今日6月19日は父の日。
「Happy Father's Day!」と、通りすがりのご近所同士が道端で挨拶を交わしている。
私も数人に同じように挨拶されたが、周りに「お父さん」はいないので、どう反応したら良いのかちょっと戸惑った。(自分の父は亡くなって久しいし、うちの夫もまだプレ・パパなので・・。)

この地区の住人は、なにせいつも陽気でお祝い事が大好きなのだ。
とりあえず、こちらも合わせて「ハッピー・ファーザーズ・デイ!」と笑顔を返した。

今日はお昼前につわりの「前兆」、空腹感は出てくるのだがチョイキモなので、食欲は無い。
何なら食べられるだろう、と考えをめぐらせていると、揚げアジの三杯酢漬がむしょうに食べたくなった。
日本だったらいくらでも手に入るものだが、ここアメリカの非アジア地区では到底見つからない。
手に入らないと分かっているとますます食べたくなる。特に、故郷での子供時代の思い出がよみがえってくる。
釣り好きの父は、アジを山ほど釣ってきて、とびっきり新鮮なうちに調理してくれた。
揚げたてのアジを三杯酢につけるときの「ジュワッ」という音。待ちきれず、熱々を手づかみで食べたものだ。

たまらず家を出て、何か似たようなものを探す道中となった。そして幸運なことに、カリビアン・グリル店で「Redsnapper(レッド・スナッパー(小鯛のような魚)」をメニューに見つけ、すかさずオーダー。
昔味わった三杯酢の味とは違ったが、父との思い出を反芻しながら、酸っぱいソースのかかった魚にかぶりついた。