Moony Geekazoid

つれづれにプライベートや思考を書き流しています



August 2013

ジブリの『風立ちぬ』を観た。
作品には監督の様々な思い入れがあるみたいだし、
観客の反応は真っ二つに分かれているとか、喫煙映画だとか色々な声も聞かれる。
でも私は、主人公達が自分の人生をどのように使うかを知っている限り、
その行動に口を挟む気はない。強く、真っ直ぐな意志。これほど美しいものはないからだ。
最近、感覚を逆撫でするようなものを“芸術”と定義する風潮があるような気がする。
私はあまりそれに賛成出来ない。やはり、上品な世界こそ上質であると感じる凡人だ。



『風立ちぬ』はゼロ戦の設計者の話だが、私の大叔父は戦艦の設計者だった。
宇宙戦艦ヤマトでも有名な、艦首の喫水線の下の丸い部分。
あの発案者が彼だ。小説にも登場している。
映画の中の堀越二郎は詩を誦んじ、語学にも長けて教養豊かだった。
家人の祖父は、自分で仏語と独語で文章を書いて、海外で出版している。
大したことのない父でさえ、ドイツ語で一通りの歌は歌えた。
みんな腕の良い理系男子だ。でも、ロマンチストだった。
ああゆう男たちはもう、古き良き時代の生き物になってしまったのだろうか。

中国人観光客、今度は北朝鮮で品のない行為―速報:@nifty
http://news.nifty.com/cs/world/chinadetail/rcdc-20130806034/1.htm

ディズニーランドなどでも、列に割り込んだり、
観覧場所の指示に従わないのは決まって彼らだ。
彼らの国民性の何が引き起こすのだろう。

恥の文化が存在すると言われる日本にも
「旅の恥はかき捨て」という諺があるが、
一部の例外を除いて、海外に於ける日本人の印象は、
おおかた良好みたいだし…

「世田谷」と「杉並」というご当地ナンバーが導入されるらしい。
「杉並」は練馬ナンバーから抜け出たい“足掻き”のように思える。
だが「世田谷」は理解に苦しむ。

土地への誇りが、故郷を都外に持つ人の多い東京に芽生えるとは思えない。
ナンバーを付けている人の自己満足やエゴ以外の理由が見当たらないのだ。 観光地の地名ならば、ご当地の宣伝になるのは良く分かる。が、それ以外の場合、
自分の個人情報を各所で無神経に晒しながら書き込むネットユーザーの如く、
はしたなさや軽率なイメージの方が強い。

せめて、ご当地ナンバーは歴史と伝統を受け継ぐ地名にして欲しい!! 

なーんと「東京湾岸」ナンバーまで申請される勢いだという。
豊洲、東雲、有明、南砂、葛西、果ては千葉県の浦安も?
目的はロイヤリティーのゲットだとはっきり書いてあった。

他の「足立」ナンバー地区との地価の差別化を図ろうとするエゴだ。
それに、大田区、品川区、港区、中央区も「東京湾岸」に他ならない。
本家本元の「江戸前」である東京湾岸はこちらの方だ。
少し前まで海だった、埋め立て振興居住地に土地への愛着などあるわけが…(-"-)

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