つま先の香り

「つま先に、口づけさせて下さい・・・・」

跪く男達10

田中と由貴そして結衣の3人は家族のような関係を保っていた。
田中から見れば2人とも不倫相手に過ぎないだろうが彼は常に由貴に対しても自分に対しても相手最優先で接してくれる、特に結衣には学費の支援をするなど出会えなければ叶わなかった事だった
疑似の家族だがそれぞれが1番大切にする家族になっていた
3人で会うのは由貴と結衣の地元が殆どだった、
これも人妻の由貴に配慮しての事だった

和服姿の由貴に結衣が縄を掛けていく
「由貴さんとても綺麗、あの頃と全然変わらない」
0425
「まさか結衣ちゃんに縛られるようになるなんて思ってもなかった」
2人の間にはSMでいう主従関係は無かった
田中が無言で縛って行くのに対して結衣は言葉をかけながら縛っていく
どちらの縄も気持ちいいのだが、女性同士で娘でもおかしくない年齢の結衣の方が同性としての恥ずかしさもあり濡らしてしまう事が多かった
「和服姿の由貴さんを乱れさせるために着付け教室にも通ったんですよ」
「ありがとうございます」
「乱れた写真を今日もたくさん撮影してもらいましょうね」
由貴の表情から既に濡れていることも背徳とこれからの期待でマゾ興奮しているのがわかる、チャイムが鳴り田中が到着した

「綺麗な縄目だ、受け手を大事にしてるなテンションも丁度いいぞ」
緊縛姿の由貴を見ながら結衣と会話を続ける
SMクラブの事など今しなくてもいい会話だ、そして練習台のように何度も縛り直すのだ
この雰囲気で田中の望む事を2人の美女は理解する
由貴は結衣の前で抱かれる事を自ら申し出る
熟練の舌と若い舌が由貴の身体を舐め上げていく
「あああっ最高です」
由貴の言葉は常に感謝だ
「ご主人じゃ濡れない身体なんて信じられない、触られるだけでこんなになるのに」
結衣は由貴夫婦の関係がSMXレスなのを知っている
言葉責めに田中は加わらない
緊縛のまま着物ははだけられフラッシュが光る
画像の確認を2人でする時も感想を口にするのは結衣だった
「緊縛フェラもいいな、結衣撮影してくれ」
0291
「もっと深く咥えて、苦しい表情の方が田中さんも好きな事知ってるでしょう?」
「どうして奥さんなんて言うの?」
「2人は夫婦じゃなかったんですか?」
白々しいがこの意図も通じ合う
「不倫相手だ」
巧みな言葉責めに心が裸にされていく、緊縛が徐々に解かれ窓辺に立たされる、乱れた着物姿で抱きしめ唇を求め合う2人の姿をファインダー越しに観ながら綺麗だと感じる
ここからは邪魔にならないように心がける
「何年経っても飽きない身体だ」
着物が身体から落ち全裸の姿を街に晒しながら抱き合う
「この時が1番好き、2人に何も隠さず見られるのが好き」
由貴はユリアのいたあのクラブでショーに出た事があった
誰も知り合いのいない場所で自分の隠している性を解放したがステージの上からでは見られる目がわからない、ただ全裸になっているだけで見られている感覚は薄かった
でも今は2人の視線が突き刺さってくる
「ああっ」
由貴の目は潤み、これ以上ない女の美しさを出している
「結衣ちゃん見て、もっとそばでいやらしい私を見て」
「奥さんってだんだん露出狂になっていくね、昔は上品なSEXを見せてくれたのに」
「ああっあなたっ!もっと見られたいの」
田中はドアの近くまで由貴を後ろから貫いたまま連れて行くと結衣にドアを開けさせた
「声は出すなよ」
ひんやりとした空気が身体を覆う
唇を噛み締め喘ぎ声を堪える姿が撮影される
首を激しく振り声を上げる
「もうダメっ声を出させて、ああああっ」
その様子を見て結衣がドアを閉め、部屋の奥の窓に手をつかせる街の景色を見ながら脚を震わせイキ狂う由貴を見つめていた
「あああっイクっ」
全身の汗が快感を物語っていた、呼吸が荒くうねる身体に着物を羽織らせ撮影する
「綺麗だ」
田中による緊縛を見つめる結衣の瞳も潤んでいた
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手入れの行き届いた麻縄はしっとりと由貴の身体に巻きついている
初めて由貴と会ってから10年近くが経過している
まだ高校生だった結衣はその時も綺麗だと思ったが目の前の姿はさらに増して美しいと思った
その妖艶さは髪の毛の1本までが表しているように思えた
縄が由貴を抱きしめていくと喘ぎ声が漏れる
「ああっもっときつく抱きしめて下さい」
人妻は縄に酔っている乳房は揉みしだかれるように上下に縄を回されクンニのように結び目が秘部を刺激する溢れ出す蜜を麻縄が吸い滑らかさを増していく
静かな部屋に由貴の声だけが静かに響いている
由貴と目を合わせる結衣は吸い込まれるように唇を合わせた
「由貴さんすごく綺麗、羨ましい」
結衣は女王様として20代後半を迎えている、大学も卒業することもでき普通の就職を選択することもできたが自らの意思で風俗嬢の道を歩んだ
それは田中への愛情でもある、田中には家庭もあり由貴もいるが大切にしてくれているという気持ちが溢れるほど伝わってきた、それは由貴も同じ気持ちだろうと思っていた
田中が由貴と抱き合っても嫉妬は感じなかった
1人の男性を同時に愛する女が現れても自然だと思った



跪く男達9

就職もし一般企業でOLとしても勤務するかたわら女王様として夜の顔も持っていた
まだ20代半ばだが昼職を退職しSMクラブの経営を行うことになったプロの女王様として生きていく覚悟を決めていた

「初めまして結衣です」
SMクラブは初めてと言う青年をソファに座らせカウンセリングを始める
結衣はプレイ時間には入れないがこれも羞恥プレイだと考えていた、雑談や経験、なぜそのプレイをしてみたいのか時間をかけて話を聞く、その受け答えや表情からプレイの進め方を決めていくのが結衣のやり方だった
青年は数回のプレイ経験がある程度で先生と生徒役を希望した
マゾが好む設定だが彼のように若い客自体が珍しく結衣自身も生徒と思えるような気がした
青年はシャワーを浴びに結衣は準備をしに部屋を離れる
準備を整えてプレイルームに行くと青年は準備されたガウンを纏い正座していた
この格好では彼の希望した展開が上手くできないと感じた結衣は服を着るように命じた
「憧れの先生に呼び出されるんでしょう?ガウン姿じゃ雰囲気出ないじゃない」
青年の名前は木田に決めていた
彼が今まで訪問したクラブはいつもガウンだったようだ、それが礼儀だと思っていたらしい
木田は嬉しそうに服を着た
「なるべくリアルにしないとね、君が部屋に入っておいで、ここは学校の指導室ね、ポケットにこれ入れときなさい結衣は下着を渡した
「失礼します」
木田がドアを開け中に入ってくる
年齢が近いのでイメージする学校も近い
「木田君、この前先生の家の近くで君の事見かけたの
最近よく下着取られるからもしかしてと思ってポケットの中見せてくれる?」
(こういうことだったのか)
木田も結衣の意図がわかった
「これ女性用の下着だよねなんて言うの?」
「パンティーです」
「誰の?買ったの?正直になる?それとも警察?」
「許してください」
「そうだよね、下着泥棒なんて事がバレたら学校来れないよね」
「正直に話せば許してあげるかもしれないわよ」
じわりと追い込んでいく、木田は盗んだことを認め頭を下げる、立たされたまま盗んだ理由や反省を繰り返す
「授業中も先生の事ばかり特に脚をいやらしい目で見てるよね」
図星だった何度か目が合いドキッとした事もあった
0156
今も目の前に座る先生の脚から目が離れない
結衣は立ち上がり背後から抱きしめると耳元で囁いた
0430

「下着泥棒は変態だよ」
「先生、もう二度と盗みません許して下さい」
「そんなこと無理でしょう?変態なんだから、でももっと変態になれば下着に興味無くなるかもね」
「どういうことですか?」
「例えばこういうことよ」
結衣は目の前で下着を脱いだ
「盗んだのは洗濯した綺麗で温もりのないもの、これは一日中履いてたまだ暖かい下着、ここで全裸になれれば触らせてあげる」
0403
木田は全裸になり言われるがまま跪いた
「どうしたいか言いなさい!早くしないと温もりがなくなるよ」
「先生の脱ぎたての下着を触らせて下さいお願いします」自然と下げられた頭を踏みつける、今でもこの行為がお気に入りだし初めての相手の時は格別だった
両手を差し出させ下着を握らせた、興奮した様子で握りしめ匂いを嗅いでいる、しっかりと自分の目を見るように命じ見つめ合いながら深呼吸をさせる
「匂いが脳まで伝わるでしょう?彼女はいるの?SEXはしたことあるの?」
「彼女とは3回ぐらいしました、でもソープの方が気持ちよかったです」
「ソープも経験済みなんだ」
「彼女とする前に、経験しておこうと思って」
このようなやりとりで饒舌に喋る男はマゾの素質十分だ
「その気持ちよさ全部先生が忘れさせてあげる」
結衣は組んでいた足を開きミニスカートの中に顔を入れさせた
「触れるんじゃないよ、ゆっくり深く吸い込んで先生の匂いを覚えるのよ」
結衣はこの青年がマゾに目覚めていくことを直感で感じた
「仰向けになって」
スカートの中で向きを変える木田の鼻にアナルを近づけるとオナラをした
「ちょうどいいタイミングだったね、オナラは貴重だよ臭いが外に漏れないように全部吸い込みなさい」
結衣はスカートを押さえた
木田は急な出来事に戸惑ったが鼻先に空気の動きを感じると夢中で匂いを嗅いだ
「頑張ってね、ちゃんとできたらご褒美あげるよ」
木田の頭は完全にマゾ覚醒している
(女の人が平気でオナラを嗅がせるなんて)
結衣はスカートの中から木田を解放すると顔を近づけその表情を凝視した
恥ずかしさから目を逸らそうとするのを静止しまだ温かい頬を掌で包み込んだ
「先生のオナラの感想は?」
「温かい空気がかかるのを感じました、いい匂いでした、夢中で吸い込みました」
「お利口ね、特別なものあげてよかった。」
結衣はなぜオナラの匂いを平気で木田の前で出来その匂いまで嗅がせられるのか短い言葉で説明した
「君の事を男だと思ってないから出来るんだよ
先生の前ではもう男なんかじゃないんだよ」
どの言葉にさえ興奮を隠しきれない様子だ、結衣はご褒美に唾液を垂らした
大きく開けた口の中に唾液が落とされる
「へょははっ」
言葉にならない声を発しながら唾液を受け止めた
「先生、ありがとうございます」
「もっといいご褒美あげるね聖水よ、まだ未経験でしょう?飲ませてあげる」
「お願いします」
再び顔騎の姿勢になり口を開けさせる
SEXの経験もほとんどない木田はどこから出てくるのかよくわからない数的の雫の後で聖水が溢れてきた
精一杯口を開け受け止めることはできたが飲むことはできない、聖水は一度止められた
「少しづつ出してあげるね」
優しい気配りのように思えたが飲むことはできなかった口のに残った聖水を僅かに飲んだだけだった
木田はこんな事までした事は無かった
「少しは飲めた?」
「はい、ほんの少しですが飲めました」
「どんな味だった?」
どう表現していいかわからない
「美味しかったです」
パーンとビンタされた
「先生は味を聞いたのよ?美味しいって答えはおかしいと思わない?甘いとか香ばしいとか答えないとダメでしょうう」
乳首を強く摘まれた
「うううっ!」
乳首責めは経験済みだったが結衣の責め方は今までと違っていた摘む時間は長くなく一瞬だった数秒おいては繰り返された
木田は何度も痛みを堪える事ができ、数秒の間に襲ってくる苦痛に恐怖を感じながら勃起していた
そこから蝋燭を垂らされる
木田はマゾとして初めて満足できた気がした
お礼を言いながらオナニーをさせられ果てた時は本当にぐったりとしていた
そんな若く経験の浅い木田の顔をヒールで踏み足置きのように扱い今日のプレイの感動を聞いた

木田は全てのプレイが想像していた感じだったと嬉しそうに答えた
特にオナラと乳首責めが気に入ったようだった
「乳首は長時間つねると、2回目が我慢できなくなるんだよ、一瞬だと回数が楽しめるでしょう?不思議と我慢できるし」
「今日はありがとうございました、またお金を貯めて来ます」
このような遊びは安くはない、その言葉も結衣には新鮮だった
木田は結衣が今まで相手にした中で1番若かった
帰り際にギュッと抱きしめ
「色んな表現する言葉を考えておくともっと気持ちよくなれるよ」
どう言葉を添えて木田を見送った
その夜木田は何度も結衣の事を思い出した
(最高だった)
0361




跪く男達8

「結衣は女王様に興味を持つと私に申し訳ないと思っているんだろう?そんな事気にする必要はないんだ
女王様姿の結衣も見てみたいよ」
田中は初めて緊縛を見た時の衝撃を話して聞かせた
それは結衣が感じた事と似ていた

結衣はユリアの店でバイトをすることになった
「背が高いから映えるわね」
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「「ロンもそう思わない?」
「とても綺麗です、素敵な女王様になられると思います」
「この前お前の頭を踏みつけた感触が忘れられないらしいよ」
「私ももう一度お会いしたいと思ってました」
ロンと呼ばれる男はこの前と同じように結衣の足元にひれ伏した
「踏んでいいのよ」
結衣は立ったままロンの後頭部を踏みつけた、この前と同じように身体が震えた
(憎いわけじゃないのに)
ユリアは自分のプレイに同席させ技術を教え込んだ
田中は緊縛を教えた
そしてその練習台はロンだった
苦痛や屈辱感を知る為にユリアから責めも受けた
色んな客との会話でSMというものの理解も深めた
ルブタンのヒールを田中からプレゼントされた
0067
クラブの女王様として初めて単独でプレイする日がやってきた
SMプレイ用にリフォームされたフロアにわ数種類のルームがありスタッフの控室もあった
受付を済ませた客とプレイ内容について相談する
そしてルームに案内しプレイが始まった

土下座する中年男の挨拶が終わる
「この性癖は秘密なんでしょう?普通じゃ叶えられないからSMクラブに来た、そうでしょう?」
「はい」
「私達はマゾの理解者、初対面でも感謝しないとね」
「もちろんその通りです、感謝してます」
結衣は男の頭を踏みつけた
0414
「感謝してるのなら頭は床に擦り付けないとダメでしょう?」
「申し訳ありません」
「常連なのにしないって事は新人だから馬鹿にしてるんじゃないの?」
結衣は責める材料をうまく見つけ出した
相手の年齢から身近な女性を連想させた
「会社にも私と同じ年齢の新入社員がいるでしょう?
偉そうにしてるんでしょう?本当は虐められたいのに」
「ちゃんと仕事覚えろとか、雑談が多いとか注意してます」
「覚えられないのはお前の教え方が悪いんじゃないの?私を新入社員だと思って謝りなさい」
男はおそらく実在するであろう名前を呼び自分の無能さを詫びる、既に勃起している
「私の最初の命令は明日彼女を誉めることよ、褒めたら電話して報告すること」
既に興奮している男は直ぐに受け入れた
この現実に近い事をする事が演技なしで没頭できる事を田中との付き合いで学んでいた
ヒールを夢中で舐める男が大切に思える
鞭、縛りなど取り入れてプレイは終了した
「どうでした結衣ちゃん」
ユリアが客に感想を聞いた
「容姿は文句なしだけどそれ以上に責める時の理由を見つけるのが上手いですね、明日の命令必ず実行するって伝えて下さい

田中は高級な食事や料亭なども結衣とともに訪れた
「高級志向になれってことじゃないんだ、相手にこういうもてなしをしたいと思わせるには気品が必要なんだ」

この考えがあるから田中のプレイには品があるのだと思った
在学中の間、田中は1人の女性として結衣を見守り愛した
結衣にとって田中は自分を大切にしてくれる人だった


跪く男達7

「意地悪やいじめじゃないの、躾なのよ」
ユリアの説明も耳に入らないほど人を踏んでいる事に動揺していた。
不思議とひどいことをしているという気にはならない
ここを訪れる前に何度も縛られていたし抱かれてもいた、しかし踏まれたりした事はなかったそのような行為は由貴とのプレイで見ただけだった
ただ載せているだけなのにドキドキしている
頭の中では「踏んでる」と言う単語だけが駆け巡っている
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「結衣さん」
名前を呼ばれ我に帰りあわてて足を降ろした
ロンは仕事へと戻った
「どんな感じだった?」
「普通は絶対する事がないから」
「踏まれたい人にするのは愛撫と同じだと思わない?結衣さんも愛撫されて触れて欲しい場所や触られ方があるでしょう?それが踏まれる事だとしたら理解してあげる事も大切よ、同じように踏みたい人もいるの、でも貴方が言ったみたいに普通は巡り会わないから気がつかないの、こう言う場所に来る人は気がつける人ね」
そんな会話をするうちにクラブではショーが始まる
「踏みつけた時の横顔は綺麗だったわよ、ゆっくりしてね後で戻ってくるから」
ユリアが席を外し、ステージでは緊縛ショーが始まっていた
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「いやらしいと感じるか綺麗だと感じるかで見え方が違うんだ結衣や由貴は綺麗に見えるはずだよ」
その通りだった結衣には嫌悪感は初めからなかった
それは田中と由貴のプレイを見ていたからかもしれないし、自分自身が縄酔を経験したからかもしれない、そしてさっきの経験はSの部分の扉を開くきっかけになった
(もう一度踏んで確かめてみたい、でもどうやって?)
ステージではユリアとロンのショーが始まった
首輪をつけられたロンを従え中央に進むユリアの姿に釘付けになった
(素敵、カッコいい)
跪き恭しく足元にひれ伏すロン、見つめ合いビンタが飛ぶ土下座したロンの頭を踏みつける、身体中を踏みつけ身体が少し赤みを帯びる鞭を打ち緊縛される頃にはロンは恍惚な表情になっていた
横からその表情を見つめる田中は結衣の中に母性を感じていた、それは女王様にとって必要不可欠な要素だっ田中はMではない、結衣の綺麗な肌を縄で染めたいと思っているが彼女の素質も尊重してあげたいと思っていた
(M男なら結衣の前に跪きたいと思うんだろうな)
踏みたいと思う気持ちのまま結衣はホテルで田中の緊縛に身を委ねていたきつく締められているが優しく感じる
「ご主人様、いつもありがとうございます」
ご主人様と初めて呼んだ、クラブ内での会話が耳に残っていた緊縛はSEXの延長だったのでそう呼ぶこともなく田中も呼ぶようには言わなかった
結衣はSMとして緊縛を捉えるように短い経験でなっていた
いつもより長く縛られた緊縛を解かれると結衣は直ぐに田中のモノを口に含んだ、少しでも早く田中にも気持ち良くなって欲しいと思ったからだ
「ご主人様」
何度も繰り返した、繰り返すたびに気持ちが広がるような気がする
「今日の結衣は大人びて見えたよ、今は綺麗だ」
程よい大きさの乳房は田中の手のひらの中で揉まれ乳首をボッキさせている、深く迎え入れ喘ぎ声を漏らす
全身の力が抜け田中の操り人形のように体位を変えていく
「ご主人様ののモノが深く入っていますっ!」
結衣は両腕をしっかりと背中に回している
「あああっイクーーー」
瑞々しい身体が中年男の身体に包まれる
いつもと違う反応に田中も興奮し腰の動きを早めた
「結衣、逝くぞううう」
「ごっご主人様っ」
「結衣っ」
長い髪が艶やかに揺れる度に上品な香りが漂う
結衣と出会ってから高貴な雰囲気が似合う女になると感じていたまだ身体を重ね数ヶ月であったが抱かれた時の感情の表し方も田中でさえ溺れるような感覚になっていた
それも愛情に薄かった生い立ちに関係すると感じていた結衣は自然と愛情を求めていた
それが正直な感情表現につながっているのだ
本気で感じる女を美しいと思わない男はいないだろう
自分の身体の下で田中と繋がっている結衣は眩しいほどに美しい表情で受け入れていた
いつものように自宅に送り帰ろうとする田中を結衣が呼び止めた
「今日は上がって下さい」
綺麗に整えられた部屋のテーブルに座るとコーヒーが出された
「まさかこんなに綺麗にしてるとは思わなかったよ」
「今までの反動ですよ」
皮肉なもので今までの散らかったネグレストの環境が潔癖症に近い清潔な部屋を好むようになっていた
「この部屋を見ただけで援助してよかったと思うよ、それに結衣とは特別な関係だけど好きな様に生活して良いんだよ」
結衣が援助の代わりに自分の女として生活リズムを合わせようとしていることには気がついていた
「全てを説明する必要はない、合わせるのは私だ結衣が受け入れられなくなったら別れればいいんだ、囲ってるつもりはないよ」
田中は結衣名義の通帳をテーブルの上に置いた
「4年間の家賃や生活費、学費だ全て結衣が管理すればいい、全て君のものだ」
結衣はそんなことは望んでいるわけではなかった
「結衣を今まで以上に大切にするよ、だからやりたいことは経験してみるんだ、さっきのお店のようにね」






跪く男達6

お互いに同じ男性に抱かれた女同士が2人で会っていることが不思議だった結衣の場合は援交だが由貴は不倫相手なのだから嫉妬とかあるんじゃないかと思った
しかも田中の愛人になる事の相談相手なのだ
「田中さんとどんな関係なんですか?」
「世間から見れば不倫ね、妻や夫以外の人に身体を許してるからね、旦那さんが仲良く食事に行くだけでも十分不倫よ、でもね私は彼女でも愛人でもないの理解されないと思うけど所有物ね」
当たり前という表情が更に結衣を驚かせている
「彼といる時はそれだけで濡れてるの、彼の与えてくれる気持ちよさは上手とか下手とかじゃなくとても深いの結衣ちゃんも少しはわかるでしょう?」
今までで一番気持ち良かったのは事実だ
「私ともそういう関係になるのって嫌じゃ無いですか?」
「気にならないようにされたの、彼の役に立てれば満足なの、そんな事より彼の正体が知りたいんじゃ無いの?」
図星だった

会社経営者、既婚者、信用できるかどうかは自分で判断するしか無い
「田中さんがそういう提案をしているなら私は受け入れるわね、私は100%信用も信頼もしてるから」
由貴は最後にこう告げた

そんな話を聞いても直ぐに信用や信頼が由貴と同じように生まれるわけでは無い、2人がグルなのかもしれない、ただ結衣の経験したことのない普通の生活への強い憧れがあった

ハッキリと結論が出ないままとりあえず受験し合格した、結衣は田中、そして由貴に伝えた2人は喜んでくれたが母親たちは違った
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「お前に使う金はないと言っただろう?」
おめでとうという言葉などない
結衣は田中の申し出を受けることにした

「お願いします」
「そんな感じにならなくていいよ」
その時から田中と由貴と親子のように部屋を決め家具類を決めた
それはまさに思い描いた普通の家族だった

梅雨も明け7月になっても田中はその部屋を訪ねることは一度もなかった、今までのように外で会いホテルへ行き縛られた、その縄が心地いい
恋愛も自由と言われていたが田中への好意が芽生えている結衣にそのつもりはなかった
その日は二人でSMショークラブに向かっていた
2人の席は最前列に準備されていた
ボンテージ姿の女性が2人を案内してくれた、その姿は背が高くモデルのような体型だった
「貴方が結衣さんね、半年近く会えるのを楽しみにしてたのよユリアですよろしくね
田中は来るたびに結衣の話を聞かせていたらしい
「私なんて言われてるんですか?」
「背が高くてスタイル抜群の若い女の子って聞いてたのその通りね」
そこに男性スタッフがドリンクを運んできた
目の前に置かれたグラスを置き戻ろうとするスタッフをユリアが呼び止めた
「ロン!私達が話をしてるのにどういうつもり?
邪魔になるってわからないの!」
「申し訳ありませんでした」
男はいきなり土下座してユリアに頭を下げた
その頭をユリアが踏みつけた
「この店は気配りが足りない事は許さないそう教えてるでしょう?」
結衣は自然と目を逸らした
「お客様にもお詫びしなさい」
男は結衣の前に跪いた
「お客様のお話の邪魔をしてしまい申し訳ありませんでした、どうかお許し下さい」
結衣の目をしっかりと見つめて謝り頭を下げた
「結衣さん、頭にヒールを乗せてあげて」
ユリアが当然という表情で促した、同じようにしなければ収まりがつかない事も雰囲気で察する事ができた
そっと男の頭に足を乗せた
(男の人の頭を踏んでる!)
「今度は気をつけてね」
この言葉も促されていた





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legf