NHN Japan ディレクターブログ

Open & Shareを実践中! Webサービスの開発・運営のノウハウを公開します。

こんにちは、ウェブサービス事業部、UXデザイン室 本田です。
現在はLINEのプロジェクトに参加し、LINEのケータイ版を担当しています。

突然ですが、LINEにケータイ版があるのをご存じでしょうか?ケータイ版を使えば携帯電話 ─ いわゆるフィーチャーフォンでもLINEに参加することができます。今回は、スマホ版アプリのダウンロード数に注目が集まって、情報の少なかったLINEのケータイ版について書きたいと思います。

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<目次>
1. LINE、そしてケータイ版LINEについて

2. ケータイ版の機能

3. なぜ今フィーチャーフォンに対応するのか

4. 終わりに

1.LINE、そしてLINEのケータイ版ついて


まずは、LINEへの基本的な理解が必要なので、簡単にLINEのコンセプト、機能を説明しましょう。
LINEのコンセプトは「人と人、キャリアとキャリア、デバイスとデバイス、空間と空間を<線>でつなぐサービス」です。

concept

主な機能はふたつです。

1. 音声通話機能

2. チャット機能

LINEのケータイ版は、ふたつの機能のうち、音声通話機能には対応しませんが、最大100人までのチャット機能を使って家族や親しい友人とメッセージを交換することができます。

support

2.ケータイ版の機能


ケータイ版はチャットに特化しているので、アプリ版と比較して機能的にシンプルなのは当然ですが、さらにフィーチャーフォンでは利用頻度が少ない機能を省略して、誰もが利用しやすいツールを目指しています。

例えば、位置情報を送信する機能はありません。なぜなら、フィーチャーフォンで何画面もページを遷移し場所を指定して入力するより、大抵「大崎駅西口、改札前」とすぐ入力してしまったほうが簡単で早いからです。目に見えるところでシンプルなツールを目指しながら、見えないところで機能を凝って作っているところもあります。

例えば、プッシュ通知ができないケータイ版では、新しいメッセージを受信したときに「通知メール」を送信してユーザーに知らせているのですが、適切なときに通知ができるように、メールを送信するタイミングをいくつかの条件によって制御しています。この部分は、使い勝手を左右するので、これからも調整しながら高度に進化させていくつもりです。

<トークルーム>
左に相手、右に自分の吹き出しが並ぶ表示は、使うデバイスによってデザインが変わらない為、デバイスの異なる人、キャリアの異なる人が一緒に会話をしてもお互いに違和感がありません。スタンプはケータイ版でもトークルームに直接表示され、にぎやかに会話をすることができます。

talkroom

<通知メール>
LINEで新しいメッセージを受信したときに、メールで通知する携帯版だけの機能です。訪問していない時は新しいメッセージの受信を遅延なく通知し、訪問中には不要な通知をしません。

<その他の機能>
LINEには、この他にも多くの機能が実装されています。主な機能については下記の一覧をご覧ください。

chart

3.なぜ今フィーチャーフォンに対応するのか


ところで、LINEがケータイ版を提供しているのは日本だけです。なぜLINEはフィーチャーフォンに対応するのでしょうか?コンセプトに「キャリアとキャリア、デバイスとデバイスをつなぐ」とあるからといえば、身も蓋もありませんが、「人と人」の観点からも、その理由を述べることができます。
「人と人」をつなぐ上でネックになるのが、スマートフォンの普及率です。

スマートフォンの普及率がざっと1/2だと大盛りに仮定しても、4人家族の全員がスマートフォンを使っている確率は1/(2*2*2*2)=1/16です。

スマートフォンへの移行は始まったばかりで、現在のスマートフォンの普及率は低すぎると言えます。LINEがフィーチャーフォンに対応しなければ、上記のような家族の場合、誰かが参加条件を満たせないということが簡単に起こってしまうのです。

slot

他にもモバイルメッセンジャーサービスはありますが、日本生まれのサービスであるLINEは、フィーチャーフォンを抜きにサービス展開を考えることはできません。

4.終わりに


bgdesign

以上のように、「人と人、デバイスとデバイス、キャリアとキャリア、空間と空間をつなぐ」コミュニケーションがとれるように、LINEはフィーチャーフォンに対応しました。
これからも端末の特性を踏まえながら、ユーザーと一緒にLINEを魅力的なモバイルメッセンジャーに成長させていきたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください。


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こんにちは、NHN Japanのマッチングサービス事業部でマーケティングを担当しているotakeです。

今回は担当サービスの運用業務と並行して出稿も担っている忙しいディレクターさんやこれから出稿業務に携わる方のために、チャッチャと読んで現場ですぐに使える実戦的なナレッジの一部を「バナー広告制作の基礎知識」として書かせていただきます。

当事者意識を持たせるAttentionを考える


ユーザーの購買行動において、バナー広告が担うポジションはAttention(注意)喚起にあたりますが、一般的にバナー広告は誰に注意を促すものなのでしょうか。
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検索から目的を持って能動的に何かを探しているわけではないが、潜在的な関係性を秘めているのがバナー広告の対象となる潜在層。ここに位置する対象には”この広告はあなたに関係あるものです”、”おそらくあなたの話です”といった潜在欲求に気づきを与える「当事者意識を高める訴求」が注意喚起として効果的です。

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「当事者意識を高める訴求」

これは良くたとえ話で使うのですが、深夜になるとタイムセールをおこなう近所のお弁当屋さんで「竜田揚げ半額80円」デカデカと張り紙がされています。竜田揚げが半額の80円でお得だということは勿論わかるのですが、販売対象は普段から食べ物の値段に目を光らせている主婦ではなく、深夜帰宅の独り者のビジネスマンです。

半額の80円でお得だと訴求するよりもキンキンに冷えたビールと熱々の竜田揚げのビジュアルをセットで広告した方が、これから家で一息つく独り者のビジネスマンにとっては「この竜田揚げが自分の帰宅後の一杯に貢献する素晴らしいアイテムだ」ということより具体的に関係性を持って理解出来る為、効果的な訴求といえるかもしれません。

大切な事は「半額」ということが効果的なのか、「その商品のポテンシャルを伝える」ことが効果的なのかを見定めることです。つまり当事者意識の視点に立つと「半額」は後付けでも良い可能性もあるという事です。

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自分が関係者である可能性があると気付かせる訴求、それが潜在層に有効な「当事者意識を高める訴求」。このように考えていくと「Attention(注意)」を狙うバナー広告で訴求すべき事が何なのかが見えやすくなってきます。

よく陥りがちな傾向として

「一応これも書いておこう」「やっぱりサービス名は必要だよね」
バナーの製作過程において、こういった考え方に陥ることがありますが、これらは非常に危険な考え方です。

当事者意識を高める訴求をおこなう場合、訴求文言は極めてシンプルに「刺さる要素」に絞っていくことが大切です。「日本最大」「無料」「キャンペーン実施中」と狭いエレベーターのようなバナーの中で同時に叫んで適切な訴求となるでしょうか。詳しい話はランディングページに任せて、そのサービスから得られる最も解りやすいメリットについて訴求することにフォーカスした方が良いでしょう。

バナー広告の先、 Interest(関心)の領域を担うのが他ならぬLP(ランディングページ)なわけですから綺麗に役割をわけておきたいところです。あれもこれも盛りつけた結果Interest領域にまでバナーが食い込み、視認性が悪く、陳腐な訴求となってしまうケースも多々あります。

バナーではあくまでも最高の「Attention(注意)」を狙うことが結果的に高い効果につながります。そのためには広告を見た人が一瞬で意味を理解することができ、当事者意識にリーチできる厳選された「刺さる要素」探しが重要になります。

ではそんな言葉やビジュアルはどうやってみつければ良いのでしょうか?

ユーザーに当事者意識を持たせる思考設計


簡単10分ブレークダウンをやってみよう


当事者意識を喚起する「刺さるもの」、本質的な興味、欲求をイメージさせるものをあぶり出すために私たちは制作前にブレークダウンのブレストをします。ちょっとした言葉を何度か分解しながらキーワードを探します。

▼用意するもの
紙、ペン、お気に入りの飲み物、リラックスした空間。

▼ブレークダウンの流れ
軽い尋問スタイルで質問側と回答側に分かれて、下図のようにテンポよく回答に質問をかぶせていきます。
brakedown

私たちの制作現場では実際にあぶり出て来たキーワードを下記のようなマトリクスにマッピングしていきます。こうすることで非常に明確にそれぞれのキーワード適正が見えてきます。これでそれぞれの制作スタッフの頭の中もスッキリ同じ視点に立って適正について考えていく事ができます。

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このようにキーワードをふるいにかけていくことでそれぞれのマトリクスで右上の世界に位置されるものが「刺さるキーワード」という考え方です。

基本制作テクニック


最後にバナー広告のビジュアルに関する構成上の基本的な配慮について少し触れておきます。ビジュアルの話しとなると、当然広告内容や、デバイス、サイズによって大きく異なるのでスマートフォンのバナー広告を例に基本的なことを記述させて頂きます。

1)視点は左から右へ

当然の事ではありますが、日本語の横書きの記述は左から右。ページ内に書かれているテキストの多くがそうであり、視点のリズムは左を起点に流れるのが基本です。
横長のバナー広告のどの場所に何の要素を置けば効果的なのかCTRを見ながら検証してみましょう。実際に検証していくとCTR(クリック率)に差が表れるのが解ると思います。

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2)写真は正面が効果が高い?

私たちのサービスを例に、男性を対象にした「出会い」の広告の場合、もっともシンプルに反応しやすいビジュアルは女性です。直感的に素敵な人との出会いを想起させる、寂しい気持ちにしっくり幸せを予感させる女性の笑顔、仕草、髪型、ファッション等、総合的に効果の高い女性のビジュアルを常に複数用意して検証しています。

また重要な要素としてエレガントさを感じる一見絵的に美しい横顔の写真よりも、しっかりと正面を向いてニッコリ微笑みかけるような写真の方が効果が高いという事が実際の検証結果から解りました。見る側と目が合うような写真を選ぶという要素はAttentionの工夫の基本として押さえておくと良いでしょう。

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3)デザインの軸をブレさせない

ブレークダウンとマトリクスのマッピングで絞り込んで、狙いを決めたキーワード。

その効果を最大限に発揮させる為に注意したいのがデザインを飾りすぎないということです。バナーのデザインの善し悪しをジャッジする視点として必ず、狙いを決めたキーワードがストレートに視認出来るかを確認しましょう。

残念ながらビジュアル視点を軸に制作し一見凝ったデザインのクオリティの高いバナー広告が良く言えばシンプル、悪く言うと粗野なデザインのバナーに効果という面で圧倒的に負ける場面を何度も見てきました。

訴求文言に絵的な要素を盛り込みすぎることで逆に全体が絵として映り、メッセージ性が薄まって目に留まるというより見流される広告となってしまう可能性があります。最後までAttentionとしての視点をブレさせないことが肝心です。

今回のエントリーを書き終えて振り返ると本来ならば広告効果全体を通してバナーと一体で考えるランディングページでの訴求、出稿タイミング等に関する記述もセットでお伝えしたかったのですが、一回のエントリーで記述する膨大な量になってしまいますので、こちらに関しましては改めて別のエントリーで共有させて頂きたいと思います。

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