2017/10/22 京都11R
菊花賞(G1)の予想です。


良馬場なら菊花賞のゴールデンロードは
「インで4角を回り、内ラチが切れた所でインから脚を伸ばす」
です。一昨年のキタサンブラック、去年のエアスピネルがまさにこれでした。

馬場は明らかに雨の影響を受けており、これから雨が続くことを考えれば、例年のように上がりが速くなることはないでしょう。信じられないくらい悪い馬場になる可能性もあります。明日夕方まに、京都府南部の多い所で100mmの雨という予報が出ています。
今年はこの馬場ですから、どうなるか・・・少なくとも前に行かないと厳しいでしょう。
ただ、それは乗っている騎手も分かっているはず。有力馬がやたら外枠に偏っているのも気になります。

・ ポジショニングと積極性
・ トライアルからの上がり目
この辺りを頭に入れつつ。

「この馬場で、各騎手がどのポジションが良いと思って乗っているか」

というのが今回の見所だと思います。やはりインなのか、それとも外目でも前に行くのか。楽しみです。

重馬場でどうか?というのは大事ですが、これだけ馬場が悪くなるともう分かりません。「重馬場適性」というより「前から競馬ができるか」を重視します。迷ったら人気薄。



◎はアルアイン。
少なくとも良馬場なら死角はないと見ます。タフな流れの皐月賞を勝ち、先行できて、社台系でルメール騎乗。重馬場も一応千両賞でクリア済み。シンザン記念は詰まっただけです。セントライト記念はもちろん試走でしょう。
枠は外ですが、ペースが下がる分外枠の不利は小さくなるのではないかと思います。2-3列目の内から2頭目が取れれば最高。
この馬、切れ負けしたダービーと詰まったシンザン記念以外は堅実に走っています。距離とか馬場とかで嫌われて6倍前後なら、むしろ面白いと思っています。4倍を切るくらいになってしまったら考えますが・・・

◯はベストアプローチ。前走は賞金的にはやや余裕のある立場でした。好走した青葉賞はハイペースでタフな流れ。
そして鞍上が最近好調。勝負の騎乗ということで、中団やや前くらいのインを取ってくれると期待したいです。

▲はマイネルヴンシュ。前走は稍重の中山2500m、九十九里特別をロングスパート的な競馬で勝利。3走前の内容も良いです。
枠も良く、先行するマイネル的な競馬が出来そうです。馬主・鞍上的に「確実に前に行ってくれそう」というのはプラスポイント。
美浦の馬ながら栗東滞在しているそうで、そこからも勝負気配が漂います。この人気なら積極的に。

☆はサトノクロニクル。恐らく能力的には劣りますが、ズブさが長距離と雨で何とかならないかというイメージ。仕掛けが早くなるのは大歓迎でしょう。

△はダンビュライト、サトノアーサー。
ダンビュライトは前走がメイチだったと思います。この馬自体は重馬場は合うでしょうし、距離も大丈夫だと思います(鞍上が距離不安を口にしているのはブラフだと思っています)。3列目あたりのインを狙ってくるでしょうが、この枠からどう乗るかが気になるところ。
サトノアーサーはキセキと悩んでここに。きさらぎ賞・毎日杯と2着で、何だかんだ堅実に走っています。調教は非常に良く、前走で先行した経験が活きるのではないか?と。適性は疑問ですが、能力は高いと思っているので、世代限定ならカバーできないかな?と。

印の6頭で手広く。
◎◯▲☆BOXなど、◎軸以外の馬券も買いたいです。
キセキが来ても良いように、ワイドも買っておきます。


その他の馬について。
クリンチャーも適性的には合うと思います。ですが、前走のパフォーマンスが悪すぎます。前走は超強敵にはある程度結果を出しに行ったと思っているので、それで足りなかったのなら、そういうことだと考えるしかないです。手広く行くならここまで買っても良いとは思いますが・・・
キセキは迷いましたが、上がりの掛かる競馬で何も証明していないので妙味的に消しました。ルーラーシップですし、蓋を開けてみたら長距離や雨も合うかもしれません。未知で人気なので軽視した、というだけです。適当な逆張りではありません。
トリコロールブルーは純粋にパフォーマンスで下げました。微妙に人気になっているのも嫌です。
ミッキースワローは前走が特殊すぎました。ラスト1ハロンが11.0で最速という流れで脚を使いましたが、明日はそんな流れにはならないでしょう。今回とは展開的な関連が薄すぎます。上位人気になるなら消しの一手。
クリノヤマトノオーも面白いと思うのですが、前走からの追い切りがあまりにも抑え目。菊花賞に出るたのレースを勝ったは良いが・・・というパターンではないかと。