こんにちは、モバイルチームに所属している入社2ヶ月目のディレクター、Otakeです。
今回はサイト設計に携わるディレクターが常に意識しなくてはいけないことの一つ「ユーザビリティ」についてのお話です。
ユーザビリティとは一言でいってしまえば「使いやすさ」という事ですが、何をもって「使いやすい」とするかは提供するサービスによって多種多様であり、その検証方法も様々です。
私は前職で転職サイトの運営に携わっていたので、通常のサイトよりかなり複雑な構成のサイトで様々な「ユーザビリティ」に関する改善をおこなってきました。そのひとつを紹介します。
あるとき、運用作業中に「会員登録」したユーザーの登録直後の動きに関する数値を検証していたところ、こちらがよかれと思って提案しているコンテンツの離脱率が非常に高いことに気づきました。
具体的には会員登録後に転職の可能性を広げる「スカウト情報」への登録を促すというものですが、はじめは入力量的に沢山の記入事項をユーザーに要求しているため、情報登録途中での離脱率高いのでは?と安易に考えて入力フォームの改修に取り掛かりましたが、残念ながら離脱率が大きく変わることはありませんでした。
そこでもう一度、会員登録直後のユーザーの動きと「心理状態」を実際の転職者の話や、キャリアカウンセラーの話を参考に考えて、以下のパターンを導き出しました。
価値提供のチャンスを逃さぬよう、サイトを活用してもらいたいというのが運営側の本音。そこで、「転職に対するモチベーションが異なるユーザーごとに登録直後の導線を分ける」という施策を考えました。

会員登録を済ませたらとりあえず「スカウト情報登録」という流れ、運営者側は「便利な機能だから積極的に使って欲しい」という意図で会員登録後のすぐにやるべきこととして「スカウト情報の登録」を提案しているつもりですが一部のユーザーの心理にしかマッチしていない提案は、他の画面への離脱に繋がっていました。

そこでA、Bどちらの心理パターンのユーザーでも、自分の心理状態に合わせて有効なアクションを取れるような構成で会員登録直後の画面を作り変えました。
その結果、会員登録後の無駄な離脱は大幅に減り、各パターンごとのユーザーボリュームも判明し、各属性のユーザーに対して、次にどんな提案をしていけば良いか、というさらなるユーザビリティアップにむけた施策につなげていくことができました。
「会員登録」や自分のプロフィールなどの「基本情報登録」。これらの情報登録画面は利用者にとってはじめの入り口であると同時に、その後二度と見ない、または頻繁に見ることのない画面です。システム的な画面遷移をともなう場合、通常表側に見えない確認画面や登録完了画面などが複数存在するため、ユーザーにフラストレーションを与える問題点を、ついつい見落としがちになります。
そんな重要なユーザビリティを担う一期一会な画面を設計するという意味でこの経験は、とても良い経験になりました。
このような話はけして難しい話ではなく、振り返れば「あたりまえ」の事だったりします。サイトを運営していると、ユーザーのために「こんな機能をつけよう」「あんな機能はもつけてみよう」とサイト内に様々な機能をつけてしまいがちです。
ですが、どんなに機能が追加されてもユーザーの心理や目的に合わせて、メインストリームとなるアクションを、いかにわかりやすく提案し、すばやく目的に合わせた動きをしてもらうか。この「あたりまえ」の事を実現することが一番のユーザビリティだと思います (重ね重ねあたりまえ、ですが)。
そうはいっても中々難しい「ユーザビリティ」の世界を日々痛感しています。
現在は「PuchiPet (プチペット)」というペットのプロフサービスのモバイルサイトを担当しています。
犬を飼っている人と猫を飼っている人の心理はどう違うのか?ペットは飼っていないけど写真を見るのが好きな人の気持ちはどんなだろう? 一つひとつ丁寧に汲み取りながらモバイルという一癖も二癖もある世界で、引き続きユーザビリティを追求していきたいと思います! その話はまた次回に!
ライブドアでは人の心に迫りながら「ユーザビリティ」を高めていける、ちょっと素敵なWebディレクターを募集しています。
今回はサイト設計に携わるディレクターが常に意識しなくてはいけないことの一つ「ユーザビリティ」についてのお話です。
ユーザビリティとは一言でいってしまえば「使いやすさ」という事ですが、何をもって「使いやすい」とするかは提供するサービスによって多種多様であり、その検証方法も様々です。
私は前職で転職サイトの運営に携わっていたので、通常のサイトよりかなり複雑な構成のサイトで様々な「ユーザビリティ」に関する改善をおこなってきました。そのひとつを紹介します。
あるとき、運用作業中に「会員登録」したユーザーの登録直後の動きに関する数値を検証していたところ、こちらがよかれと思って提案しているコンテンツの離脱率が非常に高いことに気づきました。
具体的には会員登録後に転職の可能性を広げる「スカウト情報」への登録を促すというものですが、はじめは入力量的に沢山の記入事項をユーザーに要求しているため、情報登録途中での離脱率高いのでは?と安易に考えて入力フォームの改修に取り掛かりましたが、残念ながら離脱率が大きく変わることはありませんでした。
ユーザーの心理状態を丁寧に考察し適切なUIをつくる
そこでもう一度、会員登録直後のユーザーの動きと「心理状態」を実際の転職者の話や、キャリアカウンセラーの話を参考に考えて、以下のパターンを導き出しました。
- パターンA: 登録してすぐに活動するユーザー
今すぐ転職したい、転職意欲が高く積極的。興味ある求人があればすぐに応募する。 - パターンB: 登録してすぐに動かないユーザー
今の仕事もそこそこ満足しているし、さらに良い話があれば転職したい or いずれは転職したいが、まだ具体的な気持ちには至っていない……。
価値提供のチャンスを逃さぬよう、サイトを活用してもらいたいというのが運営側の本音。そこで、「転職に対するモチベーションが異なるユーザーごとに登録直後の導線を分ける」という施策を考えました。

会員登録を済ませたらとりあえず「スカウト情報登録」という流れ、運営者側は「便利な機能だから積極的に使って欲しい」という意図で会員登録後のすぐにやるべきこととして「スカウト情報の登録」を提案しているつもりですが一部のユーザーの心理にしかマッチしていない提案は、他の画面への離脱に繋がっていました。

そこでA、Bどちらの心理パターンのユーザーでも、自分の心理状態に合わせて有効なアクションを取れるような構成で会員登録直後の画面を作り変えました。
その結果、会員登録後の無駄な離脱は大幅に減り、各パターンごとのユーザーボリュームも判明し、各属性のユーザーに対して、次にどんな提案をしていけば良いか、というさらなるユーザビリティアップにむけた施策につなげていくことができました。
「会員登録」や自分のプロフィールなどの「基本情報登録」。これらの情報登録画面は利用者にとってはじめの入り口であると同時に、その後二度と見ない、または頻繁に見ることのない画面です。システム的な画面遷移をともなう場合、通常表側に見えない確認画面や登録完了画面などが複数存在するため、ユーザーにフラストレーションを与える問題点を、ついつい見落としがちになります。
そんな重要なユーザビリティを担う一期一会な画面を設計するという意味でこの経験は、とても良い経験になりました。
「あたりまえ」の事
このような話はけして難しい話ではなく、振り返れば「あたりまえ」の事だったりします。サイトを運営していると、ユーザーのために「こんな機能をつけよう」「あんな機能はもつけてみよう」とサイト内に様々な機能をつけてしまいがちです。
ですが、どんなに機能が追加されてもユーザーの心理や目的に合わせて、メインストリームとなるアクションを、いかにわかりやすく提案し、すばやく目的に合わせた動きをしてもらうか。この「あたりまえ」の事を実現することが一番のユーザビリティだと思います (重ね重ねあたりまえ、ですが)。
そうはいっても中々難しい「ユーザビリティ」の世界を日々痛感しています。
現在は「PuchiPet (プチペット)」というペットのプロフサービスのモバイルサイトを担当しています。
犬を飼っている人と猫を飼っている人の心理はどう違うのか?ペットは飼っていないけど写真を見るのが好きな人の気持ちはどんなだろう? 一つひとつ丁寧に汲み取りながらモバイルという一癖も二癖もある世界で、引き続きユーザビリティを追求していきたいと思います! その話はまた次回に!
ライブドアでは人の心に迫りながら「ユーザビリティ」を高めていける、ちょっと素敵なWebディレクターを募集しています。


コメント一覧
ユーザビリティの改善は、私なんかはリサーチする段階から見直すこともあります。
正直一番難儀なんですが、ターゲットの思考というか、フィーリングが分かってくるんですよね。
私の知り合いで40代の男性がいるんですが、その人はネットで女性用の化粧品を販売しているんですが、物を女性に売るコツは「20代の女性と同じ生活をしてみることだよ」といっていました。
20代の女性と同棲(?)したり、同じ時間起き、同じ時間に眠り、化粧をしたり、口癖を真似たりするそうです。
ホント、コイツには負けるな、と思いました。
この記事よりさらに深い話をしちゃったかもしれませんが、ユーザビリティの改善は、この記事で言われている通り、ユーザーの利便性、使いやすさを上げる、その為には、ユーザーを理解する、自分の提供する商品・サービスを理解することだと感じました。