baku at 00:07│Comments(0)TrackBack(0)そもそも | 聖書

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔