2010年12月16日

赤と緑

クリスマスの色とくれば、
おなじみ、赤と緑である。
 
赤は、キリストの血を、
緑は、永遠の命を、
それぞれ象徴しているとも考えられている。
 
元来、それらはダークな色彩ではなかったかと思う。
しっとりと、黒混じりの渋い赤と緑が似合うように私は感じる。
 
これらの色は、鮮やかな色彩の場合、
いわゆる「補色」の関係に近い。
並ぶと、互いに相手を強め合う。
くっつけると、眩しくて見ていられないという面がある。
 
赤緑の見え方に、障害が認められている。
緑の中に赤い花があるとき、
それが見えないというケースがあるのだ。
遺伝の性質上、男性に多い。
これが、かなりの割合で実在する。
以前は学校で検査があり、判明していたが、
最近それがなくなった。
 
社会でも、色覚の差別が減少している傾向は望ましい。
だが、見えにくいのは事実である。
ユニバーサルデザインとしては、考慮すべき項目である。
赤緑に限らず、見えにくい色の組み合わせというのは、
いろいろあるのである。
 
そこで、このクリスマス・カラー。
並んで用いると、彩度にもよるが、見えづらい。
色覚に難点をもつ人はますますそうであろうが、
そうでない人にも、
緑の背景に赤い文字、あるいは
赤の背景に緑の文字だと、非常に読みづらい。
 
私も、サイトにそれに近い彩りを施してしまい、
お叱りを受けたことがある。
当然の配慮の欠如であった。
 
先天性のことも多いが、
病気によって見えにくくなっていくということも
いろいろあるらしいので、
色覚について不安をもっている人は、
統計上は知らないが、決して少なくはないはずだ。
 
クリスマスの時期、
教会の案内やポスターがあちこちに見られる。
今は、プロのデザイナーは、
こうした色彩についての知識や配慮を以て制作するわけだが、
教会の中で、素人が作る場合、
まさにそういう点で素人なのだが、
こうた配慮に気がつかないことがある。
 
教会のポスターで、
赤地に緑の文字があるのを見ると、
やっぱり、ちょっと悲しい。

lc1baku at 00:06│Comments(0)TrackBack(0)福祉 | 聖書

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