年末年始にかけて、ユーザーシナリオ「マホロバは滅ばない」をプレイしておりました。
正直に申し上げますと、ゲーム序盤はテンポの悪さとテキストのノリが肌に合わないなぁ(註:自分は世界観・システム説明の羅列や、安易なエロネタ・下ネタ等が大の苦手で、目が滑るタチ)……と思いながら、のんびりやっていたのですが。
第一ダンジョンはただのチュートリアルでした(笑)
第二ダンジョン以降は、プレイヤー側で色々とやれる事が増え、ストーリーもTRPGライクに小気味よくシリアスになり、他の一般的なシナリオとは一線を画す凄まじいインフレが始まり……気づけばドハマリしておりました(笑)。しかもそのインフレ具合、誇張でも何でもなく想像を絶するもので……!
……能書きはいいや。とりあえずシナリオパラメータをぽん。
「マホロバは滅ばない」(春川ガワイネさん作)
シナリオの長さ:A 戦闘難易度:B 謎解き難易度:C
インフレ率:SSS アイテムの強さ:A アイテムの出やすさ:B
(シナリオパラメータの見方はこちらを参照)
パラメータで一目瞭然ですが、特に異彩を放っているのが高すぎるインフレ率。トリプルSって何だよ? いやホント何だよ……ってカンジなのですが、このシナリオのために新基準を設けざるを得なかったグレードですね。
商店の武器アイテムや呪文ダメージを見ても、すでにインフレしまくる事が予感できるんですが、実際にプレイするとその想像をさらに越えてくるのです。
もともとマップギミックに定評のある作者さまですが、本作はギリギリ、手書きマップを書かなくてもいい程度の難易度に抑え、インフレハクスラを追求したとのこと。
ランダム魔法効果AUTOあり。しかし新エディタ機能により不利な条件は排除され、かつデフォルトより遥かに上の数値がガンガンつくという新仕様。
昨今は色々できるようになったせいか、新機軸なシステムを導入したシナリオも多々ある訳ですが……これもそのうちの一作。しかしながら、食わず嫌いの原点回帰主義者すら唸らせる絶妙なバランス感覚。いや本当に凄いシナリオが現れたものです……
ネタバレ注意!!

ここまでインフレしてもまだ発展途上……!
【序盤~中盤】
商店に便利機能を持つアイテムが、安価でずらりと並んでいるので、ストレス溜めたくない人は購入しましょう。
2つのルートがあり、それぞれに主要なNPCが3人ずつ配置されています。まあ彼らが本格的にストーリーに絡んでくるのは第二ダンジョン以降なので、最初の説明は聞き流してもいいでしょう。
プレイヤーキャラは作成時から呪いアイテムを所持しており、外せません。このため物理攻撃がやや当たりにくい……まあ、このシナリオの武器アイテムにはちょくちょく「AC無視」がつくんだけどね。
呪文習得用の書物が置いてあるものの、非常に高額で最初は手を出しにくいです。なので厳選しましょう。比較的有用な効果がある4レベルPスペルの本をビショップに覚えさせるだけでOK。
最初に書きましたが、第二ダンジョン以降はプレイヤー側でやれる事が一気に増え、各職業にもより強い個性が現れます。ルート分岐はありますが、どうせオールクリアのためには全部回る必要があるので同時進行した方が良いんじゃないかな。
【詰まりそうなところ】
先にも書いた通り、このシナリオのマップ大半は「鷹の目」(ウィザードアイ)のオートマップにチップを配置するだけでクリア可能です(終盤は色々手強いかもしれませんが)。
そんな中でも、ちょっと自分が詰まりかけた二か所だけ簡単に紹介。
・魔女ノ塔:塔七階
イベントマークのマスなのに踏み込んでも何も起きない……と思ったら要注意。念のため東西南北、全部の向きを確認しましょう。
・大地の聖痕:深淵:地下117351階
隠しドアを見落としやすい。ダークゾーンにいる間に「鷹の目」を使うと、なんか怪しい扉が……?
【ゲーム終盤:EX超インフレ】
数多の悲劇を乗り越え、トゥルーエンド大団円を見た後もEXおまけみたいな隠し要素があるのですが……ここにきて、もともと凄かったインフレがさらに凄まじい事に。
敵のレベルが100単位で強くなっていき、もともと過剰インフレ気味だった敵HPも指数関数的に爆伸びしていきます。第九称号を得る頃までなら大いに活躍した強化ダメージ呪文も、すべての強化要素で極限まで鍛えても頭打ちになってしまい、残念ながら超インフレ環境ではあまり役に立ちません。「チャオズは置いてきた。この戦いにはついてこられそうにない……」みたいな扱いになってしまいます(笑)。
ではどうするか? このシナリオ、「一度きりの~」という名前がついた呪文がいくつか存在しており、効果は強力ですが、使用するとその名の通り忘却してしまいます。
しかしながら、職業専用の印章あるいは紋章(呪いアイテム)を身に着ける事で、この「一度きりの」呪文を無限に撃つ事が可能になるんですね。特に重要なのは僧侶専用の「一度きりの魔力壁」(マジックスクリーン)と、ビショップ専用の「一度きりの魔法妨害」(アンチマジック)。この2つを併用する事で、敵が唱える「生命簒奪」(スティールライフ)等による事故死を大幅に防げるでしょう。超インフレ環境といえど、雑魚の中には即死系や足止め系の呪文が通じる敵も多い。貰える経験値も莫大なので、気づけば数百レベルの強敵すら、1ターンで殲滅できるようになっているでしょう。超気持ちいい!(笑)
【ラストバトル】
数百レベルの雑魚やボス連中をなぎ倒し、迷宮の最奥部に進み。正真正銘、最後の戦いに挑んだ時……あなたはきっとこう思うでしょう。
「オイこいつらレベル999とか書いてあるけど、1000レベル程度じゃ全然勝ち目ねーじゃん!?」と。
ええもう、ほんとメチャクチャ強い。かくいう自分も甘く見ていましたし、何度もボコボコにされました(笑)。
しかしながら決して考えなしに数値設定されている訳ではない。確かにただ強い武器でブン殴るだけでは勝てませんが、さりとて全くの運ゲーにもあらず。
さらにレベルを上げ、敵の能力を分析し、戦術戦略を練りに練って挑めば……実は安定して勝てるように設計されているのです。
……いやこれホント凄くない!? 俺こういうの大好物なんだよ!(爆)
1000レベルに到達した段階&初見で挑んだ場合、まず勝てません。ので、情報収集のために敵グループのどれか1つを集中して1匹でも仕留めたら、その後は「しなやかな転移」(テレポーテーション)で撤退を繰り返しましょう。とにもかくにも、連中をモンスター図鑑に載せてデータを把握する所から。さもなければ、勝利するどころかマトモな戦いにすらならないのですから……
(註:具体的な攻略法については、流石にネタバレが酷すぎると考え、ここに明記するのは自重するに至りました。何卒ご了承下さい)
(註:具体的な攻略法については、流石にネタバレが酷すぎると考え、ここに明記するのは自重するに至りました。何卒ご了承下さい)













