リー湘南クリニックからのお知らせ

院長ブログ−異端医師の独り言

バカ マスごみ

2013年01月15日

★★ 経産省の現役幹部が記した

古賀茂明・著「日本中枢の崩壊」がベストセラーのようだ。 読了して、現在進行形の「原子力村という…ガラパゴス化した産官学連合体」をはじめ、生々しい内部告発。副島隆彦氏の主張とは真逆で、「小泉・竹中構造改革」を高く評価され(退陣後、批判されるようになった理由も記されている)、FTAや TPPに参加すべきと主張されている。

PS  現役(厚生)官僚が実名で内部事情を明かした、初めての著書は、宮本政於(みやもとまさる)・著「お役所の掟」、「お役所のご法度」、「お役所の精神分析」他(1996年前後)だと思う。彼は、若くして不明死され、今思えば、他殺だったのかもしれない。
 わが業界では、「検診『村』や抗がん剤『ワールド』というガラパゴス化した産官学連合体」が跋扈する。(2011年6月の記事、小校正)

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2012年04月21日

☆☆☆ 不可解な狂牛病(BSE)騒動

カナダやアメリカ産牛肉の輸入再開を巡り大騒ぎ。そもそも BSE(牛スポンジ様脳症)の存在は昔から知られ、急に広まったわけではなく、また BSEのヒトへの感染も証明されていない。
 狂牛病は、プリオン(PRIONs)という蛋白質が脳に蓄積して起こる病気。PRIONsは「DNAを欠く伝染性蛋白質粒子」からの造語。プリオンは正常な脳にも存在し、増えては分解される。一方、病的プリオンは分解されず、その結果、脳のあちこちに蓄積し、正常脳組織を圧排して行く。病的プリオンが原因の病気は、BSEの他ヒトや動物(羊、鹿、ミンク、猫、ネズミなど)で 20種類くらいが知られている。
 ヒトのプリオン病には、遺伝性、散発性、感染性のものがある。遺伝性(クロイツ・フェルト・ヤコブ病)が大半で、感染性のものはまれ。感染性のものには「クル」と「医原性」があり、「クル」はパプア・ニューギニアの風土病で、宗教的に死者の脳を食べる風習が原因でだった。人肉を食べることを禁止して以来、発生していない。医原性のものは、ヒト硬膜(脊髄を包む硬い膜)を移植された人や、ヒト脳下垂体から抽出した成長ホルモンを投与された人に発生した。いずれにしろ、ヒトからヒトへの感染である。
 科学的根拠がないのに「国民の健康」を理由に北米産牛肉を輸入禁止にした農水省。コメと同様、彼らの生産者保護政策です(渡辺昇一・著「自由をいかに守るか」)。そし、バカ・マスごみ。
 この騒ぎ以来、「Tボーン・ステーキ」が手に入らなくなった。これは、骨髄を含む T字型の骨を入れた肉で、在米当時、バーベキューの定番だった。「なつかしいので時々、冷凍ものながら、麻布のスーパーで手に入れた頃」がなつかしくなってしまった。 
リー湘南クリニック (2007年1月の記事、校正)

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2012年02月18日

☆☆ ためしてガッテン

医療をテーマにした NHK「ためしてガッテン」を視聴してほしい。医療業界の芸術的(State of Art)ともいえる情報操作を知るために。視聴率しか頭にない「頭の悪いディレクター」が業界に取材し、鹿のウンコみたいな局アナが台本通りに、したり顔で解説し、歯の汚い常連バカ女タレントが「ガッテン、ガッテン」する。バカか。
 先日は「乳がん検診」。冒頭、番組ではこれまで、胃がん、子宮頸がん、大腸がん検診の重要性を紹介してきた実績を誇示。本編、命をとる乳癌を早期に発見したら治るそうだ。このブログの初心者の方は、癌の自然からみた癌検診の無理をご参照ください。
(以下、2006年10月の記事) 先日視聴したのは「不整脈」。製薬会社の味方、業界代表の医学部教授が親切そうに答える。まず、不整脈がいかに恐ろしいか「序章」。次に疾患の説明、私が知る限りかなり古い説。そして、隠れ不整脈が多いので検査を受けましょう。しめくくりに、科学的に証明された治療に「無益な薬の長期服用をすすめた」。検査を受けてくれ、長期間、できれば死ぬまで内服してくれる患者様の大量生産である。多少の副作用には目をつむりましょうよ。  
リー湘南クリニック leeshonan@gmail.com  拙著「癌患者を救いたい PSA検診のウソ」(正誤表) (昔の記事、校正)

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2011年11月27日

☆☆ 医師不足の怪

医師数は過剰なはずである。1970年代から、各県に最低一医大が新設され、そのため医師数が過剰になり、医学部の定員が減らさせられたほどである。毎年、医師数は 3,500人純増している。都道府県ごとの人口 10万あたりの医師数の地域格差は、1994年には 2.34倍だったが、2006年には 1.99倍まで縮小した。
 医師不足に悩む過疎地や離島では、地元出身の医大生に「卒後、地元での勤務を条件」に奨学金を支給する。しかし、たいていは、医者になるとさっさと奨学金を返済し、地元には戻らない。以前にも書いたが、患者に奉仕する目的で医師になった者などいないのですよ、楽で豊かな生活を手に入れたいから医師になるのです。「医師を聖人」と思い込んでいる、おめでたい患者は、良い鴨である。
 過疎地で開業する医者などまずいない、患者が少ないので儲からないから。国公立病院へ勤めたがる医師などいない。薄給な上、薬屋の接待も受けられない。医局から勤務を命じられ、仕方なく勤務するが医局と縁が切れるとやめる。だから、廃院があいつぐ。過疎地での開業や国公立病院の勤務医へは、補助金で「高給」を保証し、当直は週に 1回、翌日は休みにすれば、医師不足はすぐに解消する。徹夜・当直後の勤務は、しんどい。
 かかる条件なら、僕も田舎暮らしをしたい。
 「医師不足」の情報操作の目的分かりますね。医師を増やしたい組織があるのですよ、製薬業界と厚労省。前者は、医師を増やせば薬が売れる。後者は、検診事業を進め、それには医師が必要、天下り先を増やす。
リー湘南クリニック leeshonan@gmail.com  拙著「癌患者を救いたい PSA検診のウソ」(正誤表) (2007年1月の記事;2009年10月7日「日経新聞・日刊」の記事から加筆)

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2011年03月27日

★★ ハイエクをご存知ですか

1944年に「自由主義こそが経済繁栄を生む」という理念を打ち出した学者である。その理念に共感したキース・ジョゼフがマーガレット・サッチャーを担ぎだし、社会主義で骨絡みになっていたイギリスを 10年かけて救済した。
 完全雇用というケインズ主義が否定され「官僚機構ではなく小さな政府が、公平な競争原理が働く市場が最終的に国を豊かにする」。続いて、アメリカのレーガン革命、やはり改革に10年かかった。(D.ヤーギン、J.スタニスロー・著、竹中平蔵・訳「市場対国家」、小泉純一郎・著「郵政改革」)
 わが日本の改革は遅々として進まない。「小沢一郎氏」が声高に改革を主張したが、権力闘争と混同された。「橋本内閣」が金融改革にメスを入れ、やっと不良債権問題が解決した。「小泉内閣」は改革のスピードをあげたが、改革が叫ばれ、もう 20年もたつ。官僚機構が強固な証左である。官僚の情報操作に操られる無知蒙昧マスコミ、改革がうまくいくのか、次世代のために心配だ。

 以上が、これまで僕が把握していたこの 60年ほどの流れですが、副島隆彦氏の最近の著書に出会ってから、考え方が変わりました。小泉純一郎と竹中平蔵、僕は個人的には好きですが、アメリカの手先とくくった方が、正しい。
リー湘南クリニック leeshonan@gmail.com  拙著「癌患者を救いたい PSA検診のウソ」(正誤表) (2007年4月の記事、校正、加筆)

leeshounann at 09:16|Permalink
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