つわりも15週目を迎えて比較的軽くなった。夕食の準備も(自分は食べられないが)再開できるようになった。
妊娠前の体重からまだ4ポンド(2キロ弱)しか増えていないが、減ってもいないので良しとする。

本が読めるほど回復できたのは嬉しい。本棚の整理も兼ねて昔読んだ本を読み返したり
処分したりすることにした。今週は古い文庫本を中心に以下を乱読。

  • 浅田次郎 「 プリズンホテル」 全4巻。9年前に買った極道コメディー。今読んでも抱腹絶倒の面白さ。
  • エリザベス・キュブラー・ロス 「死の瞬間」 1960年代に書かれた、死への準備に関するバイブルとも呼ばれる作品。最近、転移癌が見つかった若い知人のことを思い、読み返した。

  • 青木新門 「納棺夫日記」 映画「おくりびと」の原作書。遺体を納棺するという、一般的に忌み嫌われる仕事を続けていく過程での気づき。親鸞の説く「死」を自らの実体験に即して咀嚼しようとする試みが興味深い。

  • 桐野夏生 「柔らかな頬」上下2巻。行方不明の幼い娘を探し続ける母親と末期癌の元刑事。事件解決や犯罪の謎説きはこの作品の醍醐味ではなく、幾通りもの可能性が錯綜して人間世界そのものを浮き立たせているようだ。

  • その他 将棋界についてのエッセイ4冊、将棋はルールも知らない素人だが、棋士である天才勝負師達がゆくせめぎ合い、育っていく将棋会の裏舞台を覗く。

  • 「アメリカで赤ちゃんを生むとき」 アメリカでの出産準備のガイド本。里帰り出産するか迷っていたところだので、こういう詳しい解説があると海外での出産も安心感が得られる。

  • トルーマン・カポーティー 「誕生日のこどもたち」 村上春樹訳の短編集。どんな子供も持つダークな部分と純真さが軽妙ながらも異質なストーリーで描かれる。

  • キム・ヒョンヒ「今女として」大韓航空機爆破犯の逮捕から自白、その後の心を記したエッセイ。

  • 李良枝全集 故在日2世韓国人作家。作品は著者の半生記のようだ。日本と母国韓国の間でアイデンティティーに悩み葛藤する主人公の姿は読んでいるこちらも身が削られるような気持ちになった。

短期間にこれほどの量を読めるのも、子供が生まれる前の今しかないだろう。時間がありがたい。
運動不足になってしまうのが気になるが、毎日30分は歩くようにしている。