24日に娘(中3)が、留学を希望している先の教育委員会の責任者(教育学博士)が来日されて、なんと2時間も『面接』する事になったのですが…。(書類は通ったらしいので…。)
親も一緒に…って事なのに、こういう時に限って、旦那が海外出張。面接は英語だし…。
最初にカナダ大使館でお会いした時は、ネクタイして偉そうにしていたし、早口だし、『試験』『面接』と言われていたので、滅多な事言って、娘の足を引っぱったらどうしようなどと、胃は痛くなるし、事前の緊張が猛烈に高かったのですが…。
ところが当日は、そのDr.は、ラフな格好…。(秘書の女性は一緒でしたが)面接ももう一組居て、会ったところは、レストラン。しかも、彼は、『カボチャのプリンと飲み物のセット』を注文したのですが、その飲み物にコーラを注文…。その時点で、「カワイイ小父さん」って感じに親しみを持ててしまいました。(^^;)
なんか、面接にありがちな質問がないなぁ…と、思っていたら、途中で合格通知を下さいまして…。なんの事は無い。入学の為の事前打ち合わせだったみたいで…。(^^;) ほとんど娘と話してました。面倒見の良さそうな小父さんです。よかった〜。
この様子を自分で書いてて、ホントにそんなのあり?って感じの事のような気がするので、一応、書いておきますとですね。最初にお会いしたのは、カナダ大使館での留学フェアでした。カナダって90%近くの人が公立高校に通っている国なので、公立がしっかりしているそうです。今回は、その教育委員会が募集している公立中学高校への留学プログラムなんです。
今回面接した学校区に娘を通わせているという、うちの旦那の友達のカナダ人(夫婦共に弁護士)が居るのですが、そこがカナダでも指折りの進学地区であり、留学生を受け入れている事は事前に聞いていたのです。だから、全くインターネットだけを見て申し込んだわけじゃないですし、書類は全てカナダの学校に送ったので、まあ間違いは無いんですよ…。でも、どの学校地区よりも、提出書類が多くて、審査も厳しいと聞いていたので、緊張していたのです…。それが、あっさり&にこやかに事が済んだので、拍子抜けしてます。
結局、留学斡旋業者には頼まなかったのですけど、その業者に質問をした時、「そこ(今回面接した所)は人気のプログラムで、直ぐいっぱいになる。うちでは枠を確保してもらっているが、今はうちの枠もいっぱい。しかも、進学校なので他の学校と違って、今年から、必ず語学学校に行ってからじゃないと入れなくなった…。その他の学校も狙うなら、個人でやるよりうちを通した方が入り易いですよ。云々…」で、蓋を開けてみたら、もう一組の合格した子も、業者を通さずに願書を出した人で、うちの娘は語学学校に行かなくても良い模様…。う゛〜〜ん。これってどういう事でしょう…。初期手数料12万円、その他のサポートを加えていけば、もっと高額…。払わなくてよかった。
いままで、いろんな国の留学説明会に行きましたが、海外にあるインターナショナル校など、日本人が作って、ただ海外にあるだけ…という学校もあるんですよ。しかも生徒は日本人ばかり…。そこなんか、結構日本の有名私立を辞めて生徒が来ていると書いてあったけど…。まあ、日本にあるインターナショナルスクールに行くよりは、学費が安いし、海外に住めるし…。でも、海外の文化に触れるという面では、全く役に立たないのに…。(^^;) そういう学校も、今日本にあるインターナショナルスクールも、インターナショナル・バカロレア・プログラム(以降IBと訳す)というのを「売り」(有名校も、新設校も含めて)にしているのですがね。今度、面接したカナダの公立高校も、唯一IBプログラムを実施しています。安い公立校にもそういう学校も探せばあるのですよね。IBプログラムというのは、これを選択して単位をとれば、世界中の有名大学にほぼ入れる…という物。有名大学へのパスポートみたいな物なんです。(但しちゃんと単位をとれば…ですよ。)でも、それがあるからといって、海外の文化に触れる事を犠牲にして、勉強をやるために、日本人ばっかり集まっている学校には、私は、物凄く疑問があります…。そういう学校に入れる親も入る子もいるんだなぁ…とビックリ。いくら海外に住むとはいえ、勉強合宿みたいな気もしますよね…。空しいなぁ…。
それから、日本にあるインターナショナルスクールでも、その後海外に行ける…っていう学校もあのですけど、話を聞くと、まるで留学斡旋業者みたいな印象を受ける学校もありました。その留学費用がまた、法外に高い!! 思わず暴利だわ!と叫んでしまいましたよ。まあ、日本にあるインタナショナル・スクールで有名な所は、基本的に今まで日本の教育を受けてきた子を途中から受け入れないので、日本人を簡単に受け入れる学校っていうのは、「親は英語できないけど、子供もには英語を!しかも高学歴を!」みたいな人を高いお金を取って受け入れる…。そんなイメージがありますね。だってめちゃくちゃ料金が高いし、日本語のサポートはしっかりしてるし…。
イギリスの学校への説明会は、なんか日本の階級意識やブルジョア意識を擽るような感じでしたね〜。だってその斡旋業者が取る手数料たるや法外な値段。しかも、その業者を頼んでイギリスに行った子は、自分でなんでもできるようになっても、イギリスにいる限り、その業者に手数料を何年も支払い続けなければならない…。なんて、むちゃくちゃななんだ。もっともうちはお金がないから、イギリスの貴族が入るような学校には、入れられないのですけどね…。一年ならともかく、卒業&大学を目指している身としては、とっても無理です…。(ToT)ハリポタのホグワーツみたいなのは、凄く憧れなんですが…。ちなみに娘が以前行っていたのは、サマーヒルスクールと言って、「世界で一番自由な学校」と呼ばれる学校で、授業にでなくてもOKという学校でした。その代わり勉強したければ、なんでも教えてくれるといういい学校でした。(シュタイナー教育とか、その手に分類される学校です。)でも、寮のルームメイトが合わなかったのですよね。残念ながら…。某アジアの国の子で、その国から来ている全員に総スカン…。で、自由な学校だけに、自分で訴えて、ミーティングにあげなくてはならない…。学校の先生は介入してくれません。それで、娘はくじけちゃって…。(^^;)よく考えれば社会で言う裁判なんだろうけど…。まあ、自由を主張するだけに、自由のぶつかり合いは激しくて、娘みたいに生真面目だけの子は、難しい…。と、言っても、日本では主張する方ですけどね…。サマーヒル入学時は、私が学校に直接問い合わせましたし、貴族の行く学校の半分ぐらいの学費で行かれます。
つらつら描きましたが、今回、おかげさまで、3つ願書を出して、3つとも入学許可を頂きました…。でも、日本人の少ない田舎ののんびり校に行くか、留学生の多い都会の進学校に行くか、まだ悩んでいるんですよね…。きっと娘が卒業した時に答えがでるのだろうなぁ…。人生の選択って難しいですよね…。
親も一緒に…って事なのに、こういう時に限って、旦那が海外出張。面接は英語だし…。
最初にカナダ大使館でお会いした時は、ネクタイして偉そうにしていたし、早口だし、『試験』『面接』と言われていたので、滅多な事言って、娘の足を引っぱったらどうしようなどと、胃は痛くなるし、事前の緊張が猛烈に高かったのですが…。
ところが当日は、そのDr.は、ラフな格好…。(秘書の女性は一緒でしたが)面接ももう一組居て、会ったところは、レストラン。しかも、彼は、『カボチャのプリンと飲み物のセット』を注文したのですが、その飲み物にコーラを注文…。その時点で、「カワイイ小父さん」って感じに親しみを持ててしまいました。(^^;)
なんか、面接にありがちな質問がないなぁ…と、思っていたら、途中で合格通知を下さいまして…。なんの事は無い。入学の為の事前打ち合わせだったみたいで…。(^^;) ほとんど娘と話してました。面倒見の良さそうな小父さんです。よかった〜。
この様子を自分で書いてて、ホントにそんなのあり?って感じの事のような気がするので、一応、書いておきますとですね。最初にお会いしたのは、カナダ大使館での留学フェアでした。カナダって90%近くの人が公立高校に通っている国なので、公立がしっかりしているそうです。今回は、その教育委員会が募集している公立中学高校への留学プログラムなんです。
今回面接した学校区に娘を通わせているという、うちの旦那の友達のカナダ人(夫婦共に弁護士)が居るのですが、そこがカナダでも指折りの進学地区であり、留学生を受け入れている事は事前に聞いていたのです。だから、全くインターネットだけを見て申し込んだわけじゃないですし、書類は全てカナダの学校に送ったので、まあ間違いは無いんですよ…。でも、どの学校地区よりも、提出書類が多くて、審査も厳しいと聞いていたので、緊張していたのです…。それが、あっさり&にこやかに事が済んだので、拍子抜けしてます。
結局、留学斡旋業者には頼まなかったのですけど、その業者に質問をした時、「そこ(今回面接した所)は人気のプログラムで、直ぐいっぱいになる。うちでは枠を確保してもらっているが、今はうちの枠もいっぱい。しかも、進学校なので他の学校と違って、今年から、必ず語学学校に行ってからじゃないと入れなくなった…。その他の学校も狙うなら、個人でやるよりうちを通した方が入り易いですよ。云々…」で、蓋を開けてみたら、もう一組の合格した子も、業者を通さずに願書を出した人で、うちの娘は語学学校に行かなくても良い模様…。う゛〜〜ん。これってどういう事でしょう…。初期手数料12万円、その他のサポートを加えていけば、もっと高額…。払わなくてよかった。
いままで、いろんな国の留学説明会に行きましたが、海外にあるインターナショナル校など、日本人が作って、ただ海外にあるだけ…という学校もあるんですよ。しかも生徒は日本人ばかり…。そこなんか、結構日本の有名私立を辞めて生徒が来ていると書いてあったけど…。まあ、日本にあるインターナショナルスクールに行くよりは、学費が安いし、海外に住めるし…。でも、海外の文化に触れるという面では、全く役に立たないのに…。(^^;) そういう学校も、今日本にあるインターナショナルスクールも、インターナショナル・バカロレア・プログラム(以降IBと訳す)というのを「売り」(有名校も、新設校も含めて)にしているのですがね。今度、面接したカナダの公立高校も、唯一IBプログラムを実施しています。安い公立校にもそういう学校も探せばあるのですよね。IBプログラムというのは、これを選択して単位をとれば、世界中の有名大学にほぼ入れる…という物。有名大学へのパスポートみたいな物なんです。(但しちゃんと単位をとれば…ですよ。)でも、それがあるからといって、海外の文化に触れる事を犠牲にして、勉強をやるために、日本人ばっかり集まっている学校には、私は、物凄く疑問があります…。そういう学校に入れる親も入る子もいるんだなぁ…とビックリ。いくら海外に住むとはいえ、勉強合宿みたいな気もしますよね…。空しいなぁ…。
それから、日本にあるインターナショナルスクールでも、その後海外に行ける…っていう学校もあのですけど、話を聞くと、まるで留学斡旋業者みたいな印象を受ける学校もありました。その留学費用がまた、法外に高い!! 思わず暴利だわ!と叫んでしまいましたよ。まあ、日本にあるインタナショナル・スクールで有名な所は、基本的に今まで日本の教育を受けてきた子を途中から受け入れないので、日本人を簡単に受け入れる学校っていうのは、「親は英語できないけど、子供もには英語を!しかも高学歴を!」みたいな人を高いお金を取って受け入れる…。そんなイメージがありますね。だってめちゃくちゃ料金が高いし、日本語のサポートはしっかりしてるし…。
イギリスの学校への説明会は、なんか日本の階級意識やブルジョア意識を擽るような感じでしたね〜。だってその斡旋業者が取る手数料たるや法外な値段。しかも、その業者を頼んでイギリスに行った子は、自分でなんでもできるようになっても、イギリスにいる限り、その業者に手数料を何年も支払い続けなければならない…。なんて、むちゃくちゃななんだ。もっともうちはお金がないから、イギリスの貴族が入るような学校には、入れられないのですけどね…。一年ならともかく、卒業&大学を目指している身としては、とっても無理です…。(ToT)ハリポタのホグワーツみたいなのは、凄く憧れなんですが…。ちなみに娘が以前行っていたのは、サマーヒルスクールと言って、「世界で一番自由な学校」と呼ばれる学校で、授業にでなくてもOKという学校でした。その代わり勉強したければ、なんでも教えてくれるといういい学校でした。(シュタイナー教育とか、その手に分類される学校です。)でも、寮のルームメイトが合わなかったのですよね。残念ながら…。某アジアの国の子で、その国から来ている全員に総スカン…。で、自由な学校だけに、自分で訴えて、ミーティングにあげなくてはならない…。学校の先生は介入してくれません。それで、娘はくじけちゃって…。(^^;)よく考えれば社会で言う裁判なんだろうけど…。まあ、自由を主張するだけに、自由のぶつかり合いは激しくて、娘みたいに生真面目だけの子は、難しい…。と、言っても、日本では主張する方ですけどね…。サマーヒル入学時は、私が学校に直接問い合わせましたし、貴族の行く学校の半分ぐらいの学費で行かれます。
つらつら描きましたが、今回、おかげさまで、3つ願書を出して、3つとも入学許可を頂きました…。でも、日本人の少ない田舎ののんびり校に行くか、留学生の多い都会の進学校に行くか、まだ悩んでいるんですよね…。きっと娘が卒業した時に答えがでるのだろうなぁ…。人生の選択って難しいですよね…。