1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:03:25.94 ID:IRqUo9Mm0

唯「というわけで、あずにゃんギュー!」

梓「何ですか、それ」

唯「だからぁ、24時間人肌に触れてないと死ぬ病気にかかっちゃったんだってば」

梓「はぁ……またおかしな妄言を……」

唯「本当なんだよ!信じてよぅ!」

梓「はいはい。さっさと練習始めますよ」

唯「あっ!あずにゃん待って!」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:06:47.40 ID:IRqUo9Mm0

唯「うっ……!あぁ……!く、くるし……!」

梓(無視無視……)ジャジャーン!

唯「ぐっ……!うぐぅうう……ぐがぁぁあああ!!!」

梓(ずいぶん大仰な演技だなぁ……(汗))

唯「っ…………!」バタン

梓「…………」

唯「…………」

梓「…………」

唯「…………」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:14:59.97 ID:IRqUo9Mm0

梓「はぁ……まったく呆れた先輩です」

唯「…………」

梓「分かりましたよ、特別ですからね。さ、抱きついて良いですよ」

唯「…………」

梓「先輩……?唯先輩……?」

唯「…………」

梓「そんな……まさか本当に……」

唯「…………」

梓「いやあぁぁぁぁぁぁ!!!!!ゆいせんぱいぃぃぃぃ!!!!!」

天衝く梓の叫びはしかし永遠に唯に届くことは無かった……


  ―BAD END-


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:16:13.57 ID:ne7pRiUR0

泣けた


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:17:14.02 ID:c+LMFtoJ0

諦めんの早すぎだろ


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:19:32.04 ID:IRqUo9Mm0

唯「っ!ぷはぁっ!はぁ……はぁ……」

梓「唯先輩!良かった無事だったんですね!」

唯「いやぁ、危ない危ない。もう少しで本当に召されるところだったよ。お花畑見えたよ、マジで」

梓「はぁ、何はともあれ唯先輩が生きてて良かったです……」

唯「どう、あずにゃん?これで私の言ってることが本当だって分かったでしょ?」

梓「そうですね。さっきのがもし演技ならアカデミー賞ものですからね」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:23:41.59 ID:yYzsbOmI0

唯「というわけでムギちゃんぎゅー!」

紬「むっぎゅーん!!!!!」

唯「!?」

紬「」

唯「ムギちゃん!?ムギちゃん!!ムギちゃああああああ!!!!」

紬の身体に何が起きたのかは、紬の鼻から流れ出ている血が語っていた。
彼女は目を覚まさなかった…
唯は自分の所為だと憂に抱き着きながら一日中涙を流し自分の軽率な行動を怨んだ。

だが、翌日。何事もなかったかのように「また抱きつかれないかな~?///」とわくわく胸に期待寄せながら登校する紬の
姿がそこにあった…


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:24:28.79 ID:ne7pRiUR0

生きてた!


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:26:55.43 ID:IRqUo9Mm0

律「おーす……って、何だお前ら。いつにもまして仲がいいな」

梓「いや、今日はちょっと事情が違いまして……」



澪「24時間人肌に触れてないと死ぬ病気?」

紬「すばらしい病気ね!」

唯「そうなんだよ!今さっき突然かかっちゃったんだよ!」

律「…………さぁーて、そろそろ練習始めるかー」

唯「全力でスルー!?律ちゃん、しどいよ!」

律「おい、梓もこんな狂言に付き合う必要ないぞ」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:31:44.53 ID:IRqUo9Mm0

梓「はぁ……私も初めはそう思ってたんですけど」サッ

唯「うっ……!ぐあぁぁ……!」

澪「お、おい、唯大丈夫か!?」

律「おいおい……演技だろ?」

紬「そんな……尋常じゃない苦しみ様よ?」

律「まさかぁ……」

梓「……」サッ

唯「ふぅ……」

梓「……」サッ

唯「ぐああああ!!!」

律「…………」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:39:36.29 ID:IRqUo9Mm0

梓「とまぁ、こんな感じで……」

唯「ちょっとあずにゃん!シャレにならないからふざけないでよ!うっかりぽっくり逝っちゃったなんてことになったらどうするのさ!」

梓「あ、すいません」

律「俄かには信じられないな……」

唯「もういい加減信じてよ!さっきなんて臨死体験したんだからね!」

紬「私は信じるわ、唯ちゃん!」

澪「まぁ、唯にあんな演技が出来るとも思えないしな」

律「むぅ……そんな非科学的な」

唯「非科学的でも何でもなっちゃったものはなっちゃったんだもん」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:50:24.30 ID:IRqUo9Mm0

律「でも今日の練習はどうするんだ?」

唯「あずにゃんや」

梓「何ですか?」

唯「はい、ギー太持って弾いてみて」

梓「はぁ……」ジャカジャカ

唯「そして私も!」ジャカジャカ

唯「じゃーん!二人羽織ギター!」

紬「まぁ!」

澪「へぇー」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 23:56:39.72 ID:IRqUo9Mm0

唯「えへへ、こういうのも良いねぇ、あずにゃん」

梓「ま、まぁ……たまには……その、悪くないです」

唯「照れてるあずにゃん、可愛いー!」ギュ

梓「ニャッ!?唯先輩、どこ触って……やっ!」

唯「よいではないかーよいではないかー」モミモミ

梓「ちょ、本当にやめっ!あんっ……!」

唯「お、お嬢ちゃんいい声で鳴くねぇ。ゲヘヘ」

梓「っ!もう唯先輩なんて知りません!」サッ

唯「あっ、あずにゃん待って!」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 00:01:03.78 ID:NU467R/N0

唯「がぁぁぁ!!!」

梓「ちょっと反省するといいです」

唯「うぎゃぁぁぁぁぁ!!!」

澪「ヒィィィ……」

紬「あ、梓ちゃん、そろそろ許してあげたら?唯ちゃん本当に苦しそうよ?」

梓「いえ、もうちょっと懲らしめた方がいいです」

唯「うぎぎぎぎぎぃぃいぃぃいぃ!!!!」

律「おい梓、そろそろ勘弁してやれ。こっちが見てられん……」

梓「しょうがないですね」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 00:10:49.20 ID:NU467R/N0

唯「すいませんでした。マジすいませんでした」

梓「抱きつきは特別に許可しますけど、金輪際変な事はしないでくださいね」

唯「ははぁ!仰せのままに!」

律「そうこうしてるうちに日が暮れちまったな……」

澪「今日も全然練習できなかった……」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 00:15:43.44 ID:NU467R/N0

紬「それじゃ、私たちはここで」

澪「じゃあな、唯、梓」

唯「うん、じゃあねー」

梓「さようならー」

律「唯も明日までにはその変な病気治しとけよ?」

唯「ええー、そんな事いわれてもー……」

梓「とりあえず、治療法を見つけないとですね」

唯「私は別にこのままでもいいんだけどなー」ギュー

梓「唯先輩!」

唯「はい、ごめんなさい!」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 00:23:08.51 ID:NU467R/N0

唯「でも、こうやって手繋いで歩いてると恋人さんみたいだよねー」

梓「なっ……何変なこと言ってるんですか!だ、大体私と唯先輩は女同士で……その……」

唯「えへへ……冗談冗談」

梓「うぅ……」

唯「さて、家着いちゃったねー……あずにゃんともお別れだー」

梓「また明日嫌でも会えるじゃないですか」

唯「そうなんだけど、今日は何だかいつもよりあずにゃんと長く過ごしてた気がするよー」

梓「私はその分疲れましたよ」

唯「もう、あずにゃんはつれないなー」

梓「もうそういうのはいいですから。憂が待ってますよ?」

唯「はーい」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 00:31:02.54 ID:NU467R/N0

ピンポーン

憂「はーい、どちら様……って、お姉ちゃん?どうしたの、呼び鈴なんて鳴らして……」

唯「わー、ういー!」ダキッ

梓(ムッ……)イラッ

憂「キャッ!お姉ちゃん、何?」

唯「実はねー、かくかくしかじかで……」

憂「そんなことが……。梓ちゃん、ごめんね。お姉ちゃんが迷惑かけたみたいで」

梓「まぁ……別に……いつもの事だし」

唯「それじゃ、バイバイあずにゃん。今日はありがとね」

梓「あっ、はい。それじゃ……」

梓(なんだかなぁ……)


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 00:38:56.00 ID:NU467R/N0

翌日

梓(唯先輩、あの病気治ったかなー?)

ガチャ

梓「こんにちはー」

唯「ムギちゃーん、あったかーい!」

紬「唯ちゃんもあったかーい!」

キャッキャッウフフ

梓「…………」

澪「あ、来たか梓」

梓「あ、澪先輩こんにちは、えっとこの状況はどういう……」

律「どうもうこうもねーよ。唯の奴まだ例の病気治ってないらしい」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 00:48:14.91 ID:NU467R/N0

唯「あ、あずにゃーん!今日は遅かったね」

梓「あ、はい。それで病気の方は」

唯「うん、まだ全然よくならないよ。でも、いつまでもあずにゃんに迷惑かけるのも悪いので今日はムギちゃんに協力してもらうことにしましたー!」

紬「しましたー!」

梓「はぁ……」

唯「いやー、ムギちゃんの身体も気持ちいいね!新発見だよ!」

紬「うふふ、ありがと。唯ちゃん」

唯「おっぱいもぷにぷにー」

紬「ひゃん!もう唯ちゃんったら……仕返しっ!」

唯「あんっ……やったねムギちゃん、それじゃ私も……」

律「はいはいはいはいストップストーップ!!」

澪「あの二人の場合ほっといたらどこまでもエスカレートしていきそうだな……」

梓「…………」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 00:58:48.51 ID:NU467R/N0

梓「あの、唯先輩……」

唯「ん、なぁに?あずにゃん?」

梓「えっと授業中とかはどうしてたんですか?」

唯「実は授業中はこっそり和ちゃんに手繋いでてもらってたんだ」

唯「それ以外でも律ちゃんとか澪ちゃんとかムギちゃんとか姫子ちゃんとかいろいろな人に協力してもらってたよ」

梓「それじゃ、唯先輩は今日一日誰彼構わずひっきりなしにスキンシップしてた訳ですか……」

唯「だって、そうしないと死んじゃうんだもん」


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:04:07.10 ID:NU467R/N0

梓「それともう一つ、唯先輩は24時間人肌に触れていないと駄目なんですよね?」

唯「うん」

梓「じゃあ、お風呂とか寝るときとかは……」

唯「もちろん憂と一緒だったよ!」

梓「!!」

唯「そういえば、憂の身体久しぶりに見たけど大分肉付きよくなってたなー」

梓「うっ……うぅ……」

唯「あずにゃん?」


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:07:46.95 ID:fcQ7U4XR0

あずにゃん…


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:08:21.41 ID:NU467R/N0

梓「ギニャアアアァァァアァアァ!!!!ウグァァアアアア!!!!」

唯「あ、あずにゃん!?どうしたの?」

律「お、おい梓!?しっかりしろ!」

紬「梓ちゃん……」

澪「ヒィィィ……」

梓「わ、私も……!」

唯「へ……?」

梓「私も24時間唯先輩に触れていないと死ぬ病気にかかりました!」


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:10:00.95 ID:du4ojZhX0

その手があったか


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:14:58.67 ID:fcQ7U4XR0

しかも人肌ではなく唯先輩限定という


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:16:00.22 ID:NU467R/N0

唯「あずにゃん、何を言って……っていうか私の場合は人肌で別に個人限定じゃ……」

梓「ええい、問答無用です!」ダキッ

梓「全部唯先輩がいけないんです!責任とってくださいね!?」

唯「え、ええぇ……そんな事言われても……」

紬「梓ちゃん、とうとう……」

澪「どうしてこうなった……」

律「もうやだこの部活……」


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:21:15.73 ID:NU467R/N0

唯「という訳で今日はあずにゃんが泊まりに来ました!」

梓「お、お邪魔します……」

憂「ふぅん……」ジロ

梓「うっ……」

憂「ねぇ、梓ちゃん」

梓「な、何……」

憂「……頑張ってね!」ニコ

梓「え……?」


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:28:08.98 ID:NU467R/N0

憂「今丁度お風呂沸いたところだから二人で入ってきて」

唯「はーい!って、そういえばあずにゃん着替え持ってきてなかったね」

梓「あ……」

憂「もー、泊まりに来るなら着替えくらい持ってきなよー。そんなに家も遠くないのに……」

梓「ご、ごめん……」

唯「あずにゃんも着たきり雀は嫌だよね?私の寝巻き貸してあげよう!」

梓「あ、ありがとうございます……」

唯「あ、でも流石に下着はサイズが違いすぎるから我慢してね」

梓「そ、それはそうですよ!っていうか仮にサイズが合ってても下着まで普通貸しませんよ!」

唯「えー、そうかなー」

梓「そうですよ!」


99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:37:48.68 ID:NU467R/N0

ゴシゴシ

唯「お客様、痒いところは御座いませんか」

梓「また何を言ってるんですか……」

唯「ぶー、あずにゃんはノリ悪いなー」

唯「それにしてもあずにゃんの髪きれいだねー、日本人形みたい」

梓「よく言われます」

唯「はい、じゃあ流すよー」

唯「次は身体だねー」

梓「い、いいですよ身体は……自分で洗いますから」

唯「まぁまぁ、どっちみち常に触れてないといけないんだからそっちの方が効率いいでしょ?」

梓「そういえばそういう設定でしたね……」

唯「ん?何か言った?」

梓「い、いえ、何も……」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:46:31.75 ID:NU467R/N0

唯「ふーおいしかったーご馳走様ー」

梓「ご馳走様」

憂「お粗末さまでした」

梓「手繋ぎながら食事ってかなり食べにくいですね……しかも私は左手使わなきゃいけなかったし……」

唯「だから食べさせあいっこしようって言ったのにー」

梓「恥ずかしいから嫌ですよ……」

唯「ぶー憂やムギちゃんはやってくれたのにー」

梓「それは憂とムギ先輩だからですよ」


105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:53:46.40 ID:NU467R/N0

in the bed

唯「今日は極上の抱き枕があるから良く眠れそうだよー」ギュウ

梓「そんな事言って昨日だって憂とこうしてたんでしょう……」

唯「んーそうなんだけどー……やっぱりあずにゃんは特別かな」

梓「嘘ですよ、唯先輩は誰でもいいんですよ」

唯「そんなことないよ。あずにゃんどうしてそんな事言うの」

梓「だって唯先輩は誰にでもスキンシップとるじゃないですか」

唯「……確かに私はみんなが大好きだけどあずにゃんはその中でも私にとって特別な存在だよ?」


109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 01:59:51.00 ID:NU467R/N0

梓「だったら証明してくださいよ……」

唯「え……」

梓「私が唯先輩にとって特別な存在だって言うのなら証明してみせてくださいよ」

唯「証明って……そんな……」

梓「…………ごめんなさい……なんでもありません……」

唯「あずにゃん……」

梓「…………」

唯「…………」

梓「…………嫌なんですよ」

唯「え……?」


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 02:10:00.65 ID:NU467R/N0

梓「今が終わってしまうのが嫌なんです……」

唯「あずにゃん……?」

梓「先輩達だって卒業して大人になって社会に出て恋をして結婚して家庭が出来て……そしたらきっと私の事なんて忘れちゃいます……」

唯「そんな事無いよ!私はあずにゃんの事忘れないしずっと一緒に居たいって思ってるよ!」

梓「そんなの無理ですよ。きっと大人になったら色んなしがらみが出来て唯先輩の中の私なんてどんどんちっぽけな存在になっていきます。」

唯「そんな事……」

梓「ありますよ。それが大人になるって事なんだと思います。今が精一杯になって過去なんてたまに振り返るだけ……」

唯「あずにゃん、そんな寂しい事言わないでよ」

梓「私は大人になんかなりたくありません。明日なんて来なければいいのに、時が止まってしまえばいいのにって……最近よく思います」

唯「…………」


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 02:20:58.86 ID:NU467R/N0

梓「唯先輩が将来私より身も心も許せる相手が出来て私の知らないその人に私には見せない顔を見せて……」

梓「そしていつか私より大切な物がいっぱい出来て……そしたら私なんかに構ってられないでしょう?」

唯「…………」

梓「……そんなの嫌です」

梓「大好きだから……」

梓「唯先輩が大好きだから……嫌なんです……」

梓「グスッ……ご、ごめんなさい……変な事言って……」

唯「…………」チュッ

梓「!!」


114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 02:27:42.70 ID:NU467R/N0

唯「あずにゃん。私もあずにゃんと同じ気持ちだよ」

梓「唯先輩……」

唯「私もあずにゃんの事忘れたくないし忘れられたくない……」

唯「だからさ……忘れないように私の身体に跡、付けて。私もあずにゃんに付けてあげるから……」

梓「唯先輩、いいんですか?私もう戻れませんよ?」

唯「いいよ。あずにゃんとだったらどこまででも行きたいよ」

梓「唯先輩……」

唯「あずにゃん……ちゅ……はむっ……あ」

梓「んっ……はぁっ……唯先輩!好き!大好き!」

唯「ちゅう……んんっ……私も……はぁっ……私も大好きだよ!あずにゃん!」


117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 02:31:55.10 ID:NU467R/N0

梓「すーすー……」

唯「あーずにゃんっ!!おはよっ!」

梓「はっ!ゆ、唯先輩!何でここに!」

唯「何でって……あずにゃん忘れちゃったの……?昨晩あんなに激しく愛し合ったのにー……」

梓「っていう事は……やっぱり夢じゃないんですよね。うぅ……顔から火が出そう……」

唯「えへへー、あずにゃーん。これからよろしくねー!」

梓「は……はい!」


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 02:40:48.94 ID:NU467R/N0

唯「とりあえず学校行く用意しないと……。あずにゃん一度家に戻る?」

梓「いえ、それはいいんでシャワー浴びせてもらえませんか?」

唯「いいよー、行ってきなー」

梓「あれ?唯先輩は?」

唯「私はあずにゃんが起きる前に浴びてきたから」

梓「え……だって唯先輩は人肌に触れてないと……」

唯「ああ、それね……なんかもう治ってた」

梓「え?」

唯「えへへー、欲求不満だったのかなー。なんかあずにゃんと徹底的に触れ合ってスッキリしたら治っちゃったー」


125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 02:48:00.29 ID:NU467R/N0

梓「そんなバカな……」

唯「そういうあずにゃんも病気治ったよね」

梓「え……あ、ああ!そ、そうですね!」

梓「と、とりあえず私シャワー浴びてきます!」

憂「あ、梓ちゃんおはよう」

梓「う、うい!」

憂「ねぇ、梓ちゃん、何かお姉ちゃんがやたらスッキリしてたっていうか……大人な顔になってたけど何か知らないかな?」

梓「そ、それは……」

憂「梓ちゃん、忠告しておくけど、お姉ちゃん泣かせたら承知しないからね?」

梓「は、はい!!」


126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 02:53:07.00 ID:NU467R/N0

律「で、病気が治ったのはいいんだけどさ……」

唯「あずにゃーん」スリスリ

梓「ふにゃあ……唯せんぱぁい」

律「何で治ったのにそんなくっついてるんだよ!!」

唯「だって私達恋人同士だもん」

律澪紬「え……」

梓「ちょ……唯先輩!」

唯「いいじゃーん、減るもんじゃないし」ナデナデ

梓「ふにゃあ……」


127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 02:56:47.95 ID:NU467R/N0

澪「…………」

紬「仲良きことは美しきかな」

律「おかしーし……こんなの絶対おかしーし……」

澪「り、りつぅ……」ギュ

律「ん?」

澪「わ、私も24時間人肌に触れていないと死ぬ病気にかかっちゃったぁ……」

律「」


おしまい


137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 03:35:41.84 ID:VQoJJ6n00


なごんだ


141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/06(金) 04:42:07.38 ID:giPxIOvp0

乙、唯梓はやっぱいいな