岩田温の備忘録

政治学者岩田温の備忘録です。

何故、本を読むべきなのか?

先日、早稲田大学の校友会千葉県支部で「本を読むということ」との演題で講演させていただきました。録音を元に、原稿を作成しました。かなり大幅に加筆修正しているので、長さも三倍くらいになりましたが、自分では楽しく作業することができました。ご笑覧いただければ幸いです。






こんにちは政治学者の岩田温です。今日は宜しくお願い申し上げます。

私は大学で講義することが多いのですが、同時に全国で政治家や市民の皆様を相手に講演をすることも多いのです。例えば先週は民進党の議員の方に対する講演会を議員会館で行い、それから名古屋で市民有志を対象とする講演をして参りました。講演内容はいつも政治についてです。色々なテーマは変わりますが、必ず政治に関する講演となっています。もちろん私は政治学者ですから政治について語ることが多いのは、当然といえば、当然かもしれません。


しかし、今回は非政治的なテーマでお話しをというご要望を頂きました。確かに政治的な講演だと賛否両論ございますから、同窓会には相応しくないというのは当然かもしれません。私の主張に賛同する人がいないのは寂しいですが、私の主張に賛同する人ばかりでも、恐ろしいですね。政治というのは、様々な意見があってこそ、健全な状態だといえるでしょう。だからこそ、こうした校友会では非・政治的な話題をということになるのでしょう。



そうした事情は勿論、理解できているのですが、実のことをいうと、私自身は途方にくれてしまった。何故なら、政治について語らない講演会というものは、人生で初めてのことだからであります。よくよく考えてみると、私は多才とは全く対極の人生を歩んできた男でございまして、政治以外について、何か皆様がたの前で、堂々と論じられることはないことに気づいたのであります。政治を語れない政治学者は、まるで歌を歌えないカナリヤのようなもので、本当に困ってしまった。そこで無い知恵を絞って、政治のテーマではなく他の何かでできることがあるとしたら何であろうかと随分考えました。一体、私自身が話せることはなんなのだろうか。



私は政治に関する研究者ですから、本を読むことが多いんです。この中にも本を読むことが好きな方、嫌いな方色々な方がいらっしゃるかと思います。私は本当に本を読むことが好きで、子供の頃から本をよく読みました。そこで、今日は政治から離れて、「本を読むということ」についてお話してみたいと思います。



私は日頃から、学生に「本を読みなさい」と言っております。「学生時代に本を読まなくては駄目だ」と繰り返し、繰り返し言っております。仮に一週間に一冊本を読むと、月に四冊本が読める。それを重ねていくと年間48冊、まあ、およそ50冊の本が読めるわけです。これを学生時代の四年間継続すれば、全部で200冊読める計算になる。大学時代に本を200冊は読んだ方がいいと指導しております。しかし、学生の中には色々他に興味関心のある学生もおりますから、一週間で一冊の本を読むのが辛いという者もおります。この場合には、どんなに少なくても月に一冊は読んだほうがいいと申しております。月に一冊でも、四年間読み続ければ、四年間で50冊程度の本を読むことが出来る。この50冊の読書経験が、その後の人生の糧になるはずだと指導しているわけです。


本を読んだほうがいい。なるべく多くの本を読んだほうがいいといっておるわけですが、今日は、その理屈について考えてみたいと思うのです。


要するに、「何で本を読んだ方がいいのか」という素朴な質問に対する私なりの回答と申しますか、理屈-もしかしたら屁理屈かもしれません―を述べてみたいということです。

本を読むことが良いことだという風に思って、本を読んでいるも居ると思うんですが、その理屈になると、余り考えたことがないという人が多いように思います。確かに、本を読むことはよいことだ、読書はよき行為であるという一般的な風潮と申しますか、常識があることは事実だと思います。現代では、本を読むことは悪いことだ、という意見はかなり少数派に属するように思います。

確かに、本を読むことは一般的に良いことと思われております。だから、教育の現場でも様々な取り組みがなされているようです。朝の5分や10分間を読書の時間に当ててている小学校や中学校もあると聞いております。しかし、どうして本を読むかということを考えてみると意外と難しい。何故、本を読まない人生よりも、本を読んだ人生の方が、素晴らしいといえるのか、ということを真面目に考えてみると意外と難しいのです。今日は、この読書についての根本問題、何故、本を読むことが素晴らしいことといえるのか、について語ってみたいと思うのです。


続きはこちらからお読みください。 
ライティング・ゼミでは、ライティング以外にも、最新の書籍情報、表では書けない「ここだけの話」を掲載しています。また、実際に、お会いして、少人数制の勉強会も行っています。面白い仲間が集まっているので、ぜひ、ご参加ください。




 

共産主義について考える@名古屋


 直前の告知になってしまい、もうしわけありません。
 名古屋の勉強会の告知です。特別なお申し込みは不要です。直接会場までお越しください。



【講演内容】

 東西冷戦の終結ともに「共産主義」は終わったと思われていました。ところが、日本においては共産党の勢力が根強く、参議院選挙でも民進党と共産党が協力する「民共協力」が実現しました。
 平和を愛する政党を自称する共産党は、自衛隊の訓練のことを「人殺しの訓練」と言ってみたり、自衛隊を「憲法違反だ」と主張しています。また、民主主義国家に天皇の存在は相応しくないとの考えも捨てていません。
 果たして、この「平和を愛する政党」を自称する共産党が掲げる共産主義とは、いかなる思想なのでしょうか。また、世界の共産党はどのようなことを行ってきたのでしょうか。そして、我が国の日本共産党の歴史とはどのようなものなのでしょうか。
 共産主義、共産党について全く知らない初心者から、共産主義思想に造詣の深い方にまで愉しんでいただける、知的で愉しい講演会です。
 様々な文献を駆使して、政治学者岩田温が共産主義、共産党について縦横無尽に語ります。
 一日で共産主義について、深く学ぶことができます。
【日時・会場】


10月29日(土)14時~17時
場所 :WA東桜第三会議室
住所 名古屋市東区東桜1丁目2-8

共産主義について考える

大阪勉強会のご案内


 東西冷戦の終結ともに「共産主義」は終わったと思われていました。ところが、日本においては共産党の勢力が根強く、参議院選挙でも民進党と共産党が協力する「民共協力」が実現しました。

 平和を愛する政党を自称する共産党は、自衛隊の訓練のことを「人殺しの訓練」と言ってみたり、自衛隊を「憲法違反だ」と主張しています。また、民主主義国家に天皇の存在は相応しくないとの考えも捨てていません。

 果たして、この「平和を愛する政党」を自称する共産党が掲げる共産主義とは、いかなる思想なのでしょうか。また、世界の共産党はどのようなことを行ってきたのでしょうか。そして、我が国の日本共産党の歴史とはどのようなものなのでしょうか。

 共産主義、共産党について全く知らない初心者から、共産主義思想に造詣の深い方にまで愉しんでいただける、知的で愉しい講演会です。
 

演題  「学校では教わらなかった共産主義の真実」
日時  10月15日 14時から17時 (90分×2)
場所  貸し会議室 大阪研究センター江坂

受講費 5000円 
参加申し込みはこちらからお願いいたします。 

  • ライブドアブログ