昨日、高輪の開東閣で開催された「藤見の会」に出かけた。
2012年から毎年楽しませて頂いていて、今年で6回目になる。
最近は、4月29日の開催が恒例との事。
その後、車で移動して、上野の「若冲展」に行った。
劇的に混雑していたが、なんとか見学。
繊細さで圧倒される筆致の絵があると思えば、大胆な筆遣いの墨絵もあり。
とても可愛らしい野菜や虫の絵の巻物もあり。
もちろん、今回の目玉のモザイクタイルのような絵もあり…。
引きで見ても、近寄って見ても素晴らしく、
自由自在に描きかけられる、若冲の超絶な画力に驚嘆した。
中でも、月と梅を扱った絵が私は好きだった。
本来、梅の花の中には、緑色は見受けられないのに、
ペパーミントグリーンのような色が差してあった。
(おしべではないが、おしべのような形をしていて、
本物の梅には見当たらないものだった。)
色の魔術師と言われる若冲だけに、
我々の計り知れない効果を期待して描いているのだろう。
遠くから見ると感じられるだろう薄い緑色は、
梅の若さや瑞々しさとなって、見る人の眼に感じられるのだろうか。
そして、梅はあるのに、日本人に人気の桜の絵が無い。
動植物の絵には、対象物への憧憬や愛情の眼差しを強く感じたが、
人物の絵はどこか歪曲フィルターを通したような絵柄だった。
若冲は人間嫌い且つ、ポピュラーの物が嫌いなのかなぁと拝察した次第。
あくまでも、一般人が目を向けないもの、小さきものを愛し、
愛情の眼差しを注いだ人物なのだろう。
開期が短く約1か月だが、金曜日は夜8時まで開館しているらしいので、
直に見る事を強くお勧めしたい展覧会だった。
http://jakuchu2016.jp/ (←公式サイト)
2012年から毎年楽しませて頂いていて、今年で6回目になる。
最近は、4月29日の開催が恒例との事。
その後、車で移動して、上野の「若冲展」に行った。
劇的に混雑していたが、なんとか見学。
繊細さで圧倒される筆致の絵があると思えば、大胆な筆遣いの墨絵もあり。
とても可愛らしい野菜や虫の絵の巻物もあり。
もちろん、今回の目玉のモザイクタイルのような絵もあり…。
引きで見ても、近寄って見ても素晴らしく、
自由自在に描きかけられる、若冲の超絶な画力に驚嘆した。
中でも、月と梅を扱った絵が私は好きだった。
本来、梅の花の中には、緑色は見受けられないのに、
ペパーミントグリーンのような色が差してあった。
(おしべではないが、おしべのような形をしていて、
本物の梅には見当たらないものだった。)
色の魔術師と言われる若冲だけに、
我々の計り知れない効果を期待して描いているのだろう。
遠くから見ると感じられるだろう薄い緑色は、
梅の若さや瑞々しさとなって、見る人の眼に感じられるのだろうか。
そして、梅はあるのに、日本人に人気の桜の絵が無い。
動植物の絵には、対象物への憧憬や愛情の眼差しを強く感じたが、
人物の絵はどこか歪曲フィルターを通したような絵柄だった。
若冲は人間嫌い且つ、ポピュラーの物が嫌いなのかなぁと拝察した次第。
あくまでも、一般人が目を向けないもの、小さきものを愛し、
愛情の眼差しを注いだ人物なのだろう。
開期が短く約1か月だが、金曜日は夜8時まで開館しているらしいので、
直に見る事を強くお勧めしたい展覧会だった。
http://jakuchu2016.jp/ (←公式サイト)