2010年11月15日

七五三

七五三。
元来、宗教的な由来が強くないと言われるが、
神社行事のようになってしまった。
 
子どもが、一定の年齢にまで成長するのは、
親の願いでもあった。
他方、そこに達する前に
この世から去らせられる子どもも多数あった。
 
いわゆる出生してから一人前の「ひと」であるという認識は、
必ずしも古くからのものではない。
民法でのように、懐妊のうちより権利を有するなどということも
おそらくなかったことだろう。
 
子どもは何にもまして宝だという万葉の歌もあるからには、
その逆こそが、よくあることだったと見ることもできる。
 
奇数を尊ぶ中国文化に基づいているのかもしれないが、
子ども本人は訳も分からず七五三を迎える。
そして、思春期に友だちと、
七五三ってあったよね、と懐かしい話をするかもしれない。
 
我が家ではついに七五三行事に参加することがなかった。
成長感謝をその代わりに教会で祝ってもらっている。
旧約聖書で、子どもあるいは孫を祝福する親の姿がある。
神に代わり祝福するという責任の重さ。
それがまた、親としての務め。
 
子どもへの願いと祈りは、
いつの世の親にも通じるものがあるだろう。
どこか負い目を覚えつつも。


lc1baku at 00:13│Comments(0)TrackBack(0)いのち | そもそも

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