融資型クラウドファンディング「LCレンディング」代表取締役社長の山中健司です。

 【承前】

 ・2016年(平成28年)5月に、ロジコムは国から13億円超の補償金を受け取ったことを発表しました。
 IRによると「土地収用対象となったことによる物件移転補償金の収受により、収用補償金1,378百万円として特別利益を計上することといたしました」とされています。
 http://www.xj-storage.jp/browser/?company=89380&ref=http://contents.xj-storage.jp/xcontents/89380/91c88454/0244/4e27/975d/0fcb2cd183e6/140120160513488875.pdf&show=0&type=0
 なお、同日付けのIRで、LCワールド本巣について190百万円の減損処理をしたことも発表済みです。

 ・そして2016年(平成28年)6月に、同じくIRで「株式会社ロジコムリアルエステート」の全株式を譲渡したことを発表しています。
 http://www.xj-storage.jp/browser/?company=89380&ref=http://contents.xj-storage.jp/xcontents/89380/30a33e15/2f12/4a54/b9f6/7f67f073721b/140120160630439730.pdf&show=0&type=0

 ということで、公開情報をもとに振り返ってみると、過去数ヵ年にわたる当該施設関連の一連の不動産取引は、必ずしも失敗ディールではなかったと判断できるかと思います。
 とはいうものの、今年5月のIRで「13億円超の特別利益が見込まれる」と発表した時点でさえも、ロジコム(証券コード8938)の株価にはほとんど値動きがありませんでした。
 とするならば、ステークホルダー以外の一般の方にとっては、尚更あのシュールな玉ねぎ売り場の光景しかインプットされないのかもしれませんね…。


 なお、「本館」の今後についてですが、当事者ではないので、ここからは公開情報ではなく推測で書いてみます。

 そもそも、賃貸借期間や敷金補償金の返還条件等の大人の事情から、営業を縮小して継続することは良くあることとまでは言いませんが、珍しいことではありません。
 ただ、本巣のような規模で無人の玉ねぎ売り場がひとつだけという事例は極端なのでニュースなどでも大きく取り上げられてしまいましたが…。

 ただ、そうした「大人の事情」が前提にある以上、「大人の解決」もできるのが常です。

 大人の解決のためには、収用というファクターを含めたエリア全域の再開発や、地権者の方たちの意向も踏まえたうえで総合的に検討していく必要があります。

 今回ニュースになるよりも以前から、業界ではいろいろな噂や引き合いもあるようですので、今後に注目です。