群馬県の富岡製糸場が世界遺産登録を果たしたが、
つい長野県の岡谷・諏訪の製糸工場が舞台の『あゝ野麦峠』のような
過酷で悲惨な過去を想像していた。

さにあらず。富岡製糸場は、フランス人技術者の指導の元、
労働時間は1日約8時間で週休1日、夏冬各10日間の休暇も!
食費・寮費は製糸場負担で、毎日、お風呂にも入れたとの事。
当時としては先進的な高待遇だったようで、吃驚。

但し、開業当初は、赤ワインを飲むフランス人を見て
「血を吸っている」という噂が流れ、工女が全く集まらなかったそうだ…