2010年12月23日

NHKも電話で名乗らない

電話が鳴る。携帯ではなく、設置電話だ。
「○○さんですか」
 
どうして、こんなことになったのだろう。
携帯電話のせいではないか、とも思ったが、
携帯電話だと、出る相手は決まっているから、
相手を確かめる必要はない。
よけいに、
かけた側から名乗らなければならないはずだ。
 
電話では、かけた方が先に名乗る。
これは、鉄則である。
かけた方はかけた相手を知っているが、
かけられた方はかかってきた相手を知らない。
まず、かけた方が名乗るのは、最低限のルールのはずである。
 
先日、NHKの朝番組で、こんなシーンがあった。
目の前で取材をしている相手に、
NHKから取材申し込みの電話が鳴る、というものである。
すでに取材をしているものだから、
この図式は当然「ヤラセ」である。
だが、今はその点は追及しない。
 
ディレクターか誰か、お偉方がかけてきたのだが、
かけられたきた人が携帯電話をとると、
「○○さんですか」から入ったのだ。
 
天下のNHKが、取材申し込みで
日常的に、自分から名乗らず、相手に名乗らせている。
ところがこの点についての指摘は、
この番組では、ついに、なかった。
 
それほどに、ルールが消滅しているのだ。
かけられた方も、世間も、不愉快には感じないのだ。
 
私は、徹底的に不愉快である。
自宅にまず、こちらを名乗らせる電話がきたら、
結局のところ相手が誰であろうと、
まずは信用しないことにしている。
そうでなくても、名前を「騙る」ことの多い昨今である。
たんにこちらの出方調査や名前の確認をしているだけであったとしたら、
どうなるのだろう。
家が留守かどうかを確認している泥棒かもしれないではないか。
 
私は、自分の勤めている塾業界を、
必ずしも善行のものではないと認識している。
時に、あくどいやり方も、する。
だが、この電話にかけては、このルールを崩さない。
必ず、自分から名乗ってかける約束事を守っている。
この点では、優れていると自負している。
 
ついに、NHKまでも、
基本的な生活ルールが崩壊していることが分かった。
もはや、先に名乗れ、などということを正義とすることはできない。
たんに私が偏屈で、
先に名乗るものだと片意地張っているということになるのだろう。
 
私は社会に困っているが、
たぶん、社会が私を困っているのだろう。

lc1baku at 00:12│Comments(0)TrackBack(0)パブリック | ウォッチング

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