2019年10月04日
あつさのせい
9月20日
吉祥寺MANDA-LA2でバラナンブのライヴ。共演はシクスシクス、Booga。シクスシクスは先日レコ発にも出演してもらって僕もとても好きになった。カッコつけてるんだけど全然カッコつけてる感じがしない。要はカッコいい(回りくどいけれどそういう説明をしたい)。Boogaは藤井くんのアイドルであるイズミコウジロウさんのバンド。ホワイトファルコンってカッコいいギターだな。
バラナンブはツアーから帰ってきて初めてのライヴ。ツアーの録音聞いてああだこうだ言って色々ブラッシュアップした結果、丁寧な演奏になった。破綻しなくなった南部くんの演奏を観て一部の人が「もっと以前のように暴れればいいのに」的なことを言うのだけれど、そういう人々は楽曲が求める演奏というものがわかっていないだけなので無責任なこと言わないこと。誰々らしさ、とか個性、っていう言葉を言い訳にして鍛錬や真摯に向き合うことを放棄するのは音楽に対して不誠実です。らしさとか個性っていうのは人と同じことをしていてもにじみ出てくるものだから。今バラナンブは自分たちらしさとか個性とか以上に、自分たちが信じる「良い音楽」を作ることに真剣に取り組んでいますので応援してくださいな。
9月22日
高円寺MOONSTOMPで弾き語り。このお店に出演するのも2014年の10月依頼だから実に5年ぶり。この日は鳥井賀句さんに誘ってもらって共演は高木栄一郎くんとMagic Marmaladeと賀句さんのユニット。一昨年の春に閉店した新宿ソウルキッチンの同窓会のような面々。だけど過剰に内輪ノリにはならない温かい空気で実に楽しかった。皆さんの演奏を聴くのも久しぶりでとても楽しんだあとの自分の演奏はかなりリラックスした感じになったと思う。お客さんも小さなお店に沢山来て頂いてありがたい限りです。
9/27
秋葉原CLUB GOODMANでThe Silenceのライヴ。昨年のツアーのあとライヴをやっていなかったので実に一年以上ぶり。そして8月に出た新譜を引っさげてのライヴだったのだけど実際はそのレコードからの曲は一曲もやらず、今年レコーディングした新曲ばかりをやった。まあ、発売されたばかりのレコードも録音してから2年位経ってるし、メンバー抜けて音楽も変わったので別に固執する必要もなかろう、と。しかしながら久しぶりの演奏だったので意思の疎通が難しい所がちょいちょいあり、もっとリハとかライヴとか沢山やりたいよね。これからは。
共演はZZZoo。ヤマジさんや森川さんにも久しぶりに会えたし、タバタさんはちょいちょい会っている気がするけれど対バンするのは久しぶりだったので嬉しかった。ZZZooのライヴ自体初めて体験したけど、お祭りみたいでとてもよかった。また観たい。
9/28
昼から大阪に新幹線でピューッと移動、難波ベアーズでThe Silenceのライヴ。岡野さんや馬頭さんは開店した頃からの付き合いのお店だけど、一緒にここで演奏するのは初めてらしい。僕は不失者のツアーの手伝いで数年前に来たことがあるだけで演奏するのは初めて。なんだかとても演奏しやすかったし、自分たちの演奏も二日目で硬さが取れていい感じだった。アンコールの前に珍しく岡野さんがMCをしたのが印象的だった。お客さんもたくさん入って良い雰囲気。
共演はKevin、秘部痺れ。秘部痺れはこの日なんとSIR LORD BALTIMOREの曲をカバーしてた。僕も大好きなバンドなので嬉しかった。Kevinは20才そこそこだって!スゲー。
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さて、明日は高円寺U-hAで数ヶ月前から楽しみにしていた企画です。
2019.10.5(土)
Another Common & 山崎怠雅
@高円寺U-hA
http://coffeeuha.web.fc2.com/
出演:
Another Common
山崎怠雅
19:00 OPEN
19:30 START
Charge:2000円+1Drink
群馬の鬼才、Another Commonとわたくしの2マンです。
この人の演奏を東京で観ることが出来るチャンスはほぼ無いです。
音楽が本当に好きな人の為に来てもらいました。
観ないと損します。
問い合わせ多数頂いており、おかげさまで席は埋まりかけてます。
もし来られる場合は念の為連絡下さい。
(もちろん当日でも大丈夫ですがイスがなかったらゴメン)
高円寺で待ってます。飲みながら。
2019年09月13日
バラナンブツアー2019
先週末バラナンブ初めてのツアーに行ってきた。3箇所だけとはいえ初の遠征だったので楽しかったっす。
9/4
出発2日前。早めに旅支度をしておこうと思ってこの日に届くようスーツケースを注文しておいた(以前使っていたものは春にハノイへ行った帰りに壊れた)。それが夜20時近くに届くが間違えて極端に大きなものを指定してしまったらしく大人でも膝を抱えれば入れそうな位巨大な代物。
慌てて再注文しようとしても既に翌日の配達には間に合わない。近所に探しに行くも通販で買えるような価格帯のものはない。腹を括って出発日の午前中を指定し再注文。遅配があったらアウト。面白くなってきたぜ…。
9/6
午前10時半頃無事にスーツケース到着。11時50分頃返品の集荷も到着。わーっていう勢いで用意した荷物を収納し出発。
この日は京都夜想での演奏。共演はGhost Medicine Machine、vice、ソープ嬢変死。皆雰囲気があるバンドだった。バラナンブはツアー初日でちょっと硬かったかもしれない。終演後は奈良から来てくれたお客さんや東京から追っかけてくれたお客さん、そして共演の皆様と酒を酌み交わしたのち、すぐそばに取った宿へ。
南部君はかなり深い時間まで飲み明かしていたらしい。藤井君が夜中にタバコを吸いに外に出たらホテルの入り口で行き倒れていたそうな。馬鹿め…。

9/7
朝10時にチェックアウトするとグロッキーになった南部君。弱い癖に勧められるままに飲むからだ。地下鉄に乗ると彼の周りだけ終電っぽい空気。朝なのに。
そのまま阪急電車で梅田に移動。駅のそばの居酒屋へ行き2時間くらい飲み食いする。半分路上みたいな席だったので通りがかりの人々が南部君をジロジロ見る。
この日の会場である戦国大統領は地下鉄緑橋駅直結という変な店。
とにかく音がでかい、固い。終演後耳がキーンとなった。共演はUP-TIGHT、atomicfarm、秘部痺れ、レザニモヲ、SOU。久しぶりに共演したatomicfarmがさらに進化を遂げていて誰にも似ていない即興性高めのポップミュージックになっていた。すごいなあ。秘部痺れやUP-TIGHTとも久しぶりに一緒だったのでとても楽しかった。バラナンブはとてもテンション高めの演奏ができたと思う。録音聴くとミスとかアラとか多いのだけどお客さん盛り上がってたのでヨシとする。
終演後は疲労があまりに酷い上に店の中はタバコで煙いしトイレの臭いが酷いしで少し調子が悪くなってきたので日付が変わる前に退散。すぐ寝る。写真は並びにあった他人事とは思えない看板。
9/8
ツアー最終日。朝ホテルでTVをつけるとこの日の夜から静岡〜関東にかけて台風が上陸する、と。マジかー(´Д` )みたいになりながら支度をして出発。南部君は大阪でも羽目を外しまくって人に絡むわ吐くわで大変だったらしい。馬鹿め。南部君のコンディションは考慮せず新大阪駅でお好み焼きなどを食べてビールを飲む。そのまま新幹線で移動、爆睡。
静岡に着くと強い風が吹いており嵐来ますよね、うん、って感じだった。写真は風に吹かれて犬みたいになってる南部君。
ホテルに荷物置いて会場に向かうと雨。サウンドチェック終えてホテルに戻ろうとすると(楽屋がないので)さらなる大雨。びちゃびちゃ。ベルボトムがぞうきんみたい。
この日は前日共演だったatomicfarmのもよぽんが店長を務める騒弦というお店。3日間で一番規模の小さいお店ではあるがとてもいい雰囲気。共演はTHE WARPS、super morning、そして前日に引き続きatomicfarm。この日のatomicfarmは前夜の衝撃をさらに上回るテンションの高い演奏。どこまで行くんだろうねこの人たち。バラナンブは身体の疲労に比例してか3日間で一番落ち着いた、しかし良いテンションの演奏。バンドのツアーってこうして変化していくのが楽しい。
終演後は来てくれたお客さんと話したりWARPSの皆さんと話したりもよぽんと話したり南部君を叱りつけたりして日付変わる頃に宿に戻る。瞬時に寝る。
9/9
移動日。すっかり雨は上がり快晴。しかしTVやネットを見ると前夜の台風の傷跡が凄まじいことになっている。この日は滞りなく帰宅できたが未だに千葉県の多くの地域で停電や断水が続いているという。3.11の時に自分が体験したあれこれを思い出して震えた。
こうして移動、演奏、南部君の世話、を繰り替えして無事に終了したバラナンブのツアーですが、その集大成的な演奏が来週金曜にあります。
2019.9.20(金)
出演:
Booga
シクスシクス
バラナンブ
\2200+1d
19:00 Open 19:30 Start
その二日後にはアコギ弾き語りソロがあります。
9/22(日)
SONG SPIRITS Vol,23
19時開場 19時15分開演
1500円+1d
出演
高木栄一郎 19:15
MAGIC MARMALADE 19:55
鳥井賀句G&Y20:35
山崎怠雅 21:05
月末近くには一年以上ぶりにThe Silence(馬頭將器、岡野太、吉田隆一、山崎怠雅)のライヴもあります。東京と大阪。
9/27(金)
前売り:\3,000/当日:\3,500
開場18:30/開演19:30
出演:
The Silence
ZZZoo
(ヤマジカズヒデ、森川誠一郎、田畑満、若林一也、DEN、KAZI)
9/28(土)
18:30 open/19:00 start
\2,000/\2,500
出演:
The Silence
Kevin
秘部痺れ
色々あるよ色々ね。
2019年09月03日
The battle of evermore
一昨年彼ら(パリピ)が引っ越してきた際、しばらくの間謎の異臭とかスパイス臭が漂い、こちらが慣れた頃からゴキブリが大発生したのだ。朝起きると台所の流しに2〜3匹、風呂、トイレに入れば2匹、流し台の下から調味料を取ろうとするとガサガサっ、食器を出そうと引き出しを開けるとガサガサっ。それらを皆退治して一晩寝ても朝には再び流し台に。これが夏の初めくらいから続いて正直気が狂いそうになって酷いストレスだった。で、ある日一念発起して台所のものを一つづつどかし(どかすたびにガサガサ出てくるのにも閉口した)、流し台の周りのスキマというスキマをアルミテープで埋めた。そして角という角にブラックキャップをおいた所、そこから10日ほどしたらほとんど出なくなったのだ。
あれから2年、行き場をなくしたゴキブリたちは再び近隣の部屋に侵入し出している。戦いの火蓋は再び切って落とされた。
8月2日
京都は長岡京の火灯し喫茶すずかげにて弾き語り演奏。以前、長岡京からほど近い向日町のセカンドルームに呼んでもらった際共演した後山直大くんが昨年開店したライヴも見られる喫茶店。元々はずっと前から続いていた地元に人に愛される洋食屋さんだったのだが店主の方の引退に伴い後山君が引き継いだ。なんだかとても落ち着くいいお店。
この日の共演はsotoさんとキタさん。sotoさんはテクニカルにギターを弾きながらセクシーな感じで歌う美人だった。東京に来たら人気出そう。キタさんは普段thanというバンドで歌っているが、この日はガットギターの弾き語り。僕の旧友のゆうじさんのバンドとスプリットを出したりしていたとのことで世間は狭い。早川義夫さんの話で意気投合した。次はバンドで共演しましょうね、と。
8月3日
大阪に移動して昼間から串カツ食べてお酒飲んだ後ライヴ。この日は新世界ののこされ島というライヴバー。沖縄をモチーフにしつつ非常に独特な空気感のある変わったお店。なにせ立地が通天閣の真下である。この日の共演は鴨しんごさん、弦花さん、谷口しんやさん。なんと僕以外全員ガットギター。そして全員ギターも歌も、そして曲も良い。僕はといえば、ステージから客席を見た瞬間に何故か池の上ボブテイルのことを思い出してしまった。全然違う店なのにステージから見える景色の雰囲気がそっくりだったのだ。羽場さんのこと、そこで過ごした時間のこと、その頃の自分のことなどが一瞬にしてフラッシュバックし、酷く動揺してしまった。旅先で反省の残る演奏になってしまったけれど、お客さんには楽しんでもらえたみたいなのでリベンジしに行きます、のこされ島。
8月8日
半年に一回開催されている荻窪ドクターでの3Days企画。初日8月8日は川口雅巳さんの仕切りで川口雅巳ニューロックシンジケイトと20Guilders、8月9日は福岡林嗣さんの仕切りで疎水響とThe Mickey Guitar Band、そして3日目のこの日は僕の仕切りでクリッペンリポンと組原正+黒田三四郎+山崎怠雅だった。組原さんとの演奏も三四郎さんとの演奏も久しぶりだし、この組み合わせは初めてだったのでどうなることやら、って感じで臨んだのだけど、なんだかフワフワした演奏になった。決め事なしの即興演奏自体、やるのは久しぶりだったのでこの日はこれでよし。共演のクリッペンリポンとは多分10年ぶりくらい。微妙にメロウな音楽性にシフトしていたのが面白かった。最後、ボーカルの黒田さんがマイクを客席に渡したら福岡さんがそれをガッととってステージに乱入。いい声で男らしくアジる。3日間で一番カッコよかったのはこの瞬間の福岡さんであった。ズルいなあ。
8月12日〜15日
The Silenceのレコーディング。前作に引き続き吉祥寺GOKサウンドでフルアナログレコーディング。ベーシックをせーの!で録るのでライヴ以上の緊張感。最終日には酷く疲弊したがいいものが出来ると思います。この後数カ月に渡って重ねたり、差し替えたりしてリリースされるのはいつになるのやら。ちなみに2年前に録音した「Metaphysical Feedback」が8月末にやっとこさ発売されました。こちらはこちらでまあ色々思うところはあるんですが頑張って作ったので是非聴いて下さい。
8月29日
新高円寺クラブライナーでバラナンブのライヴ。レコ発とその2日後のひかりのうまから2ヶ月近く空いた。その間スタジオに入りまくったりしていたのだけれど少しは良くなっただろうか。個人的な部分だと普段しないようなミスが多かったので残念だったのだけれどお客さんには良かった、と言ってもらえたので一安心。藤井くんに「ミスが多くてゴメン」と言ったら「あー、あれは酒だな」と返事が帰ってきたのでそろそろ真面目に考えよう。この日の共演はVATO、IDENTITY CRISIS、Tangible Smoke。VATOはもう何年もの付き合いだけれど本当に曲が良いんだよ。お客さんが少ないのがとても勿体ない。余計なお世話だと思いますが。IDENTITY CRISISはドラムの人が欠席だったそうな。Tangible Smokeも何度もご一緒しているが何より楽しそうに演奏しているのがいいよね。終演後ギターの野村さんに酔った勢いで余計なこと(ファズ使いましょうよファズ、とか)言いまくって申し訳ない限り。
8月31日
亀有KID BOXで「亀有フーテナニーVol,12」。2年ぶりに山崎怠雅&伊藤明彦デュオとお嬢(らいむらいと)さん。前回に引き続きガロのコピーを行いました。スタジオ一回にしては上出来だと思ったんだけどお客さんは喜んでくれたかな。お嬢、こと村井さんとはここ3年くらいご一緒する機会が多くて、なんだかやり方は全然違うけれど同じ方向を見ている仲間、っていう感じに思っている。ガロコピーは一年後にまたやります!
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さて、今週中にゴキブリ関連をどうにか片付けたら週末はバラナンブのツアーですよ。
お近くの方は是非に。
9/6(金)京都夜想
共演:vice、Ghost Medicine Machine、ソープ嬢変死
OPEN 18:30/START 19:00
\1800(+1drink)
9/7(土)
緑橋戦国大統領
進×戦国大統領共同企画【2分222秒】
共演:UP-TIGHT、atomicfarm、秘部痺れ、レザニモヲ、SOU
OPEN 17:30/START18:00
\2500(+1Drink)
9/8[日)
静岡騒弦
「怪奇生き物音楽箱 Vol.3」
共演:THE WARPS、supermourning、atomicfarm
OPEN 18:30/START 19:00
1500円+1D
2019年07月26日
怪しい隣人
そして最近隣の部屋のネパール人がカホンを始めたらしく夜でも遠慮なしにパコパコ叩いている。こちらも非常に鬱陶しい。多少荷物が多くても散らからない広さで隣にパリピが住んでいない部屋に引っ越したいものである。
・7月5日
高円寺ショーボートでバラナンブの1stEP「ファズ、光線、花」のレコ発イベント。共演はらいむらいと、シクスシクス、DJ Mally Vilet。お客さんもたくさん来てくれてとても良いイベントになった。共演の皆さん、お店のスタッフの皆さん、お客さん、皆に感謝しています。本当にありがとう。バラナンブの演奏もちょっと硬かったけれど悪くなかったと思います。らいむらいとの濃厚な空気感、シクスシクスの煌めくような世界、Mallyさんの痒いところに手が届きまくる粋な選曲。全てがマジカルな夜だった。こういう日があるからやめられないよね。あと、やっぱリッケンバッカーって最高だよね。設計は最低だけど。
・7月7日
間髪をいれずにバラナンブの演奏@大久保ひかりのうま。過去にひかりのうまでは2回バラナンブのアコースティック演奏をしているのだけどこの日は藤井くんがエレキを弾いて南部くんはジャンベで普段のスタイルとアコースティックスタイルの中間くらいのテンション。イメージしてたのはコレ。アンプで鳴らしているベースやギターよりも南部くんの音がでかいのが可笑しかったね。
この日の共演はスペシャル・ビューと鶯色。鶯色は鈴木美紀子さんのユニットというのは知っていたけれどスペシャル・ビューも会場に行ってからベースが西野公二さん(ex,OVER HANG PARTY)でギターが清岡秀哉さん(from井出健介と母船、他)だったので結局知ってる人ばっかりだなあ、みたいな穏やかな雰囲気に。
とはいえ、なんだかこの日は物凄く体調が悪くて結局終演後あまりお酒も呑まず帰った。残念。皆様また近々ゆっくりと。
・7月10日
7/5にレコ発の会場で先行発売したバラナンブ1stEP「ファズ、光線、花」が全国発売。販売店やAmazonとかで買えるけれどディスクユニオンだとまだ初回限定特典がつく模様。ミュージックマガジンのレビューでも好意的な感想だったし、ディスクユニオン新宿店では週間チャート一位だった。皆様に感謝。そして録音してくれた三浦実穂さん、マスタリングの中村宗一郎さん、写真をとってくれた山崎清太郎くん、デザインの北村卓也さん、ウルトラ・ヴァイヴの笠嶌さん、皆さんがいなかったらこの音源は世に出ていないので(その場合は他の人に頼んだでしょ、って思うかもしれないけれどそんなことはないのだ)心から感謝してます。
これ、売り切ったら次のアルバム作りますのでじゃんじゃん買ってください。
・7月19日
サヴァン道スリー@荻窪クラブドクター。この日はチバ大三さんの生誕記念イベント。チバさんの仲間が集ってワイワイと賑やかであった。僕は久しぶりに自分のベースアンプをヒイヒイ言いながら持ち込んでバッキンバッキン鳴らした。この日はそれが一番良い結果になると思ったので。僕はその時鳴っているバンドサウンドが一番カッコよく聞こえることを都度やるだけですよ。自分が目立とうが目立つまいが関係ない。
さて、来週末は弾き語りで関西に行きます。
2019/8/2(金)
長岡京 火灯し喫茶すずかげ
w/soto、キタ(than)
20198月3日(土)
新世界のこされ島
w/谷口しんや、弦花、鴨しんご
どちらも初対面の人ばかり。良い出会いがあるといいね、って毎回言ってますけど本気で思ってるんだぜ。
東京に戻ってきたら普段やらないメンバーでの演奏を行います。
2019/8/8(木)
組原正+黒田三四郎+山崎怠雅
荻窪Club Doctor
w/クリッペンリボン
半年に一回の荻窪3Days企画のうちの一日です。他の日も濃厚なので気になる方は通し券買うとイイヨ。
2019年07月02日
だるまちゃんは天狗だ
4月27日
2016年から参加したニューアクションの解散ライヴ@吉祥寺ichibee。白く大きな壁に大箱屋こと大場くんのギラギラしたリキッドライトが映え、我々は2部構成でたっぷりと演奏。お客さんもたくさん集まってくれて有終の美、といった趣。いろいろあったけれどいい音源を残せたので悔いは無し。
5月3日
バラナンブと魔術の庭の2マン@荻窪クラブドクター。自分がかつて属したバンドと今力を入れているバンドが共演というのは感慨深いものがある。バラナンブが今できることは毎回やりきっているし、今の魔術の庭には僕の入る隙間はない。それをとてもポジティヴに感じることの出来る良いイベントだった。なので、もっとお客さん来てほしいなあ。
この日、普段使っているSPI製のプリアンプの音が出なくなってしまい、急遽SAMS AMPをかけっぱなしで演奏してみたらSPEARMENか、din remoterか、みたいなバッキンバッキンの音色になり南部くん大喜び。僕は演奏しづらいんだけど。
5月4日
2日続けての荻窪ドクター。この日はお店のブッキングでサヴァン道スリーの演奏。共演はN-13、安田兄弟。安田兄弟のギターの人が打ち上げで酔っ払って2回もテーブルひっくり返していたのが衝撃だった。最近見なくなった酔い方。僕はといえば前日故障したプリアンプを昼間の間に大急ぎで修理したのに、今度はシールドが断線しかかっていたみたいで本番で音が出ず。サウンドチェックのときには出ていたのだけれどどうやら断線直前のかなり出力が下がった状態だったらしく、お店のシールド借りて演奏したらドーンとでかい音が出てびっくり。慌てて演奏しながらアンプのボリューム下げたんだけど初っ端で大きい音出すと「音がでかい人」っていう印象になるのであとでどんだけ頑張って気を遣ってリカバリしてもわかってもらえないのが損だね。
5月16日
開店から1年が経過した早稲田リネンにソロで初出演。今はなき池袋鈴ん小屋の小村さんが始めたお店。鈴ん小屋より少しこぢんまりしていて明るい感じだけどこれから年月を経ていろいろなものを纏っていくのだろう。この日の共演は雨宮弘哲くんと齋藤さっこさん。ふたりともとてもよかった。小賢しいこと、身の丈に合わないことでは無く、自分から出てきたものを歌うことが何よりも大切なのだな、と切に思った。終演後飲みすぎて歌詞のファイルを忘れてくる。
5月25日
「生れて、すみません2019」@荻窪クラブドクター。出演はBlueprint Missing、エルカセット、山崎怠雅カルテット。エルカセットと初めて対バンしてから22年位、同じ頃にきんぐさんと知り合った。そんな古い付き合いの人々と、今一緒にバンドをやっている藤井君の別ユニットであるBlueprint Missingと自分のユニット。良い夜でした。飲みすぎました。
5月26日
前日のイベントで疲弊しているのだからよせばいいのに西麻布JoujouでのDJイベントに参加。外はまだ明るい17時過ぎから1時間位いろいろかける。外に警官がたくさんいたので裸のラリーズをかけたりした。自分の出番終わったら早々に会場を後にし、神田SHOJIMARUに我妻玉緒ちゃんのバンドを観に行く。この日をもって産休で暫く人前で演奏しないとのこと。母子ともに健康に出産を終えて落ち着いたらまた一緒にやりましょう。この日のバンド(Nathan)は始めてみたけれどかなり好みのサウンドだった。
6月1日
久しぶりに本八幡ルート14に出演。ソロで、って誘われたんだけどほかがユニット、バンドが多かったのできんぐさんと小泉さんに声をかけて3人で。この3人だけで演奏するのは2008年以来だったので11年ぶり。その翌年6月に当時やっていた捻転時計のワンマンライヴがあり、その2週間くらい前に小泉さんが交通事故で演奏できなくなった。あれからもう10年か、と思うと月日が立つのは早いものだ。アコースティックギター2本とパーカッション(ジャンベ)での演奏。録音聴いたらけっこう良かった。11年前はなんだかスカスカでバランス悪くて好きじゃなかったんだけど、時間が経って多少演奏もマシになったってことか。対バンにらいむらいとがいたので村井さんとガロなどの話で盛り上がった。あと長渕剛の話もしたな。
6月3日
夕方、らんぶるで灰野さんと小一時間くらい話す。帰りに「ユニオンで安かったから余分に買った」CDをくれた。山崎君多分これ好きだから、って。この人がこういう言い方する時っていうのは大体ビンゴなのです。
6月7日
高円寺ショーボートでLAPIZ TRIOのレコ発にバラナンブで出演。ラピスさんはずっと前から大好きなミュージシャンで、もはやフリクションの・・・みたいな形容は必要ないと思っている。ライヴは本当にかっこよくて、まあ始まる前にラピスさん結構飲んでてヘロヘロなんだけど、それが何故かいい方に出るというマジック。玲さんとキヨシさんのリズム隊も重心が低くてカッコイイ。
バラナンブは来月のレコ発を控えて気合を入れて演奏しましたよ。始めて観た人が気に入ってくれるといいな。あと、オープニングと転換のDJで村田結ちゃんが来てくれた。グイグイ乗せる、っていうよりその場の空気を読んでじわじわと温めていくようなプレイで素敵だった。バラナンブの演奏直後に「フィクション」かかったのには苦笑したけれど。
いい日だったな。
6月8日
午前中から赤羽で呑んで後半覚えてない。ふなもと君ゴメン。
6月14日
高円寺グリーンアップルでDJ。大場くんによるリキッドライトとDJのイベントも今回で一段落。なんかいろいろかけた気がするので後で調べておきます。自分のDJがどうこうっていうよりも、こういうイベントは知らない音楽に出会うことが出来るのがいいよね。
6月23日
荻窪クラブドクターで山崎怠雅カルテットのライヴ。共演は中村アリーちゃんと高木栄一郎くんの「HoochieKoo」と共演。アリーちゃんが「オープニングアクト」って扱いだったんだけれど、いやいや「スリーマン」だろう、と。些末なことかもしれないけれど拘りたくなった。アリーちゃんも、高木くん達もとてもいい演奏だった。
僕はといえばこの日の録音を聞き返すとギターのミスが多く、全然弾けてない。ああ、これが老いというものか、こうして指が動かなくなっていって弾けなくなるのだな、などと憂いていたが、きんぐさんから「演奏前は呑まなければいいんじゃないかな・・・」と言われて、ああそういうことか、と納得。バカだ。
6月24日
バラナンブの新音源「ファズ、光線、花」の流通会社への納品が完了。7月10日以降全国で買えますよ。
ということで、上に書いた以外にも家であれやこれや作業をしたり、スタジオでリハーサルをしたり、と奔走しております。人がやってくれる身分じゃないものでね。ただ、そんな毎日を送っているとやりたくてやっているはずの事なのに物凄く追い詰められてきてパニックみたいになってくる。
そんな日々の中でも、この間CDショップで2枚CDを買った時、家に帰るまでの数十分とてもワクワクして、帰宅してから掛けた瞬間にとても大きな幸福感を覚えた。この感覚は10代のときから変わってない。これがあるうちは、まだ大丈夫だな、と思った。
さて、何度も言いますが今週金曜はバラナンブ(藤井政英・南部輝久・山崎怠雅)の1stEP発売記念イベントですよ。全国発売は7/10だけどこの日は会場で買えます。さらに先着30名には会場限定特典のCDRが付きます。ちなみにディスクユニオンで買うと別の特典音源が付きますのでレコ初に来られない人はユニオンで注文しよう。
★2029.7.5(金)
高円寺ショーボート
http://showboat1993.wix.com/showboat1993
open/DJ Start 19:00 start 19:30
予約・前売¥2500
当日券 ¥3000
(ともに+1Drink)
出演:
DJ Mally Violet(19:00〜)
らいむらいと(19:30〜)
シクスシクス(20:25〜)
バラナンブ(21:20〜)

2019年04月25日
葭始生
もともとの切欠は昨年秋に宮西計三& sa.yo.na.la.エレベーションズとしてツアーに行った際に知り合った134さんから「東北に山田庵巳さんを呼びたいので連絡してもらえないか」と相談されたことだった。すぐに庵巳さんにメッセージを送った所「怠雅くんが行くなら行くよ」という脱力した返信が来た。僕もその時期は特に予定がなかったので134さんに連絡、当初は僕と山田庵巳のツアーだったのである。
その少しあと、日比谷カタンさんと東中野で呑んでいた時にツアーの話をした所「そんなの俺が行かなきゃ面白くないじゃん」とグイグイ来た。3人だとギャラ出ないかもしれませんよ?とか色々念押ししたけれどねじ込んでくれ、と。こうしてこの3組でのツアーが決まったのである。
余談だけれど、カタンさんはこのときのやり取りを覚えてなかったらしく、年明けに僕から「先日伝えたツアーの話ですが」と連絡したときも(あれ?なんだっけ?)と思いながら受け答えをしていたそうな。更に「ホテルは早めに取らねば」とビジホの予約をしてくれた。
実際にツアーが始まってみるとなかなかに情報力が多く、楽しい旅だった。経費削減のために車を借りて行ったのだが免許を持っているのが僕だけだったので朝からお酒を飲むのは禁止。しかしながら助手席には朝からストロングゼロを飲む日比谷カタン氏。なぜこの人はこんなに呑んでて、あのテクニックを維持できるのだろうか。謎である。
演奏はお二人ともそれはそれは素晴らしいものだった。各会場ごとの観客の雰囲気に合わせて毎日違う演目。比類なきテクニック、揺るぎないオリジナリティ。一緒に旅をして、競演をしてても自分が彼らの足元にも及ばないような気分で嫉妬と焦りしか感じられなかった。20数年、人前で演奏してきて自分のやり方を考え直すとき、っていうのはこういう瞬間だ。今までも何度もあったけれど、今回の旅はそれだった。二人に比べて僕の演奏への反響はなかったし、物販のCDも殆ど売れずに持ち帰ったけれど、もっと大事なものを持ち帰っただからいいじゃないか、と思うことにした。
昔、池の上ボブテイルに出演していた頃、マスターの羽場さんに「怠雅くんは日比谷カタンとやってみるといいですよ」と言われたことがあった。羽場さんがどういうつもりでそう言ったのかはわからなかったのだけれど、ここ数年、カタンさんと一緒にやる機会が増え、ふとした瞬間に彼のことを思い出す。
そういえばこのツアーでも毎日演奏した「沈黙」という僕の曲があるのだけれど、歌詞の一節「勝ち負けなら多分負けていることに気づいていた」という部分、これは羽場さんが言った言葉がヒントになっている。当時友人だったはるかというミュージシャンがおおはた雄一さんの演奏を間近で見て「俺は弾き語りで誰にも負けないと思ってたのに!」と酒を呑んでクダを巻いていた所に羽場さんが「音楽は勝ち負けじゃないですよ!勝ち負けだったらあんたとっくに負けてますよ!」と声をかけていた。柔らかい口調で辛辣な事を平気で言う人だった。カタンさんとやってみるといい、と僕に言った真意を聞いてみたいけれど、羽場さんはもうこの世にはいないし、とっくに負けていると言われたはるかも。
ずっと前に庵巳さんと初めて競演することになった時に、友人から「庵巳さんと友だちになってね」というメールが来た。彼女がどうしてそう言ったのかもわからないままなのだけれど、実際友人関係になって演奏関係なしにお酒を一緒に飲んだりもする。でも演奏の現場では初めて競演した時に感じた嫉妬や羨望を僕は引き摺ったままだ。サウンドチェックで初めてみた庵巳さんの演奏は、その頃僕がやりたかったこと、出したかった色、そんなものが全て含まれていた。やられた!くそ!と本気で思ったのだ。しかもそれが僕が考えていたよりも遥かに高い次元で実現されている。それを間近で見せつけられた時の絶望感は忘れられない。そして何よりあの8弦ギターである。「勝ち負けだったらとっくに負けている」と心底思った。
その日、僕の演奏の後が彼の出番だったのだけれど、演奏が終わって楽屋に戻るとあの大きな目をキラキラさせて「全部チューニング違うんだね!!」って話しかけてきた。さっきリハで自分を叩きのめした人がそんな風に声をかけてくれたのがとても嬉しかった。僕がレギュラーチューニングで出ない低音域が欲しくてチューニングを下げたりするのを見て「おれも同じように思って弦が増えたんだよ」なんて言ってた。その時、彼が言った言葉で一番覚えているのは「音楽には2種類しかない。ギター弾き語りと、そうじゃない音楽と」というもの。彼らしい冗談、軽口のようにも思えるし、とても深いことを言っている気もするけれど肝心の本人が言ったことを覚えていないので真意は謎のままである。
旅のことを語ろうとして、カタンさんと庵巳さんとの関係を語っているけれど、細かいことの感想とか、いつどこで何したとか、そういうのは別にいいでしょう。演奏していないときは車で移動しながら冗談を言い合ってゲラゲラ笑っているか、お酒を飲みながらゲラゲラ笑っているかでしたよ。そういう旅ができて本当に良かった。精進します。関わってくれた皆様、来てくれたお客様、ほんとうにありがとうございました。
あ、あと終わったから笑い話だけれど、カタンさんが取ってくれたホテルの部屋がセミダブルで一日目の夜は庵巳さんと同衾する羽目になったことは書いておこう。彼の追っかけのガールズはさぞ羨ましかったろうな!僕は寝不足になったけどな。


2019年04月24日
おじさんは体色に青が入るともう追えないんだよ
3月9日
国立地球屋でバラナンブのライヴ。地球屋には以前にも行ったことがあったが出演は初めて。ちょっと前からやっている曲(漂泊)のベースのリフを変えてみたのだが(より野暮ったくした)結構好きかも。この日の競演は川口雅巳ニューロックシンジケイトとどろんこ&亀川千代&長谷川真子のトリオ。ニッポンの、サイケである。川口さんたちはアメリカツアーに向けてのメンバー編成で、今までよりも太く、重い感じ。カッコよかった。どろんこさん達はもはや僕らが及ぶことのできない境地のグルーヴ。すげえ。全バンド終わったのが23時半近く、っていうのもなんだか昔のライヴって感じで個人的にはゾクゾクした。色んな意味で。
途中、店内の空気がこもっちゃって(満員だったので)外でお酒呑んで涼んでたらどろんこさんも出てきて、そしたら亀川さんもどこからかやって来て3人で座って駄弁っていたのだが、よく考えたら凄いベーシスト二人が両横に座っていたのだな。
3月20日
あまり愉快でない話のブログを書く。しかしながら、これは言っておかねばな、って内容なのでね。
3月23日
秋葉原グッドマンに非常階段の40周年記念ライヴを見に行く。岡野太さんとも昨年のSilenceのツアー以来あっていないので話せて嬉しかった。初音階段、MASONNA、そして坂田明さんをゲストに迎えた非常階段。容赦ない。グレイト。
3月24日
友人家族と共に川崎の怪獣酒場に行く。予め僕がメトロン星人やブースカと撮影した2ショットを見せていたらしく、そこの家の3才児、5才児から超リスペクトを受ける。しかしながら僕自身を怪獣か宇宙人だと思っているらしく、始終呼び捨て。
3月31日
埼玉の山奥でバラナンブのアーティスト写真を撮影。めちゃくちゃ寒い。
4月1日〜5日
ベトナム(ハノイ)に滞在し不機嫌になる。あ、でも食べ物は野菜と魚中心だし意外と薄味なのでとてもよかった。お通じもよく、寝覚めもスッキリで身体が軽い。酒も進む。ただ、前から気になっていたベトナムギター
は殆ど売っておらず、次回はホーチミンに行ってギターを買ってこようと思う。
あと、ずっと外人と一緒にいたのだが「タイガはなんで飲み会のときだけ英語ペラペラなの?」と言われた。うるせえ。
4月6日
帰国翌日で身体がキツかったけれど亀有KID BOXにて「亀有フーテナニーVol,11」。出演はナカニシキュウさん、アヂヤラカモクレン、そして僕ときんぐさんのデュオ。キュウさんにも山崎貴志くんにも久しぶりに会えたし、お客さんもたっぷりで良い夜でした。
4月10日
高円寺U-hAで弾き語り。競演は大河内大祐くんとamamoriさん。ふたりとも強烈な個性を持った素敵なミュージシャン。大河内くんのここ最近の研ぎ澄まされっぷりは凄いと思うし、amamoriさんのテクニックに裏打ちされた奥行きのある音楽にはとても感銘を受けた。良いミュージシャンとの競演は本当に刺激になる(その翌週に刺激になる、どころの騒ぎじゃないやつが控えているのだが)。楽しくなってワインをガブガブ飲み、ニューヨークから来てくれた友人を交えてその後居酒屋へ。もはや帰りよく覚えていないのだけれど翌朝大事なものがなくて狼狽。午前中のうちに見つかってよかったものの、いやはや。
4月12日
高円寺グリーンアップルにて大箱屋こと大場君主祭のイベントでDJ。相変わらず60年代ロックの好きな曲を淡々とかける。あまりにベタな選曲でむしろ盛り上がってよかった。あとから録音聴くと(ブースの近くにレコーダ置いて録った)気持ちよさそうに歌う自分の声ばっかりが入っててきまりが悪いっすね。かけた曲は以下の通り。
・Please don't worry / Grand Funk Railroad
・Kick out the jams / MC5
・Good times bad times / Led Zeppelin
・Eight miles high / The Byrds
・Mr.soul / Buffalo Springfield
・銀色のグラス / ザ・ゴールデンカップス
・Parchment farm / Blue Cheer
・お前に夢中さ / ジャックス
・할말도 없지만 / 신중현과 엽전들
・Strange Days / The Doors
4月14日
阿佐ヶ谷イエローヴィジョンで小川京子さん主催のイベントに出演。競演は藤井政英+小川京子、レイマキ〔横山玲+三浦真樹〕、・らりは+田島章年の皆様。みーんなデュオで僕だけソロ。ちぇーっ。演奏はイベントにおける自分の役割を意識して臨んだので悪くなかったとは思います。
4月15日
家の近所で灰野敬二さんがライヴをやるので久しぶりにスタッフとして参加。終演後はこの日我慢していたお酒を多量に飲み、灰野さんに呆れられる。
東北ツアーのことはまた次回書きます。
今週末は3年参加したニューアクションの解散ライヴです。いいことも、わるいことも、これで終わりだよ。以下コピペ。
ニューアクション はこの日を最後に全ての活動を終了します。
予約不要!是非みなさんこぞって踊りに来てください!
『PlayNight in Tokyo』
〜New Action Final Live〜
2019年4月27日(土)
at 吉祥寺 ichibee dining
OPEN&START 19:00
Charge 2,000円(+1drink order)
演奏:ニューアクション
(鈴木和美、水のさとし、山崎怠雅、ふなもと健祐、矢代なな)
OverLightShow 〜大箱屋〜

2019年03月20日
黙っておこうかとも思ったのだけれど
数日前、Facebookで以前より繋がっていた方をブロックした。ちなみに普段ブロックっていう機能は使わない。関心がない投稿は非表示にすればいいだけなので。ブロックってことは「金輪際全てのお付き合いをお断り」って意味。自分は。
相手は90歳近い女性。何が切欠かは忘れたが2年位前から繋がってお互いの投稿にコメントし合う間柄だった。その後2度ほど直接お会いしたのだがその年齢とは思えぬ矍鑠とした立ち居振る舞いは接していて非常に気持ちの良い方だった。
しかしながらFB上での先方の投稿で目に余るものが多々あった。それはネトウヨ投稿のシェアである。話したときにもその片鱗はあったし、世代的なもの、御本人の経験からくるものだと思うのだが中韓の人々に対する差別意識が凄まじい。その延長でどこから見つけてくるのかわからないがフェイクニュースや下品なコラ画像をシェアしては酷い言葉をコメントで投稿するのである。
元々、僕自身の考え方として「差別をやめよう」という呼びかけは綺麗事であり、解決にはならないと思っている。人は皆、差別意識を始めとしてドロドロと汚い感情を自然に持っているものだから。問題なのはそれをなかったことにしたり、逆に正当化したりして行動することではないだろうか。これは差別じゃない、区別だ、みたいな詭弁はその最たるものだと思う。自身の醜い感情に対してちゃんと向き合った上で理性的な行動を選択する。それが文明人としての振る舞いではないかと思う。
だから先述の女性の差別意識を咎める気は更々無い。しかし、それを立脚点にしてフェイクニュースや悪意のあるコラ画像を拡散することは人としてするべきではない。嫌いな相手だから嘘をついてでも貶めよう、という態度を取り続けることの品性を疑うのである。それをコメントで指摘したのだが、私は終戦まで朝鮮に住んでいて引揚げの時に朝鮮人に酷い目に合わされて、みたいな話をするだけで埒があかない。
理由があれば何をしてもいいと思っている人を僕は軽蔑する。たとえSNS上とはいえ、自分が軽蔑する相手と関わりを持ち続ける必要を感じない。よってブロックすることにした。
この作文はトラブル報告ではないし、その人を晒すことが目的でもない。これは意思表明みたいなもんだ。基本的に色々な考え方が世の中にはあって、それぞれの正義があり、時としてそれは相容れないということを若輩者ながら経験してきたつもり。だけどどうしても許せないものがある。それは差別主義者だ。先述の通り、差別意識なんて誰の心の中にも多かれ少なかれ絶対にある。だけどそれにアレコレ理由をつけて正当化し、他者を傷つけることをよしとする連中のことは全力で否定する。過去にこんなことがあった、こんなことをされた、だから朝鮮人は嫌いだ、中国人は嫌いだ、と喧伝したところで奴らが言っていることは子供がピーマン嫌いと泣いているのと同レベルの幼稚な主張でしかない。そして嫌いな相手には何をしてもいいと思っている野蛮さを憎む。
僕が10代の前半からロックを切欠にして世界中の音楽を聴くようになって知ったのは、この世の中には自分が知る由もない夥しい現実の数々が存在しており、自分はそれを把握することも出来ない、ということだった。ブルーズに歌われる綿畑での黒人の暮らしを僕は実感することは出来ないし、一つも単語を知らない言葉で歌われる民族音楽で歌われている事を僕は体感することは出来ない。世界は一人の人間が認識することなど出来ない複雑さで出来ている。
差別主義者はその複雑さを受け入れる事ができず、自分が認識できる「だけ」の狭い知識でのみ世界を捉えようとする偏狭な「バカ」なのだ。そしてバカと関わると疲れるので悪いけど金輪際のお付き合いを御免被る所存である。
さて、先述の女性。あまりにも話しが通じなくて腹が立ったので一瞬、ほんの一瞬だけれども「なにか社会的にしっぺ返しを食らわせられないものか…」と思った自分がいた。はっと気づいてかぶりを振った。これが自分の中にある差別主義者と同じ部分。最大の敵は、これだ。
2019年03月08日
ただはるのよのゆめのごとし
3月2日は高円寺U-hAで「高円寺サミット」と題し、高瀬大介、ガジュマル、僕の3マンだった。元々は2年半前の9月に高瀬さんの地元、広島県福山市のハイダウェイというライヴバーで行ったイベントの2回め。福山駅からローカル線で10数分の神辺という駅から更に車でしばらく走った場所にあるジュークジョイントのようなお店だった。2回目の今回は場所を高円寺U-hAに移したので前回よりはだいぶアクセスが良かったのではなかろうか。高瀬さんは遠いでしょうけれど。各々のソロを35分ずつ、その後「銀座カンカン娘」「Imagine」を3人で合奏。楽しかった。
高瀬さんとも、ガジュマルことユーコさんとも10年以上の付き合いになる。それぞれ自分の現場で必死にやってきた仲間なのでこうしてたまにあって生存確認をすることはとても喜ばしい。3回目は今回ほど間を空けずにやれるといいね。お客さんもとても久しぶりに会う面々がたくさんいて嬉しかったです。
さて、明日3月9日は川口雅巳さんからのお誘いで国立地球屋にてバラナンブのライヴです。地球屋は以前に行ったことがあるけれど出るのは初めて。そして川口さんたちとバラナンブと、あとお店が選んだバンド一つ、って聴いてたので誰かなー(゚∀゚)と思っていたらドロンコさん、長谷川真子さん、亀川千代さんのトリオだった。おおお、ニッポンのサイケですね。
★2019/3/9(土)
国立地球屋
ドロンコ+亀川千代+長谷川真子
川口雅巳ニューロックシンジケイト(川口雅巳・ヨシノスイセイ・野中名人)
バラナンブ(藤井政英・南部輝久・山崎怠雅)
19:00open
20:00start
1000yen+drink
なかなかこういった組み合わせでの演奏はないと思いますので万障お繰り合わせの上来て観て触って。

2019年03月01日
演歌のこころ
そういった切り口で演奏される音楽が我が国にはあるだろうかと考えた時、今までは正直思い浮かぶものがなかった。民謡をロックに取り入れるとか、和楽器でポップスを演奏するとか、まあいないわけじゃないけれどもどれも取ってつけたようなあざとさ、寒々しさを感じる。
と思っていたんですけどね。ふと思ったら今「演歌」って呼ばれてる音楽ってソレだよね。戦前から続くレコード歌謡に民謡や長唄の要素をミクスチャして電化された楽器で演奏される1960年代に成立した音楽。なんだよ日本のエレクトリック・トラッドって演歌だったのかよ。そう思って聴いてみると歌の合いの手にねちっこく絡む下世話なディストーションギターとか、ブルース・ロックの影響すら感じるよね。スゲー。
今朝眠い頭でぼーっと考えた戯言ですので本気にしないで下さい。あと、80年代の演歌で聞けるディストーションギターって、あれ多分ライン録りだよね。
昨日は新高円寺クラブライナーでバラナンブのライヴでした。初めて出演するお店だったけれど翌々考えたら昔ここが新高円寺リッツという名前だった頃に友人のライヴを2回位見に来たことがあった。僕らの演奏はなんだかあっという間に終わってしまったけれど良かったんじゃないかと思っている。競演は虚構のクレーン、VATO、ザ・ナカスギロックス、S.H.I.T.。虚構のクレーンの最後の曲が火取ゆきさんの「祈り」だった。無条件に涙が出るのは何故だろうか。おかげでメイクが崩れました。あと、昨年作ったドジャーって歪むファズをVATOのケンゴ君に試してもらったら気に入ってくれたみたい。ビッグマフ好きな人にはオススメですよアレ。自分で言うのもなんですが。
さて、明日もライヴです。
2019.3.2(土)
「高円寺サミット」
高円寺U-hA
19:00 OPEN
19:30 START
Charge:2000円+1Order
弾き語りをたっぷりとコラボを少々。高円寺U-hAにて。旧知の仲の高瀬大介さんとガジュマルさんとの3マン。2016年9月25日に高瀬さんの地元である福山で行った企画の2回め。前回の楽しげな様子はこちら。皆様で是非。

2019年02月27日
粗忽者:あるいはへまのしつづけ
2月25日
高円寺グリーンアップルで大箱屋こと大場くん主催のDJイベントに参加。数人のDJが入れ代わり立ち代わり音楽をかける中、店内を雰囲気たっぷりのリキッドライトが照らす。この日は前回とは違い60年代を中心に、というリクエストだったので古いロックを10曲かけた。以下セットリスト。
Slip Inside This House / 13th Floor Elevators
A House Is Not A Motel / Love
Take You Home / Fields
If Not This Time / Fifty Foot Hose
You Keep Me Hanging On / Vanlla Fudge
Sookie Sookie / Steppenwolf
V.D. / ザ・ゴールデン・カップス
A Christmas Camel / Procol Harum
眩暈 / 裸のラリーズ
Summertime Blues / Blue Cheer
ベタなのとか、ベタじゃないのとか。
2月17日
Reiko.Aさんのお誘いで大久保ひかりのうまにてバラナンブのアコースティックセット。アコースティックって言っても僕はエレキベースだし藤井くんはエレアコにファズかけたりするし。南部くんはジャンベ。よく似合う。僕はダンエレを弾いたのだけれど、こういったアンサンブルだとフレットレスでもいいなあ、と思った。ただ、手に入りやすいものだとジャズベのやつとか、80年代っぽいやつとか、どうにもフュージョン臭い。なんかいいのないかなあと思って考えた結果、アンペグのスクロールベースかっこいいよね、っていう結論になった。本物はめちゃくちゃ高いけど。
競演はReiko.A+橋本孝之、組原正+内田静男+鈴木峻の二組。明確にメロディがあるスタイルは我々だけだったのでイベントとしては面白い流れだったのではないでしょうか。
2月18日
昨年の夏から続いていたバラナンブの録音がついに最終段階。ピースミュージックにてマスタリング。6月くらいにはリリースできるかなあ。出来ないかなあ。どうだろうなあ。
2月22日
前週に続いて大久保ひかりのうまに出演。この日は馬頭將噐さん、福岡林嗣さんとの3マンで僕は弾き語りソロ。今年最初の弾き語りであった。僕は福岡さんのステージで一曲だけギターを弾いた。VUのI’ll be your mirror。魔術の庭に在籍していた時にやった気がする。終演後は沢山お酒を呑んで荻窪に戻っても福岡夫妻と呑んで。翌日は強烈な胃もたれ。
2月24日
赤城山虫の音にて弾き語り。競演は群馬の鬼才A・C。虫の音での演奏は多分4年ぶりくらいで確か2012年にもA・Cとの2マンをやったはず。それから直接会ったのは数えるほどだがSNS等でやり取りをし続けているためあまり久しぶりな感じはしなかった。夥しい量の音楽を聴いて、それに根ざしたものを愚直に作り続けている信頼に足るミュージシャン。今回一緒にやれて本当に嬉しかった。お互いのソロのあと、最後にドノヴァンのSeason of the witchを二人で演奏。終演後は楽しすぎてすげえ酔っ払いました。
この日、旧友の清太郎君が行きも帰りも車に乗せてくれて気づいたら群馬、帰りは気づいたら自宅という贅沢。今度ちゃんとお礼をしなくては…。
ということでまたしばらく演奏が続きます。直近はこちら。
2月28日(木)バラナンブ@新高円寺クラブライナー
w/虚構のクレーン、VATO、ザ・ナカスギロックス、S.H.I.T.
3月2日(土)弾き語りソロ@高円寺U-hA
w/高瀬大介、ガジュマル
3月9日(土)バラナンブ@国立地球屋
w/川口雅巳ニューロックシンジケイト
もしアレだったらキテネ!
2019年02月14日
蓋のついた飲み物以外は持ち込まないで下さい
・1月31日
荻窪クラブドクターで今年最初のライヴだった。モンジ君が去り、浅野さんが去り、サヴァン道という名前で活動するのはどうなのかな、と思っていたら「サヴァン道スリー」として告知がされていて我が意を得たり、と思ってから3回目のライヴ。アクマイザー3みたいで結構気に入っている。あと、アクマイザー3のオープニングテーマはベースを寺川正興さんが弾いていて凄まじい。それはさておき。この日は新潟からTears Of Cameleoneというお嬢さん、VATO、サヴァン道スリーという組み合わせ。Tears Of Cameleoneはエレアコ弾き語りの情念系かな、と最初思ったけれど音楽がしっかりしてたのでとても良かった。VATOは以前から仲良くしている、というかいくつかの「共闘できる」バンドだと思っていて今回サヴァン道スリーと一緒にやれてとても嬉しかった。僕らの演奏はどうだったのかねえ。スタジオで100%できてないものは本番でもできないもんだな、っていう当たり前のことを痛感しつつ、3人でのやり方が固まってきた気もする。
・2月6日
昨年6月から続いていたバラナンブの録音がすべて終了。夏までにリリースできるかなあ?お楽しみに。
・2月12日
荻窪クラブドクターでバラナンブとLAPIZ TRIOの2マンの予定だったのだがラピスさんが前々日にケガをしてしまい出演できなくなってしまった。で、急遽LAPIZ TRIOのベースの横山玲さんが三浦真樹さんとのデュオ(レイマキ)で出演してくれることになった。レイマキ、久しぶりに聞けてとても良かったし、1時間の長尺でも全然飽きなかった。ファンキーな曲や、トラッドみたいな曲、ブーレとか。バラナンブの演奏ですが、1曲めのイントロで足元においた飲み物を倒してびちゃびちゃになっちゃって狼狽しまくったのが演奏に反映されたのが非常に心残りなので次回からは飲み物を置く場所に気をつけようと思います。あと、今回藤井君が作ってきたGSっぽい曲を初めて演奏したのだけど歌詞に出てくる豚ってアレですよね。
ということで以降の予定はこちら。
2月15日(金)DJ@高円寺グリーンアップル
2月17日(日)バラナンブ(Acoustic)@大久保ひかりのうま
2月22日(金)弾き語りソロ@大久保ひかりのうま
2月24日(日)弾き語りソロ@赤城山虫の音
2月28日(木)バラナンブ@新高円寺クラブライナー
3月2日(土)弾き語りソロ@高円寺U-hA
3月9日(土)詳細未定
あと、4月19〜21日に山田庵巳、日比谷カタン両氏と僕の3人で郡山、山形、福島を回ります。その一週間後、4月27日は約3年参加したニューアクションの解散ライヴです。
2019年01月11日
スラップスティック・ライフ
昨年の秋に取り寄せてあった「胃がんリスク検査キット」を煩わしくて放置していた所、提出期限が来月だと催促あり慌てて開封。自身にて指先にチョン、っと傷を付けて血液を採取し試験管のような容器に入れて提出する。まずは右手人差し指にチョン。痛くない。続いて小豆大まで血を絞り出してスポイトで採取。しかしながら規定量には全然足りぬ。数回絞るが出てこない。部屋が寒いからか?止むを得ず左手でも行う。だがこちらは右手よりも更に血が少ない。手首をギュッと握ったり温めたりゴシゴシ擦ったりしていたら、どうやら先ほど出がらしっぽかった右手の血行が促進されたらしく気づけば左手首が朝から血まみれ。
朝晩の冷え込み実に厳しく、昨日などはベランダにある洗濯機の給水ホースが凍って水が出ず、柔軟剤もしゃりしゃりになっていた。室内も非常に寒くエアコンは常に全開である。更に昨年よりもエアコンの効きが悪い。余程外が冷えるのだろうと我慢しながら寒い部屋で酒ばかり飲んでいたのだが、ふと思い立ってカバーを開けてみたら凄まじい量の埃が堆積していた。そういえば今シーズンエアコンの掃除を忘れていた。その量たるや、フェルトでも貼り付けてんのかい?!肩に小ちゃいジープ載っけてんのかい?!ってな程である。慌てて掃除機で吸い取りフィルタを取り外し水洗いした結果、暖房効き過ぎて頭がぼーっとします。暖房と言えば耳で飛ぶ象なのだがその話はいいや。
このように年始を過ごしていたら鏡開きである。皆様あけましておめでとうございます。今年も演奏などたくさんしますのでキテネ。
★2019/1/30(木)
サヴァン道3@荻窪Club Doctor
w/VATO、Tears Of Cameleone
★2019/2/12(火)
バラナンブ@荻窪Club Doctor
w/Lapiz Trio
★2019/2/15(金)
DJ@高円寺グリーンアップル
★2019/2/17(日)
詳細後日
★2019/2/22(金)
弾き語りソロ@大久保ひかりのうま
w/馬頭將器、福岡林嗣
★2019/2/24(日)
弾き語りソロ@赤城山喫茶虫の音
w/Another Common
★★2019/2/28(木)
詳細後日
2018年12月31日
炒め屋辞めたい
師走だなぁ。ぼかぁ12月になるといつも師走なんだ…いいだろう?
タモリ
11月23日
昨年に引き続き月原昌子さん主催の長編フェス@新高円寺STAX FREDに出演。25分の長編を書き下ろして(まあ書下ろしはマストではないんだけど)おのおの演奏するイベント。昨年同様25分にわたる長い独り言みたいなやつをこしらえて臨む。せっかく作ったのでもっと練習して、練り直して何度も演奏したい。
競演は主催の月原さん、大河内大祐くん、齊藤さっこさん、山田庵巳さん。大河内くんのは自分に近い感じがした。
11月25日
バラナンブのライヴ&トーク@江古田フライングティーポット。ライヴを2セットと緊急座談会「ハードロックとは何か」。結局ハードロックとはなにかについて語らなかった気がします。ライヴは当日になってドラムセットのハイハットが無いとか、ギターアンプが壊れてるとかいろいろあったけれどその分ガレージ的で面白かったのでは。普段やらないJAMとかもやった。
11月30日
阿佐ヶ谷イエローヴィジョンにて弾き語り。競演はてろてろ、湯澤ひかりさん、裏窓solo。南部くんによるブッキング。大所帯の音のでかいバンドの後にアコギ弾き語り二人が続いて、最後はエレキ弾き語り。湯澤ひかりさんの弾き語りはとてもよかった。
12月1日
荻窪ドクターズバーで弾き語り。この日は秋田の鬼平さんの企画。競演は野良犬太郎さん、藤井政英くん、アンダーソン、loachさん、浦邊力さん、火取ゆきさん、西山正規さん、小池真司さん、蓮沼ラビィさん。藤井くんと弾き語りで対バンはとても久しぶり、というか初対面以来かも。あと、火取ゆきさんはやはり別格だな。声の深み、ギターの強さ。
それにしても狭くて喫煙OKのバースペースに弾き語り10組ってのはちょっと無茶だな。僕と藤井くんは後半出たり入ったりしてました。
12月8日
10月に亡くなった岩田裕成さんが生前企画していたライヴ「Stratosphere sound 8」だった。岩田さんは夏の終わりから企画を考えていて、僕にクラブドクターを紹介してくれ、と言ってきた。ドクターの店長イシカワさんに言わせると初めてのお客さんだけどすべての連絡が滞りなく進んでいて何の心配もしていなかったのに連絡が突如途切れた、とのことだった。
そういった経緯があったので岩田さんが亡くなったことを聞いた時、僕はこの企画を引き継ぐことに決めたのだった。すぐに岩田さんが既にオファーをしていたDin Remorterの小池さん、サーファーズSUNの宮原さんに連絡を取った。幾つかの短いメールのやり取りの後、二バンドともそのまま出演することになった。
イベントまで10日を切ったある日、Din Remortorのハセガワさん経由でBACTERIAのカワグチさんから連絡があった。BACTERIAにも岩田さんからオファーがあったのだけどメンバーの都合で断った、岩田さんの訃報を聞いてソロでもいいから出演すべきだと思った、と。岩田さんが誘っていたのだから断る理由なんて一つもない。早急にタイムテーブルを作り直して出演して頂くことに。
当日の空気はとても良いものだった。Din Remortorのソリッドな音楽は本当にカッコ良かったし(ただカッコ良い、それだけで価値を持つことが出来るのはロックだけだろう?)、カワグチさんのソロは岩田さんの遺した音源とのセッション。途中ギターを寝かせて鳴らした時、そこに透過性分子の気配を感じて鼻の奥がツーンとなった。サーファーズSUNはすごい盛り上がりで壮絶かつ神々しい音楽だった。バラナンブはどうだったのかな。情緒的になり過ぎていた気もするけどそういう夜だったんだよ。
終演後僕はいつもより飲み過ぎて、グダグダに酔っ払って岩田さんの話をしてグズグズ泣いたりしてたんだけど、どうせ彼はそんな僕を見て笑ってるんだろう。
この日、各バンドのバンマスに岩田さんへの思いを語ってもらい、一枚のリーフレットにして配った。その内容を下記に残しておきます。
小池野豚(from din remoter)
僕が企画したライヴのことで、出演してもらったバンドのシンガーとFACEBOOKで揉めた。仲裁に入って、なんとか取り持とうとしてくれたのが彼だった。その後、お互い家が同じ東武線沿線で、彼から「北千住で呑みましょうよ」と誘われた。買ったばかりの先っちょの尖った靴を履いて行った。彼は、大好きな北村さんや生悦住さんや、松谷さんの話をしてくれた。帰りに一緒に電車に乗ると、呑んでいたお店のバイトの女の子が乗り合わせて、なんだか三人で談笑した。その娘は高校でファッションの勉強をしているんだと言った。
今年の春、僕の家に彼を招待した。近所の肉屋で焼き鳥を買い、コンビニで酒を買ったが、彼は何枚も引いた“くじ”で、二人とも呑まない発泡酒をことごとく当てるのだった。「僕、こういうの強いんだよ!」と言っていた。買うだけ買って二人とも食べないから、大量の焼き鳥が残った。件の発泡酒はまだ部屋にある。
彼は、僕がギターで参加しているdin remoterを気に入ってくれて、今日も含めて三回もライヴに誘ってくれた。成層圏へ、今日の歌と演奏が、届けば、と思う。
カワグチトヨキ(BACTERIA)
岩田さんの音は微細な素粒子のようなノイズで時に甘く心地よく時に切なく感情を揺すぶる。
藤井政英(バラナンブ)
透過性分子、岩田裕成さん、と出会ったのはいつだったか。
わりと近年。
最初、長年音楽の世界から離れていた岩田さんが透過性分子として復帰をした頃、Web上でコンタクトがあり、接点がうまれた。
初めて出会ったのは彼のイベントに、当時演奏で参加していた餓鬼道で出演した時で、しかしその日の餓鬼道はあまり良くも無く、会話もスウィングしなかった。
岩田さんはその昔10代の頃に雑誌Fool's Mateに評論を寄稿したりしていて故・北村昌士と接点があり、同じく時期は違うけど北村さんと接点があった僕に興味を持ってくれたようだった。
ファーストコンタクトでの餓鬼道の演奏にはピンと来なかったようだけど、その後、僕のソロ活動の演奏や音源に触れてくれて、それをとても評価してくれた。
嬉しかった。
あんなに僕の音を評価してくれた人はあまり他に知らない。
彼の音楽やその他芸術に対する評論、視点、思考は、僕のそれととてもマッチして、親近感をいつも覚えていた。
少年性・少女性、音の湿度、空気感、液体感。
目には見えないが確かにそこにある「音」というものの捉え方。
ぐっと距離が縮まったのが、プロレスを一緒に観にいってから。
そこで岩田さんと山崎怠雅くんが出会う。
岩田さんは一度会って怠雅くんを、半音上がった空気の人、と評し、彼の人間性や音にも惚れた。
そんな怠雅くんと僕が始めたバンド、バラナンブ、の事も岩田さんは評価してくれた。
今僕らはCDにする音源を作っていて、岩田さんにそれをとても聴いてもらいたかった。
彼は、その昔に音楽や文筆を一度やめる時、これを続けていたら死んでしまう・命が縮まる、と思い止めたと言っていた。
音楽の、表現の世界に戻ってきてからも、自分は命を削って演っているんだ、表現ってのはそういうものだ、と語った。
そうして駆け抜けるように彼は成層圏へと旅立ってしまったけれど、けれど、しかし、僕は、彼が自らの表現や音でその命を縮めたとは思いたくない。
音で生きるっていうのも、あるんだぜ、岩田さん。
彼の音や彼の絵や写真はとても美しく、彼は成層圏を表現していると言っていたが、重力・或いは重力からの開放、湿度や温度、そういったものがそこに感じとれる。
今年、僕らがスタジオに缶詰になってレコーディングしていると、自分もレコーディングスタジオでレコーディングしたい、と色々聞いてきた。
彼の中では次のレコードの構想があったようで、その構想を熱く語ってくれた(彼は文章ではとてもクールだが、話すと熱いのだ)。
自分の作る倍音の層と、ブラックミュージック的なリズム、自分なりのソウルミュージック。
その音を聴いてみたいと、とても、思う。
僕はお酒を飲まないので、飲みに付き合う事は出来なかったけど
プロレスならいつでも付き合うぜって感じなんだよ。
年明け、1.4は、また行ってくるよプロレス。
宮原秀一(サーファーズSUN)
30年と少し前、俺は19歳、岩田くんは18歳で、フールズメイトでレビューを書いたり、別冊のMIX(後のREMIX)の立ち上げにも参加していた岩田くんからいろんな音楽教えてもらってた。小学生の頃から常連だったらしいモダーンミュージック、それから渋谷のZESTとか一緒に通った思い出。岩田くんは千葉だから都内に来ると下北沢の俺のアパートに泊まってて、俺がバイトしていた定食屋に食事に来たりとか。そういえばモダーンミュージックの生悦住さんと松谷さんもときどき2人で来て昼間からビール飲んでたの懐かしいな。
サーファーズオブロマンチカの初めてのバンド写真は岩田くんが撮ったんです。お日さまの光が眩しく写り込んだモノクロの写真。後に岩田くんはプロの写真家になりました。
そんな岩田くんが6月にサーファーズSUNのライブに来てくれて最前列ド真ん中にいたので、俺は演奏中に近付いてその肩に手を置いたら、岩田くんは目も合わせないで2回うなずいた。その日はそれだけだったけど、翌日いきなり「30年間一緒にやったことなかったけどそろそろやろうか」とメールしてきて。それが今回のイベントになりました。
昨年から体調を崩していたの知ってたし、一緒に食事していてもお酒以外ほとんど口にしないし、どんどん痩せてくし、それで今さら一緒にやろうと言われたら俺もなんとなく感じたし、本人も自分のことは分かっていたと思う。間に合わなかったこと悔しく思ってる。
あ…間に合わなかったんじゃないのかも。岩田くんは成層圏の音を演奏したいといつも言っていて、それでイベント名も「stratosphere sound」なんだけど。だから当日は空の上でギターを鳴らすのかも。間に合わなかったんじゃなくて間に合ったのかもしれないな。あいつが空の上から演奏するなら俺たちは空まで届く音楽をやるしかないじゃん。
岩田くんがサーファーズSUNのこと「やっぱりLOVEだよね」って言ったの憶えてる。みんなにもそう感じてほしい。岩田くんが選んだ4バンドと空の上から透過性分子。
岩田くんの今生最後のイベントです。よろしくお願いします。
まあ、岩田さんは来てたよね。ニヤニヤしながら。ここが始まりだから見ててくださいね。
12月9日
馬頭將器さん、福岡林嗣さんとで弾き語り3マン@大久保ひかりのうま。二人とも90年代から東京アンダーグラウンドで活躍したベテラン。そして僕にとっては近所の頼れる兄貴2人。始まる前に前打ちで行った居酒屋がおじさん一人でやってる店なので全然料理が出てこない上に飲み物を頼むタイミングすら憚られるピリピリした空気でスリリング。
僕は自分のステージのほかに福岡さんと2曲、馬頭さんと1曲、そして最後に3人でも演奏。よく働きました。楽しかったなー。
12月13日
バラナンブ@高円寺ショーボート。この日はnionとGLDN。どちらも自分の世界がしっかりあるカッコいいベテラン。バラナンブは結成からまだ2年経ってないけどちゃんと存在感出せてたかなあ。個人的には今までで一番演奏はよかったとは思ってます。あとこの日高円寺の駅前の酒屋でモーターヘッドのビールが売ってて安かったので6本買って行って南部くんと二人で飲んだ。リッケンバッカーじゃなくてイカベースだったのが心残り。
12/20
サヴァン道スリー@高円寺ペンギンハウス。この日はイグノランツとの2マンだったので我々は大分気負いました。もっとラクにやろう。
演奏の途中で「次会ったら無条件で殴る人リスト」に入ってる人が客席に入ってきた。今年の前半にTwitterに辞めたバンドのメンバーの悪口を書いては消し書いては消しを繰り返してた卑怯者なので、どの面下げて…!と思って物凄く気分が荒ぶってミスが増え、演奏が終わると同時にそそくさと楽器を片付けて客席へ。その間「主催のイグノランツや他のお客さんに迷惑かけないように外に出ないとな…訴えられたらそこそこな慰謝料だよな…前科も着いちゃうな…両親には申し訳ないな…昼間の仕事はクビだよな…いや、しかしスジは通さねば!」みたいなことを考えながら。
なのに、よく似た別人でした。荒ぶり損。しかも「いやあ、ベースすげえ良かったよ!」とかその人に言われて「いやあ、うへへ…」などとニヤけるだらしのなさだ。まあ、殴って解決することなんてない訳だから結果的にはよかったよね。大人だし。
12月22日
今年最後のライブは弾き語りソロ@亀有KID BOX。前半は一人で、後半はきんぐさんと二人で。よく呑みよく笑い楽しく演奏しました。終演後「そして神戸」を歌った気がするがよく覚えてない。
斯様にして2018年の活動は全て終了しました。その数67本。昨年より30本近く減った。来年はさらに減らしたいけど、バラナンブのライブとかもっと増やしたいし、要は絶対数よりもバランスかもね。
今年もおせわになりました。これからお酒飲んできます。良いお年を。
2018年11月20日
語らう妻、松浦タカ
高円寺U-hAで弾き語りソロ。なぜか増える弾き語りのオファー。ニーズがあるのはありがたい事なので頑張って演奏する。
この日は君島大空さんと川レオンさん。若くて才能あふれるイケメンと若くて才能あふれる美女の後に色々枯渇したメイクのおっさん、という組み合わせ。お楽しみいただけましたでしょうか。君島さんも川さんもよい音楽、良い演奏だった。楽しくて多量にお酒を飲んでいたら近くに宮西計三さんが来ているというので合流してさらにお酒を飲む。
もう遅いので、と別れて電車乗って帰ったはずが見たことのない景色の場所に立っていた。並んだドア、横には高い壁。天井はなく空が見えている。
…ここは…どこだ…?。並んだドアを端からがちゃがちゃやるが開かない。家の鍵を突っ込んでみるが回らない。気づけば奥に階段があったので降りてみる…隣のアパートでした。住人の皆様、本当にすみませんでした。
11/15
早稲田ZONE-Bでバラナンブのライヴ。Sister Paulのイベント「Tokyo Gay Rockers」にお誘い頂いた。このイベントに呼んで貰えるのは名誉なことなのではないか、とうれしかったです。競演はSister Paul、壊れかけのテープレコーダーズ、冷牟田敬バンド。みんなよかった。出演バンドが全部いいな、と思えるイベントっていうのは本当に幸せなこと。どのバンドともまた競演したい。そして最近はそういうイベントに呼んで貰えることが増えているのが嬉しい。何年も前にはアイドル志望みたいなピアノ女子とブッキングとか結構あって、誰得なのだ?と思うし(互いにウマミが無い)ふて腐れてMCで毒を吐いたりしていたのだが近年はそういうことが殆どなくて有難いです。
この日はまっすぐに家に辿り着く。ホッ。
11/17
下北沢BIG MOUTHで弾き語り。この日はAtomicFarmのもよぽんの企画にお誘い頂く。競演はかくれみの、白倉新之助、よよよゐ、もよぽん(多いので敬称略)。トップのかくれみのさん以外は全員どこかで繋がりがある人ばかり。白倉くんはかつて捻転時計でよく競演していたQuizmasterだったし、よよよゐさんは亀有でよく名前を見かけていた。良い出会いをもたらしてくれたもよぽんに感謝。BIG MOUTHもかなり前から名前は知っていて周囲には出演している人が多い。マスターと何かを話すたびに過去にどこかで繋がっている、そんな感じだった。自分の近しい人とか、過去にあこがれた人とか。世間は狭いね。楽しくて多量にお酒を飲んだけれどこの日もちゃんと家に辿り着く。
さて、今週金曜(勤労感謝の日)は昨年に続き長編フェスに出演します。あと3日だというのに仕上がってません。今年こそ兵隊の点呼が登場するかもしれません。
2018/11/23(金・祝)
シサン企画vol.14
Once Upon a Time vol.5
第一夜 赤の誘惑
@新高円寺STAX FRED
https://goo.gl/eAKeKA
19:00〜
2,500円+1d
予約: livefor43@yahoo.co.jp
出演:
月原昌子
大河内大祐
齊藤さっこ
山崎怠雅
山田庵巳
そして日曜はバラナンブ(藤井政英・南部輝久・山崎怠雅)のライヴです。なんとトークもついてこのお値段。
2018/11/25(日)
いちょう会
17:30〜
@江古田フライングティーポット
https://goo.gl/LDN1aV
1000円+1d
ライヴ
バラナンブ
DJs
鵜飼健太郎
東大通
たこ焼き
まりたこ
緊急座談会
1 ハードロックとは何か
2 ライヴハウスクラブ の歴史と展望 問題と新機軸
3 バラナンブ機材セッティング実演解説
(司会進行:川合栄一)
緊急座談会のニーズと緊急性に疑問を持ちつつGO。
2018年11月13日
薔薇の名前
西永福JAMでニューアクションのレコ発ライヴ。昨年末から製作していた音源がこの日から発売。2年半前から参加してギター弾いて来て現時点で出来る最高の音源になったと思う。和モノだけではない音楽にしたい、って言われてテコ入れ要員として参加した経緯があるので当初の目的は達成したはず。面白いCDなので皆さんに聞いて欲しいです。
・10/27
宮西計三& sa.yo.na.la. エレベーションズ&愚弁ツアーで石巻へ。朝8時に大久保駅に集合するもなんと朝の似合わない面子よ。あとトシさんがブルゾン着込んでる横にアロハシャツの狩俣さんが立ってて季節が分からなくなった。
石巻で宮西さん、鬼平さんと合流。BLUE RESISTANCEで演奏。この日の演奏はまだ探り探り、って感じ。
・10/28
石巻に来たからには、と朝一で石ノ森萬画館へ。企画展示で萩尾望都原画展もやってて生原稿の美しさに息を呑むも宮西さんは「生原稿見ると仕事、って気持ちになって楽しめないんだよね…」との事。なんかわかる気がする。そういえば13歳の時にギターを持つまでは僕も漫画家になりたかった事を思い出した。あの頃は絵も上手かった。今ではうろ覚えでオバQ描くのがやっと。
その後海鮮丼を食べた後米沢へ。A_R_Bというライヴハウス。石橋凌さんの店ではないらしい。この日は地元のバンド3組が出演するも皆ベースレス。5組出るのにベース僕だけ。この日は緩急とか考えてドラマチックに演奏。録音聴いたらいいな、と思えたので良かったのではないでしょうか。愚弁もとても受けてて一緒に旅ができてよかったな、と思った。
・10/29
ニューアクションの水の君とサシで飲む。なんだかんだで色々な話を4時間くらいする。嬉しかった。
・11/2
群馬の先輩アンダーソンにお誘い頂き札幌へ。161倉庫というお店。廃墟のような雑居ビルの地下にある閉店したスナック街を居抜きで使った凄まじいスペース。対バンはアンダーソンと僕以外は学生のバンド。今の若者はCD買わない。打ち上げで頂いた刺身が美味しかった。
・11/3
札幌二日目。せっかくだから美味しいもの食べようとススキノへ。デパ地下みたいな所の海鮮丼屋さんでウニとイクラとカニが多量にのったものを頂く。これまで食べたウニの中で最高の味。お値段も中々なもので覚悟が要りましたが。ちなみにそのお店の店長さんがストゥージズファンでロック好きのナイスガイでした。
夜はLOGで弾き語り。数年前に赤城山の虫の音で共演した長津さんのお店。終演後は出演者で鍋。美味しかったです。
・11/9
高円寺グリーンアップルでDJ。オファーを受けた際にイギリスの音楽のイベント、と聴いてたのでよっしゃハードロックやグラムロックを、と意気込んでたら2日前くらいに「60s」って書いてあることに気づく。自分のライブラリみると意外と60年代イギリスが少なかったのは発見である。結局かけたのは以下の通り。
Its Only Love/Sam Gopal
Mosaic/Third Ear Band
Sleeping for Years/Atomic Rooster
Why can't somebody love me?/Edger Broughton Band
Wear Your Love like Heaven/Donovan
Poison/Bert Jansch
Octopus/Syd Barrett
Fotheringay/Fairport Convention
Wreck Of The Hesperus/Procol Harum
Happiness Is A Warm Gun/The Beatles
Silver Machine/Hawkwind
レミーに始まり、レミーに終わる。Atomic RoosterとHawkwindは71、2年なのでズルしました。
・11/10
荻窪クラブドクターで山崎怠雅グループ企画「散歩する惑星Vol,8」。競演はkumagusuと日比谷カタンさん。kumagusuは以前から競演したかったのでやっと叶って嬉しい。まだ若いし、様々な影響が見え隠れするけれど繰り返し聴きに行きたい。日比谷カタンさんはイベントタイトルをかなり意識しての演奏。カタンさんのやり方でこのイベントにどう対峙するか、をとても考えてくれていたのがとても嬉しかった。
山崎怠雅グループの今年の演奏は多分これでおしまい。7月、9月、11月と録音した音源を使用して来年はライヴ盤を作ります。
・11/13
旧友の高橋君に誘われて劣化ワインのテイスティングをする。
今月もそろそろ半ばですがなぜか演奏の予定がとても多いです。特に弾き語りはいろいろしんどいので減らそうとしたらオファーが増えました。
11/14(水)弾き語りソロ@高円寺U-hA
w/川レオン、君島大空
11/15(木)バラナンブ@早稲田Zone-B
w/Sister Paul、壊れかけのテープレコーダーズ、冷牟田敬band、DJ Miss Mally Violet
11/17(土)弾き語りソロ@下北沢BIG MOUTH
w/かくれみの、白倉新之助、よよよゐ、もよぽん
11/23(金・祝)弾き語りソロ@新高円寺STAX FRED
w/山田庵巳、齊藤さっこ、大河内大祐、月原昌子
※長編フェスに出演
11/25(日)バラナンブ@江古田フライングティーポット
w/鵜飼健太郎、東大通
※座談会あり
11/30(金)弾き語りソロ@阿佐ヶ谷イエローヴィジョン
w/湯澤ひかり、裏窓solo、てろてろ
あと6本。ひゃー。
そして年内の予定は以下の通り。
12/1(土)弾き語りソロ@荻窪Doctors Bar
w/野良犬太郎、藤井政英、アンダーソン、loach、浦邊力、火取ゆき、西山正規、小池真司、蓮沼ラビィ
12/8(土)バラナンブ@荻窪Club Doctor
w/din remoter、サーファーズSUN
※亡き透過性分子に捧ぐ
12/9(日)弾き語りソロ@大久保ひかりのうま
w/福岡林嗣、馬頭將噐
12/13(木)バラナンブ@高円寺Showboat
w/nion -2音-、GLDN
12/20(木)サヴァン道スリー@高円寺ペンギンハウス
w/イグノランツ
12/22(土)弾き語りソロ@亀有KID BOX
※ワンマン
ということで12/22の亀有KID BOXにおける弾き語りを一人でやったら年内の演奏は終了。11月がすさまじいのでうわーって思ったけれどこうしてみるとここ数年で一番ライヴ本数は減った。2014年が95本、2015年が98本、2016年が83本、去年が94本、そして今年が62本。この調子で減らしていけば身体も少しは楽になるかな。
上記、12/8のライヴ予定を見てもらえばわかるけれど、友人であり、ミュージシャン仲間であり、プロレス友達でもあった透過性分子こと岩田裕成さんが10月の頭に亡くなった。僕は亡くなったと思われる日の夕方、赤羽にもつ焼きを一緒に食べに行く約束をしていたのだけれど、その日の朝にインフルエンザにかかったから行けない、と本人から連絡があったのだ。思えば前年の後半に体調を崩してから彼は殆どちゃんと食事をしていなかった。赤羽のもつ焼き屋もずっと前から行こうと言ったまま延び延びになっていた。あるとき岩田さんは「俺はどんどん痩せ細って死にそうなんだから赤羽早く連れてけよ!殺すぞ!」と冗談で凄んできたのだけれど、本当にあの時早く連れて行って、無理にでも肉とか野菜とかを食べさせればよかった、とこのひと月の間落ち込んでいる。ちゃんと食べないとだめだよ、ってたまに言ってたんだけれど「痩せこけていい感じにスカルフェイスになってきただろ?」とか言って。
5月26日に岩田さんと僕、そして橋本孝之さん、川島誠さんという2人のサックス奏者で新宿の居酒屋に行った。岩田さんは終始上機嫌で音楽の事や美術の事、彼の哲学についてなどを饒舌に語った。
僕がパンツのカーゴポケットに財布を入れて手ぶらで来たのを見て彼は「これがダンディズムなんだよ!橋本さんわかる?!」と喜んでいた。
僕にとってはそれが何故ダンディズムなのか、さっぱりわからなかったし、ダンディズムとか美学の話をしている時の岩田さんは何故だか普段よりも下世話で、あの繊細な写真や少年のような文章の面影が全くないのがとても不思議だったのだけれど、僕はそんなときの彼が大好きだった。もっと話したいことあったのにな。
2018年10月10日
ミキハウス好きへ垂れたエキス吸うは君
短い中でも自分より先に生まれた人はその分だけ自分がしていない経験を積んでいるのだから敬意をもって接するようにしているのだが、SNSを眺めていてもある一定の年代より上の方に限って無知と偏見から来る醜い差別をまるで当たり前のように撒き散らしている。
そういった人々が人格破綻の人でなしかと思えばそうではなく、むしろそれ以外の部分に関しては尊敬に値する人生の先輩であることが多い。
こういった場合、指摘するべきなのか、黙するべきなのか判断に迷う。そこで、あからさまな事実誤認や誤りがあった場合のみ指摘するようにしている。真偽のみが焦点になり、その人の考え方などを否定しなくて済むから。
しかしながら、そろそろ目に余るのでブロックしたりミュートするのが精神衛生上良い気がしてきた。ただ、多様性に不寛容なレイシストや排外主義者をブロックすることは、自分が彼らと同じことをしているのではないかという矛盾も感じる。多分正解はどこまで行っても無い。
9月16日
早稲田ZONE-Bでバラナンブのライヴ。相変わらずイカベースを弾く。全然いい音がしないのでこうなりゃ意地である。軽くて薄いボディ、短いスケール、フロント一発のピックアップ。輪郭やサステインを担保しようという気が更々ない楽器。で、どうするかといえばかなり歪ませてブリッジ付近をピックで強めに弾くとどうにか輪郭が出てくる。録音を聞くとフェリックス・パパラルディみたいで悪くない。演奏している間は必死だけどな。
バラナンブは8月まで録音で各楽曲と改めて向き合っていたのでかなりよくなってきた気がします。既存の曲もキーを変えたりしてブラッシュアップ。
競演はLarryz、Tangible Smoke、gharr、CODED。Larryzはベースが抜けて優多歌さんがギターで加入していた。5年ぶり位に会って色々話せて嬉しかった。Tangible Smokeは昨年も対バンしたけれど重心が下がってた。女性ドラマーが笑顔でパワフルに叩いている様を見るとキュンとしますね。gharrは三軒茶屋で対バンした時、気づいたら演奏終わってて対バン見ながら寝落ちってどんだけ失礼なんだよ、と落ち込んだが藤井君に言わせると極端に店内が酸欠状態だったから仕方ないらしい。改めて見たgharrはカッコよかった。終演後ベースの人とブラスマスターの話が出来てよかった。あれ欲しい。CODEDは初めて見たけれど2人だけで容赦ない爆音。
この日は「大人の女性が喜ぶロック」を集めたらしいんだけど、蓋を開けたら大人げない人々が繰り広げる阿鼻叫喚、って感じで僕はこっちの方が好きだよ。
9月17日
再び早稲田ZONE-B。とんでもない悪ふざけをやり散らかす。
9月24日
阿佐ヶ谷イエローヴィジョンでサヴァン道スリー。高橋よしあきさんの企画に呼んでいただきました。この日も懲りずにイカを弾き倒す。モンジ君が抜け、浅野さんが離脱し、どうなるのかなあ、と思っていたけれどオファーがあれば3人でやりますサヴァン道スリー。ザビタン・イビル・ガブラ。
対バンはSPEARMEN、高橋よしあきバンド。SPEARMENは久しぶりに観たけれどソリッドでカッコよかった。FRICTIONの影響なのかなあ。リズムのうねりが凄い。余談だが先日バラナンブのMIXをやっていてMIXルームの隣のスタジオでリアンプをしていたのだが時間が足りなくなり「あー、次入っている人が知り合いなら交渉できるのに!」とか言っていたらSPEARMENのミズサワさんが来てびっくりした。
高橋よしあきバンドは難しかった。この日の編成は熊のジョンのリズム隊の二人とよしあきさんの3人編成。好き・嫌いでなくて難しい、という感想。南部くんに言わせるとあの日は出来てなかったので次回に期待、らしいのだけれど。とりあえず近々よしあきさんのソロを聴きに行ってみようと思っている。
最後の方でアキラさんがベースの弦を切ってしまい、イカを貸したのだけど全然勝手が違うから弾きにくそうにしてた。
9月25日
新宿カールモールで弾き語り。横田帷一郎くんの企画で平日なのに18時半から始まって7組も出るフェスみたいな感じ。なので一人一人に言及すると大変なので割愛。この日初めて競演した關伊佐央さんが本当に素晴らしくてびっくりした。自分の知っている何かに例えるのは多くの場合失礼にあたると思いつつ、ティム・バックリィを想起した。彼が演奏中しきりに「暗い歌」という表現を使っていたのだが、僕は彼の歌を全く暗いとは思わずむしろ熱いと感じた。こういった表現が暗いとされてしまうシーンにはとても不満だが、彼のようなミュージシャンがいてくれる事は自分にとってとても励みになった。もっと頑張ろうっと。あ、この日は椅子が思いのほかフッカフカで、なんだかリラックスしました。
弾き語りのライヴ、いろいろなことを考えていて、もうやめてしまおうかとか、いやいや変わらず続けるんだとか。嫌になった、わけではなくて。とりあえず年内は誘われたらやるけど来年以降はどうしようかな。
って言ってたら年内の弾き語りのライヴちょっと増えましたのでよかったら来てね。
10月1日
渋谷Rootsでバラナンブ。前回のRootsに引き続き川合栄一さんの企画。この日はDJに川合栄一さんの他、Francisさん、流石の三太郎さん。ライヴはバラナンブとFrancis、tozo。さらにフードでまりたこさんのたこ焼き。このたこ焼きがふわふわっとしていて往年の京たこを思い出す美味しさ。二つで100円という価格設定も憎い。結局10個以上食べた気がします。しかし京たこって減ったよね。というかRootsが入っているハンズの向かいのビルって昔京たこだったよね?。昔はあちこちにあったけれど築地銀だこ(群馬発祥)に駆逐された印象。
この日競演だったFrancisこと小里さんのパフォーマンスが圧巻で、PCでオケ流して踊りながら歌うだけなんだけど、歌も踊りもかっこよくてねえ。白いスーツでタレサンかけて。ダンディでエロくて。また観たい。
たこ焼き食べてFrancis観てお酒飲んでテンション上がってたらバラナンブの演奏前にmigonさんがZone Tripperかけてて更にテンションUp。
人の演奏を楽しく聴き、美味しいたこ焼きを食べ、お酒を飲み、語らい、楽しく演奏。よき夜でした。
以上、ひと月近くの話をバーっと書いたのですが間違っていたら教えてください。
次回のライヴは10/20(土)、西永福JAMでニューアクションのレコ発に参加します。2年前からギターで参加していますが音源が出ます。しばらくはライヴ会場限定らしいので是非聴きに来て買って頂戴。
2018年09月12日
ギニア人へウコン、高円寺兄貴
ツアーから帰ってきてボーっとしていたのだが、一週間も経たずに自分のバンドのイベントであった。山崎怠雅グループ企画「散歩する惑星Vol,7」@荻窪Club Doctor。ドクターにはいつもワガママ聞いて頂いて感謝。今回の出演は僕らと、静岡からatomicfarm、そしてご近所からGalactic Abyss(亀川千代+内田静男+ASTRO)。どちらのバンドも他の人に出来ないことをやっている人たちで一緒にやれて本当に良かった。
我々の演奏はなんだかテンションが上がり過ぎて荒っぽいところが多く、録音はしたけれど音源として出せるかは疑問。途中でバスドラがどっか行っちゃって直してたり、ギターの音が突如消えたり(ミュートボタン押してた)。まあ、お客さんは楽しんで頂けたみたいだったのでよしとします。
個人的に嬉しかったのは、毎回自分で色んな曲を集めて転換BGMを作っていくのだけれど、亀川さんや、お客で来てた田畑さんが興味を持ってくれたこと。音楽に詳しい人が「おっ」って思ってくれるのはとても光栄です。ちなみにこの日は女性ボーカルのフォークを中心に80分くらいのCDR作って持っていった。
9月9日
YTGのライヴの翌日はとても疲れていて午前中は大体使い物にならなくなっているんだけれど、この日はがんばって早めに起きた。と言うのも剛田武さんから渋谷で定期的に行われている「盤魔殿」というDJイベントへの出演オファーを頂いていたから。レギュラーの出演者の皆さんはかなりマニアックな音楽をお互いに紹介して競うニッチなイベントなのだが、生憎僕はレア盤など一枚も持っておらぬ。その旨を剛田さんに伝えてベタなロックを淡々とかけます、と伝えたら「ベタ盤なら和ロックで!」というリクエストを頂いたのでそういうやつを朝から何枚も用意した。
昼間の用事が少し長引いて(新宿)夕方、さて渋谷に向かうか、という時にふと午前中に用意したCDの袋をカバンに入れ忘れたことに気づき絶望。大急ぎで自宅に戻り、再度渋谷へ。最近こういうしょうもないミスが多くて自分にがっかりする。
予定より1時間くらい遅刻して会場に到着。とても久しぶりにお会いする人や他の現場でもちょいちょい会っている人、皆様に挨拶しお酒を数杯飲んだら自分の番。以下、かけた曲。
Satori Pt,2 / Flower Travellin' Band
Spitzenqualitat / NEU!
Well Tempered Alto Saxophone Suite Pt.1 / 阿部薫
Lonrly Woman / 高柳昌行
Take you home / Juan De La Cruz
Take you home / Speed Glue & Shinki
Take you home / Fields
Love Will Make A Better You / Love Live Life+One
君はだれなんだ / 吐痙唾舐汰伽藍沙箱
That Will Do / Food Brain
The Recruited Collier / Anne Briggs
散漫で過剰。人間性をよく表しておる。
この日最後に出演したDJ Vabyさんが山崎怠雅グループの「モノリスと海」をかけてくれて嬉し過ぎてちょっと泣きそうになった。ずっと一生懸命演奏してきたけれど、こうして誰かの心には届いているんだな、って。僕なんかのようなぺーぺーのミュージシャンは皆同じだと思うけれど、ある時ふとなんのためにやってるんだろう、誰にも相手にされてないのではないか、みたいな気持ちになって続ける事がしんどくなる事もたくさんある。でも真剣に演奏を続けて、誰かと繋がっていくことには終わりはないし、直ぐに目に見える結果など出るわけないのだから止めたら負けなんだよな。まあ、人生勝ち負けではないんだけれど。
あと、主催の剛田武さんがふきのとうかけてて、いい曲だなーと思っていたら彼のセットが終わった後「中古屋で100円で買えるフォークには名盤、名曲が多い。これを100円フォークって呼びたい」って語ってて、わかる!キャッチーでいいネーミング!って思ったんだけれど、言われたほうはなんだか軽んじられてるような気持ちになるかもしれぬ。むむむ。
当日の様子はこちら。
この2日間、自分のイベント、呼んでもらったDJイベントと、沢山の人に接したけれど、皆音楽が大好きで大切にしている人ばかりだったので嬉しかった。僕ももっとがんばらなくちゃね。
今度の日曜はバラナンブ(藤井政英・南部輝久・山崎怠雅)が早稲田zone-Bに初登場です。
9/16(日)
早稲田zone-B
出演:
CODED
gharr
Tangible Smoke
Larryz
バラナンブ(19:40〜)
あと、積極的に宣伝はしませんが翌日の17日(月・祝)も同じく早稲田Zone-Bに出演します。酷い悪ふざけをします。お楽しみに。
2018年09月11日
The Silence & GODMAN Japan Tour 2018
8月28日
ツアーは翌日からだがドラムの岡野さんが大阪在住だし、広島からスタートなので移動のロスを無くすべく大阪で夕方からリハをすることに。朝8時に馬頭さんと集合して環八で吉田さんをピックアップし一路大阪へ。途中間違えて高速下りちゃったり、CDプレイヤが落雷で故障したりしつつ16時ごろ無事に大阪に到着。4人体制になって初のスタジオ。とてもいい感じ。夜はホテル近くの定食屋で泡の無いビールを呑んだりして早めに就寝。
8月29日
朝早く起きたのでホテル裏の八坂神社に巨大な獅子頭を観に行ったりした後広島へ出発。走行中「ゴッ」っていう音が左前方からした気がしてSAで見てみるとウインカーが取れていた。よくみたらそもそも白いガムテープで留めてあった事に気づく。トラバントかよ、とツッコミを入れつつ岡野さんが持っていた黒いガムテープで留めなおす。めちゃくちゃガラの悪い車になった。アイス食べて出発。
広島クラブクアトロに到着しサウンドチェック。モニタ等、とてもやりやすい。しばらくすると今回のツアーで一緒に回るGODMANの皆さんが到着。メンバーは河端一さん、宮下敬一さん、森田聖さん、砂十島NANIさん。GODMAN、っていうバンド名は東宝企画製作の伝説的な特撮ヒーローから来てるのだろうか。凄まじいテンションで疾走しながら河端さんと宮下さんのギターが絡み合うスペーシーな音楽。
ツアー初日なので我々演奏はちょっと荒かったけれどだったけれど楽しくやりました。終演後打ち上げで行ったお好み焼き屋さんで同席した若者から「中身は殆どキャベツだから実質サラダですよ」という豪気な言葉を聞き驚愕する。
8月30日
朝、荷物を積み込み岡山へ。比較的近いのでその前に広島駅近くの老舗中古楽器店マルヤを冷やかす。テスコ、グヤトーン、ファーストマンなどが山積み。看板に「中古楽器のセカンドショップ」と書いてあるのは馬から落馬みたいなもんだろうか。途中SAで休憩しつつアイス食べたりしながら岡山へ到着。今年はタイヤが無事で嬉しい。
会場のペパーランドは岡山大学そばの小ぶりなお店。隣には「日本一安い自転車店」があり、真向かいに「ら・む〜マート」というちょっと色々思い出しちゃう名前の激安コンビニがあった。愛は心の仕事だわな。前日よりも少しこなれた様子で良いテンションの演奏。夜は古民家を改造したゲストハウスに宿泊。異様に落ち着いちゃって熟睡。
8月31日
たっぷり寝たぁ〜とか言いながら大阪へ。途中龍野西SAで昼食。加古川名物かつめし、と書いてあり注文してから昼間に揚げ物食べると胃もたれする事を思い出すが時既に遅し。どうにか食べ切りアイスも食べる。順調に心斎橋コンパスに到着。開演前に去年も行ったお好み焼きやさんに行き、下衆い話を肴に軽く呑む。会場に戻るとお客さんで増田まもる先生がいらっしゃっていた。10代の時に先生に出会わなければ現在こういう演奏活動もしていなかったと思うので感無量。そして不思議なご縁なのだが吉田さんもSF作家クラブ繋がりで先生を知っていたので世の中狭いねえ、という。
この日、アンコールを頂いたのでサブで持って来ていたイカベースで弾いたらば(メインはリッケンバッカー)本当に酷い音でがっかり。終わった後馬頭さんに「そういうの顔に出しちゃダメ」と窘められる。未熟である。
この日、演奏前に楽屋で吉田さんとバカ話からサブカル話、そして音楽の話といろいろ話した。「なんで音楽をやるのか」っていう事を話してお互いに同じモチベーションで演奏をしている事を感じる事ができてよかった。
9月1日
大阪から京都へ移動。その途中で奈良にある岡野さんの実家倉庫に寄って下ろせる荷物を下ろすことに。昨年、同様に倉庫に寄った際にはGoogleマップに騙されて尋常ではなく細い道に侵入してしまい、更に前後から車が来て万事休す、という状況に陥ったのだが(どうやって回避したのか思い出せない)、今年は岡野さんのナイスなナビでスムーズに到着。思えば今年のツアーは本当にスムーズ。去年と何が違うのだろうか。しかしながらそこから京都までの間に謎の山道、そしてゲリラ豪雨、というアドベンチャーもあり飽きませんでした。
京都に早めに着いたのでどこか軽く観光するか、っていうことになって色々話しているうちに京大西部講堂を見物する事に。他のメンバーは皆百戦錬磨のベテランなので西部講堂に出演した事があるのだけれど僕は行った事すらない。という事でバシバシ写真を撮ってはしゃぐ。感無量。
夜は京都アバンギルドで演奏。お客さんが一杯入って、いいイベントになったと思います。開演前に先斗町に4人で呑みに行ったら他の席空いているのに個室に隔離された。よほどガラ悪く見えたのかなあ。
ちなみに我々の演奏の時にGODMANの物販席にレコーダを置かせてもらったら、セッティング中に河端さんとNANI君が実況中継していて後から聞いて爆笑しました。
9月2日
ツアー最終日。京都を朝早めに出て東京へ。琵琶湖のほとりで朝食とアイスを食べる。特に目立った渋滞も無くスムーズ。時間通りに東高円寺UFO CLUBへ到着しサウンドチェック。その後GODMANの皆さんと我々で近くのバーへ。河端さんに僕の怪獣写真の数々を自慢したりしていたらお店に戻るのが遅れた…。
最終日らしく沢山のお客さんが集まってくれて盛り上がりました。演奏している時に「サイレ〜ンズっ!サイレ〜ンズっ!」って叫んでる人が居たんだけれど聞き取り辛くて「帰れ〜」に聞こえてちょっと凹んだが直ぐに勘違いと気づいてよかった。あと同じ人が全曲終わった後に「ワンモアサイレ〜ンス!」て叫んでて、アンコールを求めてくれたんだけれど、冷静に考えると「もう一回黙れ」みたいな意味にならんか、それ?と思って悶々とした。
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ツアーから戻ったら案の定口内炎が出来て数日ぐったりと体調が悪かった。
もっと体力つけたいなー。
2018年09月10日
レオの尻 濡れても照れぬ 利子の俺
とりあえず8月4週目の振り返り。
8月22日
高円寺Showboatでらいむらいととバラナンブの2マン。らいむらいとは久しぶりに見たけれどベースが入ってよりバンドサウンドっぽくなっていた。むらいさんと会うのは1年ぶり以上だったのだけれど、積もる話もあるのでまた近々ライヴ関係無しに呑みたいです。
バラナンブはどんどんいい感じにまとまってきている。この日は前の週に引き続きイカベースを使用。ほんとにいい音がしない。グレイト。
当日の様子をらいむらいとのお嬢、ことむらいさんがブログにしてくれてます。
8月24日
阿佐ヶ谷ハーネスでたこボーさんと弾き語り2マン。最近は何故かソロの弾き語りをやるのがしんどくて出来るだけオファーがあっても避けているのだけれど、好きなミュージシャンと2マンであれば話は別で、始まってみたら案の定とても楽しかった。最後に2人でたこボーさんの歌を合奏できたのがとても嬉しかった。彼は僕のことをSNSとか、ブログとかで持上げてくれるのだけれど、そんなのお互い様です。
当日の様子をたこボーさんがブログにしてくれてます。
で、その翌週から怒涛のツアーに出るのだけれどそれはまた次回。