Moony Geekazoid

つれづれにプライベートや思考を書き流しています



July 2011

ここ数日、曇っていて涼しかった。
夜は汗もかかず、お気に入りの毛布に包まれて
スリスリしながら心地よい眠りを得られたよ。

そして、今日は良いお天気じゃ!!
と思ったら、たった今、今年初めての蝉の声を聞いたぞぉぉ!
私の夏休みは終わっちゃったけど、世間はこれから本格的な夏休みだなぁ。
さあ、仕事がんばるかぁ!

いつも一緒の家族旅行に無理を言って参加せず、数日間のオールフリー。忙しいという字は、心を亡くすと書く。だから、ゆっくりと自分だけの時間を持ってみたかったのだけれど、結局抜けられない雑事が舞い込んで、それは3日間で終わってしまいました。

でも、一つの映画を見た事で、心境が大いに変わったのです。見た映画は、『ブラザー・サン シスター・ムーン』。
この映画を見て感じた変化を、実生活でもひとつひとつ成長を積み上げて、心の幸福作りに繋げたいと思います。

御存じの方も多いと思いますが、『ブラザー・サン シスター・ムーン』は聖フランチェスコのお話です。宗教臭さはあまりなくて、青春映画と言う感じ。登場人物は皆ピュアで見目美しく、アッシジの自然も優美です。多くの人はこの映画を見てアッシジに訪れるというのだけれど、私はアッシジに訪れた事でこの映画を知りました。

そこは聖地の名にふさわしく全てが清らか。時がゆっくりと全ての人に微笑みかけながら流れて行く処。そこにいるだけで胸が熱くなり、心が静かに高揚するような不思議な場所でした。

私をあなたの平和の道具としてください
愛されるよりは 愛することを私が求めますように
私たちは与えるから受け 許すから許され
自分を捨てて死に 永遠の命を頂くのですから

この“聖フランチェスコの祈り”がすっと入り込んできて、教会の鐘の音の如く心の琴線を打ち鳴らす場所。周りの自然も広大で、映画の題名のように「兄である太陽よ、姉である月よ」と自然に育まれている事を体感できるような場所です。

そして映画の中で、裕福な商人の息子から転身したフランチェスコの、親友に向けた言葉が、私の心を捕らえました。

「ならば 君自身が 精神の神殿を築くための 生きた石になれ」

その言葉によって、十字軍の英雄でありながら人を殺して得た勝利に疑問を持っていた親友は、フランチェスコが一人で頑張っていた教会再建の為の石積みの作業を手伝い始めます。

また、聖フランチェスコは、人に先んずる事よりも、一番最後からゆっくりと確実に進む事を選んだ人です。それが、映画では輪唱歌として歌われています。

"The Little Church"
(Lyrics and music by Donovan)

If you want your dream to be
Build it slow and surely.
Small beginnings, greater ends.
Heartfelt work grows purely.

If you want to live life free,
Take your time, go slowly.
Do few things, but do them well.
Simple joys are holy.

Day by day, stone by stone,
Build your secret slowly.
Day by day, you'll grow, too,
You'll know heaven's glory.

夢をまことにと思うならば
あせらずに築きなさい
その静かな歩みが遠い道を行く
心をこめればすべては清い

この世に自由を求めるならば
あせらずに進みなさい
小さいことにも
すべてを尽くし
飾りない喜びに
気高さが住む

日ごとに
石を積み続け
あせらずに築きなさい
日ごとにそれであなたも育つ
やがて天国の光があなたを包む


映画の中で、フランスから嫁いできたフランチェスコの母親が、彼を “フランソワ” と呼んでいました。少女時代に憧れた、ベルばらのオスカルと同じですね。

『ブラザー・サン シスター・ムーン』を見た。
飛躍よりも地道な一歩一歩な話。
ウサギよりもカメな話。
誰もが望む事に逆行するパラドックスこそ真理な話。
そして、キリスト教なのに、諸行無常や色即是空な話。
清貧と侘び寂びって似てる? とか思えてきた。
どことなく仏教っぽい…  

とにかくだ。
心にアッシジのあの青い空と静かな石造りの教会を思い描いて、
地道に小さな幸せを感じて行こうと思ったんだよ〜〜。
一歩一歩でいい。
少しずつでも先へ進めば、自分を責めずに済むだけ幸せだもの。

ゲッ! 1ドル78円台になってしまったよ。
世界はどうなるんだろう。なんだか、恒久なものに縋りたくなるよ。

こういう時は、動じなくて信念の強い人間の話でパワーを貰いたいな!
買ったのに未見だった聖フランチェスコ映画のDVD
『ブラザー・サン シスター・ムーン』でも見よう!
『ショーシャンクの空に』や、『シンドラーのリスト』なんかも見たい。

と、思ったら29日までの仕事が…。
あら〜ん、完全自由な夏休みが消えちゃったぁ。しくしく。
ともあれ、全ては一本映画を見てからだ。あはは〜。

日曜日に家族で、映画『ハリーポッター』の最終章を見て来た。
近所にできたアイマックス大画面の3Dで。

う〜ん、映画の印象があまり残ってない。
凶悪のあの人もちょっと弱々しい感じでイマイチ。
エンドロールは黒背景に白文字オンリーで、おまけ映像が全く無し! 

この物語、やっぱり主人公よりも、脇役の描き方が素晴らしいなぁ。
当初から気になっていたあの人も素敵でした。

久々に秋葉原に行った。
JR駅付近が別世界になっていた。
以前は無かった近代的なビルには、ヨドバシカメラやユニクロが入っていて、
以前大手家電店だったところがブックオフになっていた。
そして、小さな電気屋さんが並んでいた辺りには、
メイドさん達が沢山歩いていて、カルチャーショックを受けてしまったよ。

iPad用のお絵描きアプリを手に入れた。
250円でレイヤーも効果も使えるPhotoShopっぽいアプリが手に入るし、
ペンタブも不要で、指や専用ペン(数百円)で
スケッチブック感覚で絵が描ける。
専用ペンじゃなくても電気が通ればいいので、
綿棒を水で濡らしてもペン代わりに使えてしまう事も発見。
パソコンで描くより遥かに安上がりで手軽だった…。
いや〜凄い世界だ。

やった〜! 終わったぁ〜!
最後はちょっと、まっいいかぁ〜的になっちゃったけど、
成果はちゃんと出たから、納得。たぶん成長もできたと思う。
あと2つは結果待ち。

思い返せば、ぎゅっと詰まった有意義な時間だったかも。
頭を抱えた日々も、自分を見つめ直す事に役立った気がする。

そしてタイミングが良い事に、今日から家族全員が夏休み。
10日間まるまる自由。後半は私以外は旅行に。
私は一人を満喫したくて、パスした。

フリーダム、フリーダム、フリーダムゥ〜〜〜〜〜!!!!

今日はずっと在宅。
家族と愛犬が仲良くお昼寝している傍らで、のんびりしてます。
ああ、幸せ。平和だな。

昨日の母の法要で、父や旧知の方や親戚に会って、
人と人との繋がりの有り難さを再確認しました。

そこで出た昔話で、大好きだった祖父が、近衛師団に居た事を知り、
紳士的で素敵だった祖父のルーツを垣間見る事が出来ました。

先祖が居て、家族が居て、知人が居て、私は生かされている。
そんな幸せをしみじみと感じられる午後です。

これも亡き母の引き合わせでしょうか。
ママ、ありがとう。
もっと幸せを感じられるように、努力するよ。

本日、亡き母の法要がありました。
そこで父から初めて聞いた話によると、私の祖父は、第二次大戦中 『近衛師団』 にいたそうです。昔は皇太子(東宮)は近衛歩兵第1連隊附となるのが通例だそうで、かなり特別な部隊。制服も他とはちょっと違うらしく、どんな時でも服装がきちっとしていて、いつも白手袋を嵌めているので直ぐ分かるのだとか。一般の師団のように徴兵によるのではなく、選抜された兵によって組織された名誉ある師団だったらしいです。(近衛師団自体は、明治から存在。)

で、調べてみると、家柄、成績、容姿、身長 が選抜基準だそうです。確かに、栃木県ながら当時から洋館に住み、東京の有名大学を出て、洒落者として少々名を馳せたらしい祖父なら、イメージ合ってます。私の思い出の中の亡き祖父は、帽子とステッキの似あうパリッとした紳士でしたから。

日本にも近衛隊があったとは、実は今まで知りませんでした。おじいちゃんっ子だった私は、かなり嬉しいです。

軍服+白手袋のイケメン師団って、萌えまっす〜〜

わ〜い。あとひとつだ。
あとひとつ頑張れば、やっと日常生活に戻れる。
ほぼ半年。うん、良く頑張ったと思う。
落ち着いたら、手を抜いて乱れてしまった生活を立て直さねば。
ちゃんと人並みに暮らせるようにしないとね。

このページのトップヘ