Moony Geekazoid

つれづれにプライベートや思考を書き流しています



September 2013

パリを効率よく遊ぶ裏ワザと、ヴェルサイユ宮殿をより楽しむためのヒントなどなど。

パリは比較的安全です。女性二人で夜に街を歩きましたが、
不安を感じた事はありませんでした。
但し、観光地につきもののスリには注意が必要です。
スリにさえ気をつければ、地下鉄移動も大変便利。
最近はiPhoneもスリのターゲットだそうなので気をつけて。


■個人で行くパリ旅行の必須アイテムは「パリ・ミュージアム・パス」
これを持ってさえいれば、名だたる観光施設が出入り自由です。
ヴェルサイユ宮殿もチケット売り場に並ばずに、別の入り口から入れます。
もちろん、ルーブルやオルセー、オランジュリー等の美術館。
ノートルダム寺院、コンシェルジュリー、サン・ドニ寺院、アンヴァリッド、
凱旋門等でも利用できるので、時間短縮できる優れものです。

現地でも買えますが、日本で以下のサイトから買って行くとより便利です。
http://www.parismuseumpass-japon.com/


■エッフェル塔見学の裏ワザ。
エッフェル塔に登るエレベータの待ち時間は、1時間なんてザラ。
待たずに見学するのは事前予約が便利です。(仏語&英語のみ)
http://ticket.toureiffel.fr/

エッフェル塔内のレストランを予約してしまう手もあります。
料理界の巨匠、アラン・デュカス監修のレストランへ専用エレベーターで直行。
実際に食事しましたが、気軽な雰囲気で、まあまあ美味でした。
(塔の上部の階に上がるには、別のエレベーターに並ばなければなりません。)

ミュージアム・パスを売っているのは、「パリ観光株式会社」の中の一部門。
なので、ミュージアム・パス購入と一緒にこのレストランも予約可能なのです。
http://paris-kanko.com/restaurant/eiffel-lunch.php


■オペラ、バレエ、コンサートに出かけましょう
パリの華やかな夜の思い出のために…。
是非、以下をチェックして、なるべく予約してから現地へ。
(私もここで買いましたので安心です。)
http://www.classictic.com/jp/
但し、オペラ座(ガルニエ宮がオススメ)の予約は、オフィシャルサイトからがbetter。
オペラ観劇は高価ですが、バレエなら比較的安い(1万円程度)です。
(オペラ座ガルニエ宮は、見学だけでも入場可。大変美しく必見です。)


■ヴェルサイユ宮殿へは
電車で行くのが意外と不便なヴェルサイユ宮殿。
かといって一般的なツアー利用では、好きなように見られない。
結局カーナビを便りにレンタカー(オートマ車が少ないので要予約)で行きましたが、
一番の理想は、ヴェルサイユ宮殿近くで一泊する事だと思います。
3月から10月にかけてなら、あの有名な大噴水でショーが開催され、
夕方にあるものもあり、夏場には夜に花火を交えたショーもありますから。

◆Hôtel du Grand Controle Versailles
ヴェルサイユ宮殿敷地内の一部がホテルに。
出来たばっかりか、未だ開業前か。定かではありませんが…(^^;)
http://www.afpbb.com/articles/-/2780002?pid=6593520

◆Trianon Palace Versailles ★★★★
エリザベス女王なども宿泊したホテル。
各部屋にはシャンデリアがあるそうです。
http://www.trianonpalace.com/


■ヴェルサイユ宮殿専属ガイドによるツアー
一般客用ルートでは見学できない特別エリアを見る事ができます。
英語とフランス語のみで開催ですが、言葉が解らなくても是非とも参加を。
ここでも、ミュージアム・パスを持っていれば割引料金で参加できます。
私は、当日、現地で申し込みましたが、問題なく参加出来ました。
ガイド付き見学の詳細は、こちら
宮殿公式サイト:http://jp.chateauversailles.fr/homepage


コースが幾つかあるようで、私が参加したのは、ルイ十五世と十六世のプライベート空間を巡るツアーでした。十六世陛下の理系男子ぶりと良き父親ぶりを拝見できて、一気に陛下のファンになりました。
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ルイ16世が特注させた机。勤勉で仕掛けの好きな彼らしいものでした。
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トイレがないと噂されるヴェルサイユ宮殿ですが、
ガイドツアーに参加したら、トイレを4つも見学。下々のトイレはなくても、王族のトイレはしっかりとあったのですね…。

個人旅行も、団体客が泊らないようなホテルをチョイス出来て乙なもの。
心地よいホテル滞在は旅をワンランクUPしてくれますから…。

…という事で、歴史的な趣のあるホテルを選んでみました。
実際に行ったのは二つですが、要チェックのプチホテルを紹介します。
(★の数は公式なホテルのランク(この記事の記載当時)です。)


◆L'Hotel ★★★★ (サンジェルマン地区)
元は王妃マルゴ(マルグリット・ド・ヴァロワ)の別邸。
円形で螺旋状の建物が美しく、オスカー・ワイルドが生涯を閉じたホテル。
http://www.l-hotel.com/

◆Relais Christine ★★★★ (サンジェルマン地区)
大修道院跡に建てられた貴族の館。
プチホテルの代表的存在。
http://www.relais-christine.com/jp/

◆Golden Tulip: Hotel Washington Opera ★★★★ (パレロワイヤル側)
ポンパドール夫人が住んでいた邸宅を改装。
パレ・ロワイヤルを見渡せる部屋もあり、ルーブルに近い。
http://www.goldentulipwashingtonopera.com/

◆Hôtel des Tuileries ★★★★(2014年四つ星規格に改装) (チュイルリー地区)
マリー・アントワネットの侍女の家がホテルに。
アントワネットやルイ16世も立ち寄ったことがあるとか。
http://www.hotel-des-tuileries.com/

◆Pavillon de la Reine ★★★★ (バスティーユ地区)
浅田次郎の小説『王妃の館』のモデルになったホテル。
ルイ13世の王妃が滞在したことのある館だとか。
(パリのホテルの柔軟剤、レノア オードリュクスでもおなじみ♡)
http://www.pavillon-de-la-reine.com/uk/

◆Saint James Paris ★★★★ (ブルゴーニュの森)
19世紀建築のナポレオン三世のお城を改装したシャトーホテル。
内装が派手過ぎるとの声もあるが、最近の人気ホテル。
http://www.saint-james-paris.com/
( ↑ サイト内のお城を探検するのも面白いです。)

◆Hôtel de Crillon Paris ★★★★★ (コンコルド広場前)【改装のため休業中】
ルイ15世の命によって建てられ、マリー・アントワネットの来訪も度々あった館。
リッツ等と並び、パリでは昔から別格扱いされて来たホテル。
(実際に宿泊して来ましたので、下で写真付きで下で紹介しています。)
http://www.crillon.com/en/

■■好みのイメージと違う場合は、以下も参考に。
hhttp://www.tripadvisor.jp/Hotels-g187147-Paris_Ile_de_France-Hotels.html
( ↑ パリのホテルランキングです。)



【実際に泊ったホテル】

◆Hôtel Le Relais Saint-Germain ★★★★ (サンジェルマン地区)
http://www.hotel-paris-relais-saint-germain.com/

セーヌの左岸にあるので比較的安価です。(長期滞在には嬉しい)
しかも左岸は、観光客が少ないのでスリなども少なく、安全なのだそうです。
ホテルにはビストロが併設されていて、ホテルの宿泊客は並ばずに入れます。
JALの会員誌アゴラにも革命児と紹介されたシェフのお店で、安価ですが本格的。
庶民のための美食という感じで、上品で繊細な料理をイメージすると外れるかも。
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雨の日でさえパリっ子が行列している、フランス料理の人気店です。(↑行列写真)
朝食も美味しく、朝なのに近所のおばあちゃんが「昼食はまだ?」と覗きに来てました。

建物も17世紀のものを改造。各階に3部屋程度しかなく、エレベーターも超小さい!
本や文豪をテーマにした各部屋は趣味の良いアンティーク家具で演出されてます。
従業員の数は少ないものの感じが良く、お部屋に供される手作りヌガーが美味でした。
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泊まったのは、"アレクサンドル・デュマ"がテーマの部屋(ジュニア・スイート)。
私が若い頃夢中になった三銃士やダルタニャンが座っていそうな…

部屋が清潔で、駅から徒歩1分! 治安も良く、ピエール・エルメも観光地も徒歩圏内。
大理石バスや無料無線LANもあり、ここに住みたいと思ったホテルは初めてでした。
古のパリ市民の息吹が感じられて、物語の主人公達も出入りしていたかも…。
そんな妄想を掻き立ててくれる人気ホテルです。

※このホテルは、お姫様系、明るい、モダン、おしゃれ…というイメージではありません。アンティーク家具のせいか、自然な重厚さがあります。(角地のせいで窓から光が入り、暗いイメージはありませんが…)。また、シャワーの湯量などで、特にストレスは感じませんでした。英語も通じる、快適なホテルです。

http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g187147-d194309-Reviews-Hotel_Relais_Saint_Germain-Paris_Ile_de_France.html
↑ に色々コメントがあるので、参考になさってみて下さい。


◆Hôtel de Crillon Paris ★★★★★ (改装のため休業中)
http://www.crillon.com/en/
コンコルド広場に面し、ルイ15世の命により建てられた館。
森泉らが出席した社交界デビュタントなども開かれ、
世界のVIPが泊るというだけあって、私が泊まった同じ階にもVIPが。
フロアーの一区画がそのVIP貸し切りで、エリアの入り口をSPが24時間ガード!

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部屋をアップグレードしてくれました。ウェルカムのお茶には、日本の「どら焼き」が!
上の写真の左側の壁の裏には、↓↓ 細長い衣裳部屋があります。
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そして広い窓に面したバスとトイレも別…と、ドアが沢山あって広い!

アントワネットが訪れたという部屋は現在会議室で、宿泊客になら見せてくれるとの事。
期待していたのですが、当日どうもそのVIPが使っていて見れませんでした(T^T)。
…で全体的に、公共スペースが意外に狭いし暗いし、それほど大した事もなく…。
暗黙のうちにパリの7つのパラスホテルの1つとして長く君臨して来たというのに、
2011年に正式設定されたパラスの格付けから外れてしまったのも、納得のイマイチ感が…。
現在の改装で、パラスホテル入りなるか…ですね。


お勧めは、ホテル内の中庭のある素敵なカフェ。(宿泊客以外でも入れます。)
アントワネットの名前を冠した紅茶(アプリコット系の味)とケーキを頂きました。
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カフェは、宿泊客の朝食の場である豪華なレストランを通って入りますし、
出入りする時に豪華なロビーも見えるので、カフェだけで十分にクリヨンは分かります。
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天井画に囲まれながらの朝食ビュッフェも優雅でした。

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次は、パリ巡りの裏ワザとヴェルサイユ宮殿訪問のヒントを
纏めてみようと思います。

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