食道がんになって、「こうすると良いのではないか」という、善意のメールをいただいた。中でも、がん細胞は低血糖に弱いので、炭水化物を控えたら良いというメールを複数いただいた。しかし残念ながら、いくら糖質を制限しても身体には恒常性を保つ機能があるので、血糖は低下しない。インスリンなどで無理に低血糖を誘発すると、脳はグルコース(ショ糖を構成する糖質)のみを栄養源とするので、失神あるいは命を落としかねない。
 ならば、頚動脈にカテーテル(細い管)を留置し、一日あたり 100g(=400Kcal=脳が一日に消費するエネルギー)以上のグルコースを持続注入(10%グルコース水溶液なら、1L以上)しながら、大量のインスリンを皮下投与すれば、目的を達せられる。誰か基礎研究、動物実験をしませんかね。人体実験なら、私がモルモットになりますよ。