Moony Geekazoid

つれづれにプライベートや思考を書き流しています



January 2010

日本航空がああゆう状態になると、心配なのがマイレージの存続。本日、マイレージサービス存続というニュースは見たが、かなり利用範囲は狭まるのではないかしら…と、不安は尽きない。

2月末にアンコールワットに行く予定なのだけれど、二か月ある娘の春休み中にもっと行っておくべきかしらという気持ちがムクムクと。…というのも、旦那の海外出張が頻繁なせいで、家族3人でビジネスクラスを使って世界一周旅行を2回出来る位のマイレージが現在残っている。…これが使えなくなったら、大損というか、泣いても泣き切れない。

丁度旦那は海外駐在で、娘が学生、愛犬の癌は思いのほか症状が進行せずにとても元気で安定状態。…こりゃ今しかないかも。…という事で、二人でおっとりとエジプトにでも行こうかなぁと。かなり本気になって来た。まず、砂嵐の時期から調べないと…(^^;)。

『アバター』はSF版西部開拓史という感じで、上陸した白人兵士とインディアン娘の恋物語といったイメージは否めない。かなりディズニー映画の『ポカホンタス』に近いし、思想的に自然と深いつながりを持つ原住民の考え方も、アメリカンインディアンのそれに酷似している。けれど、もう少しファンタジー要素が加わり、ジェームス・キャメロン監督の他作品である『タイタニック』のように、映画の長さを感じさせない、随所に緊張感を持たせた隙のない作りだ。

その世界観は、野性味溢れていて、心を持って行かれるような自然回帰の本能をくすぐる。人類の夢とリンクしているような空中浮遊感覚も堪らない。また、主人公の男っぽい思考は、誰もが心の中に持っているヒーロー感覚を刺激して高揚感を煽る。3D画像が臨場感を生むのか、映画の中から緑の香りがしそうだった。

ニュースでは、「その美しい世界から離れることの不安感からファンサイトで“うつ状態”を告白するアメリカ人もいる。」とも報じていたが、鬱とは行かないまでも、良い夢を見させてもらった、この夢から醒めたくない…という気持ちは分からないでもない。あっちが現実で、我々の現実が夢だったらどんなにいいか…。そんな風に思わせるものがある。たぶんそれは、眠っている間にアバターとリンクする映画の内容と、見ている側の現実感覚とを無意識にリンクさせてしまう心憎い演出の賜物なのだろう。

映画の後、劇中の惑星に“帰りたくなる”ような切なさが残った。

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