僕は 1998年に皮膚科学を日本語で独学した(英語の教科書は、あまりにも分厚いので断念)。これまで、診断がつかず悪性の疑いがある 2名を鎌倉にある総合病院に紹介したことがある。
 皮膚病の治療はいたって簡単。教科書通りに、強力なステロイド剤とラップ、保湿剤、水虫の薬、ヘルペスの薬、そして大量のステロイド短期経口投与、これだけで 90%以上の患者をカバーする。
 痒みがある患者には「爪を短くするよう」指導する。爪をたてて掻くと、悪化するからだ。近隣でかかる指導をしているところが少ないせいか、かつては僕の指導に納得できない患者を散見した。そのような患者は、体よく元の皮膚科へお返しする。最近の皮膚科患者さんは、知人の紹介か、評判を聞いて、あるいはブログを読んでいらっしゃるので非常にスムースに数年来の難病が短期間で治る。皮膚科とて、教科書に記されていない治療まがいが横行している。
 近年、またアトピービジネスが再び台頭し始めた感があり、かかる患者には、一度は説得するが、聞く耳を持たない方は、そちらを受診いただく。
リー湘南クリニック leeshonan@gmail.com  拙著「癌患者を救いたい PSA検診のウソ」(正誤表) 早死にするデブ しないデブ(2007年7月の記事、校正)