ローマ教皇が訪日されましたが、この帰国の途中に中国に立ち寄るのではないかとの噂がありました。

ご存知のように中国は共産党が支配する体制です。共産主義思想は唯物論に立つので、基本的に宗教に対して不寛容です。マルクスが「宗教はアヘン」といった話も有名です。従って、ローマのカトリック教会と中国共産党は友好的な関係にあるとは言えない状態が続いてきました。

しかし、中国は12億人もの人口が存在する巨大国家です。ここでカトリックの布教活動が出来れば…と考えるのは、宗教として当然のことかもしれません。そういう理由でローマ教皇は中国への接近を図っているようですが、私はこの目論見は失敗に終わると考えます。

何故なら、現在進行形でウイグルに対して過度な人権弾圧を行っているのが中国だからです。自分たちの考えに従わない人々を「おかしな考え方をする人々」と決めつけ、一種の洗脳を行っています。収容所に入れられている人びとが100万人に及ぶというのですから、穏やかではありません。

中国共産党の本質は共産主義体制です。いくら経済的自由を導入しても政治的自由や思想信条の自由を認めるつもりがないのは、香港の一連の事件をみても明らかでしょう。


巨大な人口に目がくらんで、中国に接近しても、ろくな結果が待っていないと予想します。

それにしてもローマ教皇、日本で難民を受け容れろだの核廃絶だのを訴えるのではなく、中国の人権弾圧にこそ声をあげるべきでしょう。