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昨年秋に7年ぶりにちゃんとしたデジカメを買いまして、それからずっとカメラで写真を撮ることを(周囲からちょっと引かれるくらい)楽しんでおります。

自分のデジカメ歴は割と古く学生時代の1998年に35万画素の初期のデジカメでバンドサークルの友達の写真を取ってはフォトショで加工してテレホーダイタイムにホムペにアップしてみたいなことをやっていました。デジタルデータとして撮れればいい(あとはレタッチ勝負)という割り切った使い方。
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その後も何台かデジカメは買い替えたけど、できるだけコンパクトでシンプルに使いやすいレンズ一体型デジカメを買ってただただ枚数を撮ってただけ。記録として残せてたまに面白いタイミングや構図の写真が撮れれば満足で、写真としてこだわったことは記憶にはありません。

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そんな中、昨年に買ったカメラはミラーレス一眼(という言葉も購入検討するときに知った)という「オートでシャッター切っているだけではもったいない方の」カメラ。




ちょうど会社(カメラ好きが多い)でカメラ初心者向けワークショップとかもあったタイミングで、そういう情報も参考にしながら、まずは絞り優先でオートモードから脱出、それから何これ便利すぎな Adobe Lightroom を使っての写真整理や現像あたりまで何となくはできるようになりました。





さて、なぜ今さらこの歳になって(子供の運動会なんて目的もないのに)ミラーレスとは言え、それなり以上の予算とスキルの習得が必要な一眼レフに手を出したかというと。。
  • お仕事で主催 or 取材側で参加するイベントの機会がとっても増えた
  • 主催 or 取材側で参加しているイベントで、ディレクターの記録用とはいえ、スマホのカメラでパシャパシャ撮るのが申し訳なく感じていた
  • 願わくばちょっとしたイベントやインタビュー取材を、カメラマンのアサインなく、自分一人で完結できるようにもしたかった
  • 撮影ディレクションをするにも、もうちょっとカメラの基本的なことわかってたほうがいいよね。

と、主には仕事のためです。ただ、必要に迫られてというわけではなく、自分で勝手に仕事をもっと楽しむために見た目重視で始めたという表現が的確。

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そんなこんなで、ちゃんとしたカメラで写真を撮ることを意識するようになって「単に楽しい」以外に良かったことを挙げると、
  • 記事が完成するまでのスピードが早くなった
  • 撮った写真は会社のGoogle+アカウントにするので、プロジェクトで共有できる素材が増えた
  • 人をよく観察するようになった
  • イベントやパーティー会場で記録担当のように振る舞うことでぼっち(に見られること)を回避できる

などなど。はぐれディレクターとして、もっと早く「カメラ」という装備を身にまとっておくべきだったといまさら後悔するくらい大切なアイテムになっております(苦笑)

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逆にカメラを始めたことで困ったことを考えると、、
  • いままでカメラ担当任せにしていた、撮った写真の整理や現像を自分でやるので(その上に下手くそで枚数が多いので)時間泥棒
  • 出張の荷物が増えた(とは言えミラーレスだから何とか携帯できている)

などで、まあ、自業自得な範囲内。

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一方で、ちゃんとカメラと向かい合う決心がついたことで早くも新たな悩みが出てきました。それは、自分の中では奮発して買ったつもりの LUMIXのズームレンズキット一式6万円がかなりのエントリーモデルであること。

確かに腕が悪い分を差し引いても、室内暗めで人が動きまわったりするパーティーみたいな場だとぶれまくるし、ずっといい写真撮り続けている友人たちと比べると写真の品質としてはもう全然及ばない。

正しいカメラ好きからすれば、一眼レフ未満の中途半端なオモチャなんでしょう。だいたいファインダーをちゃんと見ないで撮ってる時点でだいぶん素人くさいw

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ただ、見た目と興味本位で手を出した自分からすると、これ以上大きくて重いカメラだとスマホ撮りに戻りそうだし、個人的にはプラスチックでプロっぽくない肌触りのカメラを選んだのも正しいカメラ好きはまず選ばないと思ったから。

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もちろんメカニカルなシャッターを押して像を収める行為は楽しいけど、自分の場合はフォトグラファーに憧れるわけではないので、ベターな選択をして撮ったデータをPC上でいい感じに現像がで、仕事でもプライベートでも「使える」アウトプットに昇華できることが写真を撮る目的です。

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ということで2014年末に始めたカメラについては、実益も兼ねた趣味のひとつとして、あと半年くらいは(恥ずかしがらずに)このカメラを使い倒して、そのころもまだ熱が冷めていなければ(そして公私ともに役に立つほど腕が良くなっていれば)同じマイクロフォーサーズの上位機種を狙ってみようと考えています。



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・・・とか言いながら、さっそく3本目のレンズを買ってしまったりしているのですが。。




単焦点の明るいレンズに行かずに、カメラと同じくらいの値段の広角レンズです。枯山水庭園とか撮るの楽しい。そして次は(カメラの先輩から言わせれば定石通り)ストロボが欲しくなっていますw



この一眼レフユーザーがどんどんレンズやオプションを無駄に買い足したくなる誘惑を「レンズ沼」「カメラ沼」というのですが、自分にとってはこの感覚はめちゃくちゃ既視感があって・・・

それはギターマニアが嵌る「エフェクター沼」というやつ。



半世紀前の原始的な歪みを再現するために改造された小箱を試奏してフィーリングがあってしまえば言い値で数万円のオーバードライブをコレクションしたり、ある曲のイントロやソロの一瞬でしか使えない無駄にでかいファズをマニアほど大好きだったり。

原価や製造の手間とも比例していないのでカメラ周りよりも理不尽でかつ家族の理解が得られにくいのががコンパクトエフェクターマニアの世界です。

ギター用エフェクター > オーバードライブの検索結果【楽器検索デジマート】

なんだかんだこの20年でギターを除くエフェクターに20〜30万円は費やしている自分にとって、このズブズブと嵌ってしまう感覚はよくわかりすぎるので、こちらの沼なんとか(人として)回避したいところ。

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そんな中、年末にもう1台の一眼レフカメラボディを手に入れる機会がありました。
オリンパスの「OPEN PLATFORM CAMERA」という未発売のプロダクトです。

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オリンパス OPC Hack & Make Project
http://opc.olympus-imaging.com/

自分のLUMIXのマイクロフォーサーズ規格のカメラがそのまま使える、WiFI経由で自作のスマホアプリから自由に操れる、ということでモニターとして体験する機会を得ることができました。

問題は自分のエンジニアとしてのスキル。PerlとPHPとJavascript がちょっとわかるだけでスマホアプリ開発はゼロからということ。

せめてアイデアだけでも出していかないとという2015年の冬休みなのでした。

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