2009年03月06日

目から入る情報処理能力速度を上げる

3D ランダムドットステレオグラムミスを減らす…そのためにはどんなことをしたらいいのか、技術の反復練習、身体の安定のための筋トレ、、、、いろんなことが考えられます。
バドミントンは超高速〜低速までさまざまな速度で飛んでくるシャトルに反応する競技です。反応を早くしてできるだけ素早い対応ができるに越したことはありません。
相手のショットへの対応は、まず目で捉える→脳で処理→反応を筋肉へ伝達という流れになりますが、脳での処理速度を上げることができれば、当然余裕が生まれミスを減らせられるように思います。

以前から気になっているのが、「立体視」と「速読」です。
最近、テレビで「速読」がスポーツ面に役立つと注目されています。よくテレビに出てる呉真由美さんの話も聞いたことがあります。(野球経験がないのに急速150kmのバッティングマシーンを打ち返したり、飛んでくるボールに書かれている文字を読めたりする女性です)

「立体視」は左右の目が捉える画像を頭の中で立体処理するものです。
まだまだバドミントンへの効果はわかりませんが、5分ほど立体視のトレーニングをして、バドミントンをするとシャトルにピントが合いやすいと感じます。速度が速いスマッシュでも飛んでくるシャトルの姿が以前よりはっきり捉えられる感じです。

もう一つの「速読」はもちろん読書速度を上げるというもですが、呉さんの話では「読む」のではなく「見る」で理解する。つまり速読術も目で見た情報の脳の処理能力(1行ずつ目で追っているのではない)ということです。
講習会でなるほどと思った話です。普通の人が1分で原稿用紙1枚(400字)程度しか読めないのが、エリート官僚なら原稿用紙10枚/分、熟練者になると原稿用紙50枚/分読めるということを聞きました。
テレビの国会中継で官僚が分厚い書類の束を持っている姿をよく見ますが、あの書類の束に目を通すのは、やっぱり普通の読書速度では無理だったんですね。熟練者の原稿用紙50枚を1分で読むというのは、とてもじゃないけど読めません、たぶん、写真集をパラパラめくる速度です。そう考えると「読む」のではなく「見る」で内容を理解しているのです。なかなか速読おそるべしと思ったのを覚えています。
また、スポーツ関係者の方で、速読をマスターした方の話を時間のあるときにネットで探してみようと思っています。参考になる話を知っておられたら教えて下さい。

*写真は「ステレオ写真館kobatetu」より
「立体視」平行法で見るとアルファベットのQが浮き出てきます

2008年10月03日

インハイ裏話(その3)

バドミントン・コートマット90万円 前回の続きです。所沢市民体育館で沖縄高体連の専門委員長の下地先生とお会いしました。インターハイは2009年度 大阪(インハイ自体は奈良です)、2010年度 沖縄、それ以後は県での開催ではなく、広い範囲のブロックで開催することが決まっています。2年先にもかかわらず沖縄の専門委員長が、初日から最終日まで(7日間)運営を見ておられました、ご苦労様です。また来年大阪でお会いすることになります。

視察でまず感じたことは、運営面の余裕でした。
まず高校生の補助員の多さ。体育館の受付に座っている人数や審判補助員の余っている人数。黄色の半袖シャツだけでなく黒の半パン(ともにY社製)まで補助員のユニフォームとして支給されているので目につきました。
また近年インターハイは、選手のケガの防止という観点から全コート、コートマットを使用しています。34面分のコートマットが必要です。来年大阪も各地(中部〜四国・九州)から借りる段取りをすすめています。ただ、その輸送費もばかにならない金額です。
埼玉ではインターハイに際し、1コート90万円するコートマットを3枚購入されたそうです(写真・TOKOROZAWAの文字が見えます)
いろいろ話を伺うにつれて、来年の大阪とは大きく違う点が見えてきました。今年の埼玉インターハイでは、所沢市のバックアップを受け、バドミントン競技の予算に8000万円を使っているとのこと。びっくりと同時に、金額を聞いて運営面の余裕もうなづけました。

(諸般の事情で一部内容を削除しました)

PS:閉会式への市長の出席や、会場内に選手用のマッサージ・鍼灸院が設置されていたのも、所沢市の全面的な協力体制があったからだと思います。うらやましいです。

legendofwinds at 13:58|この記事のURLComments(1)TrackBack(0)勝手な話 

2008年09月25日

インハイ裏話(その2)

埼玉インターハイ視察夏合宿を一日早めに抜けさせてもらい、7月30日から3泊4日で埼玉インターハイの視察に行ってきました。
来年度の大阪開催に向けて、大阪高体連の委員長と4会場の会場主任が、前半と後半に分かれて、実際の運営や会場の様子を見るためです。
いつもはインターハイを見に行くというと、もちろん試合しか見ていなかったので、今回は試合ではない部分をしっかりと見る必要がありました。
7月30日、朝8時の新大阪発ののぞみに乗り込み、埼玉県所沢市のメイン会場(所沢市民体育館)に11時半くらいに到着できました。この日は団体決勝戦の日、広い会場が満員の観客でうまり、盛り上った状況のときに着きました。さすがに、メイン会場になる体育館だけあり、規模も大きく、立派な会場で、フロアーを含め全館エアコンが効いていました。
2000年の岐阜インターハイ以来、熱中症対策に重点が置かれ、会場となる体育館にはエアコン、それが不可能な場合、試合と試合の間の空気の入れ替え、選手用の製氷機などが準備されています。その点、来年度の大阪は4会場すべて全館エアコンが使用できます(それだけは選手にとって、よい条件です)
私はインターハイ後半の視察だったので、前半の先生から引継ぎを受け、その日は団体の決勝戦もそこそこにメイン会場の様子を見てまわりました。続きを読む

legendofwinds at 18:07|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)勝手な話 

2008年09月24日

08 夏合宿

バドミントンに最適な体育館今年も7/27から3泊4日で部活の夏合宿を実施しました。例年と同じく3校で合同合宿という形で実施しました。
8/9から夏の大会をひかえ、大会の約10日前の実施です。以前にも書きましたが、合宿では大会前の日数を考え、根性合宿(スタミナアップ)ではなく、できるだけ試合に直結する練習内容を考えて実施するようにしています。
今回の合宿のテーマは、他校の先生たちとも相談し、「よりよい打点でシャトルをとらえる。簡単に攻撃権を渡さない。」ということにしました。
趙剣華の講習会や身体の前面でのショットに技術不足を感じていたことが、そのテーマにした大きな要因です。レシーブもまだまだ技術不足ですが、大会までの日数を考えて、レシーブを強化するには時間的に苦しそうだったので、上のテーマにしました。

テーマにそって、以下の点を大切にして、練習内容を考えました。。。続きを読む

legendofwinds at 16:28|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)練習計画 

2008年08月15日

趙剣華講習会2

趙剣華2前回の続きです。講習会の午後は体育館での実技講習でした。
趙氏は、何度も日本へ来て感じる部分として、
・相手のショットへの反応・動き出し
・膝から下を使った動き
・股関節の使い方・柔軟性

という3つのポイントをもっと大切にすべきだと指摘していました。

 崛蠎蠅離轡腑奪箸悗糧娠」が良くなると…言うまでもなく、
 まず、よりよい打点でショットを打てることにつながり、
 さらに、攻撃的なショットや、相手を追い込む返球につながり、
 結果的にラリーを有利にできます。

趙氏は、リアクションステップの工夫などで反応速度を上げて、いかに素早く動き出せるかの部分の強化をもっとすべきだと言っていました。(リアクションステップの方法も変化しています)
趙氏が前でラケットで指示する8方向(前飛びつき・ロビング・スマッシュレシーブ・後ろ飛びつきのそれぞれ左右方向)に素早く反応して動き出し、リズムよく戻る反応練習を30秒で何セットか繰り返す練習を紹介していました。

◆嵒┐ら下を使った動き」は、「シャセ」「送り足」などという表現で技術本などに出てきます(趙氏はシャセという言葉は使いませんでした)。
バドミントンの動きのリズムはいつも同じではなく、たとえば、ネット前のシャトルをロビングする際に「パッ−左−右」(パッ…リアクションステップ)というリズムは初級者にまず教えるリズムですが、中級以上になると、膝から下を使った「タ・タン」という素早い動きの頻度が高めないといけないと話していました。
 
膝から下(主に足首)を使ったステップ練習、コート3面分の長さ(約20m)を使って
・右前45度→左前45度→右前45度の切り替え
・右後ろ45度→左後ろ45度→右後ろ45度の切り替え
・サイドステップ
の練習を参加者みんなでしました。趙氏が見せてくれた見本は、どのステップも常に「タ・タン、タ・タン、タ・タン」というリズムで、重心の上下動がない素早いステップでした。(体育館に「タ・タン、タ・タン」という音が響いていました)

「股関節の使い方」も上達にかなり重要。
確かに動きが悪く、なかなか上達しない選手の動きを見ていると股関節が使えていない気がします。また、別の機会でしたが、指導法の研究でも、股関節の使い方は最近注目されていると聞きました。
股関節が柔軟で素早く動かせることで、動く方向や動き出しのスピードにかなり違いがでるようですが、まだまだ不勉強です。今後の課題にします。
趙氏はチャイナステップで、膝を大きくまわすステップ(中→外、外→中)が有効であると話していました。

何となく練習に組み込んでいた部分ばかりですが、特に重要という意識を持ってなかった部分ばかりだったので、今後の部活の練習に意識して取り入れていこうと思いました。

legendofwinds at 10:07|この記事のURLComments(1)TrackBack(0)練習計画 

2008年06月20日

シングルスの4タイプ

趙剣華 この写真を見てすぐに誰かわかった方は長くバドミントンをしてる方だと思います。写真は元世界チャンプの趙剣華、1965年生まれ、1985〜91年まで数多くの国際大会のシングルスで優勝しました。最近はチャンピオンの入れ替わりが早いのに、趙剣華はかなり長い間活躍していた気がします。
この日はミズノのアドバイザリースタッフということで京都府バドミントン協会の指導者講習会(京都府久御山体育館)で講師に来られました。
午前中は講義で、自らの経験や技術論。午後からは実技講習という流れ。
現役の頃のいかつい感じはなく、やわらかな話し方でした。まず、世界のトップになるためには並み大抵の努力ではなかったんだろうなぁ…と感じさせられました。
中国の選手育成の厳しい環境(練習の厳しさだけでなく、常に選抜され選手コースからの脱落者も多い)のなかで、自分を追い込んできた印象を受けました。練習へ取り組む姿勢は、私が指導しているチームの選手にとても真似できるものではないようです。当たり前ですが土俵が違う(^^ゞ
勉強も遊びもなく全てがバドミントンだったということです。

講習会に参加していた大学生が「自分はスピードとパワーがないと言われるが、どのようにすれば勝てるでしょうか」と質問をしたところ…
笑いながら「スピードとパワーはバドミントンにとってとても重要な要素だから、それがないならバドミントンには向いてない。」あっさり。何を聞きたいんだ…って感じでした。質問した大学生も苦笑い。確かに言われるとおり。聞く相手が違ってたようです。私に聞いてもらえれば…「スピードとパワーがないなら、スタミナとコントロールでラリーの勝負ができるようになるのがいいのでは…」って答えたでしょうが。それでは、世界のトップにはなれないでしょうね(汗)
私も「大きなケガはしなかったのか、ケガで練習できない時はどうしてたのか」質問しましたが、「ケガはたびたびしたが、ナショナルチームはドクター・トレーナーがしっかりしている。ケガしていてもできる練習はあるので、練習は休まなかった」とこれも、さすがですなぁ…の答えでした。

午前中にグリップやショットの技術についての説明、自分なりの工夫・意識などの話もありましたが、もう一つ興味深い話が聞けました。
さすがに元シングルスチャンピオン、、、、続きを読む

2008年03月25日

インハイ裏話(その1)

バドミントンしにくい照明 2年前の2006(平成18)年に大阪でインターハイが行われました。その際にいくつかの競技は近隣の県での実施になりましたが、バドミントン競技も大阪ではなく奈良県で開催されました。
そのかわりと言うわけではないんでしょうが、来年2009(平成21)年の奈良インターハイではバドミントンを含む4競技が大阪府開催になりました。
来年8月のことだから、まだ1年半先のこと…なんてゆっくり構えていれない状況です。インターハイ=高校総体…なかなか日バの1種大会だけあって、近畿大会などとは比べようもないほど、お金も動くし、準備も大変。これからもたびたび、驚かされたことや不思議に思うことをグチ交じりで書き留めることになりそうです。
実際の準備は昨年の夏、2007年の夏くらいから始まりました。
まずは会場の選定です。インターハイでは男女で34面のコートを準備する必要があります(これはずーっと変わりなくこの方式です。これ以外に練習会場が55面必要ですが、大阪市内の高校などの体育館を使用させてもらうことになります)。
選手集合場所や観客席の数、交通アクセスなどが考慮され、次の4会場が内定されました。
府立体育会館の第1体育室(大相撲の大阪場所が開かれるところです)
同じく府立体育会館の第2体育室(地下にある小さな会場です)
浪速スポーツセンター(府立体育会館に隣接する体育館、施設内に通年のスケート場も営業)
住吉スポーツセンター(地下鉄御堂筋線あびこ駅から徒歩10分)
´↓は大阪の中心の難波、い脇馭箸ら地下鉄利用で約30分離れた大阪市内の南のはずれにあります。
先日、2月の16・17日の2日間、全国高体連の会場視察を受けました(使用する体育館がインターハイの会場として適したものかどうかというチェックです)。
もちろん視察に来られる先生方(2名)は宿泊となります。はたして2日間もかける必要があるんだろうかと初めは思っていましたが、いざ会場を回ると、さまざまな点にチェックが及び、質問や要望が次々と出されました(確かに1日では無理でした)。具体的には、、、、続きを読む

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2008年03月17日

テイクバックとラギングバック

バドミントン・ラギングバックまたまた、ずいぶんと日にちが空いてしまいました。書く内容はたまる一方なのですが、教員としての仕事や来年夏のインターハイに向けての準備でなかなか…。
インターハイについては、先日全国高体連の会場視察を受けましたので、ウラ話を次回書こうと思っています。
今回は以前書いた、日本バドミントン指導者連盟のコーチングキャンプに参加したときに強く意識した内容です。テイクバックは誰でも知っている言葉ですが、ラギングバックという言葉。知ってはいましたがテイクバックと並列で意識することはありませんでした。
どちらもラケット競技では必ず必要となるラケットを引く動作です。これまではバックスィングという考えしかしてなかったような気がします。(ネット前でのフェイントを効かせたロブなどで意識はしていましたが…)
「ラギングバック…洗濯物を干す前に両手で持って、シワがよらないように一瞬手首でパンとはらう動作。人の顔を平手打ちしようとするときに、テイクバックをとると相手はよけてしまうが、手をまっすぐあいてのほほのそばまで伸ばし一瞬でラギングバックを使うと、相手はよけられない」、、、、などと説明されるとなるほどと理解できました。
要するに、ひじ・肩・腰という大きな関節を引く動作をテイクバック、手首でラケットのみを引く動作をラギングバックというとらえ方です。
写真はコーチングキャンプの実技講習で中口直人氏に教えてもらったラギングバックを理解させるための方法です。。。。続きを読む

2008年01月16日

コーチング・キャンプ

バドミントン・骨と筋肉の構造 クリスマスの時期に大阪の舞洲(まいしま)体育館で行われた『全国小学生大会』の審判に2日間行って来ました。熱心な指導者・保護者の方が日本全国におられることを、目の当たりにし、負けてられないなぁ…などとエネルギーをもらってきました。このような指導者の方々のネットーワークが構築され、サッカーのように指導体制の一元化や指導方法の研究がすすめられ、プレーヤーにより良い環境作りが進められることが、バドミントンの発展につながるのだと思っています。オグシオ人気でバドミントンも以前よりはテレビのスポーツニュースで扱われるようになりましたが、まだまだマイナースポーツ(涙)、競技人口を見ればメジャースポーツなのですが…(また涙)
学校の体育の授業などで、誰でも一度はバドミントンというスポーツをしているはずですが、その面白さ・奥深さがもっと理解されればと思います。(インドネシアやマレーシアでは国技になるほどのスポーツなのですから、胸張ってバドミントンしてますと言いたいですよね)

日本バドミントン指導者連盟が発足して4年、日本のバドミントンの指導者のレベルアップにますますリーダーシップを発揮できる組織になることを願っています。指導者連盟が実施しているコーチング・キャンプは、毎年全国7・8カ所で土日の2日間の日程で行われている指導法の講習会です。全くバドミントンのことを知らないで参加するのは少々難しいですが、指導法について悩んでいたり、もっと選手にいい指導をしたいと考えておられる指導者にはかなり勉強になる内容だと思います。熱心な指導者の方は、遠方から1泊2日で参加されているようです。(宿泊の手配や夜の懇親会等も用意されています)

以前参加したときの内容を紹介します、、、、続きを読む

2008年01月04日

3つのテーマ

バドミントン・3種類のタッチ
「バドミントンの指導理論1 阿部一佳著」より


 以前から「練習にはテーマが必要」と、指導する部活で話してきました。私が練習を組み立てるときはもちろん大切にしてきましたが、部長が練習を考える場合にもどんなテーマが組み込まれているのか…不十分なときには修正したり、よりよい方法を指導しています。練習の考え方についてはこれまでにもブログにも書いてきました。
バドミントンがうまくなるには、「いかに打つか」「いかに動くか」「いかに戦うか」の3点から考えるのがいいと思います。
初心者の練習では「いかに打つか」という点に重点が置かれるかもしれませんが、初級レベル(基本が打てる)になれば、この3点を偏ることなく練習に組み込むことが重要なんだろうなぁと感じています。中高生では「いかに戦うか」の視点が弱いのかもしれません。相手の弱点など考えもせず、同じミスを繰り返して自滅してしまう選手を見ているとそう感じます。
もちろん、この3点は全く別物ではなく関連しており、基礎となる体力の向上の上に進歩があることは言うまでもありません。トレーニングも大切にしないといけません。
3つのテーマをさらに日々の練習に合わせて具体化してみると、、、、続きを読む

2007年11月21日

ショットの安定

バドミントン・身体の軸安定したショットを打つためには、身体が安定する必要があります。トッププレイヤーのシングルスのゲーム(特に女子選手)を見ていると、崩れた体勢でシャトルを打つことが少なく、何だか楽に打ち合っているようにさえ見えます。当然、体勢が崩れていないので、打ち終わったあとの戻りや次への備えもスムーズになるからそう見えるんだと思います。
初級レベルの選手が、ネット前に落とされる球を必死に取って、上半身が前へ倒れてしまったり、上半身が突っ込んでしまって利き足でない方の足が前へ出て止まるような打ち方をしてしまうことがよくあります。そうなると、おそらくショットのコントロールも安定しないばかりか、次への備えはできなくなってしまうはずです。また、後方のシャトルにも上半身が倒れてしまった打ち方をすると同様のことが言えます。
左の図はラウンド奥のシャトルを打つ体勢です。,肋緘梢箸呂修衒屬辰討い泙垢、しっかりと足を開いてバランスをとり軸が安定しています。このような体勢でシャトルを打つためには、もちろん打点を作るための多球練習が必要ですが、それと同時に背筋・腹筋・大腿筋を中心とした筋力、さらには柔軟性も重要です。
一方△蓮⊆瓦傾いてしまっています。この打ち方をした場合、体重が後方へ残り、動きが切れて前への戻りが遅れてしまいます。
バドミントン・苦しい体勢
身体の安定は、つきつめると身体の軸の安定ということなのだと思います。動きの早い選手でも、打つたびに軸がぐらつき、コントロールミスや戻り遅れたりするのを見かけます。
軸を安定させるためには…続きを読む

2007年11月02日

負けて強くなる(負けを力に換える)

badminton spirit強かった学年が受験のため6月で一線から退き、さらに学校の体育館での練習ができない苦しい状況で夏の大会を向かえました。夏の大会に向けての練習は、例年とは異なりトレーニングの割合を高めざるをえない状況、〜膿兇蠅任凌兇蠅汎阿の向上▲疋奪肇肇譟璽縫鵐阿覆匹任良匸浩のアップに重点を置きました。
1学期の期末考査後、15校ほどの高校にFAXで合同練習をお願いし、返事をいただいた10校ほどに行かせていただきました。行かせていただいた学校には大変お世話になりました。それ以外にも、市の体育館での個人練習(特定曜日に1回3時間300円)に自主連という形で出かけました。ほぼ毎日、学校外へ出ての練習で、交通費などかなり経済的な負担や、自分たちがやろうとする練習ができないという精神的なしんどさや、移動や慣れない練習場所での肉体的なしんどさもありました。しかし、この1ヵ月間の練習で、部員たちは、まず精神的な強さを身につけられたと思います。苦しい状況を言い訳にせず、できることを考えられた気がします(苦しい状況を言い訳にしないという点は大切な気がします)。
確かに例年のように、しっかりとシャトルを打てたわけではありません。技術面でのレベルアップは大きくなかったのは認めざるをえません。
そんな状況で迎えた夏の大会、結果は喜べるものではありませんでした。
男女とも近畿大会を目指すダブルスがありましたが、ともにあと一歩で負けてしまいました。また女子団体は3回戦で負けてしまい団体のシードを失ってしまう結果となりました。
女子団体は、3年生が抜けシード権を守れない可能性は感じていました。ただ部員たちは、そんなこと考えもせず、最後の1点までしっかりとプレーしている姿を見て、上の学年と比べている自分が何か小さく思えました。展開は、かろうじて第2複は取りましたが、第1複と第1単を取られて2−1の状況で、第2単・第3単が同時に開始。2試合とも勝たないと負けてしまう状況。どちらかのゲームで相手が勝利したら、もう一方の試合は打ち切りです。どちらのゲームも相手にリードされ苦しい展開でしたが、決して弱気にならず、最後まで粘ろうとする姿は目に焼きつきました。第3単の試合が先に決着がつき、第2単は打ち切りになりました。負けた選手は涙が止まりませんでした。精一杯頑張ったと思います。

この負けを次への力に換えれるように、、、、続きを読む

2007年07月16日

ピンチはチャンス

バドミントンDVD6月の初めに3年生が部活から抜けて新チームになりました。
女子部の新入部員は4人と少し寂しい状況です。昨年度は大阪府で4位のチームにさぞかし多くの新入部員が入ってくれるのでは…と期待していただけに、5月初旬はかなりやきもきした気持ちでした。中学時代バドミントン部だった生徒も多くいたのですが、練習がきついと思ったのか、技術的についていけないと思ったのか(よくわかりません)入部しませんでした。頑張ってうまくなりたいという気持ちさえあれば、レベルは気にしていなかったのですが…残念。初心者が入部しなかったのも残念。
そんな気持ちで部活を指導していた時に、入部してきた1年生の4人が頑張っている姿を見て、この子たちはやる気があるじゃないか、人数が少ないからと指導者が後向きな気持ちじゃいけない…気づかせてもらいました。
「やる気のない10人が入るより、やる気のある4人が入ってくれてうれしい、頑張ってうまくなろう」と部員の前で話しました。
人数が少ないということは、当然コートに入る時間は増えることになります。ピンチはチャンスです。
よく聞く話ですが…足をケガした選手が、ケガの期間にネットショットの練習に打ち込み、ケガが直ったときにはレベルアップしていたという話も、ピンチをチャンスに変えれることができたということ。何事もマイナス思考でいるよりプラス思考でいなければ…と思っています。

さらに、もうひとつ大ピンチ。
今年の7・8月の2ヵ月間、学校の体育館が改修工事のため全く使用不可。前代未聞、今までこんな状況を経験したことはありません。期末試験が終わった7月初旬〜8月お盆の夏の大会までの1ヵ月余りは、1年間の中で部員たちは一番レベルアップする時期です。学校の体育館種目の部活動で、市の体育館を7日ほど使用できることになりました。近隣のいくつかの高校へも何日か行かせてもらうことになると思います。ただ例年のような、毎日3〜4時間、自由に体育館が使える状況とはほど遠いことになると思います。
大ピンチです。何ができるだろうか?考えました。。。。続きを読む

legendofwinds at 12:52|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)勝手な話 

2007年06月05日

技術練習のもう一つの視点

バドミントン・ノックかつて自分が学生だった頃、バドミントンでは…
より高く
 より前で
 より強い打球」を打つと教えられ、その練習をしてきました。
初めの2つは打点の位置に関すること、最後は打つショットの種類です。
でも今は正しくないと感じています。確かに、初心者指導ではある程度意味のあることばのようですが、中級レベルからはもっと違う意識が必要だと感じています。

技術練習の最重要テーマは「ショットの正確さ」ということに間違いはありません。練習方法も「容易な形」から少しずつ「難度の高い形」へ工夫して、正確さをあげていきます。5本打って1本しか入らないショットは、ゲームでは使えません。なぜなら、ゲームでは5本のうちうまくいく1本よりミスショットである4本の方が出てしまうのが当たり前だから。
自分の使えるショットとまだまだ練習が必要なショットを意識して練習を心がけることが重要です。
男子の練習を見ていて感じること。自分の得意なスマッシュの練習はとてもよくやっています。でも、ドロップは全く使えないのに練習にも組み込まれていません。苦手なショットの練習をいつするんだと思わず聞いてしまいます。(苦手なショットは試合であまり使わないので、苦手であるということすら意識できていない場合もあります)
・得意なショットに磨きをかけること
・苦手なショットを意識する+克服するための練習をする
当たり前ですが、上の二つをどの時期にどれくらいの割合にするかも練習計画立案の要素だと思います。

今日書きたかった事は、技術練習のもう一つの視点、、、、続きを読む

2007年05月15日

先生、疲れました

バドミントン - livedoor Blog 共通テーマ
バドミントン・ハードな練習大阪の高校では、4月末からのGWを中心に6月前半にかけて「春の大会(インターハイ予選)」が行われています。GWを勝ち抜いた選手は中間考査をはさんで6月に大会が続きます。
先日、GW中の試合で負けてしまった3年生が挨拶にきました。「これからは受験勉強に専念します。これまでありがとうございました」という俗に言う「引退」の挨拶です。
「引退」という言葉を生徒たちはよく使います。あまり好きな言葉ではないので、意識して使わないようにしています。引退とは、プロ選手や世界のトップ選手が現役を退く時の言葉だと思っています。卒業しても部員にバドミントンを続けてほしい気持と、引退という言葉を使うほど頑張ってきたか?まだまだそれほどやってないよ…っと言う気持で私は使いません。

3年生が部活を退く時期は、学校によってさまざまです。現在の学校は、ほとんどの生徒が大学受験する高校であるため、多くの3年生は春の大会までで部活をやめてしまい、夏の大会を目指す部員はごく少数です。特に時期を決めているわけではなく、いつまで頑張るかは本人に任せています。
昨年も「部活が生活のリズムなので夏まで頑張らせて下さい」と言ってくる部員がいました。うれしい気持になりました。無理をしないよう自分のやれる範囲で頑張るように話しました。それと「頑張らせて下さい」じゃなく、「夏まで頑張ります」でいいよと話しました。
前任校では、就職する生徒も多く受験を意識することが少なかったので、当たり前のように3年生が「夏の大会」に出場していました。3年の春の大会で受験勉強というのは早い気がしましたが、その分、大学でバドミントンを続けてくれる部員が多くなりました。それもうれしいことです。

この時期になると思い出す話です…続きを読む

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2007年04月25日

1本1本には意味がある

バドミントン・ねらいのあるショット 高校の部活動を指導していますが、何年か前の話。それまでと、バドミントンのラリーを見る目が変わったときの話を書きます。

ゲーム練習を見ていてラリーが途切れた瞬間に、「なぜそのコースに打ったのか?」「なぜそのショットを打ったのか?」と部員に聞くことがよくあります。もっと違うコースや違うショットの方がよかったと思わないか?と考えさせたいので、ゲーム終了後でなくその場で聞くようにしています。
その質問に対して、即座に「こういうねらいで打ちました」と答えが返ってくることは少なく、打ってから「しまった(間違いだった)」と感じている場合全く考えないで相手コートへ返すだけの意味(目的)のないショットになってしまっている場合が多い気がします。(初心者のショットはほとんどそうだと思います。技術があってもねらいがないと意味のないショットを打ってしまいます

以前にも書きましたが、上級者のラリーの1本1本には意味があり、ねらいがあります。それはバドミントンが対人競技だからです。同じショットを打っても、相手の状態で意味あいが違ってきます。

上級者のゲームを、今のショットのねらいは…などと気にしながら見ていて、ちょっと分類してみました。(正式な分類でも何でもありません)
決めにいく球
攻撃を継続する球(決まらないが攻撃を続ける)
相手のレシーブ陣形をくずす球
つなぎ球(どちらも攻撃権をにぎっていない、イーブンの状態で打つ球)
立て直す球(攻撃権を渡してしまうが、自分たちの陣形を立て直す)
かわす球(相手の攻撃をかわして攻撃権を奪う)
しのぐ球(相手の攻撃に耐える)続きを読む

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2007年04月17日

くずす球(ダブルス)その2

バドミントン・中間を狙う1 ラケットの性能アップとともに攻撃力が増し、さらにそれがレシーブ方法や戦法の変化を生む。
私が学生の頃(二十数年前)と比べるとバドミントンは大きく変化しています。
攻撃力のある選手のスマッシュでも、コート奥からで、相手がしっかりとレシーブ態勢を取っている場合にはほとんど決まらないと言えます。それどころか、やみくもに攻撃して、かえって相手の戦法にはめられるということもよくあります。
攻撃の局面でも、決めにいくことばかりでなく、攻撃権をわたさないこと+相手のレシーブ態勢をくずすことを意識する必要があります。

くずす球を使うことで、レシーブ陣形の相手のレシーブ態勢を遅れさせたり甘い返球を出させる。結果、その後の「決めるショット」へつなげてることがねらいです。

「くずす」ショットの基本は、、、、続きを読む

2007年03月30日

くずす球(ダブルス)その1

バドミントン・ハーフ球前回に続いて、ダブルスの戦法についてです。
バドミントンは言うまでもなく対人競技。同じようなショットを打っても、時には相手を追いつめるが、時には相手に攻撃権を渡してしまう甘い球になってしまいます。
ダブルスでクリヤーやロビングを打つときに、両サイド奥のコーナーへ打つことが必ずしも良いとは限りません。相手の陣形によっては、コート中央の奥に打つことで、相手がくずれたり、十分な体勢からの攻撃を回避できることも多いと思います。
今回のテーマは、ダブルスで「攻撃してくる相手をくずす」ショットについてです。
「くずす」目的は、十分な体勢から攻撃をさせないことです。簡単に言うと、攻撃しにくい返球をするということ。また、うまくいけば攻撃権を奪うことにつながります。
左の写真は、相手がトップ&バックの攻撃陣形になり、上がってくる返球に備えています。このような時、ネット前(白●)の位置でシャトルを下から打たされる場面で、どのような返球が考えられるでしょうか。(前衛がいるのでネットへの返球は難しい状況です。)続きを読む

2007年03月16日

「決めにいくバドミントン」を卒業

バドミントン・ダブルス戦法またまた期間があいてしまいました。ダブルスの戦法についてです。
大阪の高校生の大会では個人戦は1部・2部とうい区分に分けられています。
1部=上級の部で、インターハイや近畿大会につながります。毎回、シングルス・ダブルスともに概ね30人(組)程度の出場者です。
もう一方の2部は一般の部ということになり、ダブルス約500組・シングルス約1000人のエントリーがあります。優勝するまでには3日間勝ち続ける必要があります。
現在、私が指導しているチームに公立高校では上級レベルのダブルスが1組あり、先日行われた冬の大会でも1部で2勝しベスト8の成績でした。このペアを指導していて、これまで気づいたり・考えたりしなかったことを勉強させてもらっています。
大阪の大会の1部で勝ち進むためには「決めにいくバドミントン」のレベル(攻撃力だけ)では無理だと思います。
これまでも1部に出る選手を指導してきましたが、1部で勝つということは技術レベルの向上だけでは難しいと感じていました。1部では、攻撃力があるだけでは、1回戦は勝てても2回戦は勝てない。2回戦を勝ち抜くには、攻撃力+頭を使った戦法が必要になってきます(もちろん頭を使った戦法をするためには、当然、レシーブなどの技術が必要です)
相手の逆をつくだけでなく、返球のコースを予想する「読み」も必要になります。
相手からこういう返球をさせたいからこのショットを打つ、というふうにラリーの先を読む)
何手先まで読めるか・・・(詰め将棋みたい)続きを読む

2007年02月07日

プレ・ローディング(前負荷)

バドミントン・膝角度135° 動きの技術であり、前回のブログに質問をもらっていますが、あまり理解できているわけではありません。ただ、それを意識するすることで、動き出しが良くなることは確かに感じます。
もう10年以上前から、練習中に身体の前面に来るシャトルに対して「ぱっ−左−右」と声をかけ、リズムよく動くことを動きの練習としてくり返して行ってきました。そのかけ声があまりに口癖のようになってたので、部員は僕の顔を見るたびに「ぱっ−左−右」と声をかけてくるぐらい…(~_~;)
この「ぱっ」という瞬間、動き出すための準備がなされる。この瞬間に重要なポイントがあります。特にシングルスでは、この瞬間を相手が打つのと、いかにタイミングを合わせられるか?それを部員に意識させてきた気がします。
相手のショットに対して
,いにタイミングよく動き出せるか、
いかに早く動き出せるか
いかに素早いフットワークができるか、
いいに安定したフォームでシャトルを打てるか、
いかに素早くリカバリー(戻る)できるか

前回のブログで、上の中ではそれほど重要ではないのかもしれないと感じてきたことを書きました。。。続きを読む

2007年01月30日

動きのスピードはそれほど重要ではない

バドミントン・タイミングをとるバドミントン(特にシングルス)において、動きのスピードはそれほど重要とは思わなくなった」…1年以上前、日本バドミントン指導者連盟の発足記念講演の中での、ボ・オモセガード氏(デンマーク)の言葉です。聞いた時には、どういう意味だろう?と、理解に困りました。
練習を考える際に、技術・スタミナ・スピードの3本柱を意識してきたので、その中の1つスピードが重要ではないとは…
確かに、トップ選手のプレーを見ていると打ち終わった後のフットワークはそれほどスピードある動きには見えません。全力でホームポジション(HP)に戻っている訳ではありません。
これまでは、打ち終わったら素早くHPへ戻るが、HPへ戻りきれない状況であった場合は、相手が打つのにタイミングを取ることを優先せよという指導を部員にしてきました。(相手が打つときにHPへの動きが続いていると、同じ所へ返球された場合、逆をつかれてしまいます)
つまり、相手のショットにタイミングを合わせることが最重要、次にHPへの素早い戻り(フットワークのスピード)が重要だと考えていました。
しかしながら、オモセガード氏の言う「動きのスピードはそれほど重要ではない」とは?ピンとこないままでいたのですが、昨年末の近畿大会や先日から始まった公式戦(冬の大会)のシングルスを見ていて、、、続きを読む

2007年01月20日

いろんなこと考えるんだなぁ…

バドミントン・大会前の練習時間 12月25日〜27日の3日間、滋賀県大津で団体戦の近畿大会が行われました。近畿6府県から各4校ずつ出場し、トーナメントではなく予選リーグ〜順位決定戦と、3日間で5試合させてもらえて、私も部員も多くのことを得ることができたと思います。
初日の懇親会で、比叡山高校の藤上先生から面白い話を聞けました。藤上良行先生は、高校バドミントン界でその業績はあまりにも大きく、日本リーグで活躍する選手も多く育ててこられました。物静かな話し方でしたが、ほんとにこの先生は、疲れたり・休んだりしないのかな…と感じるほど、ずっとバドミントンのこと考えている印象でした。
聞けた話しは、さまざまな大会に出場し、全国各地へ行かれた藤上先生の経験からの話で、何となく気づいていたけど、特にそれを意識して、試合したり練習したりしたことはなかったことでした。続きを読む

2007年01月12日

練習ノート(1月5日)

バドミントン・ノック練習遅くなりましたが、新年、あけましておめでとうございます。今年も勉強の一年にしたいと思っています。

「身体が重たいなぁ。動きが悪すぎる」…1月5日(正月明け練習再開2日目)の練習の初め、女子部が約30分かけてやっていた「基礎打ち〜フットワーク」を見ていて感じた印象です。
大阪の公立高校では12月29日〜1月3日までは登校禁止となるため、その期間はたいていの場合、練習が休みとなります。今年も1月4日から練習を再開し、目前の公式戦(13日からの新人戦)へ少しずつ練習の質を上げていかなければ…と思っていたところでした。前日は休み明けという事もあり、しっかり身体を動かす練習をしているはずでしたが、この日もまだまだ動けてない状況でした。
部長は「ダブルスの攻撃練習」をその日の練習テーマに考えていたようでした。この動けてない状況のまま練習に入っても効果は薄そうに感じたので、集合をかけ、シャトルにではなく身体の動きに意識を持って練習することを指示しました。続きを読む

2006年12月19日

新ルール体感

バドミントン・日本リーグ 2009年度のインターハイ・バドミントン競技が大阪府で行うことに決まり、今後さまざまな準備が必要になってきそうです。インターハイを行うには練習会場を含めて72面のコートを用意する必要があるそうで、試合会場も何会場かに分かれます。また試合会場それぞれには1級の審判資格を持つ会場責任者が必要です。大阪の高体連常任委員としてバドミントンにたずさわって来ましたが、3級の審判資格しか持っていない私は、今年中に2級を取り2009年までに1級を取る必要がでてきました。とりあえず、2級の講習と筆記テストを終え、10月29日に日本リーグの開幕戦(大阪府・守口市民体育館)が実技テストでした。これまでも、日本リーグの試合で陣内貴美子、宮村愛子などなど注目をあびた選手の試合を主審したことはありましたが、今回は資格テスト、さらに新ルール。。。。どうにかなるか、ならんかという感じ。
新ルールでの試合を研究しようと思っていましたが、それどころではなく、精神的に消耗した1日でした。ほんとは、もっとショットの種類やコースなどで以前との違いを見たかったのですが…(残念)

バドミントン・トス用コイン左の写真は、主審をしたときに渡された選手のトス用のコインです。裏面に主審記念と書いてあるので、主審をしたらもらえるようです(以前はなかったです)。続きを読む

legendofwinds at 09:58|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)勝手な話 

2006年11月15日

引いて待つ(その2)

バドミントン・ダブルス引いて待つ(前回の続きです)
前回の図,里茲Δ縫疋薀ぅ屬任離螢拭璽鵑できたとき、レシーブした選手Aは前へ詰めるのではなく、引いて(後衛となって)、相手選手Cの返球に備えます。またパートナーの選手Bは前衛へ入り、ネット前への返球に備えます(図)。
この形の方が、「後衛はシャトルの延長線上にポジションを取る」というセオリーにスムーズに移行できます。
この陣形だと、図の●1だけでなく斜線部分への返球も選手Bが取る形になります。また、●2への返球に対しては選手Aがよい形で攻撃をしかけられます。つまり、選手A・Bの分担区域は、図い里茲Δ砲覆襪鵑世隼廚い泙(いわゆるトップ&バック、しかも裏をかかれにくい形)。
ただし、選手Bが前衛の意識が薄いと、●3への返球に対して追いかけてしまうので、裏をかかれる形になってしまいます。●3へのシャトルを、選手Aが移動して攻撃的なショットを打てるよう練習する必要があります。
この戦術(戦法)は、ダブルスの陣形の裏をかかれてミスや甘い返球をしないためのひとつで、中級レベルのものだろうと思います。上級者でどれほど通用するのかは、もう少しトップレベルの試合を見てみようと思っています。たぶん上級者は状況に応じて図◆図N省の動きを使い分けている気がします。
バドミントンは、どんな陣形で、どこへどんなショットを打つのも自由です。でも戦術を身につけることはプレーに余裕を生み、一手先・ニ手先を読めることにつながるように思えます。

2006年11月11日

引いて待つ

バドミントン・ドライブで返球 近畿6府県では、5年に1度団体戦の近畿大会が行われます。各府県から4校が選ばれて実施されますが、その大阪府予選が、夏の大会の団体戦上位校を集めて先日行われました。大阪では夏の大会まで、サーブ権方式の試合だったので、ラリーポイント制で行う初めての試合ということになります。夏の大会以後、ラリーポイント制への対策を考えて練習の内容を工夫していました(と言うほどたいしたことしてないです)が、少しだけ結果を出せたような気がします。やはり、中心に考えたのは「いかにミスを減らすか」と「いかに相手にミスさせるか」
サービスやサービスリターンの練習とともに、甘い球を出さないこと(どういう場面で甘い球を打ってしまうか)も意識しました。
 予選の2週間ほど前に、豊中市バドミントン連盟強化練習会の指導者・虻川さんに、いくつか指導を受けました。今回の話も、今までの考えを変えさせられるような内容です。ダブルスについての戦術です。
まず一つは、ミスを減らすために、崩れた態勢からの無理なスマッシュは避け、ドロップでしつこく攻撃をつなぐ。そのためにドロップのコースを工夫して、相手のミスをさそう。(これは試合までの限られた日数でできることという指導で、本来は態勢がくずれないように攻撃力を高める練習をすべきです。ドロップのコースはまた別の機会に書きます)
もう一つが、これまでの私の指導とは違う内容でした。続きを読む

2006年10月27日

一生懸命まじめに…じゃダメ

バドミントンは頭を使う市民大会がありました。高校の部活なので、いつもは高校生との試合ばかりですが、大人との試合は高校生にとってよい経験になります。いつもと勝手が違うといったところでしょうか。
市民大会で感じたことに、高校から始めた2年生部員が、伸び悩んでいるなぁということ。練習は一生懸命・まじめに取り組んでいます。でも大人と試合すると、ミスを連発したり、練習の成果が出せないで、簡単に負けてしまいます。精神的な要素(大人には勝てないかも)もあるかもしれませんが、なぜそうなるのか考えさせられました。
市民大会に出てきている大人は、高校の部活のように毎日練習しているわけではありません。大人になってからバドミントンを始めた人も多くいます。なぜ、1年半も毎日練習している2年生部員が勝てないのか。
ここで、今回のタイトルです。。。。続きを読む

2006年10月17日

重いスマッシュ

バドミントン・重いスマッシュ生まれながらの阪神ファンでありながら、子供の頃は毎週欠かさずアニメ「巨人の星」を見ていました。主人公・星飛雄馬(ほしひゅうま)が投球したところで、次回に続くという設定に、いつもやきもきしたのを覚えています。いわゆるスポコンマンガのさきがけでした。主人公の星飛雄馬は、大リーグボールという魔球を何種類も発明しますが、それは彼が致命的な欠点を持っていたがゆえに生み出したものでした。彼の欠点とは、投げる球が「軽い」(打たれると遠くまで飛ばされる)というものでした。
バドミントンのスマッシュにも、スピードが速い遅いとは別に、楽にはじき返せる「軽いスマッシュ」と、ラケットにずっしりくる「重いスマッシュ」があると思います。(単に振り遅れて食い込まれた打点でとらえた場合に、ずっしりくることを意味しているのではありません)。少し前までは、重いスマッシュといえば男子選手の専売特許のようなものでしたが、今では女子選手でも打てないと勝てません。
違いは言うまでもなく、しっかり身体を入れて打つか、手首だけで打つか、の違いです。
身体のタメを使って打つためには、、、、続きを読む

2006年09月26日

次世代ラケット

バドミントン・ラケットバドミントンがラリーポイントに変わり、部活でもラリーポイントの練習に切り替えました。慣れるのになかなか時間がかかるかもしれません。まだ慣れていない状況ですが、プレースタイルが変わるようにも思えるし、何に重点をおいて練習するかも考え直す必要があるのかなぁと感じています。これまでも、セティングの点数がかわったりはしましたが、間違いなく、私がバドミントンと出会って以来の最大の変化です。
今回はバドミントンのラケットの変化について。ラケットって気をつけて見ていると、ほんとに細かな部分が、次々変わっていることに気づかされます。その昔、バドミントンのラケットの値段には、新製品の開発費がすごく含まれていることを教えてもらいました。ほんとならもっと安いはずです。高反発のシャフトの素材をバドミントンラケットで開発し、同じ会社がそれをゴルフクラブのシャフトにも採用する。(バドミントンする人はゴルフクラブの開発費も出しているのか、などと腹立たしく思った記憶があります。グチってしまいました)
話を戻します。以前にもラケットの性能が向上して、プレーが変化したということを書きましたが、ラケットに注意してみると、プレースタイルがラケットを変化させた部分もあるようです。続きを読む

2006年09月20日

あなどれない「素振り」

パワーアップの素振りバドミントンの練習の中で、「素振り」がどれくらいの重要度を占めているでしょうか?
素振りなんて初心者がする練習。と、あなどるなかれ。
確かに、シャトルを打つイメージを持たず、ただ単に回数だけ振っているようでは練習と呼べないし、時間のムダだと思います。「意識のある素振り」がどれほどできるか。これも上達への重要な要素です。そう「意識のある」がキーワード。
以前、京都での指導者講習に参加した際に、京都府指導委員長の山本氏も、素振りを軽視している日本のバドミントン界の現状は危機的だと話されていました。野球・剣道・テニス…どの競技と比べてもバドミントンは素振りをしなくなってきているのかもしれません。(私はしませんがゴルフもそうかもしれませんね)
どうしても、シャトルを打つことが練習と思いがちで、素振りを軽く考えてしまう傾向。しかし、考えれば考えるほど「素振り」は大切に思えてきます。(これまで、素振りについてあまり深く考えてこなかったのかもしれません)続きを読む

2006年09月02日

シンスプリント

アーチのテーピング 8月9日〜20日まで行われた夏の大会が終わり、クラブは1週間の休みを取りました。痛んでる者は回復期間に、そうでない者も精神的・肉体的にリフレッシュすることが目的です。7月初めからの1ヵ月間、合宿や練習試合などで大会に向けた練習が続いたので、やはり休みも必要だと感じます(私も休みました)。
練習がきつくなると痛む部員が出てしまいます。これまでにも女子部員の複数が、足首からすねにかけての内側に痛みが出る「シンスプリント」になることがありましたが、夏前頃から女子部の部長がこの症状になりました。(男子部員では見られなかったと思います)
症状が軽いうちは、練習中痛みを感じないが、練習が終わってから出るようです。しかし、その状態で練習を続け、ひどくなってしまうと練習中にも痛みが出て、練習が続けられなくなることもありました。(写真のような形でストレッチしていました)
週に2・3度、整骨院でマッサージ治療を受け、アイシング・ストレッチ方法などを教えてもらってましたが、練習を続ける中では改善はみられず、調子を見ながら無理をしないようにしていました。。。続きを読む

2006年08月14日

合宿練習

バドミントン・合宿またまた長い間書けませんでした。昨年もこの時期、1ヶ月くらい書けなかったようです。今まさに夏の公式戦真っ最中(今年は8/9〜20のほぼ連日です(^^;)
7月上旬の期末テストを終えて約1ヶ月、部員たちはこの大会を目標に、暑さと戦いながら、汗まみれになって練習してきました。
校内での2部練習(バスケやバレー部が合宿や試合で体育館が終日使える日)
合宿練習(3泊4日)
短期間に集中した練習試合
いずれも、学校の授業がないこの時期だから行えることです。(そんなこんなでブログ書けませんでした。言い訳です)
今回は、その中の合宿練習について書きます。学校では他の部活があり練習時間が限られるため、校外で体育館が十分に使える場所で実施しています。私が教師になって約20年、毎年7月末〜8月初めの時期に3泊又は4泊で実施してきました。その内容は、初めの頃から考えると大きく変化してきました。(もちろん、部員の技術レベルや意識の高さによっても、やり方はかわります。有力私学ではないので、強い選手ばかりが集まるわけではありません)
この数年は、私は次のような点を大切にしています。。。続きを読む

2006年07月10日

ユ−バー杯・トマス杯から考える(その2)

トマス杯・バドミントン2前回に続いて、新スコアリングシステムで行われたト杯・ユ杯について、京都府バドミントン協会指導委員長の山本秀樹氏から伺った興味深い分析から、技術面の変化についての内容です。
今後のバドミントンの指導について、何らかのヒントを見つけられればと思っています。

日本選手の課題と世界のトップ選手(特に、中国・インドネシア選手)の技術について
世界のトップ選手のグリップがゆるかった
70%の力のショットが多く、フルショットは5本に1本程度
無理に決めにかからない。シングルスでもカット・ドライブが増加した。
相手の強打をやわらかく返す技術がレベルアップしていた。 
日本選手は、グリップ・手首が硬い=強打が多い
アンダークリアー・ロブに差があった
日本選手は手先だけで打ってしまう。相手に飛びつかれる返球が目立った。
トッププレーヤーはひじから先でしっかり高く奥へ返球し、相手選手がコート外へ出て打たないといけないエリアまで追い込んでいる。
ネットショットの技術に差があった
ネットショットのミスの数と相手からのスピンのかかったネットショットの返球も甘くなってしまうことがあった。ネット技術への不安から低いロブなどで奥へ返球したシャトルは通用せず、飛びつかれてしまうラリーもあった。
フットワークではクロスステップが減り、サイドステップが増加した
太腿部(ハムストリングスと内転筋)の強化が必要
肩のラインが水平で安定したフォーム
打つ前のタメの時も打球後も肩の上下動がない。次の動きにロスなく入れる。
ひざ…長身の選手ではX脚を利用した蹴り出しも見られた
ただし、中高生はひざを痛めそうなのですぐに導入できる技術ではないかも
などなど、、、続きを読む

2006年07月03日

ユーバー杯・トマス杯から考える(その1)

トマス杯・バドミントンユーバー杯・トマス杯。残念ながら会場へ行って見ることはできませんでした。日本で行われている国際大会なのに、深夜のNHKでしか放映されないのも寂しい気持です。終わってみて改めて思うこと、やっぱり中国の強さ。日本選手があと一歩力が足りない状況。。。
でも、それ以上に今大会は、新ルール(ラリーポイント制)での大会として興味がありました。テレビで見る限り、ゲームの進行はスムーズでしたが、淡々とした(白熱しない)ゲーム展開のようにも感じました(会場へ行ってないので、その雰囲気はわからないですが)
先日、京都府の指導者研修会に参加させていただいた際に、京都府バドミントン協会指導委員長の山本秀樹氏(B-way)から、とても参考になる分析・今後の課題のお話を伺えました。要約して残しておきます。

「新ルールとト杯・ユ杯をふり返って」
ゲーム時間 平均30〜40分 ファイナルで長引いても60分
 ファイナルになる可能性は、これまでの1.4から1.5倍
(シャトルの使用量は、これまでの2〜3割減)
新ルールでのラリー数 平均25回(約25秒)
 サーブ権方式のラリー数 平均20回(約20秒)
ラリー数の増加は、慎重なラリーが増加したことと、無理な攻撃が減少したこと(これは僕もゲームを見て感じていました)
ゲーム中のヤマ
・これまでは、いかに12点取るか、相手に取らせないかの攻防に大きなウエイトがあった。
・新ルールでは、3点以上の点差は追いつきにくくなる。特に、後半3点以上の差は苦しい、15点の段階でかなり逆転は難しくなり、18点を過ぎるとほぼ逆転できない。
・人間が集中できる3分間(連続3〜4本)を、試合のどこに持っていくか?
・相手サーブ時には、取りあえず集中(攻撃から始められるラリーを落とさないことと、連続失点を防ぐ

今後の練習について、、、続きを読む

2006年06月24日

たかが靴ひも、されど・・・

バドミントンシューズこのブログを読んでくれている方から、技術的な部分の説明が専門的でわかりづらいとご意見をいただきました。技術的な内容を言葉で説明するというのは難しいなぁと改めて感じています。ただ、このブログを始めた大きな目的は、バドミントンにかかわる中で感じたこと・考えたこと・知ったこと・教えられたことの整理であり、あまり解説的に書いていないことは許して下さい。
先日、縁あって元トリッキーパンダースで日本リーグにも出場されていた岡野史裕さん(今は仕事の関係でバドミントンは続けていないそうです)が、学校の練習を見に来てくれました。全く実績もない公立高校のバドミントン部の練習を見てもらえるなんて、ありがたい話です。部員たちが練習している様子を見ていて、いろんなアドバイスをもらえました。その日の練習後半、ゲーム練習をしている男子部員に、岡野さんから10分以上も厳しい口調の注意がありました。後から男子の部長にどのような注意を受けたのかを聞きました。練習に取り組む姿勢についての注意でした。練習の前半でやっていたことが、ゲームに生かされていない。ミスをしても悔しがる感じに見えない。気迫が足りない。などなど。男子部員はまじめに練習に取り組んでいますが、これまで、大会でなかなか勝てない状況。岡野さんから注意された内容は、私も感じていたところでしたが、岡野さんは少し練習を見ただけで感じ取ったようです。続きを読む

2006年06月14日

全員に宿題「レシーブ」

バドミントン・レシーブ課題練習時や試合後などに、身につけないといけない技術・体力(運動能力)・精神面などについて、できるだけ話をしたり・考えさせたりさせようと思っています。もちろんそれは、各部員一人一人で異なる内容になる場合が多いのですが、春休み(3ヵ月前)部員全員に、スマッシュレシーブについての技術を各自で意識して身につけるようにと話したことがありました。(忘れていたのですが、指導ノートに記録していたので思い出しました(^_^;)
具体的には、次の2つの技術を身につけることを部員全員に要求しました。
バックハンドレシーブで、
フォア側にきたシャトルのレシーブ(写真上部)
 ラケット面を作れること。右ヒジを上げる際に肩まで動くと身体の軸が傾くので注意すること。などなど
バック側にそれたシャトルに左足を出せること(写真下部)
 右足は出せても左足が出ない部員が多く、瞬間的に右足で床を蹴るステップの練習をして、自然(無意識)に左足を出せるようになること。などなど

先日、部員が練習しているときにできるようになっているか注意して見ていましたが、、、、続きを読む

2006年06月09日

レシーブの技術

バドミントン・スマッシュレシーブ 前回、レシーブの二等辺三角形について書きましたが、今回はそのレシーブの技術について。
以前、インカレを見に行って強く感じたことに、男子ダブルスのレベルが高校生と大学生とではかなり大きな力の差があるということです。インターハイで上位に入るダブルスでも、大学生でそこそこのレベルには全く歯が立たないように感じます。インターハイ上位ペアくらいになれば、大学1年でも相当通用すると考えていたんですが、そうでもなさそうです。当たり前なのかもしれませんが、やはりシャトルへの反応やラケットワークという技術レベルに格段の違いを感じました。
ダブルスでは攻撃力が必要なのは当然ですが、相手からの攻撃的なショットをいかに処理するか。。。レシーブについて最近いろいろ考えさせられます。続きを読む

2006年05月30日

ダブルスの戦法の変化

バドミントン・守りの二等辺三角形いつ頃から言われるようになったのだろうか…「守りの二等辺三角形
私が学生でバドミントンをしていたときには、左図のようなレシーブ陣形は、実際に試合中に意識したことはなかったし、おそらく、二等辺三角形という言葉も聞いたことなかったと思う。(20年前の阿部一佳先生の「基本レッスン・バドミントン」にも出てこない)
また、記憶をたどると、確か7・8年前のインターハイの女子ダブルスなどは、スマッシュ10本打つ中で8本まではセンター攻撃だったと思う。
学生でバドミントンを始めて以来、ダブルスの究極の攻撃(目指す形)は、「後衛が相手のセンターへアタックし、甘くなった返球を前衛が決める」と理解し、指導者になってからも部員にそう指導してきた。
しかしながら、左図のような守りの二等辺三角形は、今ではどの指導本にも書かれているし、実際の試合でも多用される。これは、ダブルスの戦法が変化したことを意味している。現在のダブルスは戦法が多様化しており、センター攻撃だけでなく、
2人で1人を攻める戦法」の割合が高まっている。

(左図で攻撃側がストレートのライン際にアタック
 →Aの返球はストレートになる場合が多くなる
 →前衛が反応し決めに行くという戦法)
この攻撃とセンター攻撃の両方に備えられる形として「守りの二等辺三角形」が多用されるようになったんだと思う。注意点として、、、続きを読む

2006年05月22日

2つの気持ち

バドミントン・氷山と火山 先日、テレビを見ていたときに、あるスポーツの指導者が口にされていた言葉。
練習は試合のごとく
 試合は練習のごとく

聞いたときには、いつも部員に話していることと同じ意味の言葉だなぁと感じただけでしたが、何日たっても頭に残っている。普段の練習から試合を意識し(練習のための練習にならない)、また試合では普段の練習の成果を出せるような心の持ち方をせよという意味の言葉です。
さらに、その言葉を聞いて思い出したのが、教師になって初めて赴任した高校の剣道部員が、竹刀(しない)を入れる袋に書いていた「平常心儘道也」という6文字。(読み方は忘れてしまいました。平常の心がそのまま道となる)
ともに、練習でも試合でも(あるいはそれ以外の普段の生活でも)自分の心をコントロールすることの大切さを言っているものだと思います。自己を失わず、自分の心をコントロールできる冷静な判断力は、思いがけない状況や苦しい状況に活路を見出すきっかけになり、前向きな気持ちに切り換えられる重要な要素です。
しかしながら、、、続きを読む

legendofwinds at 00:00|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)メンタル 

2006年05月14日

ヘアピンはひざで入れる

バドミントン・ヘアピン長くバドミントンにかかわっていると、バドミントンに関して、技術面・戦術面などでいろいろな「言い回し」を耳にします。野球でも「ピンチの後にチャンスあり」とか「ファーボールの後の初球を狙え」とかよく言いますよね。
今回のタイトルの言葉も、学生の頃、確か先輩から教えられた気がしますが、その時には意味もわからなかった言葉。でも、今は部員たちへの指導に普通に使っています。(今は、その意味がわかったから使える言葉です)
他にも、、、、
スマッシュは手首で打つ」(大振りにならない)
スマッシュは腰で打つ」(手打ちにならない)
ひざでタイミングを取る」(相手に合わせて動きの準備をする)
ヘアピンはラケットの裏面を見る」(身体の安定・高い打点)
負けた試合は、勝った試合の何倍ものことを教えてくれる
クロスに攻めて、ストレートに張る」(シングルスの戦法)などなど
いろいろありますよね。また思いつけば書きます。面白いのがあれば教えて下さい。続きを読む

legendofwinds at 23:48|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)勝手な話 

2006年05月10日

新スコアリングシステムへ

バドミントン・大会毎年GWの連休は、大阪では春の大会(インターハイ予選)が行われています。今年も5月3日〜7日にかけての5日間を試合会場(体育館)ですごすことになりました。自分の学校が頑張ってくれると疲れも感じないのですが、実力を出せずに悔しい負け方などをすると、どっと疲れを感じます。これまで、団体戦(学校対抗戦)で力を出し切れず悔しい思いをしてきたのが、やっと目指していたベスト8を勝ち取り、シングルスの個人戦でも「追いついてのセティング勝ち」や「相手にセットポイントを握られてからの逆転勝ち」「実力が上の選手に対しても粘り勝ち」など多くの試合で、精神的な粘り強さを見せてもらいました。見ていて感動してしまうことも。。。
話は変わりますが、同じく連休中に「新スコアリングシステム」で行われていたユーバー杯・トマス杯。NHKの深夜に放映されていたので録画して見ました。(国対抗の世界大会が日本国内で行われているのに、テレビでの扱いがプロ野球・メジャーの日本人選手情報・ゴルフ・格闘技などより少ないことに、あらためて日本でのバドミントンの扱いを実感させられてしまいました。そういう意味でも女子日本チーム頑張ってほしかった)
見た印象は、、、続きを読む

legendofwinds at 21:16|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)勝手な話 

2006年04月26日

「来た」と「来い」の違い

バドミントン・ダブルスレシーブパートナーが打っている時に、自分はどうすればよいか考えること
相手が打つシャトルは、すべて自分のところへ来ると思って用意すること
ダブルスで口癖のように部員にしてるアドバイスですが、考えてみると、ラリーに集中させ、次への準備をさせる目的で言っていることばです。
ダブルスは攻撃権の奪い合い、一瞬の反応の遅れがラリーの勝敗を左右することも多いし、相手の攻撃を「受け」にまわると、なかなか攻撃権を奪うことは難しいように感じます。
自分が経験から意識してきたのは、ラリー中にどうしてもロビングやハイクリヤーで返球しなければならないシーンで、「攻撃的に守ろう」「一発だけ打たしたる(でもニ発目を打たさないようなレシーブをする)」という気持ちでした。
今日、部活の練習で、男子部員がゲーム練習をしていたときに、、、、続きを読む

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2006年04月22日

どこへ打っても…

バドミントン・メンタルダブルスの試合では、不利な状況のとき・流れの悪いときには、パートナーとのやりとりで、気持ちを切りかえていけることが多いようですが、シングルスの試合では、やはり選手のメンタル面が、そのまま試合に出るような気がします。大会に出ると、普段の練習どおりにできない選手(「本番に弱い」などとも言いますね)がいます。
私も学生の頃は、シングルスで試合に出る機会が少なく、たまに出させてもらっても、試合中に「どこへ打っても返される(決まらない)」という気持ちによくなったのを覚えています。おそらくこの気持ちは、誰もが経験したことがあるでしょうし、相手との力の差を感じてしまったときなどに、そういう気持ちになるんだと思います。
どこへ打っても返されると感じながら試合をした場合、ほとんど納得できる試合にはならないでしょう。このような気持ちは、弱気・マイナス思考ですが、動きやショットの正確さにも影響を与えてしまい、練習でできていることまでできなくなったりします。
いかにして試合中に、前向きな気持ち・プラス思考へ気持ちを切りかえられるかがカギです。そこで「自分を励ます言葉」や「感謝の気持ち」が、弱気になっている自分の背中を押してくれるはずです。
「どこへ打っても返される」と感じたときは…続きを読む

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2006年04月18日

3つ目のフェイント

バドミントン・フェイント新年度の忙しさにまぎれ、なかなか書くことができませんでした。春休み中に京都まで練習試合に行き、全国大会の常連校とゲームをさせていただく機会に恵まれたときの話。こちらは、大阪の2部で何とか上位に入れる部員(3人)でしたが、結局いっぱい負けて帰ることになりました(当たり前の話です。行く前に連れて行った部員たちに、今日はいっぱい負けて、そこから課題を見つけようと話していました。)
ダブルスでは、ラリーにはなるのですが、勝負どころで点数が取れず、流れを持って行かれる展開ばかり。ショットの正確さが不十分だという事を認識させられました。
一方、シングルスではさらに力の差を見せつけられました。
印象に残ったのが、フェイントプレーです。
フェイントと言われると、
第1に、コート奥から(クリアーと見せかけたドロップ、スマッシュと見せかけたクロスカットなど)のショットがあります。
第2には、ネット前ヘアピンと見せかけたロビング、プッシュと見せかけたヘアピンなど)のショットもあります。
でも、苦しめられたのは3つ目のフェイント(写真にあるショートサービスラインあたりからのアンダーハンドでのショット)でした。続きを読む

2006年04月03日

練習内容・目的の理解

バドミントン・練習ボード数年前まで、「部長にはチームの1番手を選ばない方がよい」という考えでした。理由は「部長になれば部全体のことを考えなければならないので、どうしても自分の練習に全力をそそげないだろう」と考えていたからです。
ところが現在の高校では、1番手を部長に選ばないと仕方ないような状況が数年続きました。正直言って、部長をしながら、1番手としての自分の練習もできるのか?と心配しました。また、前回も書きましたが、本校では練習計画や練習メニューは部長が考えています。(基本的な考え方などは説明しますが、私は部長が立てた練習の補助・アドバイザー的な役割です)
このような状況の中で、意外にも(私が意外に思っただけですが)、部長が一番上達するのです。なぜそうなるのか考えてみると、当然、部長になるという「意識の高さ」はあると思いますが、それだけでなく、日々の練習を考える中で、その日の練習の目的をまず把握できているからにほかなりません。
その日の練習のテーマ・目的・注意点などを理解できて練習するのと、そうでないのとは、その練習効果は大きく違うと思います。同じ練習をしても、上達に差がでる大きな原因です。
今日は「シングルスのフットワークを意識してスタミナをつける練習」にしようとか、「ダブルスのサービス・リターンの技術練習」にしようとか、、、、続きを読む

2006年03月28日

ノック補助用具

バドミントン用ノック補助用具ノックの話が出たので、男子部が使っているノック補助用具(写真)を紹介します。男子のキャプテンがどこかで教えてもらってきて製作。1.5リットルのペットボトル数本とテープ類くらいで作れるシロモノです。背中に背負えるように、まっすぐではなく、わずかにカーブした形にしているそうで、約25球程のシャトルをつめられます。

数年前、ヨネックスから筒を3本組み合わせた形(一度に3球のシャトルをつかめる)のノック補助用具が販売されていました。重量感があるしっかりした作りで、背負うのではなくキャスターがついてたように記憶しています。確か値段は1万円を超えていたような…最新版のカタログには載っていないので、売れなかったのでしょうか?

写真の用具の利点としては、
少人数でもノックが可能。ノッカーにシャトルを渡す人が不要になる。
・ノッカーが球出しの場所を変えながら(移動しながら)、ノックを打ち出せる
初めは、使い物になるのか少しバカにしていましたが、かなり便利。
一度作ってみてはどうですか?
それと、もっとよい用具があれば、教えて下さい。
テープの部分は、ときどき張り替えたり補修しているようですが、約1年半つぶれず使用できています。
(ときどき、筒の中でシャトルが詰まったりしますが、慣れればすぐ直せるようです)

2006年03月23日

試合につながるノック

バドミントン・ノックバドミントンの練習でノック(多球)練習は、技術習得にとても重要です。形だけ考えるのでなく、試合につながる(中身の濃い)ノックになるように、次のようなことを指導しています。
ノックの目的(何を身につけるのか)を意識する
これがないと、ノックの効果は半減です。同じパターンのノックでもそのやり方(本数・人数・球出しのスピードなど)で、フットワーク・ラケットワーク・反応などの技術練習にも、動きのスピードを速める練習にも、スタミナ練習にもなります。
ノックを受ける選手はもちろん、ノッカーもその目的に合う球出しになるように考え・工夫することが重要です(以前に書きましたが、できるだけ部員にノッカーをさせる理由はここにあります)
レベルに合わせたノック
初心者と上級者ではノックの方法も同じではないはずです。もちろんシングルスのフリーノックなどは同じ形で実施できますが、上級者はよりゲームに近い方法・意識で行います。
少ないセット数で多くの種類を行うのではなく、1つのパターンで4セット以上行う
経験から感じることですが、ノック練習はどうしても1セット目はパターンの確認になってしまい、2セット目以後が練習という気がします。2セット目を反省して3セット目、さらに反省して4セット目という「反省して次はどこに意識をもつか考える」習慣がある選手とそうでない選手は、同じノックをしても明らかに違いがあります。
基本的な形からゲームに近い形へ発展させる
たとえば、スマッシュ練習でも初めは左右交互の球出しから、ランダムに球出しする形へ発展させないと試合にはつながりません。試合では相手はどこへ打ってくるかわからないのですから。
また、試合に近づけるという意味で、、、続きを読む

2006年03月19日

ラリー中の呼吸

バドミントン・スマッシュ以前、このブログにマラソンの高橋尚子選手の精神的な強さを書きましたが、私も30歳になった頃、何か新しいことに挑戦しようという思いで、5年間ほどマラソンにはまったことがあります。(残念ながら、今はやめてしまってます・・・(^_^;)
今思えば、学生時代はランニングは一番嫌いな練習で、いつも手抜きしてたのに・・・。(やらされてる意識だった気がします。でもそれでは身に付かない。だから上手くならなかった。)
30歳の頃、同じ職場に同年代の仲間が多く、一緒に始められたこともマラソンにはまる大きな要因でした。本格的なコーチがいたわけでもなく、我流でランニングの練習をしていましたが、走れる距離やタイムが向上することに自己満足し、何度かフルマラソンのレースに出場したりもしました。
マラソンは持久力のスポーツ。バドミントンのような数秒〜1分の激しいラリーと休息をくり返すスポーツとはタイプが違います。
有酸素運動であるマラソンでは、規則正しい呼吸が基本ですが、バドミントンではラリー中にどのように呼吸しているか?考えたことありますか。。。続きを読む

2006年03月13日

教えること・考えさせること

バドミントン・ノック高校の部活(バドミントン部)指導をして20年あまり、その指導方法を振り返ってみると、自分でもずい分変化してきたなぁ…と考えてしまいます。それぞれの部員にしてみれば、高校の3年間の指導なので、僕の指導の変化には気づかないでしょうが、最初に勤めていた学校のOBがたまに練習を見にくると、先生やさしくなりましたね…などと言われてしまいます。(昔は鬼だったのか?)
20代〜30代初めまでは、私も部員とかわらないくらいの運動量があっただろうし、ノックも1日に1000〜2000本くらい出していたと思います。今思えば、私が練習台になることが、一番の練習だという意識でした。
30代になり、やはり体力的にきつくなってきたことや、自分が練習台になると練習全体のことを見渡せないことに気づき、自然と指導方法が変化してきたと思います。
30代半ばからは、私が考えた練習メニューを、いかに部員に理解させてやらせられるかに重点を置いていたようです。
40代になり、現在の高校に赴任してからは、練習メニューも生徒に考えさせ(時間をかけて、練習計画の立て方のレクチャーはします)、それを見て修正点を指摘したり、より内容の濃い練習になるようなヒントを与えるようにしています。ノックも基本的には部員同士でやらせます。もちろんノッカーのレベルが低いと練習にならないので、ある程度の技術力以上の部員にやらせていますが、、、続きを読む

legendofwinds at 17:30|この記事のURLComments(3)TrackBack(0)勝手な話 

2006年03月08日

ほんとにどうするの?ラリーポイント

バドミントン得点盤トマス杯・ユーバー杯が新スコアリングシステム(ラリーポイント)で行われ、いよいよ高体連でもその導入時期を検討する必要が出てきたなぁと思っていたら、、、ここへきてまた、数年前に話題になり採用されなかった「7点5ゲーム制」案が検討されているらしい。
そもそもラリーポイント制の試行についても、ダブルスのロングサービスラインを無くすという話も聞いたのに、それも実施されず、明らかにサービス側が不利な状況。試行されてはいるが、トップ選手にも不満が多いらしい。
僕の周りの指導者仲間では、バドミントンのプレー自体が変わってしまうことに、不安と不満が圧倒的で、好意的な意見は聞こえてこない。
ところが、IBFでは、新スコアリングシステムとして、ラリーポイント制の採用を決定したわけではないのだそうである。バドマガなどでもすでに決定事項のように書かれているのに・・・
IBFでは、7点5ゲーム制も検討されているらしい。7点5ゲーム制ならば、ゲーム展開は変化するであろうが、プレーやラリー自体が大きく変わることは少ないと思う。私個人としては、ラリーポイントよりはマシかななどと思ってしまう。
でも冷静に考えれば考えるほど、ほんとにIBFは何がしたいのだろう?ここまでいろいろ出てくると、テレビ放映を意識しすぎているとしか感じられないし、選手のためとはもう思えない。今は、バドミントンの面白さ・素晴らしさが失われる改革になならないことを祈る気持ち。
最後に、勝手な想像を、、、続きを読む

legendofwinds at 00:41|この記事のURLComments(21)TrackBack(1)勝手な話