Moony Geekazoid

つれづれにプライベートや思考を書き流しています



July 2008

カテゴリが「B級グルメ」しかないので入れてしまいましたが、こちらのレストランは、私にとって極上です。(高級のカテゴリを作っても増えないと思うので、すみません。)

六本木の国立新美術館へ学生時代の友人と行ったので、ランチは同じ乃木坂の駅に近いフレンチの『FEU』(仏語で火の意味)でとりました。ここは父のお気に入りで、私もよく行きます。父と同伴以外で飛び込んだのは初めてだったのですが、覚えていて下さって恐縮でした。必ず店に立つというハンサムで控え目で優しげなオーナーさんがちょっと印象的です。お料理を運んできて下さるのが全員金バッチのソムリエさん。皆さん物静かで執事っぽい。かといってゴテゴテした重厚なイメージはありません。歴史あるお店らしいですが、常にそよ風が吹き抜けるような爽やかな雰囲気のお店です。

飲み物にもお食事にもメニューっぽいものがありません。コースはその日によって決まっていますが、こんな気分でこんなもの食べたいというこちらの希望とオーナーとで話し合う感じで注文しています。そして、その通りに出てきます。コース以外は値段表があるのでしょうか。見たことないです(^^;)。
私のワインの好みを覚えていて下さって、今日はこんなのが…と言うので、「いえ、今日は自腹会計なので…」と苦笑いしたら、優しい微笑みをにっこり返されました。ツーカーなオーナーさんです(笑)。
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TVの日曜美術館で見て是非行きたいと思っていた『エミリー・ウングワレー展』を見に行ってきました。
人間の意図などという小さな世界から抜け出して、大自然の節理と調和美を描いた精神的世界といった作品群。私は元来抽象画の良さがあまり分からない人間だったのですが、これにはとにかく圧倒されました。「分からなくてもいい。感じなさい。」そう言われているような圧倒的なパワーと色彩。地球の息吹を感じる感覚を麻痺させている現代人にとって、自分の中に眠っていた原始回顧への要求を揺り動かされているような体験でした。
http://www.emily2008.jp/←『エミリー・ウングワレー展』

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