2010年12月07日

コミュニケーション能力1

企業が新卒学生を採用するときの
優先基準というものがよく調べられる。
就活する学生の側からしても、気になるところだ。
 
しばしば問題とされるのは、「主体性」と「協調性」だ。
これらは、一見正反対のように見える。
自分から決めてやっていくという力と、
周りと合わせているという力を意味しているからだ。
 
そもそも企業の要求していることといっても、
極端なマシンのような性能ではないのだから、
人間として当然両面を備えていなければならないのだろう。
 
こういう場合、逆のことを考えてみると分かる場合が多い。
「主体性」の反対は、たとえばこういうことだ。
ではやってみなさい、と言われても
自分からどのようにやってよいか分からず、人に依存する姿。
自分から提案するということの、できない姿。
「協調性」の反対は、たとえばこういうことだ。
グループで目標を決めてやろうというときにも、
周りのメンバーをまるで無視して自分勝手に振る舞う姿。
いつも自分の思いつきや都合を優先する姿。
 
いわば、社会常識というものを言っているにすぎない。
 
ところが、企業の要求する性質という点で、
これら二つよりもたいてい上を行く項目がある。
それが「コミュニケーション能力」である。
実は、これが圧倒的に毎年高いとされている。
 
主体性であれ協調性であれ、
コミュニケーション能力が欠如していてはありえないことを、
たぶん誰しも分かっている。
そして、社会で生きる人間として、
通じ合うもの、伝え合うことに問題があったら
殆ど関係が成立しないということを、誰しも分かっている。
だからそもそも、これが問われること自体、異常なのだ。
 
(続く)


lc1baku at 00:07│Comments(0)TrackBack(0)こころ | 精神

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