アルソア案内

 

 

 

 

 全国組織の「日本ホスピス・在宅ケア研究会山梨支部」主催の「いのちの響き」の集いがありましたので、自然の真っ只中にある開催地の小淵沢へ行ってきました。

 内藤先生が年間の講演で、一番楽しみにしているという講演会です。内藤先生が大好きな地、小淵沢の道の駅の向かいにあるアルソアという会社のホールが会場です。

池会場内

 

 

 

 

 ホールの外は水をたたえた池があり、その池が舞台の背景になっている素敵なホールです。

受付

  

 受付を済ませて会場に入りましたら、心地よい小鳥のさえずりが流れていました。

県内外から内藤先生ファンが、続々と詰め掛けてきます。今年、3回目のこの会ですが、年々参加者が増えていきます。今年は230人だとか。会場内は満席になり、予備の椅子が出されました。

演奏

 

 時間になり、まず仙台から駆けつけてくださった稲垣達也先生のピアノ演奏が始まりました。ジャズで鍛えられた即興性を生かした演奏で、オリジナル曲を中心に、難病の子どもの詩に曲をつけた「さくら」という曲など、優しく力強く「いのち」を感ずる演奏に、聞いていて鼻の奥がツーンとしてきて、いつの間にか涙を流していました。何で涙が出るのか解らない不思議な体験でした。
 美しい旋律が静まり返った会場に、高く・低く・優しく・力強く・包み込むような心地よい音の中で、気がついたら涙を流していました。

 一曲終わるたびに大きな拍手が沸きます。先生は次の曲の解説をされながら、10曲余りの曲を演奏してくださいました。

ティタイム飲み物

 

 

 

 

 ピアノ演奏が終わったところでティタイム、30分の休憩を取り、その間に日本ホスピス・在宅ケア研究会 山梨県支部の方たちが、用意してくださったお茶・コーヒー・麦茶などの飲み物と、手作りのクッキーなど心づくしのスナックを頂きました。

スナック手・手

 

 

 

 

 

 

 どのテーブルにも、お花まで生けられていて、会員さんたちの暖かさが伝わってきました。

完売!

 

 休憩予定時間以前に、すっかり完売!?
皆さんのお腹の中に納まりました。

 それにしても230人分もの、飲み物やスナックを用意してくださった方たちは、さぞかし大変だっただろうと思います。

 会を成功させようという熱意と、内藤先生のお役に立ちたいという、尊いお気持がそうさせたんだと思いますが、お聞きしましたら、今回は6〜7人の方で手作りされたんだそうです。本当にご馳走様でした。そして、有難うございました。

滝講演

 

 

 

 

 さぁ、いよいよ内藤先生の講演です。先生は「何回も同じ話を聞いた人もいるでしょうが、今日初めて聞く人もいますから、聞いたことのある人も、初めて聞いたという顔をしてくださいね」などと、ユーモアを交えながら、いつものように話し出されました。

「皆さん、この会場に入ってきたとき、小鳥の声がしていたでしょ。あの小鳥の声を ゲームばかりしているような子ども達は、うるさい!と感じるようになるそうです」「他人の苦しみや悲しみを共感できるのは、人間だけ、その人間を育てるのは自然です。人間は自然の一員だからです」「鳥の声を聞き、花の美しさを愛で、水音に耳をすませ、人の肌に触れ、美味しいものを味あう、五感をきたえ研ぎ澄ますことが、人を育てます」

5歳

 

 「この子はダニィという5歳の子です。小児癌でした。ダニィはなぜ、僕が死ななきゃならないの?もっと歳とった人が一杯いるのに、と死への恐怖を語りました。キリスト教の国ですから、神父さんが来ていいました。
「君は5年という短い時間の中で、素晴らしい生き方をしてきたんだよ。だから神様が天国という何の苦痛もない 楽しいところを用意してくれているんだよ」と。 ダニィは心安らかに永遠の眠りについたそうです。

植える

 

 先生のところへ在宅で終末を迎えたいといってくる人に対して、先生はまず痛みをとることをするということです。今は、9割以上の人から末期がんの痛みを取り除くことが出来、痛みが取れると、何をしたいか 聞くのだそうです。

 この方は、チューリップの球根を植えたいと、植えつけました。勿論球根が育ち花開く時には自分はこの世にいないことを承知して、孫のためにとせっせと植え付けました。小学生にこの写真を見せて「このおじぃちゃんは、花を見られないのに何で植えたかしらね」と聞きましたら、「先生、わからないの?このおじぃちゃんは、命のバトンを渡しているんだよ」との、小学生の答えに教えられたと話されていました。

 他にもいろんな方の写真を見せて頂きながら、お話を伺いました。
会場には、在宅で家族を看取られた家族の方も何人もいらしていたようでした。

 先生はおっしゃいます。
在宅で看取られた方たちは、精一杯 身体に、心に寄り添って看取り送られたので、別れは悲しいけれど、達成感があるから笑っていられる・・・・・と。

花束

 

 ほぼ予定時間で講演会は終了しました。
お二人の先生に、熱烈なファンから花束が送られ、会場は割れんばかりの拍手でした。

 先生の夢は、小淵沢のように自然が一杯の場所へ「ひと休み村」を作りたい!ということです。病気との戦いに疲れた人は勿論、仕事に疲れた人、生活に疲れた人、育児に疲れた人・・・・・そんな人たちが、ひと休みできる場所、自然の中で深呼吸して疲れを癒し、元気になって帰っていく・・・・・・そんな場所作りを夢みていらっしゃいます。

稲垣達也先生内藤先生

 

 

 

 

 

 稲垣先生はCDに、内藤先生は著書にそれぞれサインをしてくださいました。お二人の素敵な笑顔をご覧ください。
いい仕事をされて、充実した時間を過ごしている方だからこその、笑顔ですね。

 私もいい時間を過ごさせて戴きました。有難うございました。