2006年12月

2006年12月31日 18:58

間もなく終わろうとしている今年を振り返ってみた。
年末になってから友だちが2人も亡くなるなど、人との悲しい別れが
あった。

10数年ぶりに海外出張にいく機会があった。飛行時間が3時間ほど
の中国は初めてなので見るもの食べるものなどなんでも興味があり、
事故もなく無事に過ごすことができた1週間だった。

新たな仕事は2年目になり、少しずつマイペースで可能になったが、
新規の業務もあったが、全般的には慣れたこともあり辛かったことは
少なかった。


それよりも今やらなければならないことは何か、中長期的にはどんな
心構えで過ごすべきか、還暦を過ぎた男の戦略なりを考えなければ
ならない。

具体的にここでは述べないが、その心構えが重要だ。そんなことを思い
ながら無事に過ごせたことに感謝して、今年を振り返った。


2006年12月29日 15:10

訪問先の会議室にいたときだった。胸ポケットの携帯電話が震えた。
「いやなお知らせだが、M君が亡くなった」とのH君からの連絡。
まさか、どうして、なぜだ。

夏のOB会では元気でいたのに、若干太ったかなという程度だったが
亡くなるなんて全く信じられない。
かつては一緒に働いていたこともあり、性格もよく知っている仲間の
一人だった。特に母親を大事にしていた真面目な男だった。

Iさんが亡くなったばかりで今度はM君が61歳で死んでしまうとは、
あまりにも早すぎて気の毒でならない。

生きている限り誰でも死から逃れることはできないが、それにしても
人間はいつどうなるか全く分からない状態で毎日を生きているのだ。
限りある人生だから命を無駄にはできない。

棺の中で眠っているM君を見ていると、20代の頃だが仕事のことで
遅くまで話し合ったり、飲みに行ったりしたことが頭に浮かぶ。

いつまでも忘れないからゆっくりお休み下さい。さようなら、M君。


2006年12月23日 23:00

今も現役で働いている先輩から懇親会の連絡があった。
全ての人が第二(又は第三)の職場でがんばっており、9名もの
先輩たちが集まった。近況を話し合ったりして、予定の2時間は
あっという間に過ぎ去った。

70歳近いMさんは今もテニスをやり、時々近くの山に登っている
とのこと。食べながら飲みながら、昔のことから最近の出来事まで
ジャンジャン話されるが、年齢に比べて若く、元気だ。
懇親会ではいっぱい話して、飲んで食べるとストレスが発散でき、
後が爽やかになるそうだ。

さらに先輩のMさんは意識的に歩くようにしており、駅の2つや
3つ程度は歩いてしまうそうだ。そのせいか70歳を過ぎても、
タバコは吸っているが酒もほどほどに飲んでいる。本人は「人並み
に年を取っている」というが、健康的である。

元気に生活している人は、仕事は今も続けているが、仕事以外に
適度な運動をしており、よくしゃべり、飲み会の付き合いもして
いることが共通のようだ。

今回参加した先輩たちが偶然にそのような生活をしているのかも
しれないが、やはり社会との接点を維持しているのが若さの秘訣
かもしれない。

自分もいつか後輩たちから声がかかったら同じように元気な姿で
いられるようにしたいと思った、楽しい懇談会だった。


2006年12月16日 17:00

1年先輩のIさんが、亡くなった。20数年前に同じ職場で働いて
いた人である。旅行にも行ったり飲んだりもした仲間の一人である。

若いときから理論的な話し方や文章をまとめるのが得意だったが、
私が転勤により離れてしまったが、元気でがんばっていることは
知っていたので、定年退職してから1年と8ヶ月が過ぎたばかり
なのに、こんなに早く亡くなるなんて信じられず、気の毒である。

Iさんの元気だった頃の写真が何枚か紹介されたが、当時のことが
何度も思い出されてくるので感極まってしまい、涙が止まらない。

かつての友達と永遠の別れになる、つらい悲しい葬儀だった。
Iさん、沢山の思い出をありがとう。 ゆっくりお休みなさい。
さようなら、Iさん。

2006年12月15日 22:00

目の前の横長シートに座っている中年男性が居眠りをしている。
髪をきちんと7:3に分け、濃紺のスーツに軽量コートを着て
おり、膝の上には黒の革鞄を置いている。

電車内での居眠りは左右に揺れるものが最も多いが、その男性の
居眠りが変わっていて面白いのだ。上半身を下に傾けるが、一旦
止まり、元の姿勢に戻ったらまた繰り返しており、まるでお辞儀を
しているように見える。

ペコペコとお辞儀をしているのを周りの人たちも気づいており、
それとなく観察している。
顔が鞄につきそうになるが、あと少しのところでとストップする。
こんなことをわざとしているようにはまったくみえない。

何かと慌しい朝の出勤風景だが、その男性がいつ目覚めるのか、
あるいは顔が鞄にぶつかるだろうかなどと勝手に想像しながら、
周辺の乗客たちは、やさしく見守っていた。


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