岩田温の備忘録

政治学者岩田温の備忘録です。

驚愕した杉尾ひでや氏のポスター・・・

長野県ではこんな二連ポスターが貼られているらしい。

 poster-212x300

民進、共産、社民各党と信州市民連合との合意とのこと。正直言って、かなり驚いた。

鳥越俊太郎さんといえば、NHKの番組で、冒頭「どこの国が日本を攻めてくるんですか!」と声を張り上げ、私が尖閣の問題に関していえば、「中国が攻めてくる可能性がある」といったら、「ありえない」と全面否定。あとで「攻めてくる国がないなら、自衛隊もいらないのではないですか?」と聞くと「そうですね。」と驚愕の回答。

しかし、番組が終わりに差し掛かり、もう一度「どこの国が攻めてくるんですか!?」と問うてきたので、岡本行夫さんが中国の話をすると「そんなの妄想だよ」と断定。驚いた岡本さんが「自衛隊も防衛予算もいらない、ただ祈ってればいいんですか?」と聞くと、「自衛隊は必要だ!」といい、我々が「どこの国が攻めてくるんですか?」と聞くと、「万が一、攻めてくる国があるとしたら、中国・・・」

「中国が攻めてくるというのは妄想だ!」と主張していたにもかかわらず、自分が質問されると「攻めてくる国があるとしたら、中国・・・」。

これはもう出鱈目でしかない。


論理も知性もかなぐり捨てた反知性主義のジャーナリスト・・・

杉尾ひでや氏の主義主張は詳しく知らないが、よりによって鳥越俊太郎さんと一緒にポスターを作成するというのだから、よっぽど、論理が嫌いな反知性主義の人ということだろう。


【講演会のお知らせ】
 第二次世界大戦に敗れた日本に戦勝国から与えられた国家の最高法規「日本国憲法」。

 私達の暮らしを形成するあらゆる法律の根幹となるこの憲法を、改正しようという動きが活発化している昨今、気鋭の政治学者岩田温が確かな知識を元に、改憲賛成・反対の次元を超え、くもりのない論説で「日本国憲法」を斬る!

 憲法の制定過程について、憲法制定権力についてなど、日本国民が知らされなかった日本国憲法の全てを解説します。


【とき】:平成28年6月18日土曜日13時受付開始、13時半~17時(途中休憩アリ、講演3時間、質疑応答20分間)

http://abc-kaigishitsu.com/tokyo_yaesu/access.html
【参加費】:5,000円(学生3,000円)
【定員】:100名
こちらのフォームよりお申し込み下さい。
http://www.gsevents.net/form/iwata_form.html


*講演会の様子を録画、録音することはご遠慮ください。
*憲法についてよく知っている方も、そうでない方も納得頂ける内容となっております。お気軽にご参加下さい。

憲法についての講演会のお知らせ


第二次世界大戦に敗れた日本に戦勝国から与えられた国家の最高法規「日本国憲法」。

私達の暮らしを形成するあらゆる法律の根幹となるこの憲法を、改正しようという動きが活発化している昨今、気鋭の政治学者岩田温が確かな知識を元に、改憲賛成・反対の次元を超え、くもりのない論説で「日本国憲法」を斬る!

憲法の制定過程について、憲法制定権力についてなど、日本国民が知らされなかった日本国憲法の全てを解説します。

日本の憲法学者は、殆どが日光東照宮の三猿状態。憲法の制定過程について、真実を「見ざる、言わざる、聞かざる」の状態が続いております。今回の講義では、憲法の制定過程、左右両翼の護憲論、改憲論を紹介し、近年流行しつつある左派からの改憲論を撃ちます。

乞うご期待!!!




【とき】:平成28年6月18日土曜日13時受付開始、13時半~17時(途中休憩アリ、講演3時間、質疑応答20分間)

http://abc-kaigishitsu.com/tokyo_yaesu/access.html

【参加費】:5,000円(学生3,000円)
【定員】:100名

こちらのフォームよりお申し込み下さい。
http://www.gsevents.net/form/iwata_form.html


*講演会の様子を録画、録音することはご遠慮ください。
*憲法についてよく知っている方も、そうでない方も納得頂ける内容となっております。お気軽にご参加下さい。

映画『アイヒマン・ショー』を観て考えたこと

 先日、『アイヒマン・ショー』を観た。観てよかった、というのが正直な感想である。アイヒマンの裁判がテレビで放映された事実は知っていたが、放送にいたるまでにこれほどまでの苦労があったとは知らなかった。大変興味深かったのは、この映画がアレントの『エルサレムのアイヒマン』とは異なった見解を示唆している点であった。
 
 テレビプロデューサーのミルトン・フルックマンとドキュメンタリー監督レオ・フルヴィッツとが主人公だ。

 フルックマンは、アイヒマン裁判を放送し、多くの人々が視聴することを期待する。だが、イスラエルの判事たちは、裁判の妨げになる可能性を考え、なかなか裁判の放送を許可しようとしない。フルックマンは知恵を絞り、判事たちを説得しようと試みる。私が驚いたのは、この裁判の放送を妨害しようとするナチスに親和的勢力が、フルックマンに圧力をかけてきていたという事実だ。不勉強ながら、この放送を中止させようと試みる脅迫の類が存在したことを知らなかった。
 
 フルックマンが様々な困難を乗り越えて放送にいたるが、なかなか思うように視聴率が取れない。判事の質問は、多くの人にとって退屈だった。同時期、ソ連の飛行士ガガーリンが宇宙船で地球一周を成し遂げ、多くの人はアイヒマンではなくガガーリンに注目した。またキューバとアメリカの対立も世界の注目を集めた。

 こうした状況下でフルックマンは、何とか視聴率を上げようと、裁判そのものを面白く放送しようと試みる。これに対して、映画監督のフルヴィッツは、アイヒマンの眼に着目し続ける。フルヴィッツがアイヒマンの眼の動きに注目するのは、人間である以上、アイヒマンが良心の呵責に耐えかねて、動揺すると想定し続けるからだ。アイヒマンも人間であり、人間が人間とは思われないような残虐な行為に手を染めたと捉えるのがフルヴィッツだった。誰もが過酷なナチズムの時代に生きればアイヒマンのような行為に手を染めてしまうかもしれないというのがフルヴィッツの主張だった。こうしたフルヴィッツの主張に反発を覚える撮影スタッフもいた。彼は云う。「私はアイヒマンではない」。フルヴィッツは、誰もがアイヒマンになりうると説くが、「私はアイヒマンではない」と反論し続ける。
 実際、アイヒマンは如何なる話を聞かされても動揺しない。ここがこの映画の核心の一つだ。アイヒマンの眼には動揺の念が映らない。
 視聴率が上がらずに焦るフルックマンは、アイヒマンの眼に注目し続けるフルヴィッツを怒鳴りつけ、個人的な「観察」に貴重な時間を割くなと怒る。これに対して、フルヴィッツは焦るなと説く。
 視聴率が変わり始めるのは、ホロコーストの生存者たちが、自分自身の見聞きした過酷な真実を話し始めてからだ。生き証人たちの語る過酷な真実に世界中の人々が衝撃を受けた。
 フルックマンは視聴率が上がることに喜ぶが、フルヴィッツは、未だに納得できずにいる。

(続きはメルマガをご登録の上ご覧ください。)


【憲法に関する勉強会のお知らせ】

【とき】
平成28年6月18日土曜日13時受付開始
13時半~17時
(途中休憩アリ、講演3時間、質疑応答20分間)

【ところ】
都内某所。東京駅の付近です。参加者の皆様には担当者から連絡させて頂きます。

【内容】
戦後、マッカーサーに強要された日本国憲法。一体、いかなる経緯で日本国憲法が成立したのか、また、安全保障政策はどのように変遷したのか、そして、いかなる改憲論、護憲論があるのか、憲法全般の問題について、一気に講義します。『正論 スペシャル』の憲法マップで紹介したすべての議論について、更に深く解説します。

【参加費】
5,000円(学生3,000円)


お申込みはこちらからお願い致します。人数に限りがあるので、お早目にお申し込みください。
  • ライブドアブログ