帰りたいけど帰れない
2017年02月11日
飯館村の母ちゃんたち
近くの文学館で「飯館村の母ちゃんたち 土とともに」の上映会がありました。
チラシからあらすじです。
菅野栄子さんは79歳、孫に囲まれ幸せな老後を送る筈が、福島第一原発事故で一転します。栄子さんの住んでいた飯館村は全村避難となり、一人で仮設住宅に住むことになりました。
すぐ隣に移ってきた菅野芳子さんは親戚で友人です。避難先で両親を亡くし1人で移ってきました。「ばば漫才」と冗談を言いながら互いに元気づけあいます。
栄子さんの信条は食べるものは自分で作ること、二人で畑を耕しトマト・キュウリ・芋・大豆・大根などを収穫します。漬物・おはぎ・にんじんの胡麻和え・・・・・笑顔で食卓を囲みます。
村の食文化を途絶えさせたくないと、昔ながらの味噌や凍み餅の作り方を各地に出向いて教えるようにもなります。
飯館村では帰村に向けて除染作業が行われていますが、高い放射線・変わり果てた風景・・・・・先の見えない不安を語り合い、泣き笑いしながらこれからを模索していきます。
栄子さんは言います。「原発事故さえなかったら、孫たちとにぎやかに暮らしていた生活がここにあったのに、こんな状態ではもう住むことが出来ない」「でもここに帰りたい、ここで暮らしたい」
栄子さんはこの映画を制作した古居みずえ監督にこう言ったそうです。
「今はどこもここも荒れ放題、でもここが一番心の安らぐところだった。この山並みを仰いで一生終りたいと思っていた。この自然の中で綺麗な空気を吸って四季折々の恵みを感じながら生きていくのが、人間として最高の幸せだと思ってきた」
栄子さんは地元の母ちゃんたちと、寒冷な気候を利用して凍み豆腐・凍み大根・凍み餅など、保存食を作り販売もしてきました。この佐須地区では「さすのみそ」が有名でした。味噌は30年もの間、加工グループの活動として作り続けてきていたのでした。
この味噌を次世代に繫げる活動をすることで二人の母ちゃんは、先の見えない辛い避難生活を乗り越えてゆくことが出来るのです。
栄子さんは東電の役員や関連の役人に向かって言います。「飯館村へ帰れというのなら、あんたたちが行って住んでくれ。原発事故さえなかったら、孫に囲まれて楽しい毎日があったんだ」
原発事故によって故郷を追われ家族もバラバラになった人たちは今もおよそ10万人居ます。
その人たちを決して忘れないためにこの映画を世に出し続けて行こうと思います。と、古居監督は訴えています。
チラシからあらすじです。
菅野栄子さんは79歳、孫に囲まれ幸せな老後を送る筈が、福島第一原発事故で一転します。栄子さんの住んでいた飯館村は全村避難となり、一人で仮設住宅に住むことになりました。
すぐ隣に移ってきた菅野芳子さんは親戚で友人です。避難先で両親を亡くし1人で移ってきました。「ばば漫才」と冗談を言いながら互いに元気づけあいます。
栄子さんの信条は食べるものは自分で作ること、二人で畑を耕しトマト・キュウリ・芋・大豆・大根などを収穫します。漬物・おはぎ・にんじんの胡麻和え・・・・・笑顔で食卓を囲みます。
村の食文化を途絶えさせたくないと、昔ながらの味噌や凍み餅の作り方を各地に出向いて教えるようにもなります。
飯館村では帰村に向けて除染作業が行われていますが、高い放射線・変わり果てた風景・・・・・先の見えない不安を語り合い、泣き笑いしながらこれからを模索していきます。
栄子さんは言います。「原発事故さえなかったら、孫たちとにぎやかに暮らしていた生活がここにあったのに、こんな状態ではもう住むことが出来ない」「でもここに帰りたい、ここで暮らしたい」
栄子さんはこの映画を制作した古居みずえ監督にこう言ったそうです。
「今はどこもここも荒れ放題、でもここが一番心の安らぐところだった。この山並みを仰いで一生終りたいと思っていた。この自然の中で綺麗な空気を吸って四季折々の恵みを感じながら生きていくのが、人間として最高の幸せだと思ってきた」
栄子さんは地元の母ちゃんたちと、寒冷な気候を利用して凍み豆腐・凍み大根・凍み餅など、保存食を作り販売もしてきました。この佐須地区では「さすのみそ」が有名でした。味噌は30年もの間、加工グループの活動として作り続けてきていたのでした。
この味噌を次世代に繫げる活動をすることで二人の母ちゃんは、先の見えない辛い避難生活を乗り越えてゆくことが出来るのです。
栄子さんは東電の役員や関連の役人に向かって言います。「飯館村へ帰れというのなら、あんたたちが行って住んでくれ。原発事故さえなかったら、孫に囲まれて楽しい毎日があったんだ」
原発事故によって故郷を追われ家族もバラバラになった人たちは今もおよそ10万人居ます。
その人たちを決して忘れないためにこの映画を世に出し続けて行こうと思います。と、古居監督は訴えています。
leltugo123 at 00:30|Permalink│Comments(0)│